
ボートと鏡
内村薫風/新潮社
作品詳細ページへ戻る
総合評価
(2件)2.5
| 0 | ||
| 0 | ||
| 1 | ||
| 1 | ||
| 0 |
powered by ブクログ考察ブーム、物語化ブームという言葉を、最近よく目にする。 本書によると、人間は物事をありのままに見ることができず、解釈を加えずにいられない、自分に理解しやすい物語になるよう、つじつまを合わせることで安心する生き物らしい。 その心理のせいで、当事者にしかわからないことを勝手に解釈して誹謗中傷してしまう場面。 逆に、その心理のおかげで人と人が理解しあえる場面。 作者はその両方を描いている。 また、途中で何度も読者にこれは作り話ですよ、と合図を送ってくる。 「このあとマネの絵画『草上の昼食』の会話をしますよ」というかのように、公園で突然現れた女性が全裸になり、その絵画そっくりの風景になる場面などがそうだ。 ベラスケスの絵画『ラス・メニーナス』の中の画家が描いている絵を、私たちがどんなに解釈しても実際に見ることができないのに、見えてるかのように錯覚してしまうのと同じで、 つねに自分は事実と異なる作り話をしてることに自分で気づかないのだ、とわきまえたいと思う作品。
0投稿日: 2025.12.12
powered by ブクログ「ボート」はしかめっ面をしている父が転移性のがんで死んでいく話だが、安楽死や仮面舞踏会の話や、認知症のおじさんが出てきたり、支離滅裂なストーリーが展開され、全く理解できなかった.「鏡」も同様で、ベラスケスの「ラス・メニーナス」や虎とライオンが出てきて、どもりがちな布瀬くんが主人公みたいだったが、筋が掴めなかった.
0投稿日: 2025.03.30
