
古事記の正体(新潮新書)
関裕二/新潮社
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総合評価
(2件)4.0
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
20251016−1023 本居宣長以来、『古事記』は日本の大和心をすなわち日本人の精神性の根源を伝える書であるとの評価が定着している。しかし、その成立過程や編纂の目的については未だ明らかにされていない。本書はその謎について論じている。著者の論によれば、『古事記』は『日本書紀』の歴史改竄を暴くための稗史である、という。たしかに日本書紀は天皇家の正当性を主張している正史であろう。論を進めていくと、渡来人の出自を持つ秦氏が古事記に深く関わっていたのだろう背景もわかってくる。 面白くて一気に読んでしまった。
0投稿日: 2025.10.17
powered by ブクログ日本の古代の建国については、本書にも記されてるように、考古学的発見、考察から、かなりわかってきているのが現状であろう。 その状況で、記紀がなぜこのような神話を捏造してきたのか。 中臣鎌足が百済の王子豊璋であったこと。日本書紀は藤原不比人が藤原氏の正義を証明するために作成したこと。古事記は藤原氏らに虐げられた秦氏が、一族の恨み、怨念をちりばめたものであった。 さらに、聖徳太子の実態は偶像であり、本当は改革派の蘇我入鹿を歴史の闇に封じ込めたこと。 一読すると、なるほど闇に葬られた真実に迫れた感じがします。
5投稿日: 2025.09.28
