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きらめく共和国
きらめく共和国
アンドレス・バルバ、宇野和美/東京創元社
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総合評価

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    おもしろかった、んだけど、どんな感想を持ったか言い難い。 どういう展開になるのか気になって惹き込まれ一気読みしてしまうが、 じゃあ結局なんだったのかというと…なんだろう。 映画『怪物』を観た時の後の感覚と似てる。 彼ら、彼らというのは本著ならいちばんに子どもたちであり『怪物』なら主演の2人の子どもだが、 それに準じて登場人物の全員も含むのだが、 結局彼らは救われたのかな?という思い。 モヤモヤする、という訳ではなくて、 フライパンの上に薄く広がった希望の隅に、ひとつまみ分だけ焦げついたそこはかとない絶望みたいな。 希望的に思える気がするのに、確実に真っ黒く印付けられた絶望感。

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    投稿日: 2025.05.08
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    あらすじからはミステリーやクライムサスペンス的に進んでいくのかか?と思っていたら、意外とおとぎ話な雰囲気があっていい意味で裏切らた。 あと子どもは結構残酷だったり、力を使うことに躊躇がなかったりする生きもので、大人が思う子ども像って「子どもはこうあって欲しい」という願望なのかもしれないと、子どもを見る目をアップデートしてくれた。

    1
    投稿日: 2025.03.09