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マイナーノートで
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上野千鶴子/NHK出版
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総合評価

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    どんな方なのかなと思っていたので、書店で興味を持ち購入。 どんなふうに育ってきて、どんなパートナーがいたのかなど今まで知らなかった上野さんのことを知ることができた。

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    投稿日: 2025.10.19
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    上野千鶴子のエッセイ集。社会学者で女性学、ジェンダー等に関する研究で有名で、著書「おひとりさまの老後」で膾炙されたと思う。 このエッセイ集は堅苦しい女性学やジェンダー以外、子供の頃のこと、自身の好み、若い頃の思い出等、学者ではなく、人間、上野千鶴子を知ることができる作品だ。

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    投稿日: 2025.05.30
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    音楽の長調と短調、メジャーとマイナーよりマイナーの調べでそっと差し出すエッセイ。フロントラインに立つ研究者のメジャーな発言も、研究者のそうじゃない部分に補われてこそ、より読者として理解しやすくなることも。

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    投稿日: 2025.04.12
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    本当に上野さんのエッセイ?というくらい自然な、ふわっと飛び出しそうなエッセイ集だった。地元での話、家族での話などバックグラウンドが多く語られ、どんなに強い女性にもマイナーノートがあるのだなと。 p.39 教師にはなりたくてなったわけではなかった。だが、なってみると、教師はよい職業だった。老いも若きも年齢を問わず、目の前で人が成長していく姿を見るのは、喜びだった。子どもを産まなかったが、実の親には子どもが身体的に成長する姿を見ることができても、筍が皮を脱ぐようにぐんぐん知的に成長していく姿を見ることはないだろう。教育はなにがしか洗脳装置だから、教師をしながら思ったものだ、「他人さまの子をかとわかして」…・・気分はハメルンの笛吹き女だった。 研究者には?なりたいと思った。 p.119 体験の継承は、他者との関わりのなかで生成する。被傷性とは「共感」の別名である。 人間的な関わりは被傷性そのものをも癒すのだ。わたしがそのひとに拒んだのは、そういう共感だった。 p.141 社会学者は、自分という謎より他人という謎へと向かう。社会学者に限らず、研究者や批評家と呼ばれる人びとは、迂回路をたどって他人の口を借りてしゃべるという、制約が多くて不自由な道を選んだ人びとだ。それがいやなら研究者を選ばないほうがよい。 文学者と女学研究者は違う。作家と批評家は違う。その違いを命題化するなら、「前者は自分にしか興味を持たないひと、後者は他人に興味を持つひと」と一般化するぐらいは許されると思うが。

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    投稿日: 2025.01.15
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    最高。こんな先輩、友人がいたらなあと思いつつ…本を通して知り合えたからそれで十分。同じ時代に生きててうれしい。上野さん好きにはとてもとてもたのしい本。

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    投稿日: 2025.01.07
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    上野千鶴子が今まで書いてこなかった、マイナー部分を開示しているエッセイ。 知りたくないか、知りたいか。 私は知りたかったか、知らなくてよかったか? ナイーブな部分は誰にでもある。敢えてそういうところを見せてこなかった上野千鶴子さんの生き方、というか、方法論によって、私たちはずいぶん元気付けられた。 上野さんが実はやさしくてかなり情の深い人だというのは、鈴木涼美との往復書簡を読むとよくわかる。 だから、マイナー部分を開示するなら、かなりウエットなものになるのはわかってはいたが。 いつまでも上野千鶴子はアグレッシブな「上野千鶴子」様でいて欲しいのかも。 わがままなファン心理である笑

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    投稿日: 2024.11.28
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    出版社(NHK出版) https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819772024.html?srsltid=AfmBOopUlhf8rT4eaiZ-ndXNQ9WHvC3jaOwXF6iExcFDjXXtJQ5BvNvH 内容、著者、商品情報 NHK出版 PRTIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000997.000018219.html 内容紹介、目次、「あとがき」抜粋、一編抜粋 WANのページで「あとがき」公開 https://wan.or.jp/article/show/11554

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    投稿日: 2024.10.30