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古事記の正体(新潮新書)
古事記の正体(新潮新書)
関裕二/新潮社
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総合評価

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    日本の古代の建国については、本書にも記されてるように、考古学的発見、考察から、かなりわかってきているのが現状であろう。 その状況で、記紀がなぜこのような神話を捏造してきたのか。 中臣鎌足が百済の王子豊璋であったこと。日本書紀は藤原不比人が藤原氏の正義を証明するために作成したこと。古事記は藤原氏らに虐げられた秦氏が、一族の恨み、怨念をちりばめたものであった。 さらに、聖徳太子の実態は偶像であり、本当は改革派の蘇我入鹿を歴史の闇に封じ込めたこと。 一読すると、なるほど闇に葬られた真実に迫れた感じがします。

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    投稿日: 2025.09.28