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イマジナリー・ネガティブ 認知科学で読み解く「こころ」の闇
イマジナリー・ネガティブ 認知科学で読み解く「こころ」の闇
久保(川合)南海子/集英社
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総合評価

15件)
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    認知が歪みを生み出すのがよくわかるが、著者の書き方が少し推しを持っている人のそれでわたしには少し読みにくかった

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    投稿日: 2026.01.25
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    想像とか見立てとか思い込みとか投影とかそういった自分の内的な世界を外部の事物に重ね合わせる事をプロジェクションというようなのだが、正直あまりピンとこなくて、自分には話を咀嚼するのに少しノイズにもなっていた。 自分で勝手に想像してネガティブになるという事はよくあると思うが、でも確かに自分の思い込みでしかない事も多いと思う。そういう事を認識して感情のコントロールが少しでもできればいいのかなと思う

    0
    投稿日: 2026.01.14
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    推しの科学の続編。 推しの科学ではプロジェクションのポジティブな側面にスポットを当てていたが、本書ではプロジェクションにおけるネガティブな事例に対して考察が繰り広げられる。 プロジェクションを悪用し、ヒトの認知をコントロールして詐欺や霊感商法などの悪事をはたらくヤツらに対する著者の強い憤りもひしひしと感じられた。 (悪事をはたらく彼らは自分たちがプロジェクションを悪用しているとはゆめにも思っていないだろうが) ヒトは虚構を捉える能力により、他の動物や類人猿を圧倒してきたわけだけど、その特殊な能力が自らを苦しめたり傷つけあうことに使われるなどとは、我々ホモサピエンスに駆逐されたネアンデルタール人もびっくりだろうなぁ。 ヒトとして生きる上で『プロジェクション』の概念を知ることは自分を守ることにもつながるなぁとしみじみ感じました。

    11
    投稿日: 2026.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読書ノート:https://note.com/futen_seisuke/n/nde0ea18d2804 認知科学の概念「プロジェクション」とは、自分の内的世界を外部の事物に重ね合わせるこころの働きのことである。 プロジェクションには “推し”の存在に生きる意味を見出すようなポジティブな面がある一方で、霊感商法、オレオレ詐欺、陰謀論、ジェンダー規範など、他者によってこころを操られたり自分自身を無意識のうちに縛ったりすることでネガティブな問題を生じさせる面もある。 実際には起きていないことや存在しないものを想像して現実に投射できるがゆえに生まれる「イマジナリー・ネガティブ」を認知科学の視点で考察する一冊。 久保(川合) 南海子 (くぼ(かわい) なみこ) 1974年東京都生まれ。 日本女子大学大学院人間社会研究科心理学専攻博士課程修了。 博士(心理学)。 日本学術振興会特別研究員、京都大学霊長類研究所研究員、京都大学こころの未来研究センター助教などを経て、現在、愛知淑徳大学心理学部教授。専門は実験心理学、生涯発達心理学、認知科学。著書に『「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か』(集英社新書)、『女性研究者とワークライフバランス キャリアを積むこと、家族を持つこと』(新曜社)ほか多数。

    0
    投稿日: 2025.12.25
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    著者は愛知淑徳大学心理学部教授。プロジェクションのネガティブな部分にフォーカスして説明してくれる。 人間がいかにプロジェクションという認知によって、判断し生活しているかを理解する。このことを知っていることで、霊感商法や詐欺にも騙されないような、認知を得ることができる。

    15
    投稿日: 2025.11.04
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    推しについて考えたくて読んだけど「霊感商法」「戦争」「ジェンダー」「ホスト」など自分にはあまり関わりのない世界で起こる認知について考えさせられた。自分が受け取った認知と現実が必ずしも一致しているとは限らない。時としてそれがポジティブにもネガティブにも向くから面白いなと思う。 「ネガティブ・ケイパビリティ」という「答えのない事態に耐える力」は必要な力だなと思った。簡単に解決できない宙ぶらりんの状態でももがきながら生きていくのは意外と難しいのかもしれない。

    1
    投稿日: 2025.10.03
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    読んでいてイマイチだったので、途中で中断して前編である『「推し」の科学』を読みに行った。そっちも微妙だったので、後半は読んでいない。

    1
    投稿日: 2025.06.29
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    「認知科学の概念『プロジェクション』とは、自分の内的世界を外部の事物に重ね合わせるこころの働き」だそうです。 以前読んだ『「推し」の科学』はこのプロジェクションのポジティブな面について書かれていて、今回はプロジェクションのネガティブな面について書かれています。 霊感商法、オレオレ詐欺、陰謀論、事故物件などこの世の中はネガティブなプロジェクションに溢れていることを身近な具体例から紹介していて、おもしろくてわかりやい! 人からどう見られてるか、とかあの人は自分のことこう思ってるんじゃないか、とか母親だからこうでなければ、とかそういうことも全て無意識のプロジェクションであって、思いこみを捨てたら「あれ?全然そんなんじゃなかった」というこがいっぱいありそうで、とっても目の前がばあっと明るくなりました。

    6
    投稿日: 2025.05.12
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    あるがままに物事を認識する 難しさを、いろいろな理論や実験を例に引きながら解説。 興味深いが、やや総花的?

    0
    投稿日: 2025.01.13
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    こころの闇の不思議さを知ることができました。 特殊作業や霊感商法等、分かっていても、実際の目の前にしたら、騙されてしまうんだろうなと思いました。

    21
    投稿日: 2025.01.02
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    「いまここにない」ことを想像して、「今ここにある」現実へ投射するプロジェクション。この言葉は、初めて知りました。 目の前にある現実は、みんなにとって変わらないはずなのに、なぜ人によって違うのか。会話が噛み合わないとか意見が異なるのはなぜか。価値基準とか生きてきた背景、性格と言ってしまえばそれまでかもしれませんが。 オレオレ詐欺で高齢者が騙される背景に、社会で必要とされたいという気持ちが、人一倍つよく、それが身近な存在であれば、なおさら役に立ちたいという気持ちか、先に立ち。追い込まれた状況に置かれると視野が狭くなる。それを利用して、罠にかける。ホストや推しのアイドルなども、自分が助けないとみたいな気持ちが、正常な判断を歪ませる。ストーカーも歪んだプロジェクション。 情報が溢れる社会で、自分に都合の良い情報だけに触れて自分だけが正しいみたいなフィルターバブル。 戦争もですが、正しいことの価値観や考え方が曖昧になってきている世界で、極端な考え方を持つ人が増えるのは当たり前なんでしょうかね。

    1
    投稿日: 2024.12.11
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    陰謀論に傾倒する認知のゆがみに興味をもった。ナラティブ、ネガティブケイパビリティあたりがキーワードになるだろうか。 --- 認知心理学は今は広く認知科学とも呼ばれ、言語学とも隣の学問(『学問のしくみ事典』) この本で著者が世に広めたい概念は「プロジェクション(・サイエンス)」。内面世界を外部の事象に投射する心の働き。大切なぬいぐるみに有生性を感じているようなあれ。思い込み、と単に読み替えられる気がするけどそれは置いておく。話は逸れるが認知や言語の分野は人が自然にしている/できることの原理を紐解く学問なので、そんなこと研究して意味あるの、という話(やマインド)になりやすい、その話出たらその先の道がつまんないからダメぜったい。 著者は前著、『「推し」の科学』(2022)、でプロジェクションの陽の働きを取り上げ、今著で陰の働きを取り上げた。本を分けた理由が記されていて好ましかった。なお研究仲間であり尊敬していた鈴木浩昭氏が広めていた概念。 とても軽く読める本。取り上げる事例がありきたりな感があり(プロトタイプすぎるオレオレ詐欺etc)、ものすごく興味深く読み進めていく読書とはいかなかった。 良い面もあった。1つは今すぐマインドセットをいじれる実践的な啓発の効果。例えば、イマジナリーな心配事(杞憂)によりスピーチで緊張しすぎる、あるいは他人のネガティブな行動の片鱗から拡大想像しすぎて鬱々としてしまう、といったことを歪んだプロジェクションとしてメタ思考できそうな点。現象の言葉を覚えるのって便利ですね。 もう1つは、ありきたりな事例、と言ってしまったものの取り上げられる事例の多さそのもののことで、今納得できるものもあればこれから腑に落ちることもあるであろう、記号設置(概念設置?)を待つ楽しみのある本であるということだ。 前著も機会があれば読みたい。多分両方読むべきものなんだろうと思うので。

    0
    投稿日: 2024.12.10
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    『「推し」の科学』も既読。冒頭にもあったように、「プロジェクション」の裏面、ネガティブ要素。2冊合わせて「プロジェクション」の表も裏も見てきたのだけれど、ちょっとそちらから見てみれば、世の中は「プロジェクション」だらけだということが分かる。それが現実なのだという意見はあるけれど、楽しい・嬉しい読書にはならなかったな。

    2
    投稿日: 2024.12.01
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    『推しの科学』の著者だとは気が付かずに本書を先に読んだのだが、私にとってはそれがむしろ結果オーライだったようで‥何度も何度も(ナルホド!)(そりゃそうだ!)と膝を打ちながら一気に読了。私自身はこれまで“推しにハマる”経験に乏しく、何か特別夢中になれるものがある人を羨ましく思ったりもしたけれど、楽しいポジティブなことだけではなく、“自分のこころ”は簡単にハックされ得るとこと、それは私にもあり得ることだなと思うとプロジェクションに無関心ではいられない。

    6
    投稿日: 2024.10.19
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    「世界を意味づけする心の働き」プロジェクションサイエンスについて、この本は自分にとっては3冊目です。世界観とはいわばサングラスをかけた状態で、かつ、そのことに気づいてない状態、とずっと理解してきましたが、著者はもっと進めて、「着ぐるみを着ている」状態、と表現していました。それが自然な状態なら、サングラス以上に着脱は容易ではないでしょう。少なくとも自分の世界観を、着ぐるみからサングラス程度につけ外しが楽な状況にしたいな、と思いました。

    78
    投稿日: 2024.10.14