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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
母を葬る(新潮新書) 著者秋吉久美子 , 下重暁子 販売開始日: 2024/11/18 出版社: 新潮社 レーベル: 新潮新書 ジャンル: 新書・選書・ブックレット 、 新書 、 エッセイ・自伝・ノンフィクション 、 エッセイ ISBN:978-4-10-611064-1 内容紹介(「BOOK」データベースより) 「母の母性が私を平凡から遠ざけ、母の信条を大胆に裏切る土台が出来上がってしまった」(秋吉)。「30年以上、一度の母の夢を見たことがない」(下重)。過剰とも思える愛情を注がれて育ったものの、理想の娘にはなれなかった…看取ってから年月が過ぎても未だ「母を葬る」ことができないのはなぜなのか。“家族という名の呪縛”に囚われたすべての人に贈る、女優・秋吉久美子と作家・下重暁子による特別対談。 目次(「BOOK」データベースより) 序章 母を葬る(黄昏時に旅立ちたい/娘二人じゃだめなの?)/第1章 青春って見当違い(アナウンサーなんて大嫌い/ジャンケンで負けてNHKへ ほか)/第2章 家庭内キャリアウーマン(二人のマサコさん/娘に託した夢 ほか)/第3章 落魄の人(たった一人の反乱/三度目の迎合 ほか)/第4章 人生はひらり、ひらりと(受け容れる力/欠かさなかった電話 ほか) 著者情報(「BOOK」データベースより) 秋吉久美子(アキヨシクミコ) 1954年生まれ。72年、映画『旅の重さ』でデビュー後、『赤ちょうちん』『異人たちとの夏』『深い河』など出演作多数。早稲田大学政治経済学術院公共経営研究科修了 感想 題名は母を葬るとあるが、中を読んでみると70%は女優生活、アナウンサー時代などの仕事を絡めた話。 母の死を整理するために自分で文章を書く参考にしようと思って手に取った本だっただけに期待外れだった。 ただ、私が長年思っていた秋吉さんとは実態が違っていたことに驚かされる。 「卵で産みたい」発言はとっぽい発言でなく意外にも仕事で忙しすぎて産むタイミングを自分で調節したいと思ったからだったらしい。 前書きを読む分には、文才があり、当の本人も女優より小説家のほうを夢見ていたらしい才女だった。 対談方式は読みやすくはあるが、私は秋吉さん自身の筆で母を語ってほしかった。 秋吉さんと下重さんはともに母の愛と期待を一身に受け溺愛されたようだが、私も同様だった。 ただ、母と娘の関係はぎくしゃくしたり、各家庭によってさまざま。読んでいて色んな母娘関係があるものだと感じた。 満足度★★
2投稿日: 2025.07.12
powered by ブクログ題名から介護の内容かと思ったがもっともっと広いスパン。母子の確執から70を過ぎて昔の母の気持ちに気づいたり、母を通じて自身の人生を振り返ることも多い。 二人の女性の母の死をきっかけにした人生論を語り合う異色の対談。
0投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログ本の題目は、母を葬るなのに、内容は、ほとんど二人の仕事等を巡る対談です。まえがきとあとがきにそれぞれが母親に関して思うことが書かれているが、それを期待して中身を見れば誰もがガッカリすると思う。 新聞の書評を見て図書館から借りたが、本屋で買っていたらすぐ返品したと思う。
1投稿日: 2024.12.27
