養老先生と精神科医の名越先生の対談本。禅問答の様な問が交わされていました。養老先生の居心地論と、中国人は国を信用しないと言われているが、テレビドラマを見る限り、国と世間とは別だと思っているようだ、というのが残りました

対談を通じて、読者は日常生活の混乱や不安から一時的にでも解放され、新たな視点で生の謎に思いを馳せる機会を得られることでしょう。生きることの本質に迫る試みとして、名越さんと養老先生の言葉に耳を傾けてみては？【目次】 第一章 「仕事」ってなんですか 第二章 「成功」ってなんですか 第三章 「世の中」ってなんですか 第四章 「自分」ってなんですか 第五章 「現実」ってなんですか 第六章 「死ぬ」てなんですか

医者の2人がふんわり語る。 いまの風潮は、なんでも結論を急ぎすぎる。 とにかくやってみなされ！ 同じくそう思います。 居心地のいい、競争しないニッチな分野で仕事をする、というところは養老さんに共感する。 何事も長く続けるには居心地は大事だと思う。

養老さんと、シューイチでおなじみの名越さんと対談とのことで興味深く読む。養老さんはいつものとおりご顕在。自由に生きていらっしゃる。ご苦労もあると思うけれど、養老さんの考え方が羨ましい。名越さんはテレビで思っていたのと多少イメージが違って、「やりたい仕事がなかったから精神科医になった」「最初のころテレビに出るのはしんどかった」みたいな言葉は以外で新鮮に思えた。お二人の対談は他にもあるようなので、また、名越さんの著書は読んだことがないので、読んでみたい。