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誰にも愛されなかった醜穢令嬢が幸せになるまで 1
誰にも愛されなかった醜穢令嬢が幸せになるまで 1
空木おむ、青季ふゆ、白谷ゆう/オーバーラップ
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  • デビュタントとは?

    当主が侍女に手を出した結果産まれた主人公は実父にも腹違いの姉妹にも使用人にも嫌われ冷遇されている。社交界にも悪評を広げられ居場所はない。悪名高い貴族へ人身御供の如く嫁入り。美形有能な夫が主人公の素晴らしさを見抜いて〜という定番の流れ。 そういった展開は別に問題ないのですが、気になったのは序盤の主人公のデビュタントシーン。 元々の悪評とデビュタントでみすぼらしい格好をしていたことから「醜穢令嬢」とあだ名される。もうここが意味不明。「わがまま放題で頭が悪い」までならまだ本人の悪評として成立するけれど、デビュタントで「栄養不足でやつれた体、汚れたドレス、手入れのされてない傷んだ髪、化粧なし」なんて、「我が家は娘の社交界デビューさえまともに世話することが出来ない木っ端の家です」と大声で宣伝してるようなもの。こんなあからさまに「TPOも弁えず冷遇に力を注いでいます」って状態で、家への悪評じゃなく主人公に対する悪評のみが広まるのはどう考えても無理がある。

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    投稿日: 2025.02.17