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超少子・超高齢社会の日本が未来を開く 医療と宗教のパラダイムシフト
超少子・超高齢社会の日本が未来を開く 医療と宗教のパラダイムシフト
長谷川敏彦、鎌田東二/集英社
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    1. ヒッピー運動と音楽フェスティバル - 歴史的背景: 1960年代後半から1970年代にかけて、ヒッピー運動が盛んになり、ロックフェスティバルが重要な文化イベントとして位置付けられた。 - サマー・オブ・ラブ: 1967年、サンフランシスコで起こったイベントがヒッピー文化の象徴となり、後のウッドストックフェスティバルへとつながった。 - 日本での模倣: 日本でも小学校の講堂を借りて音楽フェスティバルを開催し、ヒッピー文化を模倣した。 2. 教育と医療の選択 - 学問の選択: 著者は医学部に進学した理由として、家族の影響と自信の欠如を挙げている。 - 医学部進学の難しさ: 医学部入学が難しい時代であり、著者はそのために努力が必要だった。 3. アメリカにおける経験 - 留学生活: アメリカでの研修医生活を通じて、医療に対する新たな視点が得られた。 - 医学判断学の興起: 1970年代後半、医学判断学が新たな学問として注目を浴び、著者はハーバード大学での研究に参加した。 4. 文化的・社会的視点 - 日本とアメリカの医療の違い: 日本では胃がんの手術が多かったのに対し、アメリカでは乳がんの手術が一般的であるなど、病気のパターンが異なることが分かった。 - 生活環境とがんの発生率: 日本国内のがん発生率の違いを通じて、生活環境の重要性が指摘された。 5. 医療政策と社会的責任 - 医療供給と政策: 著者は医療供給に関わる政策を提案し、がん対策や循環器疾患、難病などの計画作りに従事していた。 - 阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件: 1995年に発生したこれらの事件が、著者の医療政策に与えた影響が考察されている。 6. 宗教と医療の関係 - メタ・レリジョンズの必要性: 医療の進化には新たな宗教的視点が必要であり、宗教間の共通理解が重要視されている。 - 進化生態学的医療論: 医療全体に対する進化的アプローチが求められ、近代医学と伝統的な医療の統合が提唱されている。 7. 個人の体験と価値観 - 著者の個人的経験: 祖父母の病気や家族の影響が著者の医療観に強く影響していることが述べられている。 - QOLの重視: 患者自身の生き方や価値観を大切にし、医療と生活の質を結びつける重要性が強調されている。

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    投稿日: 2025.01.26