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飢餓俳優 菅原文太伝(新潮文庫)
飢餓俳優 菅原文太伝(新潮文庫)
松田美智子/新潮社
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総合評価

4件)
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    トラック野郎で星桃次郎がウン◯するシーンがこれでもかっちゅうぐらい出てきますが、菅原文太本人も胃腸が弱かったのを初めて知りました。 かく言うアタクシもおなかピーピー人間なので妙な親近感をおぼえましたわ。 彼が個人主義者のように見えたのも人付き合いが悪かったのも、きっとおなかが痛かったんでしょう。 ピーピーの最中はホント他のことはどうでも良くなるもんです。 あの時代にストッパがあればねェ…トラック野郎の次作も実現してたでしょうに。

    0
    投稿日: 2025.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    菅原文太の一生を読んでみて「仁義なき戦い」や「トラック野郎」に出るイメージとは違う一面が見えました。息子さんの死については辛いと率直に感じました。仁義なき戦いのセリフ「弾ぁ!まだ残っているがよ」という強い思いをこれから自分も持ち続けていきたいです。

    2
    投稿日: 2025.02.19
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    昭和俳優の伝記物や映画のリバイバル上映にハマっていたので、書店の平積みでこの本を見つけて即買い。 菅原文太の別の一面、インテリな読書家、元モデル、最後の政治的な活動に身を投じていた事など今まで知らなかった菅原文太がいた。ある出来事がきっかけで人生がガラリと変わっていく様がなんだか切ない…もう少し俳優業をやってほしかった。

    6
    投稿日: 2025.02.01
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    「男が惚れる男」菅原文太の人生には常に暗い影がつきまとう。幼少期に母親が出奔して家庭崩壊。居場所を求めて上京し、入学した大学は除籍。「食うか食われるか」の芸能界に飛び込むも、来る役来る役、脇ばかり。酒と女に溺れ、じりじりするような焦りのなか、やっと摑んだ『仁義なき戦い』で一気にスターへの階段を駆け上がったが、「もういい」と独断でシリーズを打ち切ってしまう。誰も信用せず、深作欣二や中島貞夫ら盟友と決別し、約束された成功を拒んだ男が生涯をかけて求めたものは何だったのか。名優の内面に迫る傑作評伝。 改めて出演作を見直してみたい。

    5
    投稿日: 2024.12.01