Reader Store
忘れ得ぬ人 忘れ得ぬ言葉(新潮選書)
忘れ得ぬ人 忘れ得ぬ言葉(新潮選書)
五木寛之/新潮社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

6件)
3.6
0
3
2
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     いつも聴いているpodcast番組に著者の五木寛之さんがゲスト出演した際に紹介していた本です。  五木さんの広い交友関係から多彩なジャンルの方々45名+お父様をフィーチャーしたもので、語られているのは、どれも心温まるエピソードの数々でした。

    0
    投稿日: 2025.07.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    まさしく一語一会。その一言がその人との出会いを表し、人柄もつかむ。五木氏の人生の宝ともいうべき出会い。特に八千草薫さんについてがなかなかと思う。

    0
    投稿日: 2025.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    五木寛之氏の出会った人、関わった人の その幅広さ。 そして、その人たちの さりげない言葉から、垣間見える 人柄や、茶目っ気や、哀しみや。 うっかりと言葉にしたことが 誰かの心に残って、いつまでも 自分という人間が、その一言で イメージされた印象が残るのでは、 という怖さもある。 一方で、自分自身は、誰かの言葉に こんなふうに、掬い取り、 ふとした時に思い出して 懐かしく思い出せるのだろうか。 そんな思いも感じた。 人と会う、人の言葉を聴く。 その関わりを大切にしたいと改めて思った。

    4
    投稿日: 2025.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者が様々な方に会ってかわした言葉が紹介されていました。 優秀な人ばかりで作りあげた仕事は、百点はとれても百二十点はとれない 石岡瑛子 その土地に根ざしたものより、移植されて育った食物のほうが強い 林達夫 どんな立場のちがう人とでも、会って話をしなさい 池島信平 母音を美しく発生するには、口をあまり大きく開けないことが大切 桃山晴衣 歌も芝居も、ダレ場というものが必要なんじゃないかな 星野哲郎 きちんとひげを剃る。そんなタイプの男が、いざという時に強かった C・W・ニコル うまい歌じゃなくて、いい歌をききたいんだ 馬淵玄三 外国人に気やすく謝っちゃ駄目だぞ 田村泰次郎 べつに、なーんもしていません。ただ絵を描いているだけですよ 野見山暁治

    0
    投稿日: 2025.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    92歳にしてなお執筆をつづける著者がこれまで接してきた著名人の言葉を綴った本。 目次を見れば十分。 ことばにまつわるエピソードも短い。 もっと深いと思ってた。 はじめに 寺山修司 ぼくはあなたよりも、あなたが読んでいる本に興味があるんだ 徳大寺有恒 命、お預かりします 小林秀雄 人間は生まれた時から、死へ向かってとぼとぼ歩いていくような存在です 八千草薫 激しい豪雨ではなく日本らしい雨期になって欲しいです 秋山庄太郎 鍛えれば歯茎でスルメでも噛めるんだ 三木 卓 ぼくらは同じ刻印を背おった人間だから 藤子不二雄(A) みんな薄情なんだなあ 犬養道子 世の中はちょっとルーズなほうが住みやすいのよね 深作欣二 嘘をつくなら壮大な嘘をつこう リチャード・アヴェドン わたしが撮ると、すべてが美しくなってしまう 石岡瑛子 優秀な人ばかりで作りあげた仕事は、百点はとれても百二十点はとれない 城山三郎 この人、君のお古じゃないんだろうね 芦田伸介 人生、思い通りにはいかないものです 瀬戸内寂聴 鏡花賞ほしいから選考委員やめようかな 林 達夫 その土地に根ざしたものより、移植されて育った植物のほうが強い 大原麗子 やっぱり体温が伝わってくるって、いいね 立松和平 仏教は因果を説く宗教ではない 加藤唐九郎 男なら必ず振り向かなきゃ駄目だ 和田 誠 絵は結局、相手が描くんだよ 阿佐田哲也 ぼくは、普通の職業につきたかったな 小島武夫 麻雀はプロだが、歌は素人だからなあ 高田好胤 新しい割り箸を使って、そのまま捨ててしまうのは勿体ない ワルワーラ・ブブノヴァ 詩は読むものではありません。歌うものです 野坂昭如 おれは徹底的に偽悪を演じるから、あんたは偽善に徹してくれ 浦山桐郎 原作をどう毀すか、ということ 池島信平 どんなに立場のちがう人とでも、会って話をしなさい 桃山晴衣 母音を美しく発声するには、口をあまり大きく開けないことが大切なのに 奥野健男 これだけ僕が推しても、駄目ですか 星野哲郎 歌も芝居も、ダレ場というものが必要なんじゃないのかな 杉村春子 あなた、トモコと仲良しなんだって? C・W・ニコル きちんとひげを剃る。そんなタイプの男が、いざという時に強かったんです 藤澤武夫 若者には祭りが必要なんです 岸 洋子 これ、なんだろう。フカヒレかな? 井上 靖 「わたしの城下町」みたいな歌を書いてみたいと―― 石川順三 ジャズってチンドン屋の音楽だよね 矢崎泰久 しごく淡々として明かるかった 馬淵玄三 うまい歌じゃなくて、いい歌をききたいんだ 田村泰次郎 外国人に気やすく謝っちゃ駄目だぞ 野村沙知代 同じ大変な年に生まれたんだから 高橋和巳 この俺にマンボなんか踊らせやがって 吉岡 治 いまは童謡の時代ではないのかもしれない 沖浦和光 あの海にはね、一生ずっと船の上で暮す人々がいたんだよ ローレンス・ダレル 年老いた作家には、これしかないんだよ 野見山暁治 べつに、なーんもしてません。ただ絵を描いてるだけですよ 半村 良 えっ? キョウカショ? 父・信藏 寝るより楽はなかりけり。浮き世の馬鹿が起きて働く おわりに

    1
    投稿日: 2025.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小林秀雄 - 言葉: 「人間は生まれた時から、死へ向かってとぽとぼ歩いていくような存在です」 - 概要: 小林は、人間の存在と死への歩みについて深く考察し、日常的な死の受け入れ方を示しています。彼の言葉は、死を特別視せず、自然な流れの一部として捉える姿勢を反映しています。 八千草薫 - 言葉: 「激しい豪雨ではなく日本らしい雨期になって欲しいです」 - 概要: 日本の気候に対する願望を述べた八千草は、自然に対する思いやりと、日本的な美しさの重要性を強調しています。 深作欣二 - 言葉: 「嘘をつくなら壮大な嘘をつこう」 - 概要: 深作は、映画制作や物語創作における誇張や演出の重要性を語り、芸術における表現の自由を提唱しています。 芦田伸介 - 言葉: 「人生、思い通りにはいかないものです」 - 概要: 芦田は人生の不確実性と予測できない展開についての洞察を示し、現実を受け入れることの重要性を訴えています。 林達夫 - 言葉: 「人は、その土地に根ざしたもののほうが強いと思っているが、そうではない。移植されて育った植物のほうが強い場合が多いんだ」 - 概要: 林は、移民や異文化の影響を受けた人々の強さを強調し、環境に応じた成長を示唆しています。 吉岡治 - 言葉: 「いまは童謡の時代ではないのかもしれない」 - 概要: 吉岡は、時代の変化とともに音楽の価値観がどう変わっているかを考えさせる言葉を残しています。 浦山桐郎 - 言葉: 「原作をどう毀すか、ということ」 - 概要: 映画監督としての視点から、原作をどのように映像化するかという難しさを語っています。 加藤唐九郎 - 言葉: 「男なら必ず振り向かなきゃ駄目だ」 - 概要: 加藤は、男性としての責任や魅力を強調し、行動の重要性を説いています。

    0
    投稿日: 2025.02.07