Reader Store
『ドラえもん』で哲学する
『ドラえもん』で哲学する
小川仁志/PHP研究所
作品詳細ページへ戻る

総合評価

12件)
2.6
0
0
7
2
1
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラえもんの道具からそのエピソードと共に 起きた出来事とそのエピソードでキーになる事をそれぞれ項目毎に哲学するような感じでした! 一概にそれが正解って訳ではないと思いますが、 こういう考え方もあるなと気づきにはなる事もある本だなと思いました。

    6
    投稿日: 2025.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラえもんのひみつ道具から時間、物の価値、変わるということ、望みなどを考えてみる本。子どもの頃は「ドラえもんの道具便利だし面白いしあったらなぁ」くらいしか思ってなかったけど、大人になって、あの時のあの道具からこう考えることができるって話を聞くとなるほどと思うことが結構あって興味深かった。ドラえもん、昔アニメや映画を観た程度だったけどここまで深く受け取れることができるとは。

    10
    投稿日: 2025.07.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラえもんのエピソードを取り上げ、そこから感じられる哲学をジャンルごとにまとめた1冊。 ドラえもんが名作であり、そこから学ぶことや考えることがたくさんあることには激しく同意する。しかし、エピソードによっては少し無理があるように感じる描写もあると感じた。 作者も断っているが、名作から考えることは人それぞれであり、まとめに引きずられることがないように読むのがいいと思う。 改めて、ドラえもんという作品の偉大さを感じることができると思う。

    0
    投稿日: 2025.04.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    子供の頃は面白かったドラえもん。大人になると、学びや哲学を感じる。この本は、ドラえもんの道具から考え方を導く。中高生向けかな。正直、「そうだよね」が多く、発見は少なかった。 若い世代が深く考えるきっかけにはなりそう。子供の頃の「面白い!」が「なるほど!」に変わるかも。 ただ、「生き物とは」のページで人間も食物連鎖の一部とあったのは、火葬文化の日本ではピンとこず、本筋とはズレるけど引っかかりを感じた。

    0
    投稿日: 2025.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラえもんで哲学ってどういうこと?と思ったけど、なるほど!確かに哲学かも。 ポケットから出てくる様々な道具は、私たちの夢や希望を叶えてくれる。でも、必ずその弊害はあって… のび太の「使わなきゃよかったよ〜」という声が聞こえてきそう。 この本を書くにあたって、ドラえもんを全巻読まれたということで、たくさんの道具が登場する。改めて考えてみると、その一つ一つに問いがある。 考えるヒント→ある一つの答えの形で書かれていて、気がついたら自分でも考えていた。 ドラえもんを大人になった目線で読んでみたくなった。

    48
    投稿日: 2025.03.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラえもんって哲学書だったんだぁ…。気づかんかった…。のび太が毎回ヘマするのにはこういった事情があったんだなぁ。のび太って哀れなやつ。 ドラえもんでここまで深い哲学ができるとは思っていなかったし、漫画から見出せる哲学が割と面白くて、すらすら読めた。哲学で、難しくない本の一つ。

    7
    投稿日: 2025.03.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    哲学書というよりエッセイ。 ドラえもんの秘密道具は人の「かなえたい」という欲求を満たすもの。その欲望を実現する道具には、どのような哲学的考察ができるか探っていく。 エッセイを読んでいる感覚。哲学的議論を期待していたため、評価は低め。

    0
    投稿日: 2025.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「ひみつ道具」はのび太が小学生らしい「欲望」を実現するための手元存在であり、多くのストーリーでは際限のなくなったその欲望の実現に対して、勧善懲悪や行き過ぎた罪への罰というカタルシスを得るという構図だ。これが小学生じゃなければ、よりグロテスクなものになっただろう事は、同人誌などのカリカチュアを見れば想像に難くない。漫画自体が現代の寓話であり、読み手の共感性を含んだものである。その共感性に、ある種の正義感や教訓が組み込まれているのは、我々の生きる社会が同質の正義を組み込んでいる事の写像だろう。ドラえもんは、思考実験的なSF漫画でもある。 で、こうした考察が述べられる本か、というとそうではない。全く堅苦しくなくて、この道具にはこんな教訓があるよ、という感じの「哲学」というより、「自己啓発」にも近い内容に見えた。それだから、哲学したい人ではなく、ドラえもん好きの方が楽しめるという印象だ。 ちなみに、個人的に好きな道具は、「とりよせバッグ」だった。目的物が存在する場所に空間がつながり、物を取り寄せることができるのだが、使用者の思考を読み取って補完する機能が備わっており、曖昧な指定でも目的物に正確につながる上、設定上、取り寄せる物には大きさの制限もない。のび太の机を取り寄せるシーンやしずかちゃんを取り寄せたこともある。幼い頃、この「とりよせ方」について妄想した。例えば、「お金」を指定するのではなく、<お金を作ることができる機械部品、原材料、その作り方を説明する文章の構成>みたいに。永遠の命を手に入れる事が可能な薬、とか。 この本には懐かしい「ひみつ道具」がたくさん出て来る。それを眺めているだけでも、思い出に浸ることができて幸せだった。

    67
    投稿日: 2025.01.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1. 時間旅行とその意義 「クイムマシン」という道具を使って、時間をコントロールすることができるという設定は、過去や未来を変えたいという人間の欲望を象徴しています。時間旅行は、過去の出来事を変えることの難しさや、未来を知ることの不確実性を示しています。このように、時間をテーマにしたドラえもんのエピソードは、私たちに「今を生きること」の重要性を教えてくれます。 2. 思い出の大切さ 「クイムカプセル」という道具は、思い出を保存するための手段です。過去を懐かしむ気持ちは人間にとって重要であり、ドラえもんはその思い出を通じて人々に感情的なつながりをもたらします。この部分は、記憶や過去の出来事がどのように現在に影響を与えるかを考えさせます。 3. 他者との関係性 他者との関係を探求するテーマは、「クロス・スイッチ」などの道具を通じて表現されます。この道具を使って他者の視点を体験することで、他者に対する理解や共感が深まります。本書では、他者との関係が自己理解や社会的なつながりにどのように寄与するかが探求されています。 価値観と人生観 ドラえもんの物語には、物事を小さくする「スモールライト」や、大きくする「ピッグライト」など、サイズの概念を扱った道具も登場します。これらの道具は、欲望や人間のエゴについての考察を促し、物事のサイズやスケールがどのように私たちの生活に影響を与えるかを示しています。 終わりに 本書は、ドラえもんを通じて哲学的なテーマを考察し、読者に現実を見つめ直すきっかけを与えることを目的としています。作品を楽しむだけでなく、その背後にある深い意義やメッセージを理解することで、より豊かな人生を築くことができると提唱しています。

    1
    投稿日: 2025.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    SNSで見かけて、子どもの頃からドラえもんが好きなうえ、今も過去の映画作品を追って鑑賞していたこともあり、印象深く頭に残っていたのでこの本を買い求めた。表紙絵もかわいかったし。 各章のテーマにおいてドラえもんの数々のひみつ道具が人間の何を象徴しているのか、ということについて著者の考えを述べるもので、ちょいちょいなんか不思議な発想もあったような気がしたが、SF(すこしふしぎ)だし仕方ないな! ビジネス書を読みまくっている箸休めとして読んだけど、いい気分転換になったし、より深い視点でドラえもんを見ることができるようになった。なんか純粋に娯楽として楽しむ分にはノイズのような気もするが……

    6
    投稿日: 2025.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    作者の小川さんは『四次元ポケット』がほしいと言うが、実はそこまでほしいものはなく、『どこでもドア』さえあればいいかな。 まあドラえもんはアニメでただ楽しむのが一番かな。

    0
    投稿日: 2025.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読まなくても、なんとなくではあるが内容は予測できたけど、ドラえもんと哲学、このワードが並んだら、そりゃもう買っちゃいます。抗えません。 そして小川仁志氏であれば、なおのこと。そして表紙の装丁も良い!ドラえもんの道具一つ一つに解説があり、あぁ、懐かしいなと童心に帰り、正にタイムカプセルでしたね〜。道具もそうだけど、その道具を使うのは人間である、のび太。ドラえもんってやっぱり深い。

    11
    投稿日: 2024.12.10