
ウミガメを砕く
久栖博季/新潮社
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総合評価
(2件)2.5
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powered by ブクログ題名に惹かれて読んでみた。 ウミガメ(ここで言うと剥製)を砕くことで一つの区切りを付けるというもの。表題の他にもう一編ある。親と子、血の繋がりの強さを感じた。星二つです。
0投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現代に暮らすアイヌの系譜の話です。アイヌと和人の歴史の間で揺れ動く「自分」が一体何者なのか、春子おばさんとの交流を通じて探していく。 壮絶ないじめシーンがあるうえに肉体的にむちゃくちゃ痛そうすぎるシーンが頻繁に出てきて読んでいて痛かった。 他者から見てアイヌか和人かは判別がつかない、その人が抱えている事情はわからない、自分のことは自分でさえよくわからない……他者との断絶がもたらす苦しみが絶えず物語の中で続いている。 読んでいて苦しかったが、最終的に春子おばさんと和解(?)し、主人公なりにけりをつけることができたあたりでようやく清々しい心持ちになった。 もうひとつ収録されている短編には性交渉シーンがあるのでおいそれと人に勧められないぜと思った
1投稿日: 2025.06.20
