
総合評価
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powered by ブクログ初版も読んでいるが、増補新版として、この間の障害者問題と介護保険の変質ぶりなど、また介護保険と支援ヒエ制度の関係など整理できる部分が大きかった。支援費制度が現状でなんとか続いているのは、障害者運動の歴史があ流ことがよくわかり、介護保険の改悪や現場での運用は高齢者運動がないことも要因と確信した。今後団塊の世代から要求世代が高齢化していく中で、運動は大事だと思った。奇しくも本書が刊行後、著者の一人の中西氏の訃報を聞いた。改めて大きな存在を失ったと思う。
0投稿日: 2025.07.04
powered by ブクログ1. 当事者主権の確立 - 背景と意義: 当事者主権の確立が必要とされる理由は、社会的弱者や少数者が自らの状況を把握し、専門家に依存せず自己判断を行う動きが広がっているからである。 - 社会モデルの提唱: 社会モデルに基づき、障害は個人の機能的欠陥ではなく、社会の側にある問題とされ、社会の変革が求められている。 2. 当事者迎動の合流と発展 - 全国的な動き: 各地でばらばらに進んでいた当事者迎動が一つにまとまり、連携を強化している。 - ピアカウンセリングの導入: ピアカウンセリングが全国で普及し、当事者が自立生活の教師となることで、福祉を「恩恵」から「権利」として位置づける動きが生まれている。 3. 自立生活センターの役割 - 自立生活支援の制度化: 自立生活センターが市町村の支援事業に組み込まれ、ピアカウンセラーの育成や制度に対する研修が行われている。 - サービスの質と課題: ピアカウンセラーの数が増えても、質の低下が懸念されており、行政との協力や研修体制の強化が求められている。 4. 介護保険制度とその影響 - 制度の成立と背景: 介護保険制度は、当事者による政治的な動きや、社会の高齢化に伴う福祉ニーズの高まりから誕生した。 - 制度の課題: 認定基準の厳格さや、サービスの質に関する問題が指摘されており、当事者のニーズに応えるための改良が必要である。 5. 市民事業体と地域福祉 - NPOの重要性: 自立生活センターやNPOの役割が強調され、地域のニーズに応えるために当事者が主体となってサービスを提供する重要性が述べられている。 - 行政とのパートナーシップ: 行政との連携が求められ、当事者のニーズを反映したサービスの提供が推進されている。 6. 未来への展望 - 当事者の権利と自己決定権: 今後も当事者が自らの権利を主張し続け、社会の変革を促すことが期待されている。 - 制度改革の必要性: 障害者権利条約の批准に伴い、国内法の整備が進む中で、当事者主体の制度改革が一層求められる。
0投稿日: 2025.03.27
powered by ブクログ社会に「適応」できていると自らを位置付け、他者を差別することで安心する病的な現代は、当事者として現状をとらえる力を失っている。これまでの社会的弱者とされてきた人たちの連携と運動に学ぶことは多い。
0投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログ当事者の権利を中心にどのように話が展開していくのかをイメージしていたが、当事者を軸とした歴史的な変遷から考える内容であった。 正直、序章が一番良かった。
15投稿日: 2025.01.07
powered by ブクログ配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01435882
0投稿日: 2025.01.06
