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アンソロジー 料理をつくる人
アンソロジー 料理をつくる人
西條奈加、千早茜、深緑野分、秋永真琴、織守きょうや、越谷オサム/東京創元社
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総合評価

22件)
3.3
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2
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    「台所は嫌いなの」 と、高齢女性に言われてびっくりした事がある。 料理は苦手なんて言っちゃいけないと思ってた。 女性がそんな事言ったら存在価値がなくなっちゃう、 みたいな変な思い込みに囚われてたって気づいた。 台所は私も得意ではない。 ので好きじゃないけど、夫はもっと料理出来ないから ごはん作りは私の仕事になってる。 余計に嫌いになるじゃないか。 アンソロジー「舞台」と並んでたので一緒に借りた。 楽しそうに作る人が多くてよかった。 お一人、怖かったけど。 どうせなら私も楽しく作りたいものだが。

    1
    投稿日: 2025.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    *極上の物語と絶品の料理で、至福の読書を。 誰かのために、あなたのために思いを料理に込める人々を描いた文庫オリジナル・アンソロジー!* ・西條奈加「向日葵の少女」 ・千早茜「白い食卓」 ・深緑野分「メインディッシュを悪魔に」 ・秋永真琴「冷蔵庫で待ってる」 ・織守きょうや「対岸の恋」 ・越谷オサム「夏のキッチン」 「料理をつくる人」と言うひとつのテーマで、こんなに味付けの違う物語たちが一気に読めるなんて得した気分。 お目当ての千早茜さんのブラックさ、織守きょうやさんのベタ展開が想定以上に振り切っていて特に面白かった。

    0
    投稿日: 2025.10.02
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    『食』がテーマの小説やエッセイもいいけど、なんならレシピの文章を読み上げるほうが好きだし、夢中になれるという妙な癖がある それはつまり私の中では、食べることではなく、作ることに、より重きを置いているんだな…と、このアンソロジーを読んで再確認した どの作品も面白かったけれど、『作り、供すること』が命に肉薄する千早茜、織守きょうや氏の2作が特に心に残った

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    向日葵の少女/西條奈加 お蔦さんの神楽坂日記シリーズより。男性が台所に立つ家系も神楽坂の住人たちがわいわいしているのも好き。忘れかけていた望が美術部という設定を思い出す。 白い食卓/千早茜 食べることは幸福なことだと思っていたが、そこを誰かに依存することへの恐怖を味合わされる。胃袋を掴むというが、むしろ命を掴まれた。 メインディッシュを悪魔に/深緑野分 NYでお店を持てるシェフになったジュリエットにキッカケを与えたのは実は悪魔だった。彼女が悪魔に提供するレシピの探り方が好き。パッと広げてたくさんの情報を収集して組み合わせる。そして手助けしてくれるデイジーが悪魔なのに健気で優雅。 『バベットの晩餐会』 冷蔵庫で待ってる/秋永真琴 仕方なく始めた料理がサオリを少し強くしたのかな。彼が少しでも自分を追ってくれたら応じるけど、追いすがりはしない。切ないけどその覚悟を料理が作った。あと友達であるイッスイの存在も。結局、三上とシカちゃんがなんだったのか気になるとこ。 対岸の恋/織守きょうや 料理を作る人、食べる人、で決まっていた役割の均衡が崩れる。互いの兄姉を好きになってしまった2人がこの先どうなるのか。表にできない恋だけど、こんなに人を想えることがすばらしい。 越谷オサム 家から出られなくなってしまった小6の翼がカレーライスを作る話。ほんわかホラー要素が混ざった夏の爽やか小説。カレーライスって言葉を聞いたり匂いを嗅ぐと食べたくなるのはなぜだろう。

    0
    投稿日: 2025.07.22
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    さまざまな立場、さまざまな状況で料理を作る人の物語たち。 ひと言で「料理を作る」と言っても、状況や誰のために作るかなどによって、まったく趣の違うストーリーになるものだと感心する。 ただ言えるのは、食べることは生きることであり、生きようとすることであり、お腹が満たされると人は幸せを感じるということだろう。 一回でも多く、しあわせな食事をとりたいものである。

    0
    投稿日: 2025.07.01
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    ファンタジーに、恋愛に、家族に、ゾッとするお話まで、「料理をつくる人」という1つのテーマで、こんなにもいろんな雰囲気の物語ができるとは。どれも前向きな結末があるなかで、千早茜さんの「白い食卓」だけは冷たく恐ろしいようなお話だったのでどうしても印象に残った。深緑野分さんの「メインディッシュを悪魔に」もキャラクターを想像しながら楽しく読めた。

    7
    投稿日: 2025.05.22
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    アンソロジーって、作風掴むまで疲れること多いけど、 どれも面白かったし、 読みやすかった。 料理を作ってくれる人に感謝。、

    6
    投稿日: 2025.05.17
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    食と記憶: 多くの作品で、料理が過去の思い出や特定の人物との繋がりを呼び起こす装置として機能していることが示唆されます。 食と感情: 食べる喜び、作る苦労、食を通じた愛情や憎しみなど、人間の様々な感情が料理と深く結びついて描かれると考えられます。 食と人間関係: 家族、友人、恋人など、他者との関係性が食卓を通して描かれます。時には、食を巡るコミュニケーションや誤解が、人間関係を左右する要素となることもあります。 日常と非日常: 日常的な料理の風景の中に、非日常的な出来事や感情が織り込まれることで、物語に深みと面白さが加わることが期待されます。 成長と変化: 料理に挑戦したり、食の好みが変わったりする過程を通して、登場人物たちの成長や変化が描かれる可能性があります。

    0
    投稿日: 2025.04.09
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    読んで良かった感も特にない。かろうじて、西條か、シリーズものとも知らず。読み終えて、文芸文庫!と知る。

    0
    投稿日: 2025.04.07
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    主人公に感情移入出来ないのが多かったなぁ。 料理を粗末に扱うのがあったのもちょっと受け付けなかったかも。

    0
    投稿日: 2025.03.30
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    あまりハマらず…唯一入り込めたのは白い食卓。でも登場人物があまり魅力的じゃない……不穏な雰囲気は常にあるから先が気になっちゃうけど。

    0
    投稿日: 2025.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    6人の作家によるアンソロジー。 料理ではなく料理を作る人をテーマに したところが面白かったです。 ファンタジー映画のような深緑野分さんの 「メインディッシュを悪魔に」は個人的に 内容も面白く、サタンが高く評価した料理? にあぁ~たしかになんて思いました。 秋永真琴さんの「冷蔵庫で待ってる」では なんかそれってどうなんて思いつつも 最後にある人からの誘いを断る理由が カッコよかった。織守きょうやさんの 「対岸の恋」は想定していた好きな人が えぇ~そっちなん!て思いつつその好意を 抱く人たちのやり場のない思いや自分なりの 処理の仕方が極端で共感は出来なかったけど なんか悪くない方向にいけそうな感じの 終わりだったので読み終わりは悪くなかった。 越谷オサムさんの「夏のキッチン」は 単純なお腹が空いた少年の初料理って 話ではなく不思議といい話がいい塩梅で よかった。まぁ最後の作品に出てきたからか 無性にカレーが食べたくなった。

    0
    投稿日: 2025.03.26
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    料理に関連する物語。それぞれ味があって面白かった。ちょっと怖くてゾクッとするもの、ほのぼのした感じだがちょっと悲しいもの、料理は味付けで関連する人間模様がメイン。

    4
    投稿日: 2025.03.26
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    深緑野分さん以外は初読み作家さんのアンソロジー。 織守きょうやさんは怪談系?の作家さんのイメージがあっていつか読もうと思っていたので一番楽しみにして読みました。 ちょっぴり切ない感じ。 越谷オサムさんは「初めての料理!」が冒険心あふれている感じですごく良かった。

    0
    投稿日: 2025.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【収録作品】 西條奈加「向日葵の少女」(〈お蔦さんの神楽坂日記〉シリーズ)  千早茜「白い食卓」  深緑野分「メインディッシュを悪魔に」  秋永真琴「冷蔵庫で待ってる」  織守きょうや「対岸の恋」  越谷オサム「夏のキッチン」 料理のつくり手をテーマにした短編集。 「向日葵の少女」絵につけられた傷にこめられた思い。いい話風にまとまったが、離婚した父親に対してこれで納得でいいのかと思う。 「白い食卓」昭和脳の傲岸不遜な男の態度がいちいち不愉快なので、ラストは痛快。つくり手の女性がいい。 「メインディッシュを…」サタンに料理をつくるはめになった女性料理人。そのきっかけを作ったサタンの眷属が天使に見えてくる。 「冷蔵庫で…」女子大学生の恋愛未満の失恋。最後に相手に投げかけた台詞がエライぞ。 「対岸の恋」男子大学生の姉と女子高生の兄が結婚。それぞれの料理係だった「弟」と「妹」は互いに一番の理解者となっていた。著者らしい作品。 「夏のキッチン」引きこもりの小6男子。その事情が少しずつ見えてくると切ない。 お腹が空いた。

    2
    投稿日: 2025.02.22
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    同じテーマでも作家さんによって全然雰囲気が違って面白かった。 千早茜「白い食卓」、深緑野分「メインディッシュを悪魔に」、秋永真琴「冷蔵庫で待ってる」が好みだった。

    0
    投稿日: 2025.02.15
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    西條奈加「向日葵の少女」 千早茜「白い食卓」 深緑野分「メインディッシュを悪魔に」 秋永真琴「冷蔵庫で待ってる」 織守きょうや「対岸の恋」 越谷オサム「夏のキッチン」   創元推理文庫だと気づかずタイトルで選んで読み始め、いい意味で期待を裏切られたアンソロジー。美味しさの疑似体験はできなかったけれど、調理という行為に捻りがある作品ばかり。どれも面白く読んだ中、千早さんの依存させて支配する話、深緑さんの悪魔とシェフの話、越谷さんのハートフルな話が印象に残ったな。

    3
    投稿日: 2025.02.12
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    全体的には、あまりワクワク読めなかったかな。 割と好きな作品が多い千早さんは、 今回の読了後のゾワゾワ感が私にはあまり合わず。 織守さんは、共感も出来ずしっくりこない。 お初の深野さんが、途中から面白くなりワクワク どう選択する?どういう結果になる?…と 楽しく読み進めた。 越谷さんは、最初からワクワクして、読了後も 心地よいな~と、今回の中で一番好きな作品かも。 アンソロジーは短編なので読みやすく お初の作家さんの作品に触れやすく 楽しい出会いがあるのも良いから好き。

    0
    投稿日: 2025.01.03
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    「料理をつくる」をテーマに、この豪華作家人が書きおろした短編集。西條奈加さんの神楽坂人情もの、千早あかねさんならではのちょっと幻想的な怖さ等々、それぞれの作風を存分に楽しめる!

    0
    投稿日: 2025.01.01
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    どんな料理の話があるんだろう?と思っていたけど、家庭料理がほとんどだった。 料理がテーマのアンソロジーのはずなのに、料理の話があんまりないものも。 面白かったのは千早茜さんの「白い食卓」。 終始不穏で、料理を作っているだけなのに、はくりさんがとても怖い。 食事=命と思うと、家族に食事を作る事が責任重大だと感じて荷が重かったことがあるけど、はくりさんのような思考になるパターンもあるんだなと思った。

    45
    投稿日: 2024.12.27
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    なかなか良かった。 千早さん目当てで購入したけど、なんか幻想的で求めていたものではなかったのが残念。 とはいえ、1番印象に残ってるのはやはり千早さんの作品だった。 好きだったのは初作家さんの松永さん。 深縁さんも良かったな。 織守さんのはさすが。晴れやかな雰囲気から一気にそんな展開に!という感じです読み応えあった。

    8
    投稿日: 2024.12.24
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    読むのを楽しみにしてた。好きな書き手の人が私が好きな料理をつくることをテーマにアンソロジーって…! いやー、どれもおもしろかった。ほんとに。さすがでございます… 西條奈加さんの『向日葵の少女』は舞台設定で上品が雰囲気が漂いながらもミステリーっぽい話の進み具合で、大きなテーマを複数かけあわせてまとまったひとつの話にできるのすごすぎるし結末には心があたたかくなった 千早茜さんの『白い食卓』は主人公がいけ好かないやつすぎるのだけど話が進んでいくごとに料理の恐ろしさというか、食事を他者に委ねることってそういうことだよなあ…生きるための手段のひとつを他者へ委ねるというのは尊いとされたり愛情の証左とされたりもするけれど、それは反転させるとどういうことなんだろうね?と冷たいナイフみたいな展開だった。世にも奇妙な物語で見たい 深緑野分さんのはNetflixとかで短編ドラマにしてほしい感じ。ちょっとファンタジーな設定と描写が海外ドラマぽかったしデイジーなすごいかわいくて胸がきゅんとした。その後とかないんですか?続きを読みたいんですが…? 秋永真琴さんの『冷蔵庫で待ってる』は北海道の大学生の女の子の話なんだけど、大学生のときの恋愛ってこういうところがあるよなあ、拙くてでも熱量だけはすごくあって、相手に求められたいということは実は何より相手を求めていて、恋愛感情と承認欲求もごちゃごちゃになりがちで…。自分の楽しみのために料理をするというのは自分が食べたいもの、シグナルをちゃんとキャッチしなければいけないわけである種の自己分析とも通じるところもあって、主人公が自己理解を深めてささやかながらも主体的な選択をしたところがすごいよかったし、ビールと料理の描写がよすぎて出てきたビール会社は何かしら広報のお礼をする必要があるんでは?ぐらいだったな。ちなみにこの話を読んだあとチヂミを作りました 織守きょうやさんのこの曇天っぽい空気が満ちた小説ってほんといいよな…。マジで…。話が進むにつれてある秘密が明らかになるのだけど、ほんとに誰にも苦しさを言えないときってああいう選択肢になっちゃうし、料理を作ることに愛情を込めたとしても伝わらないとかやるせないことになったりもして どうにもならない苦しみをとりあえず持ち帰ってどうにかしていこうというささやかな希望もあるのが最終的にやさしくていいなと思った 越谷オサムさんの『夏のキッチン』越谷さんの文章ってほんとにリズミカルで登場人物が愛くるしくていい。とあることをきっかけに不登校になった来年中学生になる男の子の振る舞いを書くのがうますぎるし、出不精な自分はコンビニに行くか悩むところでめちゃめちゃ共感した。越谷オサムさん『ひだまりの彼女』もそうだけどあったかくて笑えて一匙の切なさと寂しさを加えた話が抜群にうまい…ほんとすごい… うう、どのお話もすっごいおもしろかったし同一テーマでこれだけ全然違う話が集まるんだから作家ってのはすごい… 自分だったら料理をテーマに何を書くかなあと思ったけど、コンビニや外食で店員さんとちょっとした会話すらしたくない消極的料理の話になるかな…

    1
    投稿日: 2024.11.24