Reader Store
ネコのムル君の人生観(上)
ネコのムル君の人生観(上)
ホフマン、鈴木芳子/光文社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

4件)
3.5
1
0
3
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ネコのムル君の幼少期から青年期までを描く。ネコの視点から人間観察をし、社会を通じて学び、学習し、失敗し、行動する姿は人間と同じであるように精神的にも大きく成長していく。 「自由でありながらも社会的規範を持ち、自分らしく生きようとすること」この言葉に尽きるのではないかと私は思う。

    0
    投稿日: 2025.08.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    反故のほうが滅茶苦茶読みにくかった。作風の違いを違う作家がここまで表現するのはすごいと思う。ムルのエピソードはずっと面白かった。インテリ猫なのに本能に抗えないのがマジで猫だった。反故読むのだるいけど、下巻も読もうと思う。

    1
    投稿日: 2024.11.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前から読みたいと思っていた本 なんと新訳が出ていて嬉しくなりました 1819年に書き始めたとのこと なんてことでしょう日本は江戸時代 登場人物の背景は確かに時代を感じさせますが ムルくんの可愛い猫たる姿はまったく時代を感じさせない あげようと思ってくわえたニシンを運んでいるうちに食べてしまったり、先生の机の上をグジャグジャにしてしまったり、恋敵に叩きのめされたり もう目に浮かぶ! そしてムルくんの書く小説の愛くるしい登場人物たち まだ半分ですが、読んでよかった!早く続きを! が、腰を据えて読まないと内容が入ってこないので何日かかかるだろうな

    52
    投稿日: 2024.10.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いくぶん尊大な態度のムル君がこっけいだった。 ムル君が原稿を書くときに下敷きにした音楽家の伝記が挟まれたまま製本されるというハプニングによって世に出された本、という設定。話が行ったり来たりで没入できなかったけど、傍から見てるとムル君が面白かったし(本猫はいたって真面目)、詩猫というだけあって詩はなかなか趣がある文体だった。 『雄猫ムル…』が世に出されたのが19世紀、漱石さんがそれを一部モデルにした『吾輩は猫…』は20世紀。そして新訳『ムル君…』が1か月前。 HPに「吾輩は詩猫である。名声はまだない。」というキャット(チ)フレーズが載せられていて文学愛を感じた。 ところで、『吾輩は猫である』実はまだ読了出来てないんだよな。半分過ぎまで読んだところで失くしてしまった。多分、海遊館の落とし物に届けられてると思うんだけど。

    17
    投稿日: 2024.10.17