タイトル通りお酒にまつわるエッセイ。 他愛もない話やへぇ〜という話の盛り合わせ。ヤンチャでガハハ的な椎名さんらしさが溢れ出ていてよかった。楽しくて美味しいお酒が呑みたくなる。

シーナ的酒飲みの歴史。私も酒飲みなのでこの楽しみ方はよく分かる。アイラ島のシングルモルトを垂らす生牡蠣の食べ方を試してみたい今日この頃です。

お酒の業界紙「月刊たる」の連載に加筆修正した、お酒にまつわるエッセイ集。基本、一篇が見開きに収まる形。内容は、ビールの水割りというくらい薄い。この辺りは、読む前からウスウス思っていたが、昔ファンだったこともあり、著者に敬意を表して読了。盃を傾けながら読むのが良いかも。

青春時代の酒盛りからコロナ禍の一人酒まで、「呑んでばかり」の歳月を軽妙に綴る。冷え冷えビールへの執念、涙ぐましい尿酸値対策・・・笑える酒話の数々。酒と肴まみれの極上酩酊エッセイ。

久しぶりに椎名誠。 ずっと元気で酒を飲み続けていてほしいなー 極寒でトロトロになったウオトカを口から流し込んでトマトをかじる、ってやってみたい。