
総合評価
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powered by ブクログこれはエッセーなのか、どこまで本気なのか。 先日に超人計画インフィニティを読んで、そもそもの超人計画を読んでみた。 構成は12年後の新作と同じく、著者の一人称と、時折脳内彼女のレイの視点が入る。 そして、内容は12年経っても変わらず、アパートに引きこもる著者のルサンチマンが語られる。 ひどい人生を過ごしているが、たまにドキッとして自分を投影する内容がある。 2003年は就職氷河期が20代を直撃した世代だった。 そして今は状況が変わっているだろうか。
0投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログ「21世紀の太宰治」こと滝本竜彦のエッセイ。イタすぎて面白い。馬鹿さ加減に愕然としながらも時折ハッとさせられ、ダメさ加減に我が身をも投影する。 ある意味でレイちゃんの純愛物語ともとれる本作、エッセイなので何か特別なオチがあるというわけでもなく、ちょっと尻切れとんぼで終わるのが気になった。まあエッセイなので、作者が生き続ける限り超人ロードは続いていくのだものな。これはこれでいいのかも? キノコの話ら辺が一番面白かった。 ちなみに作中の、バリ島でキノコオムレツを食べてパニック障害になった「滝本さんが尊敬するあるアーティスト」とはおそらく大槻ケンヂだと思われる。
0投稿日: 2019.02.19
powered by ブクログ10年ほど前に読んで面白かった記憶があったので、また読み返してみた。間隔を空けて読み直すと、年とともにリテラシーが上がった分、より面白みが分かる本と、こんなものに夢中になってたんだっけ…と思う本とあるけど、この本はその両者の感慨が得られる本だった。
0投稿日: 2017.10.01
powered by ブクログ面白い!小説と違って、ブログやエッセイはそれほど面白くない作家さんも多いと思うけれど、滝本さんは違う。小説「NHKにようこそ!」と同じテクニックを使いながら、小説をさらに上回るスピード感、カオス感、トリップ感。こんな文章が書けたらいいなあ。
0投稿日: 2016.07.30
powered by ブクログ騙された、エッセイやん。 今までエッセイは遠ざけて来たのでわからないが、『ネガティブハッピー・・』で知った作者だったので半分物語として読めた。
0投稿日: 2015.08.17
powered by ブクログ【本の内容】 新人作家は悩んでいた。 厳しすぎる現実を前に立ちすくみ、ダメ人間ロードを一直線に突っ走る自分はこのままでよいのだろうか?…いや、よくない!! 虚無感とルサンチマンに支配された己を変えるには、そうだ! “超人”になるしかないのだ!! 「くじけてはダメ、ゼッタイ!」 やさしく励ます脳内彼女レイと手を取り進め、超人への道!! 『NHKにようこそ!』の滝本竜彦が現実と虚構のはざまに放つ前人未踏の超絶ストーリー。 [ 目次 ] [ POP ] ニーチェの理論を用いながらひきこもりからの脱出を図る書き手(滝本竜彦)。 文章はほぼ全て「脳内彼女・レイ」との会話形式で進められる。 レイに優しく叱咤されながら社会復帰を目指すが、あまりに打たれ弱い書き手は少しのことですぐに挫折してしまう。 なぜ引きこもるのか、なぜこんなに打たれ弱いのかと書き手を批判するのは簡単だ。 だが、読みながら私は自分の中に住んでいる「滝本竜彦」を強烈に意識せずにはおれなかった。 自分のくだらなさにすぐ気がついてしまうせいで、目標を立てて努力したり、自分に酔ったりといった「物語」の中に自分を置くことができず、何の救いにもならない脳内彼女に甘えながらその日をやり過ごすしかない。 どんな夢も、恋愛も、目標も心の支えとなってくれない――その状態に「神は死んだ」という言葉は何と似合うことか。 何を信じるべきなのかわからない人間にとって、痛いほど共感できる一冊だと思う。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
0投稿日: 2014.08.28
powered by ブクログ本日読了。 安倍吉俊の装画が良い。 ルサンチマンという言葉への強迫的なまでの固執、自我観念や否定意識のループ・・・、極めてうざったい。 このうざったさこそが、リアルなのだろう。 「NHKにようこそ!」においては、岬という少女を引きこもりからの救世主として登場させていたが、本作ではその役割を脳内彼女レイに担わせている。 この脳内彼女が妙に生き生きと愛しいものと描かれることで、作者の現実がとてつもなく痛々しいものであることを、半ば強引に実感させられる。 おまけの「レイちゃんの知恵袋」。 これがあって初めて、話はまともに完結する。
0投稿日: 2014.08.11
powered by ブクログ初めて読んだ時はアレでしたけれども、再読となった今はもうなんというか…このエッセイが面白いとかつまらないとか…とにかくそういったことを気にしつつ書いているタッキー(=作者)が可愛い!! と俺などは言ってしまいますね…内容はなんというか、非常に痛々しいのですけれども、それを上回るほどの愛が…タッキーに対する愛が…読了後、芽生えていることに貴方は気づくことでせう…って何言ってるだ!? 社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー まあ、そんなわけで割かし楽しめたエッセイでした。タッキー本人に興味のある方はぜひ! と言いたいところであります…さよなら…。 ヽ(・ω・)/ズコー
0投稿日: 2013.08.06
powered by ブクログ何がホントで何が嘘かわからんエッセイ。 分かるのは作者が苦しんでいること、ただその一点のみ。 ニヒリズムと無為な欲望の狭間でヒキコモリは懊悩する。 そんなに嫌いじゃない、と思ってしまうのは 俺も厨二で妄想癖のある変態だからなのか。
0投稿日: 2012.01.13
powered by ブクログ「レイちゃんかわいい」 佐藤友哉に若干だが似てる気がする、 ストーリーが破綻してる作者登場小説。 脳内彼女がいるから彼女ができないのか、 彼女ができないから脳内彼女がいるのか、 現実と虚構のはざまでさまよう話。
0投稿日: 2011.09.16
powered by ブクログNHK滝本さんのエッセイ。超痛々しい。ネガティブキャンペーン満載だがそれがいい。 滝本さんの、小説家としての起源めいたものを垣間見られる……かもしれません。 あと滝本さん脳内でどんだけレイ可愛いキャラにしてくれてんですか。これはいい綾波さん(*´∀`)
0投稿日: 2011.06.24
powered by ブクログ確かに表紙の綾波に目が止まったのは事実なのだが、それより帯の「今年の夏は”ちょいオタ”が刺激的!!」というネガティブキャンペーンのコピーに惹かれたためだな それにしても痛いエッセイだった。 小説だと思って読み始めたらエッセイだった。 でも、これってエッセイ?私小説といったほうがいいのかもしれない。 滝本竜彦と彼の脳内彼女レイの2人によって作り出されるこの痛い世界。この引き蘢りの鬱病のオタクの自虐的な世界がとても痛い。だた本当に痛いのは、この鬱病のオタクに自分を重ね合わせてしまうことだな。「まるでオレじゃん!」と思ってしまう。 オレは引き蘢りでもなく、オタクでもなく(少なくとも本人はそう思ってる)、鬱病でもなく(これも本人はそう思ってる)、ハゲでもなく(おでこが広くなってきてるのを気にしてるが)、エロゲーもやらないし(単にMacしか使ってないからだが)、脳内彼女もいないのだが、どこか自分と重ね合わせて読んでしまう。 そして脳内彼女レイの言葉がオレの心に突き刺さる。 そしてオレはすっかりネガティブモードに突入してしまった(どうしてくれるんだよ!) まぁ、それは自分でなんとかしよう それにしても滝本竜彦は凄いな、こんな手法でエッセイを書くとは、とても鬱病の作家とは思えない。 本当に滝本竜彦に脳内彼女レイがいたのかどうかも分からないのだが、実際にはいないのであれば、彼は天才なのかもしれない。 まだ彼の小説は読んだことはないが、今度読んでみてもいいかなと思った。
0投稿日: 2011.02.25
powered by ブクログ滝本竜彦の日常が書かれている本。 中途半端な終り方に感じたが、共感することもあった。 全体的に暗い。
0投稿日: 2010.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
NHKにようこそを読み返して思ったより早く読めたのでやっぱりこのペースで読めるだろうと、これまた続きの既読の「超人計画」を読む。 やっぱり一度読んだことのある本はなんだかんだでページを繰るペースがはやいようだ。 あとがきによると小説が書けなくなったからトレーニング形式で体験エッセイを書いていたらしいが、それでもこういう失敗の中になにか可能性を見つける描写になんとなく興味を感じるとこはおんなじであり、そのへんは変わっていないんだと思う。そこを活かして続きの本が出ると面白いんだが・・・ 小説の最後に「その大半が違法薬物にしていされており・・・」ってかいてあるのがなんとも言い難い雰囲気を醸し出すのに一役買っていた
0投稿日: 2010.05.19
powered by ブクログ脳内彼女レイと共にルサンチマンに囚われず永劫回帰を肯定する超人を目ざすというのが最初の方に書かれている事だが、脳内彼女ではなくリアル彼女を作るために努力する経過を書いた体験エッセイである。 滝本の日常が中心になっていて、脳内彼女が登場する場面は私のような観念的な対話が中心ではなく、日常に根づいたもの。 哲学に興味を持つエヴァ好きのひきこもりというのも、現実の彼女がいないから脳内彼女を作り出すというのも、ある種のパターンなのかな。 私と同じだ。 作家として成功するのはそうした男子の中の100人に1人以下なのだろうな。
0投稿日: 2009.04.26
powered by ブクログあまりの痛さに抱腹絶倒のエッセイです。 実体験を基に書かれていますが、自虐の多さや、脳内彼女「レイ」を登場させるなどにより相当ぶっ飛んだ内容になっています。 「これは文学なのか?」っといった疑問や、意味不明な部分が多い点、ドラッグに関する危険な知識等問題が多いですが、笑いたい人にはオススメです。
0投稿日: 2007.08.17
powered by ブクログ滝本竜彦氏による、自分自身の自虐エッセイ?面白いです。 脳内彼女レナと過ごす滝本さん。小説なのかエッセイなのか・・・。 滝本さんの作品が気に入った方は読んでみてはいかがでしょうか?
0投稿日: 2007.01.31
powered by ブクログなんかダウナー系の、どこまでがフィクションだかが判然としないような作品。このぐだぐだ感は決して嫌いではないけれど、なんかもうひとひねりほしかったか。
0投稿日: 2006.09.11
powered by ブクログオタク青年なら…いや、ところにより乙女もかも…きっと覚えがあるだろうシチュがたーくさん。そこに脳内彼女という名のツッコミ神と、文才と、あとケミカルXか何かそれ系のものを混ぜると…こう… …こうはならんか。 ともかくも、ネクラかオタクか両方を自認するなら読んで損無しかと。 買ってどうかは個人差が大きいと思うけど、とりあえず前半読んでレイちゃん(アヤナミではないらしい)に萌えたら買ってもいいんでないでしょうか。 家でじっくり脳内彼女に思いをはせるのもまた一興だと思うのです。 あと、何となく大槻ケンヂを思い出しました(特に後半、どんどん鬱&無感動になっていくあたりの感覚が「ステーシー」のエピローグと被る) 影響されてんねやろな。 追伸 読後感は最悪です(笑)
0投稿日: 2006.07.31
powered by ブクログ「NHKにようこそ」などで知られる滝本 竜彦のエッセイの文庫本。 内容はかなり痛々しいもので、読んでいるうちに気分が悪くなりました。 耐性のない人はやめといたほうがいいかも・・・。
0投稿日: 2006.07.03
