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僕たちの青春はちょっとだけ特別
僕たちの青春はちょっとだけ特別
雨井湖音/東京創元社
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総合評価

63件)
4.4
29
22
8
0
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    特別支援学校に通う高校生たちの、眩しい青春! 彼らの日常は穏やかとは言えないけれど、優しさに満ちてきらきらと輝く 。:*.゚・*. この高校のオープンキャンパスに参加した青崎架月は初めて〝学校〟というものの楽しさを知り、入学試験を受けて無事に合格。 さぁ、どんな高校生活が待っているのか… これまでの小・中学校ではクラスの一員という実感がまるでなかった。 いつも架月が何もしないうちに事が進み、出来ないことは全部やってもらい、授業も行事もいつの間にか終わっている感じ。 だから何も記憶に残らないし、クラスメイトの名前さえ覚えていない。 ところが今は違う ちゃんと自分は、ここに存在している! 生徒一人ひとりが意見を出し合いながら校外学習の計画を練り、友人関係で悩み、恋愛感情も芽生え、めっちゃ青春してるんだ。 人にはそれぞれ得意なことと苦手なことがあるし、出来ないこともある。 感情をどうしても抑えられない時もある。 この学校の生徒たちはその個性をごく当たり前に受け入れていて 〇〇くんはこういうの嫌いだから 〇〇くんはこれ言ったら怒ると思うよ など、しっかり相手のことを見て、知ろうとしている。 当たり前のことだけど、私達は出来ているだろうか? 上から目線になったり馬鹿にしたり、見て見ぬふりをしたりしていないだろうか? こんなふうに、しっかり相手と関われたら素敵な友人関係が築けるのでは?と考えてしまう。 明星高等支援学校の一学期の様子をこっそり覗かせてもらった感覚で、その甘酸っぱさに胸がきゅっとなった。 二学期は実習に出るらしいので、成長した彼らにまた会いたいな。 続編あるかな? この物語はフィクションです(*´˘`*)

    62
    投稿日: 2025.12.21
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    高等支援学校の職員として働く著者が『東京創元社✕カクヨム 学園ミステリ大賞』で受賞した作品。 ちょっとだけ特別な生徒たちのストーリーだけでなく、それを見守る職員たちの会話が挟まれているのも良かった。 中学校まで普通級だった主人公の架月くん。高校受験に向けた面接練習場面から物語は始まる。ノックは3回。どうしてか聞いても2回ではいけない理由は教えてもらえず、少ない面接練習時間を無駄にしてはいけないと怒られる。 疑問に思ったことを聞かないと落ち着かないのに。自分にとって本当の答えを話させてくれないし…。 私設の高等支援学校に進路を選び、少人数の教室で新生活にシフトチェンジする。 架月は急には変わらない。わからないことをそのまま聞く。でもここではズバッと叱ってくれる同級生がいるし、隣に座ることを認めてくれる部活の先輩もいる。 架月に正しい答えを押し付けるのではなく、疑問を捜査するように助言してくれる先生もいる。(ここから少しミステリ要素) カクヨムという投稿サイトがあるから、現場からの小説がダイレクトに生まれるのだろう。生の声が活かされ、物語の力を借りて書かれた本をもっと読んでみたい。

    7
    投稿日: 2025.11.29
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    爽やかな物語 支援学校の生徒が少しずつ成長していく姿とそれを見守る先生たちが素敵です。 肩の力を抜いて読んでください。

    1
    投稿日: 2025.11.24
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    特別支援学校の生徒が主人公になってる、珍しい舞台の小説。こんな感じなんだなと、微笑ましく、ミステリーは支援校ならではという感じで、面白く読みました。 最後の、世の中にはまぎれられちゃうけど、社会からは線引きされてしまう深谷くんの話は切ない気持ちで読みました。 特別支援学校に通う普通の高校生の青春、いい物語でした。他にもたくさん作品を描いてほしいです。

    10
    投稿日: 2025.11.03
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    東京創元社×カクヨム学園ミステリ大賞 特別支援学校に仕事で関わっている作者が、そこでの青春の活気や楽しさを反映させて描いた、とあとがきで述べているとおりのキラキラした青春小説。 支援学校に通わせるかどうか、親としては複雑な気持ち。息子は架月のような立場なので、大変な思いをして普通の学校へ通うより支援学校に通った方がお互い生き生きと楽しめると言われているような卑屈な気持ちになってしまった。 親としてはやっぱり周りの友達と一緒に進学してほしい気持ちや、その他色んな事情で複雑な思いがあるので単純に感動できず、、、。 本書の生徒たちは極めて軽度で、だから青春になるのでは?とか、訓練して少ない選択肢の中から就職する道に狭めてないかなとか、うがった見方をしてしまう。 ミステリーというか軽めの謎解きで、本書の魅力は生徒たちの日々のやりとり。この発言はこう捉えてしまうんだということを知ってもらえるのはありがたい。

    41
    投稿日: 2025.10.10
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    めちゃくちゃ面白かった! 日常系ミステリーなので小さい話なのだけど、 描写が丁寧で、登場人物がリアル。 ご両親など、まわりの大人が見守っている様子や、子どもたちの頑張りに思わず涙ぐんでしまった。 購入したい

    2
    投稿日: 2025.10.05
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    主人公の架月とても純粋で心が洗われた。特別支援高等学校の中での日常物語という感じであり、ミステリーという感じはしなかった。物語の中で犯人という言葉を使うのはやめなさいという言葉があるように青春物語だった。 青春物語なので中高生向けなのかも知れないが社会人の私には生徒たちの周りにいる先生方の姿勢が刺さった。色んな世代の人に読んで欲しい作品。

    2
    投稿日: 2025.10.02
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    高等支援学校を舞台としたコージーミステリー。 支援学校が舞台というだけで、謎の罪悪感(排除していたわけではないけれど、日常的に接してこなかったという罪悪感)を覚えて身構えてしまうのだが、そんな事はお構いなく、彼ら、彼女らの高校生活は活き活きとして眩しい。 冷徹に見れば、支援学校という舞台設定は、無理なく個性豊かな人物設定が可能だ。相手の気持ちがわからない、思った事をすぐ口に出してしまう等の制約や、過去の出来事を正確に憶えている等の特殊な能力も違和感がなく設定できる。 しかし、そんな下衆な勘繰りは置いておいて、彼ら彼女らの高校生活から目が離せないのだ。読み進めるうちに、彼ら彼女らが誰一人傷つかずに終わって欲しいという親心が芽生えてしまった。 「これはブルーオーシャンだ」と、また下衆な勘ぐりが出てしまうのだが、とにかく面白かったです。

    28
    投稿日: 2025.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ツイッターでこれ良いよと言われているのを見て気になって読んでみた。良かった。泣いた。 上澄み過ぎて辛くもなった。 ネタバラシというか、トリック明かしのように個人の成績や評価の申し送りが描かれていて面白い。後書きでフィクションだとは言ってるが、まあ似たような申し送りはあるので、描き方次第ではあるけれど。 日常の謎モノであるが、主人公架月はそこまで考えが至らないので、わかるまで取り組む探偵というスタイルで面白い。必然、読者も情報がセーブされるので架月と一緒に考えるのが面白い。 架月から見た世界で面白い。アルジャーノンだ。 ミステリーではないけれど、木原音瀬の『惑星』も似たように、知的障害者から見た世界を体感できて面白かった。惑星は悪意もあるので、こちらは善意多めで泣けてくる。上澄みすぎる。温室で楽園すぎる。 IQで測れない賢さを感じられるのが面白い。小利口というかずる賢いというか、動物的な勘の鋭さというか。 深谷の立ち回りの上手さや莉音の明るさはいわゆる健常者としても遜色ないというか、上の部類として描かれてて、そこも面白い。 私立高校&軽度知的障害で制限されてるから成立する話で、エンタメとしてそこまでしないと楽しめない現実というのはちょっとやるせない。 この作品のような輝きもあれば、ほんとに暗い話もあるんだろうなと思いながら読んだ。

    3
    投稿日: 2025.09.16
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    明星高等支援学校に通う生徒たちの青春! 痛くてまぶしくて 一生懸命であたたかい。 軽度の知的障害を持つ子どもたちが こんなにも細やかに互いを思いやり 考えをめぐらせ、時にぶつかり合いながら 信頼関係を築いているのだと知り、じーん。 彼らに関わる教師たちの距離感や声かけも良い。 ひとりひとりを見てくださってるなぁという安心感。 彼らの今後の就職活動も気になる。 続編、出るかなー?

    32
    投稿日: 2025.09.16
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    学園ミステリ!舞台は特別支援学校! いやぁ、なんかちょっと申し訳ない気持ちになってしまいました まぁいつものことなんだけどね ほんともうドッカンドッカン出てくるな!新しい才能が!すげーな日本の文学界隈 ちゃんと食べて行けるといいな〜なんて思ったけど、わい図書館ばっかりでぜんぜんお金使ってないので、そんな心配する資格ないな せめて読みたいと思わせるレビューを書いて売上に貢献したい あ、アフィリエイトはなくて大丈夫です(当たり前だ!) はい、話戻しますよ 特別支援学校ね 今回の登場人物たちは、どうやら軽度の知的障害を持つ高校生たち ちょっと違う だけど友だち想いのいい子たちばっかりで、おじさんとっても和んじゃいました そしてまぁ色々思うところもあるんだけど、ちょっとだけ意地悪な目線で これね非常に尖った個性の持ち主ばっかりで、とっても小説にしやすい舞台だな〜なんてことを思いました キャラの書き分けが非常に簡単 そして彼らを見守る先生たちもあったかいけど、けっこう多彩な考え方を持って子どもたちと接していて、短いわりに登場人物多いんだけど、めっちゃ分かりやすい ここに目をつけた時点で、傑作決定なんだが、加えて子どもたちの心理描写がめちゃくちゃ丁寧で愛情を感じちゃう そう!そうなんよ! 作者が登場人物たちと愛情深く接しているのが、すごいよく分かる すごく大切に思ってる それってすごい才能だと思うんよ 登場人物を愛するという才能に恵まれた雨井湖音さんデビュー作を見逃すな!

    71
    投稿日: 2025.09.07
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    自分が今、障害のある子どもに関心を寄せていることもあって、とても興味深く読めた。それぞれ得意なことも苦手なことも違う子どもたちが優しい目線で描かれていてとても良かった。

    3
    投稿日: 2025.09.05
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    読者評価が高かった作品だったので読んでみました。 特別支援学校の話。障害を抱えてる人も色々な方がいて、それをどう社会に適応させていくのか?非常に考えさせられる内容でした。こういう本は、幅広い世代に読んでいただきたいです。それぞれ思うことがある作品だと思います。

    47
    投稿日: 2025.09.02
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    タイトル、表紙、内容、全てが一級品です。 著者の温かい眼差しが読む者の心に染み渡ります。 ミステリとしての面白さと青春小説としての面白さが高い水準で融合した、稀有な一作だと思います。

    10
    投稿日: 2025.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    特別支援学校の青春ミステリ。 人が死ぬ系ではなく青春系のお話でした。 又聞きでしか知らない世界の内容だから日夜そう言うやり取りが交わされてるのかどうかは正直眉唾だが、生徒たちの個性が魅力的でした。

    1
    投稿日: 2025.08.11
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    高等支援学校が舞台で、その学校に通う主人公の男子が同じ学校に通う生徒や先生達と過ごす日々が描かれていて、障害を持った人が主人公というのが新鮮で新しい気づきが沢山あり、ストーリーもなかなか感動的ですごく良い本でした。

    3
    投稿日: 2025.08.01
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    高等支援学校に入学した架月が、友人たちと学校生活の中で出合った3つの謎に挑む学園ミステリー。 優しさが詰まった学園ミステリーでした。 得意•苦手なこと誰にでもあるし、助けたり助けられる関係性大事だなっと思いました。 続編でるのかな~っと期待してしまう…

    17
    投稿日: 2025.08.01
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    場面ごとの描きかたにリアリティがある。ただ人物像がややステレオタイプな感じはする。 発達障害児視点の物語は新鮮だったけど、読み物としては少し物足りない。

    2
    投稿日: 2025.08.01
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    素晴らしく優しくて、少し厳しい、学園ミステリ。親族に支援校行ってた子がいるから、実態に基づいていることがわかる。少しできる子が多いようだけど。

    1
    投稿日: 2025.07.19
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    みんみんさんの星5じゃ足りないレビューを見て取り寄せた一冊♪ 軽度知的障害を持つ生徒が通う特別支援学校が舞台の青春ミステリー どの子もとてもいい子で、読んでいて温かい気持ちになりました。いろんなことが苦手だけど、本当は相手のことをすごく大切におもってるんです。 いろんな特性を持っている子が通っていますが、どんな障害か名前が出てくるわけではありません。 また客観的に『集中力がない』などと書かれているのではなくて、実際に触れ合っている生徒の感触として『すぐボーッとしてしまう』というように書かれているのがよかったです。 外の世界での様子しか知らなかったので こういうふうに相手の特性や自分の特性を受け入れながら生活できる場所があるってとてもいいなと思いました あとは先生たちも素敵。基本的には見守りながら、子どもたちの性格や特性を見極め、接し方や実習先、将来までもを考えているんですよね こんなふうに子どもたちのことを考えてくれる人が親以外にもいてくれると思うと、とても心強くなりました 二学期の現場実習の様子も気になります!! いつか読めるといいな(^^) さて、世間は夏休みに入った人も多いようですね汗 我が家の地域は来週から夏休みですが 短縮授業に、懇談会に、三連休の遠出に、夏祭りに保育園の踊りで参加などなど 先週くらいからすでに夏休みが始まっている感じがしてます(。-∀-) あんまり本を読む時間が取れない日々ですが 時間見つけて息抜きしたいと思います(*´-`)

    87
    投稿日: 2025.07.19
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    結論から言うと、本当に良い作品だった。 高等支援学校に通う、様々な特性を持った生徒たちと、見守る教師たちの物語。 日常の(?)謎を主人公が聞き込みしながら探偵する、ミステリーというよりは青春小説。 私も架月にしっかりノックアウトされた年上女性の一人(笑)。 架月が泣けばこちらも居た堪れなくなり、また物語を通して成長していく姿にジンときた。 学生の頃、実習で特別支援学校に行っていた時のことを思い出した。 様々な特性があり、皆苦手分野が違うので、分かり合うことが難しい反面苦手分野を助け合うことが出来る。 友達が困っていたら助けたい。親しくなりたい。 と奮闘する生徒たちに感動した。 続編を読みたくなった作品。

    2
    投稿日: 2025.07.16
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    いくら仲が良くても、他人の得意不得意や気持ち、やりたいことを100%理解することは難しい。 だからこそ、「あの人はこう思っているだろう」という思い込みで動くのは時に危険なことであるし、苦労は伴うが時間をかけてその人の意見を聞きながら進めていくのが、一番お互いにとって心地よい関係につながると思った。 一見したその人の印象と実際の中身は全く違うこともあるということは、本作を通して改めて感じました。

    17
    投稿日: 2025.07.09
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    高等支援学校に通う青崎架月は人の気持ちを汲み取ることが苦手。 しかし学校で起こる謎を先生や友達の力を借りて解いていくうち、人間的に成長していく。語り手が架月なので、彼らはこういうふうに考えているのか、こんな葛藤があるのかということも(部分的にですが)分かった気がします。 莉音ちゃん、利久先輩、深谷くん、由芽ちゃん先輩、みんないいなあ。 優花先輩はなんの障害で(聞き方悪くてすみません)支援学校に通っているんでしょうか。真相は続編?

    13
    投稿日: 2025.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025/07/01 読了。 図書館から。 特別な人達がその集団の中では、普通でいられる。 世界の違いは個人の違いではないのかもしれない。 きれいなところを、といったら嘘になるかもだけれど、 本当もきっとある。

    1
    投稿日: 2025.07.03
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    はい、そこのあなた! あの人のことは理解できますか? その人のことは理解できますか? この人のことは理解できますか? もちろん、他人の全てを理解することなんてできません だけど、そこに障害がある、ない、そんなのは関係のないことです だって、誰しもが苦手なこと、欠点ってあると思うんですよ 確かに他人には理解しづらい欠点をもっている人もたくさんいると思います だけど、そこに障害者だからと言って壁を作ってはいけない 助けれる人が助ければいいじゃないか! 手伝える人が手伝えばいいじゃないか! 頭ではそうわかっていてもなかなか実行に移せないという事実も… だけど、そんなことを何も気にせずに困った仲間のために手を差し伸べることができる明星高等支援学校の彼ら、彼女らは素敵です! 全てを理解できなくても、手を伸ばしたときに触れあえるくらいの近い距離に仲間がいるっていいですよね〜。゚(゚´Д`゚)゚。

    56
    投稿日: 2025.07.03
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    よかった!特別な青春を感じられました! 実は私も、著者さんと同じような特別支援教育に携わる仕事を過去にしていて、そのときに関わった子どもたちの記憶が蘇ってきました。 高校3年間という短い間だけど、その空間は自分たちの特性や障害を当たり前に受け入れてくれる場所で、特別な青春を感じられる空間なんだよな…と、青春をお裾分けしてもらっていた教員時代を思い出して、心にグッときました。 その空間を卒業して社会で頑張っている卒業生たちを思うと、私も頑張らなくては!といつも力をもらいます。 あれ?ごめんなさい。だいぶ自分の事情と感情が入ってしまいましたが(笑) 本作に出てくる子どもたちが、どの子も魅力的に描かれていて、とても読むのが楽しかったです。 ありがとうございました。

    56
    投稿日: 2025.06.28
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    特別支援学校の生徒達が織りなす青春ミステリ。 主人公の架月君を含め、登場人物達はみんな苦手なことを持っています。それが原因で摩擦が起きたりするけど、皆コミュニケーションが素直で心が洗われる。自分と相手の違いを認識して受け入れる、人間関係の基本を思いださせてくれます。 特別支援学校ならではのミステリ要素も面白かったけど、年齢や障害関係なく描かれている友人関係が何より尊く、いい読後感でした!

    44
    投稿日: 2025.06.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私立の高等特別支援学校を舞台にした青春ミステリ。 特別支援学校高等部とは違い、軽度知的障害の子が卒業後の就職、自立に向けて学ぶ学校です。 個人的に、子どもが重度知的障害があるので気になっていた作品です。 障害ゆえの行動をする登場人物たち、やりとりがもう想像つきます。そうそうこういう子いるね! 学校で起きた「謎」を理解するために、行動する主人公。作品中、徹底的に障害名が伏せられています。「なんで特別支援学校にいるの?」という問いかけも出てきます。「障害がある子」じゃなくて、「登場人物たちのそれぞれのキャラの特徴である」という考えが伝わってきます。 みんな、この子はこういうところがあるもんね、であっけらかんと過ごしていて、ホッとします。

    4
    投稿日: 2025.06.20
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    ☆5じゃ足りない♪ 本トコさんのレビューで絶対読みたい!と思ったら ひっそりと図書館にありました笑 これ今までにない種類の感動です。゚(゚´Д`゚)゚。 あったかくて優しくて切なくて… 軽度知的障害を持つ生徒が選考試験を得て入学する特別支援学校の物語です。 主人公の架月をはじめ登場人物達の障害はもちろんそれぞれ違います。 一人一人に対応する先生達も個性があって都度意見を交わしながら生徒に向き合っている。 空気読めない子…冗談の通じない子… 嘘のつけない子…嘘がわからない子… 相手の感情がわからない子… いじめられてた子… それぞれが純粋で無垢で素敵 学校という小さな世界で学んで成長していくちょっとだけ特別な青春物語! 苦手なものもたくさんあります 怒って泣いて癇癪起こす 恋もするしヤキモチも妬く みんなキラキラの青春してます☆ 障害というものの現実を少しもわかってないと言われてしまうかもしれないけど… 少しでも触れたとそんな気持ちになったと思いたい。 そんな素敵な一冊です:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。♡︎ 二年生に進級した彼らにまた会いたいなぁ…

    55
    投稿日: 2025.06.17
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     連作学園ミステリというよりは青春小説です。それも、やさしく温かな物語でした。不安や緊張とは無縁の、誰もが幸せな気持ちになれる上質な読後感を味わえるおすすめ作品です。  舞台は特別支援学校高等部。軽度の知的障害をもつ生徒が、3年制の私立校で学ぶ設定です。著者は特別支援学校勤務とのことで、その知識と経験が随所に生かされている印象をもちました。  まずは一人一人の生徒の個性の描き分けが見事な点です。実際に関わった生徒をそのまま登場させているかのようなリアルです。  対人関係が苦手、強いこだわりをもつ生徒たちの会話は、時にハラハラ、時にクスッとさせられ、実に生き生きしています。  また、先生方もチームとして情報を共有し、生徒たちの自立と就労を目指して、上手に関わっているのが見て取れます。指導というより、役割を与えて成長を促す働きかけが素晴らしいですね。  3章立ての構成で、小さな事件が起きますが、当事者には悪意はなく、その発端にはちょっとした発達障害の課題が関係しているのでした。  中学時代はほとんど"お客さん状態"だった主人公の青崎架月は、謎を探っていくほど周囲の個性を理解し、対人関係の苦手意識が少しずつ薄れていきます。そして何よりも学校がどんどん好きになっていく…、いいじゃないか、いいじゃないか!  人とつながる心地よさ、居場所があることの幸せを感じさせてくれる一冊でした。

    88
    投稿日: 2025.06.07
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    こういう、よく知らなかった世界を教えてくれるのが読書の醍醐味 架月の純粋さと、それゆえの戸惑いに手を差し伸べてあげたくなりました すぐに泣いて逃げていくところが最高にかわいいです

    5
    投稿日: 2025.06.07
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    さいっこーによかった!!!! カクヨム×創元社コラボの大賞作品。 軽度知的障がい者特別支援私立高等学校、という架空の学校が舞台。 とにかく、視点がフラットでニュートラル! 障がい者を扱うときの、 ・べたべたに同情的 ・福祉がいきとどかないことへの批判 ・障がい者はピュアで天使のような存在という都合のいいカン違い ・障がいも一種の個性だから無問題、という逃避 ・がんばる障がい者に勇気もらう感動押しつけ系 のいずれも、この作品には存在しなかった。 こんな小説は、他にあまり見ないと思う。 著者は支援学校関係勤務だそうで、ものすごく納得。 内部にいる人でなければ見えないこと・思いもよらないエピソードが満載。 生徒たちが生き生きと彼らの青春を送っていることが描かれていて、障がいの種類もぜんぜん違う。教師の側にも温度差や考えのちがいがあり、とんでもない説得力だった。 もちろん、物語としてもおもしろい。 <あらすじ> 主人公・架月はひとつのことに集中すると他のことがすっ飛んでしまう。素直でいつもにこにこしていて、たいていの人に賛成して流されてしまうし、本人は、人の気持ちが分からないことを気にしている。 そんな彼は中学校までは通常学校に通っていたが、この学校に見学に来て、とても気に入る。生まれて初めて行きたいと思った学校生活で、架月は、生まれて初めて「人間関係」を経験し、学んでいく。 ストーリーは、ある意味スタンダードだ。 でも、登場人物たちが、ひとりとして一筋縄ではいかないw 予定調和的に動く人が誰もいないし、そもそもコミュニケーションが難しい生徒も多い。 「人の気持ちが分からない」架月に、周囲の空気を説明したり、叱ったりしてくれる友人・先輩たちも、それぞれに独特な行動を行ったり、突然キレたりする。 さらに、「この支援学校に来られてよかった!」と心底喜んでいる架月に対して、「こんな学校に来たくなかった」「支援学校に来てるなんて恥ずかしい」と考えている生徒も半数以上いる。自分の「障がい」を隠している生徒も多い。 教師も、ちゃんと人間的だ。そんな生徒たちを毎日相手にしているのだから、同情も感動もない。生徒一人ひとりに合わせた対策を、フレキシブルにがんがん繰り出している。でも職員室でボヤいたりしてるw 現実はそうだろうなあ、と思う。 架月は素直なうえに、生まれて初めて友達ができた喜びと困惑で、 どうしてぼくは怒られるんだろう? なんで先輩はこんな行動をしてるの? と、四六時中わからないことにぶち当たっては悩む。 しかも彼は、ひとつ気になったことがあると、他のすべてが消えてそのことだけに集中してしまうので、先生方が、架月に「謎解き」という形で考えさせる形で、連作短編になっている。 創元推理とのコラボだから、むりやりミステリ仕立てにしたのかな? という印象はあったけれども、架月の真摯な悩み方が、もうとにかく清々しい。 なによりすごいのが、「障がい」という単語を地の文では使っていないこと(主人公がほかの人に使ったが、先生が注意するシーンがある)。 そして、生徒さんの障がい名がひとつも明かされない。(アスペルガーとかADHDとかディスレクシアとか、想像はつくけれども) 書いてしまえば一発で分かるけれど、名前がついてしまうと、読んでいる側は分かった気になる。同じアスペルガーでも表に出てくる行動は全然異なるので、著者は、読者の安易なグルーピングを防ぎたかったのだなと思う。 けれども、繰り返しになるが、「障がいじゃなくてみんなの個性なの」という現実逃避な描き方はまったくない。現場はそんなに甘くないこともよく分かる。 ――物語は後半になるにつれ、架月と周囲の友人たちの成長っぷりに驚き、わくわくする。 ラストのとある交通費の計算は白眉。マジで泣けました。

    12
    投稿日: 2025.05.30
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    学園ミステリー大賞の受賞作品ということだったけど、ミステリーぽくは無くて、特別支援学校を舞台にした、日常というか青春ストーリー。難しいテーマだと思ったけど、筆者は現役の高等支援学校の職員ということもあって、『ちょっとだけ特別な青春』をホッコリと描いてました。

    37
    投稿日: 2025.05.29
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    一口に支援学校と言っても、色々な特性のある生徒が居るのだなぁ。生徒達がお互い理解し合って助け合えるのは素晴らしい

    66
    投稿日: 2025.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昨年(2024年)読んだ本で圧倒的な完成度を感じたのは『地雷グリコ』。 全然毛色は違うが、自分的今年の一冊(国内編)を挙げることになったらきっとこれだろう。 まだ半分以上も残す時点だが、そういい切れるくらい良かった。 軽度知的障がいを持つ高校生の通う特別支援学校を舞台とした青春ミステリ。 その目的や目論見、訴えたいこと、伝えたいことはあるのだろうが、こういった困難を抱える人々の営みを商業的にパッケージしたものに対して、どう接していいのかわからないことがある。 何を感じても結局日和見してるだけな気がしてきて気分が落ちるのだ。 だが、本書にはそんなもやもやは一旦脇に置いておこうと思えるくらいの良さがあった。 なんと言っても著者の生徒達への暖かく柔らかなまなざしを感じる。 著者は実際に特別支援学校の職員とのこと。 自身の経験を元にカクヨム(小説投稿サイト)に投稿し、みごと東京創元社×カクヨム学園ミステリ大賞を受賞し出版に至ったデビュー作。 知的障がいを抱える生徒達はときに一見何の問題も抱えていないように見えることすらある、何なら場面によっては一般の生徒達より技能に優れたり、意識が強かったり、才能に溢れているケースすらある。 ただ全体としてみると、やはり意思疎通に困難を抱えたり、極端な思考に陥ったり、突発的な感情変化を起こしたりと社会生活には支援が必要。 そのちょっとした間、違和、不調和を表現できるのって、よっぽどこの子達のことを近くで見て接して、理解していないと出来ないことだと思う。 そしてその姿を描いた上で、確かに世間のその他大勢と比べるとスムーズな生活とは行かないが決して間違っているわけではないことを表明し、後押しし、応援する心意気が大いに現れており、とても清らかな気持ちになる。 一見何でもないようなやり取りに潜む、それぞれの心の惑いや不甲斐なさ苦しさ純粋さの混ざり合った描写を読むたびに何度胸を打たれ肌が粟だったことか。 人との交わりの中でうまく出来ないこと、分かり合えないことって誰にでもあること。抱える困難の根っ子は誰しも同じで、ちょっとばかり極端なだけ。もちろん怒りや嫌悪感、自己保身といった負の感情が引き起こす不和もあるけれど、その心根は至って純真。 大の立派な社会人とされる者達が往々にして巻き起こす、欲深さや狡猾さにまみれた駆け引きなんかの方がよっぽどタチが悪い。 特別支援学校の生徒達の営みという素材に対し、日常のミステリという味付けを施した本書。 素材だけでも十分読ませるのだが、ほんのりと謎解き要素も交えたことで物語として益々のリーダビリティを備えており星5では全然足りない。 3章で深谷(みたに)が学校を抜け出して行った先が明らかになったときには電車の中で「えっ!?」と、声を上げてしまった。 ほぼ同時に「あ、」と彼の決断とも言える真意がわかり目が潤んだ。 いくつかのブクログレビューを読んで読もうと手に取った一冊。 ミステリとは言え、全くノーマークだったし、普段の自分の選書基準では読もうとは思わないであろう一冊。 パスした娘もあっという間に読み終えていた。 ほんと良き本に出会えてブクログに感謝。

    54
    投稿日: 2025.05.24
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    なんて心優しいミステリなんだろう。 中学時代はクラスのお客様扱いでぼんやりと過ごしてきた架月は、高等支援学校に入学して初めて対等な付き合いの友人ができ、戸惑う日々のなかで、同級生たちや先輩たちの手を借りながら学校生活の中で起きた事件を解決していく。 もうね、みんなとってもいい子たちで。たしかに、それぞれ苦手なことはあるのだけど、それ以上に一人一人の魅力が溢れていて。 架月が事件を解決するのも、あくまで手段であって目的は別のところにあるのよね。その純真な心が愛おしい。 あと、生徒たちの力を信じて見守る先生たちの存在も忘れちゃいけないね。 その後の彼らが気になる。続編も出るといいな♪

    65
    投稿日: 2025.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中学時代、クラスのお客様扱いでぼんやりと過ごしてきた青崎架月。 15歳の春、この明星高等支援学校に進学したことで、そんな日常にちょっとした変化が。 先輩が巻き込まれたゴミ散乱事件、ロッカーの中身移動事件、生徒失踪事件を同級生や先輩の手を借りながら解決していく。 (アマゾンより引用)

    3
    投稿日: 2025.05.16
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    特別支援学校を舞台にした日常系ミステリ。作品のベースに、特性のある子どもたちに対するしっかりとした理解と、おしみない愛があると感じました。読んでよかったです。【2025年5月3日読了】

    13
    投稿日: 2025.05.04
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    読み終えて心が温かくなった。生徒同士のかかわり方、先生方の生徒への接し方、すべてが相手を思いやる気持ちにあふれている。こんな素敵な青春もあるんだなぁ。成長した彼らの続編を読んでみたいです。

    3
    投稿日: 2025.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カクヨム学園ミステリ大賞大賞受賞作と知って、興味を持って読んだ1冊です。 実際に支援学校で働く作者が描く高等支援学校に通う生徒たちの青春物語。 最近は、支援学級の数が、増えて来ていることもあり、知識を入れるためにもいい本だった。 主人公の架月の様子を見ていて、無理して、普通高校に行くという選択を選ぶのではなく、学校の過ごしやすさを考えて、支援学校を選ぶという選択肢もあるということを知れるいい機会だったなと思う。 障がいは見えるものだけではないということもしっかり理解できたので、それを踏まえた上で、生活していこうと思う。 読後、とても温かくなる1冊でした!

    3
    投稿日: 2025.04.25
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    軽度知的障害を持つ高校生たちの青春を描いた作品。テンポ良いミステリだが、ユーモアあり、そして時に切なく、でもとても逞しい物語。 作者は、高等支援学校で働く雨井湖音さん。 支援を必要とする高校生たちを現場で見守る立場だからこそ、彼らを生々しくそして愛情を持って描いてくれている。 誤解受けやすい彼らの日常や心理を垣間みる事ができて、フィクションだと分かっていても、彼らがすぐそこにいるように感じる。 主人公の青崎架月は、中学校までは通常学級で『お客様』として過ごしていた。だから、中学校の記憶はほぼなく仲良くしてくれた人の顔も名前も覚えていない。そんな彼が明星高等支援学校に入学することにより、その生活は変わる。困惑もある中で、障害が決して軽くなったわけではないのに、彼の行動は変化していく。 障害のある無しに関わらず、人は皆個性があってそれぞれ生きづらさがある。でも、周囲の関わりで人は変わるし、無理に変わらなくても周りが変われば良いこともある。 私の周りには、支援を受けるお子さんや人がいる。だからこそ、登場人物の言動や行動が納得できたり、クスッと笑いを誘ったりと最後まで楽しく読み切る事ができた。 軽度知的障害を持っている方と普段からあまり接点が無い方は、受け止め方が違うかもしれない。けど、それもそれで良いのかなと思う。 深くて、温かいお話。 初めての作家さんでしたが一気読み。 素晴らしい読了感。 彼らをこんなに生き生きと描いてくれた作者に感謝。

    21
    投稿日: 2025.04.13
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    必殺タイトルと表紙買いをしましたが、内容が思っていたのと違って…。 100ページくらいで挫折しました。 よって評価はなしです。 すみません。

    12
    投稿日: 2025.04.10
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    学園ミステリ大賞受賞作。 高等支援学校に通う主人公が、学校内で起こる謎に挑む。 ミステリーと言えばミステリーだが、友情や成長物語で、障害者の特性についても考えさせられる。 障害者と一括りにして、差別したり、揶揄したり、必要以上に同情したり、生きにくい世の中。 障害者か健常者と単純に分けられるものではなく、自分も含めみんながみんなに今よりちょっとだけ優しく、そして相手の気持ちを考えられるようになれればいいのに。 主人公のひたむきさが眩しかった。

    23
    投稿日: 2025.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「障害者」がふつうに高校生で、悩んだりがんばったりしている、人間で、障害の受け取り方とかもふくめてちょっと目から鱗で、身構えてしまう自分に反省しました。

    3
    投稿日: 2025.03.26
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    軽度の知的障害を持つ生徒たちが就労と自立を目指して学ぶ、私立の特別支援学校(高等部)が舞台。主人公の青崎架月が受験に合格して高校生活をスタートさせるところから始まる。人が死なないミステリ、日常に潜むちょっとした謎解きが好きな人には絶対ハマると思う。 架月のクラスメイトや先輩のキャラクターが良く、個性が立っていて読みやすい。嫌な人が出てこないし、むしろ優しい人たちばかりで目頭が熱くなった。 読み終わった後に、やっぱり障害があるって大変だなとかマイナスなイメージが残るとか、自分とは別世界の話だなって思うとか、そういうのが一切なかった。障害を抱えている子はこういうことに苦手感を持つんだと勉強になったし、登場人物のつらさとか葛藤とか苦しみにすごく共感できて、それでも自分の障害と向き合って前を向いていく姿にこちらが励まされた。良い仲間と出会えることの幸せを感じた。 作者は特別支援学校の教員ということで、特に教員同士で生徒について情報交換しているシーンがリアルで面白かった!先生たちの着眼点、生徒の分析が鋭くて日頃からよく生徒を観察しているな〜と思った。

    14
    投稿日: 2025.03.24
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    特別支援学校に入学して、友だちと交流しながら成長していく子どもたち。社会の壁や悪意のない差別や中学校でのいじめ。ほろ苦い部分もあるけれど、支援学校で理解のある先生方に見守られて自分なりの生き方を模索していく姿勢やそれぞれの子の大変さを受け入れて工夫していく過程を応援しながら読んだ。

    9
    投稿日: 2025.03.22
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    温かい気持ちで読み終えました。 軽度知的障害の高等支援学校のお話。 それぞれ特徴の違う生徒。苦手なこともそれぞれ違う。初めはその特徴を理解できず受け入れられずに喧嘩をしたり、気まずくなったりしたけれど、お話の最後にはきちんと仲間になっていた!泣けました。 人の気持ちを想像することが苦手な生徒、ルーティンを乱されるのを受け入れられない生徒、自分が出来ないことを他人に知られたくない生徒‥‥色々な特徴を持つ高校生達が、友だちのために動くことで成長していく。まさしく青春! 生徒達の特徴を活かして職業に結びつけていこうとする先生達にもグッときました。 たくさんの人に読んでもらいたい良書です。

    111
    投稿日: 2025.03.18
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    生徒たちの障害の名前は明言されないけれど、読んでいくうちに何となくわかってくる。そして皆の障害の特徴が、ミステリを構成していたり、謎を解く手掛かりになったりする。特別支援学校のことを知る機会となり、かつミステリとしても面白かった。 優花先輩だけどんな障害か全然わからなかったんだけど見落としたかな…。

    4
    投稿日: 2025.03.16
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    小中学校の支援学級の数がここ数年で急速に増えている。 そこに在籍する子ども達が高校生になる時、どのような学校にいくのか… そんなことを想像したことがなかったけれど、特別支援学校は高校にもある。 そこに通う彼らが 「僕たちの青春はちょっとだけ特別」と思えるような学校生活を送っているのかと思ったら、読まずにはいられない!と手にした。 障がいのある人は中学校を卒業したら作業所や、障がい者雇用で就職するのだと思っていた。 けれども、軽度の知的障がいであれば、一見普通高校と思えるような高校生活を送っている。 そんな彼らの会話は時々理解し難く感じたけれど、一人一人違った個性があることを互いに認め合い、助け合うことの重要性を大切にしている。 そこに至るまでは一筋縄ではいかないけれど、暗中模索しながら互いを知る。 それこそが彼らのちょっと特別とも言える青春なのだ。 そして、一見障がいがあるように見えなくても、自身が障がい者であることに悩み苦しみながら生きている人がという現実も痛いほど伝わってきた。 障がい者が忌み嫌われてしまうのは、受け入れ側の環境に問題があることが多いのだろう。 この特別支援学校では、教員も生徒も生徒達の凸凹を個性として認めて、苦手な部分は工夫することで補うことができるという前提で学校生活を送っている。 だからこそ障がい者であっても楽しい学校生活を送り、青春を満喫することができるのだと思う。 「みんなの学校」というインクルーシブの典型のような学校を描いた映画がある。 普通学校でも受け入れる教員の意識が変われば、障がいのある子ども達もない子ども達も、一緒になってもっと楽しい学校生活が送れそうだな… と思う。 なかなか難しいことだと思うけれど、それこそが社会のあるべき姿なのではないかな。

    34
    投稿日: 2025.03.15
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    軽度の知的障害がある子たちが集う高等支援学校の生徒たちが、校内でのちょっとした事件、出来事を解決していく物語。 支援学校の生徒たちを主人公にした小説は今までなかったのでは? みんなピュアで真っ直ぐでいい子たちなのに、世の中で生きづらく辛い思いをしている。 そのことを差別や偏見などなく、その子その子の特性をさらっと書いている。こんな風に書けるのは、作者の雨井さん自身が高等支援学校の職員さんだからだろう。 YA世代の子たちにぜひぜひ読んでもらいたい。先日発表された埼玉県高校司書イチオシ本に選んでほしい一冊。

    38
    投稿日: 2025.02.25
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    今まで知的障害特別支援学校の生徒が舞台になった小説を見たことがなかった。きっとどこか探せばあるのだろうが、こんなに生き生きとした高校生たちが主人公で、しかもミステリー仕立てになっている作品というのは他にないのではないだろうか。 ここ明星学院高等支援学校は軽度の知的障がいの高校生たちが集う学校だ。 様々な障がいの形を持っている生徒たちなので、それぞれのこだわりがあり、それぞれ思いもよらない特徴がある。しかし、明らかに青春真っ只中の高校生だ。 そういう高校生たちが、自分たちに降りかかる事件をひもといていく。 その事件は、殺人事件だったりするわけではなく、ほんの些細な高校の中にある事件ではあるのだが、彼らにとっては理解し難い謎だ。 自分たちの他の人には分かってもらえない特徴をそれぞれが受け入れて、理解しながら謎を解いていく。謎を解くことで彼らが成長していく他に類を見ない小説となっている。 彼らのこだわりポイントがとてもリアルなので、おー、そこが問題だったのか!とか、優先順位はそこなのね、とか、膝を打つような描写が多い。作者はどれだけ勉強したんだろうかと思ったけれど、この作者の雨井さんは軽度の知的障がいの支援学校の教員であるらしい。なるほどなぁと思った。 こんなふうにこの子たちを主人公にして青春小説を書いてくれる先生がいたら、そしてそれを許容するこの特別支援学校は他の学校にはない愛のある学校ではないかなと思った。

    27
    投稿日: 2025.02.24
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    軽度の知的障害を持つ生徒たちが就労と自主を目指して学ぶ特別支援学校で、1年生の架月が同級生や先輩とともに3つの事件を解決していく。 架月は純粋だが、誤解されやすく何か疑問が生じるとそれに納得がいく答えがでるまで前にすすめない。 事件解決に協力するメンバーも、それぞれ問題を抱えているので、お互いを理解できなくてぶつかり合うこともあるが事件を通して成長していく。 生徒たちは純粋でストレートだ。 ラストに架月が深谷に言いたかったこと。 架月の成長ぶりに涙してしまった。 著者は特別支援学校に関わる仕事をしているとのこと、個性的な生徒たちを指導するのは大変だと思うが、架月たちをあたたかく見守る目線には愛を感じる。 お勧めの一冊です。

    90
    投稿日: 2025.02.22
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    特別支援学校を舞台にした学園ミステリー。 中学時代は、クラスのお客様扱いでぼんやりと過ごして来た青崎架月が、明星高等支援学校に進学したことで、いろんな気づきを発見し成長をしていく。 自分や周りとの違いを知ってどうすれば仲良くなれるか、自分の気持ちをわかってもらえるかなどさまざまな場面にぶつかりながらもそのなかで起こる謎を解いていく。 ○ゴミ散乱事件 ○ロッカーの中身移動事件 ○生徒失踪事件 それぞれのわからない謎を同級生や先輩の手を借りながら解決していくのだが、そっと見守る先生たちも凄い。 何もかもを否定するわけでもなく、手を貸すのでもなく上手く誘導していってるのがわかる。 そして、個々の性格を把握して将来のことも考えているのが素晴らしい。 特別だけど何も特別じゃない戸惑いの青春を見た気がした。

    64
    投稿日: 2025.02.11
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    控えめに言っても最高! この小説は、私立の特別支援高校の日常でおこる出来事を、主人公の新入生青崎架月が事件として捉え、それを解決することで他者との関わりや相手の気持ちを考えることを学び成長していく、というミステリー仕立ての学園モノだ。 多くの人が知る機会のない特別支援高校の日々やカリキュラム、生徒の様子などもストーリーを通して身近に感じることができる。 何より登場する生徒達の個性が豊かでとても魅力的なのだ。 生徒の成長を見守る先生方も素敵。 私は中学校の学校司書をしているので、特別支援学級の生徒達にも図書館を利用してもらう機会がある。 でも、彼、彼女ら一人一人の個性や配慮する点までは知る機会がなく、その場その場で必要とされることに応えることしかできない。 もう少しそれぞれのニーズに合わせた対応ができればいいのに、と思うことも少なくない。 そんな生徒達にちょっと近づけたかな、と感じさせてくれる一冊だった。 個人的には、来年の本屋大賞にノミネートされないかなぁと期待している。

    37
    投稿日: 2025.02.08
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    特別支援学校が舞台の日常系ミステリー。 するっと心に入りこむ本だった。読んでよかった。 なんて素直でかわいい高校生たちなんだろう。 それぞれの特徴を活かして助けあう様子にグッときた。

    19
    投稿日: 2025.02.01
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    特別支援学校に通う少年少女… ぬくもりと優しさに包まれるミステリ #僕たちの青春はちょっとだけ特別 ■あらすじ 青崎架月は特別支援学校に入学し、新しい学園生活を始めることになった。先生や学友たちと交流を深めながら日々新しいことを学んでいく。ある日、先輩が掃除してる場所でゴミが散乱していることを発見する。意地悪がされているのではと訝しく思う架月だったが… ■きっと読みたくなるレビュー 物語の舞台は特別支援学校、軽度の知的障害をもつ生徒たちの青春ミステリー。登場人物は可愛い少年少女たちばかり。ただ集団行動、コミュニケーション、情緒の安定など、社会生活を送るのにはほんの少し課題をもっているんです。 彼らは人間特有の醜さってのがありません、煩悩がない。素直で正直な彼らを眺めていると、あまりにもピュアで自然に涙がでてきちゃうんですよ。もう何もしなくていい、となりで笑っていてくれればいいと思えてくる。近くにいたら、ひたすら守ってあげたくなっちゃうだろうなぁ。 みんな大好きなんですが、私のイチ推しは莉音ちゃんですね。どこまでもまっすぐで、面倒見がよく、判断に中間がない彼女。こんなにもイイ子は絶対に幸せになってほしいよ。 そして主人公の架月、無類の素直さをもち、疑問はどこまでも突き詰めたい彼。この性格がまさに探偵の資質ってところがミソで、学園で起きた謎に挑戦していくことになるのです。 本作の謎解きは、ごみ散乱事件、ロッカー中身移動事件、学友失踪事件の3つ。いわゆる日常の謎ミステリーに分類されるんでしょうけど注目すべきは動機。こんなピュアな動機は他にないですよ。 背景には障害をもつ彼ら自身が抱えている苦しみや想いだったり、携わる関係者の愛情が張り裂けているんです。はぁ切ない… 少年少女の成長物語、読み終わるときっと心が癒されますよ。日常に疲れてしまった方には、ぜひオススメしたい一冊でした。 ■ぜっさん推しポイント 本作の登場人物として、学園の先生たちの会話もたくさんあります。ただ作者はあえて先生を賢く、シビアな人柄で描いているんですよね。きっと特別支援学校における教育現場の厳しさを伝えてくださってるのでしょう(実際には優しい先生ばかりだと思います)。 以前、私の妻が支援学校で働いていたことがありました。ひとりひとりはいい子ばかり、先生も温かい人たちばかりなんです。しかし好きだけでは勤まらない、仕事現場での苦労をよく聞いていました。 人それぞれ個性はあるけど、毎日を笑顔で暮らせるよう幸せになってほしい。それを支援する人々も応援したい、頑張って欲しいです。

    101
    投稿日: 2025.01.22
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    Amazonの紹介より 中学時代、クラスのお客様扱いでぼんやりと過ごしてきた青崎架月。15歳の春、この明星高等支援学校に進学したことで、そんな日常にちょっとした変化が。先輩が巻き込まれたゴミ散乱事件、ロッカーの中身移動事件、生徒失踪事件を同級生や先輩の手を借りながら解決していく。高等支援学校を舞台に、初めてできた友人たちとの対等な付き合いに戸惑う架月の青春と、彼が出合った謎を描く連作集。 「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」大賞受賞作。 高等支援学校が舞台ということで、生徒や先生、それぞれの視点で物語は進行するのですが、それぞれの立場に立つと、みんな「普通」のことを語っているなと思いました。 直接、障碍者という表現は使わず、どこか劣っている部分を表して、生徒を表現しているのですが、最初は「どこがおかしいの?」と思いました。 ただ、読み進めるにつれて、周囲との行動を比べることで、ちょっとおかしいなと思う部分が浮き彫りになります。 それでも、学校内では、特別だけれども特別じゃない普通の風景があって、特に生徒の視点では心理描写といったものが丁寧に表現されているなと思いました。 その生徒が学校で巻き起こる不思議な出来事を解決していくのですが、最初は探偵役って大丈夫なの?という不安があったのですが、それを打ち消すかのように解決していきます。 ただ、ミステリーではあるものの、本格的ではなく、支援学校ならではのトリックや事情で解決へと導いていくので、ちょっと物足りなさはあったかなと思いました。 それでも先生に頼らず、生徒だけで調べていくのが魅力的で楽しめました。知らなかった支援学校の部分を垣間見ることができたので、ちょっと変化球ではありましたが、ミステリーとして面白かったです。 それにしても、その生徒らをまとめる先生方は大変そうだなと思いました。それぞれの生徒の劣っている部分をどうカバーし、どう教育していくのか。一歩間違えれば、飛んでもない結果にもなりえるので、本当にすごいなと思ってしまいました。 時折それぞれの生徒の中学時代での評価が登場します。ピンからキリで、周りとの考え方が異なる環境の中で、先生は色んな生徒を相手にしなければいけない状況に、苦労が窺えます。 小説内では、主に生徒にスポットを当てているので、先生達の苦労はそんなに表現されていませんが、読むにつれて、そういう目線で読んでいました。 生徒の視点では、周りと過ごすことで、色んな苦悩を垣間見ることができます。キレたり、その場から逃げたり、誤解されたりと自分では当たり前だと思っても、周りからはおかしいと捉える場面が多く登場します。 支援学校ならではの光景が、この作品にはあって、新鮮味があったものの、現実だと大変さが窺えます。 そうした中で起きる不思議な出来事の数々は、色んな事情ゆえの結果でも捉えることができ、そうなんだと逆に勉強になりました。 生徒の心情を知ることで、様々な「普通」を知ることができました。

    8
    投稿日: 2025.01.16
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    特別支援学校が舞台の青春小説。 登場する生徒たちは差はあれど知的障害を持っている。 いろいろなタイプの障害があって、でも私は完全に知識不足。 知ることの大切さをひしひしと感じた。 誰もが自分自身を肯定して生きていけたらいいのにと思うけれど、簡単な話ではないのだろう。 感じ、考えさせられる物語だった。

    7
    投稿日: 2025.01.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5つくらい本屋巡ったのに全部売り切れ 発売前から表紙に心奪われてた。 実写表紙で、ここ何年かで断トツにいいですね! こんなに面白い本を読むのは何年ぶりだろう。 こういう本に出会うために読み続けられる。 今年中にこれ以上の面白い本に出会えるか不安になる。 1章が始まるまでの2ページくらいのプロローグからもう面白かった、ちょっと前の星の子の時もこんな感じだった。 高等支援学校が舞台の青春ミステリー。 あらすじから珍しいなと思ったけど、この切り口新しいし、楽しい。 この世界が登場人物みんなが本当に生きていてほしい。 登場人物みんなが主人公を架月!と名前呼びなのがいいです。 みんな好きなんですが、特に由芽ちゃん先輩が最高です。 高校3年生で架月のことをビシバシ鍛える良いお姉ちゃんだなと思ってたら、158ページで彼女がどんな障害を抱えているのかわかってしまうんですが、この小説は誰かが特別でもなんでもないんだと書いてくれていて、そして主人公架月のことがもっと好きになります。 小説ならではのシーンだし、1番いいのはこの人はこういう障害ですとは書かないし、主人公の架月は何回も同じことを言う人、突然怒りがコントロールできない人と考えて接する人だから、相手の悪い所が見えていても全部は嫌いにならないと言う彼が素晴らしい。 外部の視点が少ないですが、そればかりになるとまったく違うテーマの話になるからこのバランスがちょうどいいですね。 外部視点はまさかの架月のお母さんです、言葉少なに的確に嫌なことを言いますが当の架月はなんのそのな態度だったので嫌な感じを長続きさせないのが上手い。 話は夏休み直前で終わりますが、続きが読みたいです!二学期読みたい! 絶対に!続きが読みたい!出て欲しい! いまからアナウンスして!ほしい!

    76
    投稿日: 2025.01.16
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    とても良かった! 主人公は、特別支援学校に通う男子高校生・架月くん。彼は勉学の偏差値は高いのだが、人の言葉の裏を読んだり、空気を読むのが苦手。 側から見ると、少し挙動不審な彼の言動が、彼視点で「なんでそんなこと言うの?」「それってどういう意味で言ってるの?」と気持ちが語られているので、「なるほど、彼にはこの会話は、こういう捉え方をされるのか」と思考回路をなぞることができて、彼の戸惑いもすんなり受け入れられる。 彼以外の同級生も、得意不得意がそれぞれあって、すぐに障害があるとわかる子もいれば、まったく分からない子もいる。それが良いとか悪いではなく、読んでいくうちに彼らの個性が愛おしく、応援したくなる。 こんなに障害者側の気持ちを汲めるなんてすごい!と思っていたら、著者は特別支援学校に勤務している方だとあとがきで知り、納得。 尚更に、この本に出てくる人たちのことが魅力的に思えてくる。 「障害者」とひとくくりにしてしまうのではなく、一人ひとりの特徴や個性に注目して、彼らと付き合っていけたらいきたいなと思う。 ミステリとしても面白かった!

    15
    投稿日: 2025.01.14
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    ちょっとだけ特別な彼らの姿が愛おしく感じる。 特別支援学校の何たるかもよく分かる。 社会の中で弱者とされがちな彼らも、社会の構成員。 彼らが変な負い目を感じずに、社会の中で自分の特性を活かした暮らしが普通に出来れば良いのに、と切に願う。

    7
    投稿日: 2025.01.11
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    あぁ、とうとう、こんな風に描いてくれる小説が、店頭に並ぶ日が来るんだと思った。 そう。「青春はちょっとだけ特別」。誰にとっても「ちょっとだけ特別」。 この頃、私は思うのだ。今は幕末によく似てるなと。 学校が幕府。勝海舟は学校にいて、坂本龍馬は今までの学校を離脱した場所にいるんじゃないのかなと。 特別支援学校には、きっと次代を切り拓く人がいると思う。 今までの視座からは、見えないものを見る人がいると思う。 この小説の主人公たちが、自分たちにとっての「当たり前」を伸びやかに生きているのが、本当に嬉しい。

    11
    投稿日: 2025.01.10
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    特別支援学校の生徒達、みんな魅力的だった 書名の通りちょっとだけ特別ではあるものの、 しっかり青春してて、爽快に読み進められる なんだか自分が先生になったかの様な気持ちで、 みんな応援したくなるし、 この先も読みたいと思った

    15
    投稿日: 2024.12.22