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招かれざる客〔小説版〕
招かれざる客〔小説版〕
アガサ・クリスティー、チャールズ・オズボーン、羽田詩津子/早川書房
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総合評価

4件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初アガサ・クリスティーさん!! そして誰もいなくなったは分厚いので(?)まずはこの本からチャレンジしてみようと…(笑) 結構序盤から、あれ…?この人…???ってなったけど最後にはすっきり!やっぱりね!!ってなった。 退屈なシーンが無くてほぼ一晩で読了。

    1
    投稿日: 2025.09.22
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    適度な緊張感があって一気に読みました。 細かい描写にリアル感あって、最後に驚かされ終わり方が良かった。面白かった。

    22
    投稿日: 2025.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    招かれざる客 クリスティの戯曲を小説化した作品。クリスティ作品ふ戯曲も面白いのだが、戯曲だと読み難い為、全作品小説化して欲しいと願う。 クリスティの作品から派生していく作品(ソフィ・ハナのポアロシリーズ等)は、クリスティの余韻を感じる事が出来るし、キャラクターの世界観を壊さなければとても楽しむ事が出来るが、戯曲を小説にするこによって、まるでクリスティが蘇った気持ちになるし、女史の未読作品が殆ど無くなってしまった今となっては単純に個人的に楽しんでいる。 現代だと突飛押しもないスタートから始まる今作だが、余りにも変わった導入は唯一だしクリスティらしいスタート。スタークウェッダーという若者が霧の中で車を溝に落としてしまい、近くの屋敷に助けを求めると玄関が開いていて、リビングで中年男性の死体と銃を握りしめた女性が立っているという導入。スタークウェッダーは女性に好意を持ち銃を握りしめる女性に事の顛末を確認していく。 冒頭では余りにも突飛な物語の導入ね驚き、どうやってこの事件の結末を結ぶのか、スタークウェッダーとローラ・ウォリックの出会いがどの様に発展していくのか全く想像だに出来なかった。スタークウェッダーのキャラクターも不気味であるが人間味があり、中盤からは本当に一目惚れで無茶したのだなぁと笑ってしまう。中盤以降、登場人物が出揃い、物語の真相がわかってくるが、中盤から怒涛の展開が始まっていき、流石はクリスティと息を呑む構成だった。元々演劇用だと考えれば、起承転結がはっきりしていてわかりやすいわけだが、ミステリー、ロマンスを交え、どんでん返しに次ぐどんでん返しは最終的にとてもよく作用していたと思う。 終盤のとある出来事、それに付随するウォリック家の面々の行動の意味と結末、悲劇は本の厚さからは想像出来ない様なボリュームのあるドラマを与えてくれるが、一方で警察官が余りにも魅力がない事が残念であり、癖のある警官が実は切れ者パターンも盛り込んで山盛りな仕様でも今作は楽しかっただろう。そして事件の全貌が見えて来ると、冒頭からの解釈が一変してしまい、今作の本当の悲劇が見えて来る。とある重要人物が名前だけで作中に登場しない理由に深い意味があり、衝撃的だった。 ◯ネタバレになるが、看護婦が登場しているとある人物の偽装があっという間に明るみに出てしまう。 やはりクリスティは面白い。戯曲は数冊読んでいるがどれも魅力的な物語なので、是非小説に焼き直してほしい。

    1
    投稿日: 2025.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    霧の中、屋敷に来た「招かれざる客」が見たのは——。 ほらやっぱりマイケルの復讐だった! ミステリを読み慣れていると途中で気付いてしまうけど、だからといってこの作品の価値は下がらない。登場人物は皆お互いに何かを隠していたり考えていたりする。銃を持って逃げたジャンを追いかけるところの緊迫感もよい。そしてマイケルが罪を告白したように見えるラストも、彼が真犯人と断定されたシーンではないということ。あくまで可能性のひとつだということもギリギリできるのでは。クリスティーの面白さが存分に味わえるし、劇で見てみたいと思う。

    1
    投稿日: 2025.03.02