
総合評価
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powered by ブクログ再読 登場人物の描写に「仮面」を想像させる部分は多くあれど、終盤にかけて三条の化けの皮が剥がれていく展開は衝撃 久保川にとっては三条自身が仮面だったんだろうなぁ
0投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ読字障害を持つ人気コメンテーターが殺人事件の犯人か? 刑事目線、被害者目線、マネージャー目線で語られる。 事件を追っていく刑事の姿が清々しく面白い。 ラストシーンはさすが
0投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログおもしろかったけど、 最後がサラッとしてた それまでは残虐 気持ち悪い 読字障害 ディスレクシア 初めて聞いた
0投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ登場人物の名前の小タイトルで物語が進んでいき、もちろん最初から面白く読み進められた。しかし、後半になって油断をしていたというか、予想を全くしていなかった人物がまさかの犯人でやられた。いい意味で期待を裏切られ楽しめた。
13投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログ人は様々な仮面を被っているとはいえ、登場人物の本性が中々酷い。特に犯人側。そのギャップを楽しむのか?うーん、モヤっとした読後感。
37投稿日: 2025.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一人ずつ何の関係もない登場人物の描写が続く。 そのうち、点と点が繋がっていく。何人かは、亡き者となるか、行方知れずになる。 犯人は、これまでの登場人物の中にいるはずだが、誰かが殺人鬼の仮面をつけているのか、それとも殺人鬼の顔を隠すための仮面をつけているのか。 仮面というタイトルの意図を想像しながら読み進める。 途中、刑事が囚われ、絶望的な状況に陥るが、そこからどう助かるか、の展開もヤキモキしながら面白く読み進められた。 誰しも、社会に適合するため、成功をおさめるために、それぞれの仮面はあるだろうけど、その下に隠されている素顔もまた、千差万別なんだと納得した。
1投稿日: 2025.07.23
powered by ブクログ好きな伊岡作品。 今回も入り組んだ人間関係と、タイトルの『仮面』が交差する楽しい一冊でした。 自ら被り人を欺く仮面と、周りから被された勝手な仮面。評価や思い込み(○○な人)が持つ不安定さが話をより深くしてくれているように思います。 冒頭の数ページを読んで買うか迷われる方も居るらしいので、あえて言うならば、その数ページは当本の仮面です。笑
11投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログ東京の武蔵野の山中で、東村山のパン屋の妻である宮崎璃名子が白骨死体で発見されたことから物語は始まる。 そして璃名子の友人である新田文菜も行方不明となっていた。 この『 仮面 』では、人間の本性は何処にあるのかを問うている。 人の心は複雑怪奇な面がある。 本人にさえ理解していない一面が、突如現れてくる可能性がある。 信じていた友に裏切られたり、長年生活を友にしていた家族でさえ理解不能の行動に出られたりもする。 本人さえも自覚できない「仮面」を、人は心に備えているのだろう。 この『 仮面 』に登場する7人の人々も、二面性や三面性を擁しているがために、本人でさえも予想外の行動に出ることになり、その結果、加害者か被害者となってしまう物語だ。 7人の登場人物の中で、最後まで好印象だったのは大食漢刑事の宮下真人と、超クールな女性刑事の小野田静だけだった。 最後の最後、宮下真人が小野田を見送る場面で、鼻水を垂らしながら直立不動で最敬礼する姿を想像し、不覚にも私の鼻の奥がツンとなって鼻水を垂らしてしまった。 ぜひ最後の感動を、皆さんにも味わっていただきたい。
4投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログ視点がコロコロ変わってそれぞれが長くないので長編ながらも長く感じない。毎度ながら読みやすいです。 事件の意外性というよりかは、仮面の下の新たな顔、顔、顔…それぞれを剥がしていくような楽しさがあったかなと思う。ジャジャーン!ではなく、はらはら剥がれていくのが良い。 いやー流石にバレるでしょと突っ込みたくなるところはあるにせよ、私がキャラ好きな部分もあるので割と全ての登場人物を気に入っていて、土台3.5点のキャラ立ちで4点!って感じかも。
0投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログ宮下刑事シリーズ。女先輩刑事がひどい目に合うのがかわいそう。この後もシリーズが続くなら出てきて欲しい。
5投稿日: 2025.04.12
powered by ブクログ題名の"仮面"を被った人間ばかり登場する話でした。誰しも仮面は被っていると思う。そう分かってるのだけど、この作品に登場する仮面を被った人間は、仮面を脱ぐと変な人間ばかり。読んでて、まともな人間は出てこないのか?もう嫌だ、と思ってしまうほど。たいていこういう変な人間ばかりだと私は読むのが苦になってしまう。読んでも読んでも先に進まないぐらい。 でもこの作品は面白かった。なんかあっという間に読めた感じ。苦手な暴力描写もあったりしたけど、そんなに気にならなかった。一番面白いと思ったのが、こういうサスペンスには珍しい胸キュンもあった。そういうギャップもあり、私はこの作品好きです。 この作品は何年か前に書かれたものだと思うのだけど、作中に今世間を騒がしている事柄と同じことが書かれた箇所があった。某テレビ局と元タレントがやっていたような事、そのままなのではないのか?と思わせる。実際何があったのかは、私には分からない。そんな私が言えることではないけど、こういう事は常に行われてだんだろうなと思った。
50投稿日: 2025.03.27
powered by ブクログ「仮面」 人は誰しも何かしらの仮面を被っていて、登場人物達もそれはそれは大きな仮面を被っていました。 割と最初に犯人分かりますが、後半戦の展開の速さはめっちゃ引き込まれてあっという間に読了。 今回の「仮面」は、とても面白かったです。
21投稿日: 2025.03.04
powered by ブクログ私は遊園地のジェットコースターが嫌いだけど、この本の後半の展開はまさにジェットコースターで、ミステリ好きで良かったと心底おもった。おもしろい。
0投稿日: 2025.02.26
powered by ブクログ前にこの作家の作品を2冊ほど読んだ。 面白いが何となくスッキリしなかったと言う印象がある。 それと比較して本作はかなり面白い。 何人かの登場人物からの物語が語られる構成だ。 途中で犯人がほぼ分かるが、もう一段物語を絡めている所が良い。唯一言えば、「秘書:菊井早紀」の心変わりに至る過程や物語が読みたかった。
6投稿日: 2025.02.05
powered by ブクログ水脈から逆行して読む。こんだけ詐称してたらバレるだろうというところがなかなかバレず、その間に何人も死ぬ。 みんな仮面を、と言いつつ、レディKが1番いい仮面かぶってたか?!
0投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。 特に最後の方はつづきが気になって1時間くらい一気に読んでしまった。 淡々と物語が進んでいくのもよかった。 でも昔よりグロい描写に耐性がなくなってきたかも。想像力がついたからかな。 少ししんどかった。 小野田と宮下の関係には来るものがあった。 病院で宮下が小野田に想いを告げるシーンはとっても良かった。 良かったっていうのは、作品的にいいとかじゃないくてキュンってしました。 でも、サイコキラーが出てくる話はあまり好きではないかもしれない。 小野田さんのキャラクターにはすごく惹かれた。
0投稿日: 2025.01.26
powered by ブクログ読むのにエライ時間がかかった。 すっと、入り込めんかったなあ。 何でやろ。 まあ、オモロないからやな。 ハズレですわ。
1投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ新年早々、クズの殺人鬼を読んでしまい気が重くなってしまった。 最初の方は章ごとに主人公が目まぐるしく変わり、わかりずらい展開だったが、次々とその主人公達が殺されて行く。繋がって行く先に出てきたのは読字障害を抱える作家で評論家の三条。 若い男女の刑事が出てきて、これが主役かと思うと肩透かし。どんどん死者が増えて行き、犯人の身勝手な理由に腹が立ってくる。若い刑事達の危なっかしい捜査とほのかな恋愛状況に救われる。 タイトルは若い刑事が犯人に言った『どんなにうわべを飾ってみても、おまえたちがつけているのは反吐が出そうなほど腐った仮面だ』から来ていた。
57投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ夫の前のA子、彼氏の前のA子、誰かの前のA子 相手に応じて仮面を付けるのは当たり前? 面接の時は猫を被ってた気はする 基本的に私は私でいるつもりだけどちょっとした仮面はつけてるかもしれない けれど 人を傷つけるような仮面はいらない
3投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログ------------------------- 衝撃の怪物誕生! 若きカリスマが隠し持つ 最悪な秘密とは ------------------------- よく行く書店で大々的い展開されていた本作。 タイトル、帯、表紙、全てが不穏で読むを躊躇いましたが、好奇心に勝てず。笑 識字障害というハンディキャップを乗り越え、 アメリカ留学、作家、評論家として活躍している 三条公彦。 行方不明者と発見された白骨遺体。 全く関係のない両者につながりがあるとしたら… 最後は「ええええ…!!!」ということの連続で、 「おいおいおいおい」と思いながらも、 始まってしまった物語を途中で終えるなんてできず、 本当に一気読みでした。 ボリューム含めて重ためのミステリーを読みたくて手に取ったので、読後は意外と軽かった…かもです。笑
9投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログまさにサスペンス小説 物語の雰囲気は同著者の代償などが近いか 登場人物が少なめなため殺人犯人も自ずと分かるというかコイツしかいないという感じなため推理要素は別のところにある それも読んでいけば何となく推測できるような程度ではある 推理小説として、はたまたサスペンス小説としても見てもインパクトが物足りない どちらかに振り切っていれば面白かったかなとは思った
1投稿日: 2024.11.25
powered by ブクログ女としては、最後まで胸糞が悪くなるような内容だった。でも読む手を止められなかったのは、さすが伊岡作品。 でも、最後の最後に少しの救いがあって良かった。二人が上手くいくといいなぁ。
1投稿日: 2024.11.18
powered by ブクログ宮崎璃名子 パン店シェルプール経営、33歳 宮崎永子 夫の母 宮崎淳史 夫、妻の10歳上、パン職人 高岡智弘 淳史の高校からの友人、喫茶店経営 菊井早紀 三条の秘書、通訳、28歳 三条公彦 作家、評論家、読字障害 35歳 久保川克典 三条のマネージャー 37歳 富永さゆり 情報番組エルのキャスター 堤彰久 Jのチーフプロデューサー、三条の恩人 志賀誠ニ エルのチーフプロデューサー 川上天伸 情報番組Jのキャスター 的場梢 NBT局アナ 桑村朔美 出版仲介人 武藤寛 大手メーカー代表取締役副社長 武藤周太郎 代表取締役社長 小松崎真由子 33歳、フリーライター 鹿倉直 週間潮流副編集長 新田文菜 主婦、璃名子の友人 川口市在住 新田洋行 文菜の夫、証券会社勤務 新田未祐 文菜の娘、2歳で事故死 桑村朔美 三条の代理人 神保慎吾 医科大学4年生 竹村幸三 文菜の父、整骨院長 竹村恵子 文菜の母 宮下真人 高円寺北警察署、巡査長 富岡鉄郎の甥 小野田静 巡査部長 橋口 警部補 米田正晴 刑事課長、警部 亀山 南大泉署、宮下の先輩 溝田 本庁一課の管理官 仲根 捜査一課 警部 登場人物が多いw 「痣」で真壁刑事の相方だった宮下が成長してて、活躍するので嬉しい!伏線を推理して読み進めると、最後には怒涛の如く回収されるので良かった
4投稿日: 2024.11.12
powered by ブクログ読字障害を持つ売れっ子評論家の三条公彦。女性の殺人事件の犯人を追う宮下刑事。事件の謎を追う中で、亡くなったり、失踪した女性たちが三条と関係することが分かりという展開。 読んでいて、ふと、宮部みゆきの模倣犯を思い浮かべました。犯人がスマートで知的であること。屈折した精神を持っていたことなどでしょうか。誰が主犯格かと考えると、これも、模倣犯のコンビと似ているのか。 宮下の女性上司の秘密を知った時は驚きましたけど、警察社会で、女性が生きることの厳しさを感じたり。2人の上司の橋口の態度は最後まで許せないものだな。 犯人に会う前の生活は歩めないかもしれませんが、この2人がいつか、接点を持って上手くいくことを強く願います。
2投稿日: 2024.11.07
powered by ブクログ仮面と言うより怪物。ただのサイコパス作品。途中までは引き込まれたけど、後半は犯人が判明し、あっけなく終わった。読後感も悪い。この作者は当たり外れが多い気がする。
5投稿日: 2024.11.06
powered by ブクログ途中から犯人が予想できたのでハラハラ感はあまりなかった。気持ち悪いとかじゃなく、女性への偏見が垣間見える文章にあまり良い気はしなかったかな。
3投稿日: 2024.11.02
powered by ブクログなかなか難しいテーマだったのかなと思う。障害とテレビをメインに置いて、仮面をつけるという味付けがうまく作用はしたか。何件かの殺人事件が三条にどう結び付いていくのか、予想が出来ずワクワクする。群像劇でミステリー色が強い展開は好きだが、刑事パートが長くなると、少し読むペースが落ちてしまったかも。終盤はやはり伊岡瞬色がバリバリ出てくるが、犯人がバタバタせずあっさり諦めるのはちょっと斬新な上に現実的で良かった。
19投稿日: 2024.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
途中までは結構面白かった。登場人物のキャラも立ってた。サイコ系の小説にはつきものだけど、サイコ人間の描写が入ると安っぽくなっちゃうんだよな。あと最後はロマンスに振りすぎててちょっと。好みの問題だけど。
2投稿日: 2024.10.25
powered by ブクログ読字障害のハンデを持ちながら評論家として活躍するイケメンの三条公彦。 一方、連続女性失踪事件を捜査している宮下刑事が別の事件との不審な 繋がりに気が付き二つの事件の真相を追うというミステリー小説。 伊岡さんの作品は好きなので古い作品から読んで 今は新刊を次々に読んでいるところです。 今まで読んできた作品とはまた違った印象だったというのが 第一印象で、今までは少し堅めなハードボイルドのような印象でしたが、 今回は女性ばかりが事件の被害者となっていて、 それも自分たちの欲のためにそれがなされていたのかと思うと 許せない気持ちの方が強かった作品でした。 けれどいつも通りに最初から最後まで飽きさせることなく テンポ良く読めて、二つの事件が交錯していき真実へと 解き明かされていく部分や宮下刑事が女性上司との会話の 中から微妙な二人の心模様が見え隠れしているのが面白かったです。 特にラストの二人には想像もしていなかった展開だったので驚きました。 読字障害というのは大まかなことは知っていましたが、 もっと細かな部分まで描かれていたので知ることが出来て良かったです。 けれどこのハンデを使って嘘偽りだらけで世の中を渡って メディアで活躍したりしているというのが頂けなかったです。 最終的には仮面を被ったどころか、 冷血で残酷な人間ではなかったのかと思うところでした。 登場人物の誰もが、 そして人は誰もが仮面を被っているというのがよく分かった作品でした。 仮面を被ったとしても、 人の道から外れるような仮面を被るのではなく、 人から良いと思われるような仮面を被ることを努めたいと思いました。
1投稿日: 2024.10.08
powered by ブクログ久々の伊岡瞬さん! まぁ、文庫は読み尽くしたから、待つだけモード。 帯の文言にワクワク ベストセラー『代償』『本性』を超える衝撃の怪物誕生! 若きカリスマが隠し持つ最悪な秘密とは… 人間は、誰でも仮面を被って生きている。 大なり小なり、そんな面は、あるんかもしれんけど… けど、お前らは、大というより、特盛や!ちゃうわ(^◇^;) 特大や! なんやねんコイツら、 人妻でなければ燃えないヤツ と 無抵抗な相手を殴ることがほとんど唯一の快楽とかいうヤツ って. 更に、歪んだコンビだなと自嘲しとる! そこまで、分かっててやめれんのか! その犠牲者は(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) こんなヤツらが、テレビでは活躍する。一人は、イケメン。読字障害というハンディを逆手に取ってスターダムへ!もう一人は、そのマネージャーみたいなもん。 しかし、自身の趣向を忘れた訳やなく、あちこちで人妻と…で、ヤバくなると…グサっ! この繰り返しで、犠牲者が… この繰り返しの対策で、アトリエとか作って… アトリエの意味知ってるか? 美術家・写真家などの仕事場。画室・工房など。 やで! お前らのしてる事は、単なる◯体◯理… なんか「冷たい熱帯魚」を思い出した! ラストは、結構、あっさり風味。 こいつら、めっちゃ凶悪に見えんとこが、逆に後味悪し…
103投稿日: 2024.10.02
powered by ブクログ伊岡瞬『仮面』角川文庫。 伊岡瞬は『代償』を読んでからのファン。文庫化作品で読んでいないのは初期の3作。当たり外れはあるが、高いレベルの面白い小説が多いと思う。 本作はというと、何とも言えない後味の悪さだけが残る消化不良のストーリーと結末だった。伊岡瞬の作品の中では外れの部類に入るだろう。 人間の誰にも裏表があり、仮面を被って生きているということなのか、登場人物の誰もが人に言えない過去や傷、秘密を持っている。 浮気を続けるパン屋の主婦が白骨遺体となって発見される。その遺体には凄まじい暴力の痕が確認された。 宮下刑事は女性上司の小野田刑事と共に行方不明となった、ある政治家の娘である主婦の行方を捜査する中、白骨遺体で発見されたパン屋の主婦との関係に気付く。 その頃、世間では読字障害というハンディキャップを抱えながらもアメリカ留学の後、作家、評論家として活躍する三条公彦が人気を集めていた。三条は知的で爽やかなイメージだが、決して他人には立ち入らせない領域があり、その私生活と過去は謎に包まれていた。 本体価格960円 ★★★
74投稿日: 2024.09.28
