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平和ボケ日本 偽善者白書
平和ボケ日本 偽善者白書
加地伸行/ワック
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総合評価

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    1. 倫理学の探求 - 大学での倫理学の学びを通じて、著者は自らの考えを形成し、動物の行動から得た「人間はまず生物である」という視点を強調。 - 利己主義と生命の存続について、親子の愛情を例に挙げ、自然界における生物の行動に基づいた倫理観を模索。 2. 社会主義・共産主義への批判 - 社会主義や共産主義の考え方に対する著者の否定的な見解が表明されており、特に日本におけるその影響の浅はかさを指摘。 - 戦後の日本社会において、利己主義を否定する教育がどのように実施され、実際には効果的でなかったかを述べる。 3. 教育制度の問題 - 日本の教育制度は、学生の自立を促すのではなく、進学ゲームのように機能していると批判。 - 短大卒業後の非正規雇用など、教育がもたらす結果に対する著者の懸念が示され、自己責任の重要性が訴えられている。 4. 平和ボケと戦後の意識 - 戦後、日本は「平和ボケ」と呼ばれる状態に陥っており、社会の現実認識が歪められていると指摘。 - 日本の大学生が外国からの侵略に対して無関心であることを問題視し、国民の意識改革の必要性を訴える。 5. 皇室のあり方 - 皇室の存在意義やその行動が、国民に与える影響についての考察。 - 皇室は国民の幸福を祈る存在であり、無のあり方を重視すべきであると主張。 6. 社会の変化と未来への提案 - 現代日本における社会的な問題に対する具体的な提案が述べられており、例えば、労働環境の改善や教育制度の改革が挙げられる。 - 日本の未来に対して、国民一人ひとりが自立し、社会に貢献する姿勢を持つべきだというメッセージが強調されている。 結論 本書は、日本社会の教育、倫理、政治、文化に関する多面的な考察を提供しており、特に戦後の平和ボケ現象や利己主義についての批判が中心テーマとなっています。著者の提案は、社会の向上と国民意識の改革を目指しており、今後の日本の在り方を考える上で重要な視点を提供しています。

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    投稿日: 2025.03.12
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    「平和ボケ」した日本の様々な視点から評価した本書。特にマスコミ記者、TV/映画プロデューサーなど勉強不足で恥晒しだと言う、またインタビュー・食レポなどを聞いていてもありきたりの質問応答しか出来ず、TV番組などいずれのチャンネルでも真似事が多くてつまらない。更に政治家でも国民の立場に立ち率先し策を発言することが稀で、その動きも遅い。中には自己主義的利権を主張するばかりで、強大な災害など緊急時に即座に対応できる発信、行動が聞こえそうにない。

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    投稿日: 2025.02.12