
総合評価
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powered by ブクログ【収録作品】 一章 開けっぱなしの密室 二章 地下室の向こうへ 三章 天の鍵穴 四章 いつかオルゴールが鳴る日 五章 木犀の香に眠る 高校生のときに、火事で家族を失った朔実は、引き取ってくれた遠縁の不二代に頼まれ、幻堂設計事務所、通称「まぼろし堂」を訪れる。 そこは、下宿を営むと共に、「あかずの扉」を貸し出しているところだった。 様々な事情から隠れ住まねばならない人たちがいる。安心して休める場所があることはよいが、下宿するのは簡単そうで危機管理が甘い。 ささやかなコミュニティに共感する。
7投稿日: 2025.04.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
開かずの間と聞くと、怖いイメージを抱く。 しかし、この本を読んでそんな考えも変わった。 各章で顕になる住民の抱える謎、全編を通して進行する香りはするが姿の見えない金木犀の謎… これらの謎が解き明かされたとき、見えてくる思いやりの心であったり愛情 ここから、開かずの扉は決して負の感情の溜まり場ではなく、大切にしたい・守りたいという思いの結晶なのだと感じた
4投稿日: 2025.04.08
powered by ブクログちょっと後半は複雑過ぎて読者置いてきぼり感が強かった。どことなく怪しい住人達とのやりとりは多かったが、楽しみにしていたミステリアスな館の全貌があまりみえず、もっと扉の詳細や事件があるかと思ったけど、1話1話が長く少し飽きてしまった。
24投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログ風彦さんが物静かだけれど、とても頼り甲斐があり格好よく感じた。 不思議な話と思って読んでいたら、説明がつく話だった。が、複雑すぎて頭の中で家の間取りを考えても良く分からないままだった。
2投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ人の心の扉は 思わぬ時に閉じてしまい 思いがけずに開いてしまうもの 閉めておいた方がいいのか 開けておいてもいいものなのか
1投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログ開かずの扉を貸してくれる洋館、 そこに隠すように、大切にれるようにしまわれているものを鍵として進行していく中編5章で成り立ったお話 ファンタジーでありミステリーでありハートフルでもある オチは少し弱いけどおもしろかったです
8投稿日: 2024.12.17
powered by ブクログ不思議な空間がある洋館で、下宿を営みながら、あかずの扉を貸している風彦。 あかずの扉を借りる人は、過去を封印したかったり、未来へ繋げたいものがある人だったり… 思いはそれぞれ。 あかずの扉にあるものを探るミステリーも少し含みながら、穏やかな気持ちになる話ばかり。 ランさんと、旦那さんの話が一番好きだった!
2投稿日: 2024.10.31
