
総合評価
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powered by ブクログ背表紙にある「帰る家なき少女たちの共闘を描くクライムストーリー」という魅力的なワードと「ジャケ買い」を誘う真っ赤な夕日を背景にしたロードムービー風の表紙。確かにその通りの内容なんだが、今一つ没入できずに読み進めてしまったな。 少女2人のキャラクターに魅力を感じられるかどうかが試されていたのかも。残念ながら背景含めて深く共感することができずに、マイナス点ばかり目についてしまいました。 作品の中にも出てきますが、確かに「テルマ&ルイージ」的ではあるので、お好きな方にはオススメします。
1投稿日: 2025.12.10
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デヴュー作の様だ。 英国作家で犯罪小説の気鋭と目されていると宣伝文句はいいけど。 「テルマ&ルィーズ」に似ているなと思ったけど、違うのは不条理性がない事。 退校処分を受けた白人女子高校生、継父によるDV被害のあるアボリジニの女子高校生∼ひょんなことで殺人事件の当事者となり、逃避行。 悪ての手と、警察と、対決しながら西オーストラリアの大自然を駆け抜ける~荒ぶる気候と剥き出しの赤い大地、動物らとの遭遇・・非極めつけのロードムービーは凄いけれど日常的場面の続出。 実はそれより2人の関係の温度が変化していく様を読み手が感じていき、その後‥の方が面白かった。
3投稿日: 2025.12.02
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本の雑誌のミステリ部門でランクインしていた本。 金のインゴットを巡ってトラブルに巻き込まれていった二人のロードストーリー。登場人物があまり多くないので読みやすいです。驚くようなトリックはないです。それでも2人が現金がない中、どのくらいの違法行為をしながら追っ手から逃れるか、数々のピンチをどう切り抜けるか、が気になり、引き込まれて一気読みしました。 ただ、殴られるシーンが多々出てくるので、苦手な方は読まない方がいいと思います。ハッピーエンドになるだろう、と信じて読まないと辛いものがあります。 何年も前にシドニー(東側)ですが、ワーキングホリデーに行っていました。オーストラリアの壮大な自然を切り拓いてつくられた道路が目に浮かびます。そうそう、郊外には野良カンガルーがいるんですよね。 オーストラリア人って、男性も女性も『クソ』とか4文字ワードなどなど言いまくりだったので、チャーリーが特に口が悪いとは思えませんでした。チャーリーは強がっているけれどもお姉さん思いの熱い子という感じです。 強い女性たちの物語です。姉妹の絆や女性同士の絆を感じられる作品でした。
30投稿日: 2025.09.11
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創元推理文庫の表紙とタイトルの美しさ、装丁で買っでしまいました。 エマ・スタイルズ『銃と助手席の歌』 No Country for Girls. チャーリーは17歳。学校を退学させられ、荒れている。姉のジーナの彼氏・ダリルが見せびらかしていた金の延べ棒を1本盗んでしまう。一方、血と傷を負って、明らかにトラブルを抱えたナオがチャーリー宅に助けを求めやってくる。 ダリルの襲撃から身を守るため、誤ってチャーリーは冷蔵庫の上にあったナタで彼を殴り、ダリルを殺してしまう。ナオの対応により、2人は死体を湖に沈め、証拠隠滅を図る。その後、チャーリーの家の入り口に誰かがいるのを発見し、2人は、ダリルの車で逃げ出してしまう。ダリルのトラックに金の延べ棒が詰まったバッグを発見した2人は、それを助手席に隠し、本格的な逃走を開始する。舞台は、西オーストラリアのグレート・ノーザンハイウェイへ 。本当に目的も旅支度もなく、成り行きで。 後を追ってくるものはなにものなのか。黄金はどこからきたのか。性格も立場も違うチャーリーとナオの2000キロに及ぶ逃避行が始まる。 最初は話になかなか入り込めなかったんですよね。チャーリーとナオの2人に感情移入がうまくできなくて。どちらも少しエキセントリックな性格をしているので。ですが、2人はやがて、旅の中で心を開き、触れ合い、過去を話し始めます。そうすることで、2人に読者もだんだん触れ合い、話にのめり込んでいく形になります。 話の展開があまりにも突拍子ないけれど、読後感は良いです。あ、これはロードムービーなんだって。 「やっぱりゴールド・コーストじゃない? どう思う、ナオ?ガソリンは満タンになってるけど」 「いいんじゃない?」
2投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログロードムービーのバディもの それぞれの視点デ語られる物語が良くて 第三者の視点で物語を楽しめた 序盤の面白さは凄くて一気に惹き込まれましたが 中盤が少し似たような展開が多く中だるみ感が否めなかったかな 伏線が回収されていくラストは良かったです! 表紙の美しさに見惚れてジャケ買いしましたが 間違いなかった!
0投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログ原書のタイトルは、"No country for girls(女たちに安住の地はない)" 舞台は西オーストラリアのアウトバック(荒野)を縦断する3000kmのグレートノーザンハイウェイ。パースに住む17歳の娘チャーリーが姉ジーンの恋人ダリルを誤って殺す場面から物語は始まる。チャーリーはその場に居合わせた身元も知らないアボリジーニの血を引く大学生ナオと共に死体を緑のトラックに積み、助手席の下に金庫から盗んだ大量の金塊の入ったバッグを隠し、荒涼たる原野が続くハイウェイを逃亡する。援護する味方も腕力も金も武器もない若い女二人が次々に遭遇する危機から脱する方法は知恵と勇気だけ。映画テルマ&ルイーズのロケーションをオーストラリアに移し、いくつかのプロットデバイスを加えたロードトリップサスペンスで、それでも読み始めたらアンダードッグ効果?なのか二人が無事に逃げ切ることを希いながら一気に読了。 アボリジニの人生感に通じる"Liyan"についてもう少し深くナオの叔母の話が聞きたかった。 「自分のliyan を聴きなさい、ノミ。きちんと耳を傾けるんだよ」‘You want to listen to your liyan, Nomi. Pay attention to it.’ ふたりとも、何かを背負っているのだろう。ここまで一緒に来たのだから。薄い雲の向こうで燃える太陽が、進むふたりを照らし長い影を落としている。あんなにも日焼けしたチャーリーは見たことがない。あんなふうにストライドの大きい歩き方も。They’re both owning it, aren’t they? They’ve come all this way together. The two of them throw long shadows as they walk, as the sun burns through the thinning cloud. Charlie’s got a suntan Geena’s never seen on her. A length in her stride she’s never seen before either.
13投稿日: 2025.05.25
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西オーストラリアを舞台に、二人の少女の逃避行を描いた一週間の物語。なぜ二人の少女は逃げなければならないか、追っているのは誰なのか。徐々に明らかになっていく真実、そして逃避行も最終地へ収束していく過程が楽しめる。あと西オーストラリアの景色を感じられる。見ず知らずの二人の少女が同行することになる理由が巧く設定されていて、違和感なく読めた。ただ、途中で車を盗んだジェズらとのやり取りや、ウォーレンの行動は不自然な感じがした。
1投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログ中盤までの重苦しい雰囲気に気圧されながらも、終盤にかけて全ての点が繋がりエンディングまで駆け抜けていく展開は、犯罪小説としても青春小説としても良かった。 オーストラリアの歴史を知っていると更に楽しめたのかもしれない。
0投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログオーストラリアを舞台にしたロードノヴェル。何でも挑発的で汚い言葉しか使えないチャーリー。金の延棒を盗んだ事で姉の恋人を殺してしまったが、ひょんなことからその場に居合わせたナオと死体を捨てハイウェイを北に走る羽目になる。本文はチャーリーとナオの視点から描かれる。全く違う面を持つ2人の女性、そして乾燥したオーストラリアのクリスマス時期の暑さ、正体不明の追手、と見所が満載。女の子が主人公だから読者を選ぶかもしれないが私は大満足だった。
13投稿日: 2025.03.24
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正反対な性格をした訳ありの女の子2人がオーストラリアのハイウェイを走り続ける犯罪青春小説。 痛々しいくらいに尖った性格をしているチャーリーや全く噛み合わない2人に最初は「もう…!」とやきもき。 常に血と暴力が付き纏う逃走劇なので全体的にどんより重い雰囲気なのだけど、その分お互いの過去や秘密を知り心を開いていく2人にホッとする。 オーストラリアの広大な風景や乾いた暑さの様子が丁寧に描かれているので一緒に長い道路を走っている気分になり、2人と一緒にうんざりしたり焦ったり。 終盤にどどっと話が動いて、夜更かしして一気に読み切った。面白かったな。
1投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログタイトルと装丁に惹かれ購入 オーストラリア西部が舞台で、雄大な自然の中での冒険譚を期待してたが、小説自体が逃亡劇なのでそういった趣向はあまりなかった タイトルが腑に落ちてなかったがラストまで読むと、翻訳本ならではの良さを感る ただ、この本のターゲットはどこなのだろうと思う。オーストラリアの原住民の人や、舞台近辺の人は面白く読めるだろうけど、舞台に馴染みのない日本人にとっては中々没入して読むのは難しいのではと思った。 解説で言語化されている部分だけで、小説自体の面白みの大半はわかってしまうような本。
2投稿日: 2025.03.11
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おもしろかった〜チャーリーのことあまりにも好きになれん...と思っていたのにラストが良すぎて終わりよければ全てよしの気持ちになった。
1投稿日: 2025.03.04
powered by ブクログぶつかり合いながらも相手を思いやり、自身を乗り越えていく犯罪&青春ロードノベル #銃と助手席の歌 ■あらすじ 高校を退学になった少女チャーリーは姉の彼氏ダリルのことが大嫌い。チャーリーはダリルから金のインゴットをこっそり盗み出してしまう。 チャーリーが帰宅すると見知らぬ大学生の女性ナオがいた。彼女は何かこの家に用事があるようだが、正体も理由もよくわからない。自宅には姉の彼氏ダリルが待ち構えており、インゴットの件で言い争いになってしまう。 勢いあまってダリルを殺害してしまった二人は、ダリルの車を奪いハイウェイを北へと向かう。しかし彼女たちを追ってくる者がいて… ■きっと読みたくなるレビュー まだ世間を知らない若い少女たちが図らずも事件を犯してしまう犯罪小説。そしてオーストラリアの西海岸を逃げながら、同乗者と心の痛みを交わしていく青春ロードノベルでもあります。 本作メインの登場人物である女子三人、彼女たちがしくしくと胸に刺さるんですよ。ひとりひとりすんごく尖っていて、まさに触るものみな傷つける的な感じ。私にも息子がいるんですが、今まさに反抗期気味でして、ちょっと似てるんだよなー ○チャーリー:妹 世間知らずで粋がってる若者、口が悪く向こう見ず。いつも衝動的な行動をとるため、頻繁にナオを怒らしてしまう。きっと悪い娘じゃないんだけど、必死に生きてる感じが痛々しい。 ○ナオ:大学生 先住民アボリジニの血を引く女性、法律を学ぶ大学生で生真面目。しかし言えない秘密があり、チャーリーに隠し事を繰り返してしまい、全く信用を得られない。知恵は多少あるけど圧倒的に経験不足な女の子。まぁ20代なんてみんなそうだよね。 ○ジーン:姉 いつも良くない連中とつるんでいる悪ガキな娘。でも妹思いのお姉ちゃん、特に両親が居なくなってからは、いつもチャーリーのことを気にかけているイイ奴。なんでこんな生活してんだって思うけど、実は彼女こそ必死に生きてきたんだよなー。個人的には一番好き。 チャーリーとナオは、全編ずーっと二人きりで逃走し続けるんですが、この二人の性格が全く合わなくていつも喧嘩ですよ。 最初はチャーリーの粗野っぷりが気に入らなかったけど、読んでいくとナオにも原因があるんですよね。もちろんそこには言えない秘密、理由があるからなんですが、読者視点からすると仲良くやりなよって思っちゃう。 しかし、ここが本作の一番の読みどころなんです。チャーリーではなく、ナオがいかに自分を乗り越えていくか、というところが成長のポイントなんですよね。 そして姉ジーンと妹チャーリー、姉妹の関係性も良く描けていて切なかった。すでに両親がいない二人は、お互いに寄り添って生きようとしている。姉は母親代わりになるように妹を想い、妹は姉のことを少しでも支えよう、助けようとするんです。二人ともやり方は幼稚なんだけど、愛情の深さは手に取るようにわかるんですよ。 ひたすら逃げ続けるロードノベルですが、中盤辺りからストーリーが一気にサスペンス風味を増してきます。そしてナオの過去には何があったのか、彼女たちを追ってくる者は何者なのか、そしてインゴットに関する秘密など、徐々に分からなかったの謎も明かされてきて… 終盤からラストは一気読みです。 途中イライラしたことが何度もあったんですが、最後はすっかり彼女たちを応援しっぱなしでした。そしてラストは、もう完全に号泣でした。 ■ぜっさん推しポイント 本作をまるごと振り返ってみて、なんで未来のある若い女性たちがこんなことになってるんだと問いたい。 彼女たちの奮闘ぶりの影に、身勝手な大人たちに腹が立って仕方がありませんでした。もっと悪者たちが報いを受けるシーンを入れてほしいですっ
100投稿日: 2025.03.04
