
総合評価
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powered by ブクログとても面白かった。 高校生が、真面目にずっと一人の人を好きでいて。 真面目にスポーツジムでアルバイトしてて。 そのジムでは、お爺さんお婆さんが、恋愛とか恋バナして(ちょっと憧れる)。 なんか、ぽわーんと、面白かったよー。
18投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログジムを中心にみた相関図のような構成。 西原さんがいい味出してるなぁ! 勝手に自分が孤独だなんて思っちゃいけないよね。 若い2人のその後もストーリー化されないかなぁ!
12投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
かもめジムのスタッフや顧客4人それぞれの視点で各章が語られる。最初は、高齢者の出会いの場になっているというかもめジムや、そこで31歳下の男性に恋をして「やりてえ」とか言ってる75歳のおじいさん(西原さん)についていけないというか、そのノリに合わないような気もしたけど、現代的な繊細で優しい感覚で恋愛が語られていて、最終的にはよかった。告白はされたものの遠距離恋愛になるから、付き合うかどうか会いに通って決める、という道重徳弥に、一方的に決めるのはキモいから私からも会いに行く、っていう柏夢の最後の考え方がとても好きだ。恋愛の責任はどちらかが負うものでもなく、主導権も片方の手にあるのではなく、担いあっていかないとね。『ぬいぐるみとしゃべる人は優しい』の方が静かで繊細な恋模様で好き。
1投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログちょっとずつの場面展開が素敵で、どんどん話がつながっていく感が楽しかった。 中身もすっごく素敵。一つ一つの、一人一人の出会いとお話と、変化が少しずつ少しずつで、すごくいい歩調で、ゆっくりと恋っていいなぁって思わせてくれる、そんなお話。
0投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログラストシーンが可愛かった〜 『つきあうかつきあわないか 一方的にそっちが決めるのは かなりイライラするしキモい だから私もどうするか決める』 と好きな人に言えちゃう夢ちゃんの健全さがとても可愛いなとほっこりしました。
1投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ2025/05/31 ずっと柏夢が主人公かと思ってた。西原さん色んな人と話してるな。子役の人自分の好きな人以外眼中になくて面白い。 p35 相談事をする年下と、アドバイスをする年長者という構図を、自分を喜ばせるために三田園さんが作ろうとしてるんじゃないか、と。 →74歳の男の人がこういう思考になれるのがすごい。女の子に相談するのはちょっとよくないかと思うけど(まじでユメちゃんって呼び始めたところが、変な好意を持ってるおじさんと被った)自分の恋愛を半世紀近く年下の女の子に相談できるって、優しい?柔軟?凝り固まってない?おじいさんやねんな。しかも相手が男の人。
0投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログ地方都市にあるバブルの時にできて、今は存続が危ういかもめジムが舞台。 会員は高齢の方ばかりだけど、ジムのロビーでは彼らが話す恋バナがいつも盛り上がりを見せている。 そんなかもめジムでバイトする高校生の柏夢(かしわ・ゆめ)ちゃんは、ひそかに利用者やジムで働くスタッフを観察していろいろと想像を巡らせていたりする。 そんな中利用者のひとり70過ぎの西原さんと話すようになって、近くの河原で彼の恋愛相談に乗ったりします。 夢ちゃんも自分の話をするようになり...。 なんとなく殺伐とした今の時代に、懐かしくしみわたる人の優しさ。 ちょっとおせっかいかな?と戸惑いながらも人との距離を詰めていく夢ちゃんの姿に自分を投影したりして、思わずがんばれ!って心で呟いちゃう。 大前さんの小説は初めて読んだけれど、期待以上に良かった。 他の作品も読んでみたい。
23投稿日: 2025.05.17
powered by ブクログ読みやすく、気がつけば読み終わっていました。 いろんな愛に溢れている物語。登場人物みんな良く、程よい距離感でみんなの恋愛模様を観させてもらいました。 ありがとう!
0投稿日: 2025.04.30
powered by ブクログ一言で恋愛といっても色々あるなと思う。 大前さんの書く、独特な心情の気持ち悪さや気恥ずかしさなどは、とても人間らしくて読む手が止まらない。
0投稿日: 2025.04.23
powered by ブクログかもめジムに関わる人の短編集といった感じ。読みやすくて、最後まで一気に読み終わりました。 最後は好み分かれるかも。
0投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初読みの作家さん。 北鴎町の空気を体感したような気分。 柏夢ちゃんと西原さんのお互いの恋愛相談の話が好き。 おじいちゃんだから、男の人同士だからこう思うんじゃないといいなあと思う気持ち、とても共感した。でも私も自分を間違っても性的に見ない人たちってだけで安心してしまったり、だからこそかわいいと思ってしまうことってあると思う。まあ私はおじいちゃんでも「ヤりてえ」って思ってることをそのまま伝える人、きついけど。 てっきり夢ちゃんの話で、道重とあすみさんが付き合ったのかと思っていたので、最終話でびっくり。 高見沢と「じきゅじそっ!」(このゲームタイトル出てくる度に笑ってしまった)で仲良くなった浦吉さんのサイドストーリー読みたい。
0投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログ私もジムに通っているからか、なんだからとっても身近な話だった。どこにでもありそうな話だけど、なんだかほっこり癒されて、感動して、わっと涙が出そうになった。
0投稿日: 2025.03.07
powered by ブクログ徳弥くんのあすみさんへの好意の言い回しが良かった ・お慕い申しております ・「!」なんかなくても、「好き」に突き動かされてる
0投稿日: 2025.02.20
powered by ブクログ大前さんらしいやさしい話 こんなに丁寧なコミュニケーションなかなか取れないよね、祈りみたいな小説だと思った
0投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ柏夢(かしわ ゆめ)ちゃん(17歳)は、「かもめジム」の受付アルバイトです。 西原孝康(にしはら たかやす)さん(74歳)は、「かもめジム」にくる度にシューズ」とタオルをレンタルする人です。ちなみにシューズのサイズは24センチです。 かもめジムは高齢の人たち出会いの場になっています。県でも一、二の繁華街までJRで四駅、駅から徒歩5分、7階建ての大型ジムです。会費は月額10,450円、来月から千円上がります。会員の8割が六十代以上です。 ジムではベンチに座って高齢の人たちが生々しい恋愛の話をしています。夢ちゃんは、その光景を受付から見ていてショックでした。 そんな中、夢ちゃんは、西原さんから相談を受けます。西原さんは、奥さんとお見合い結婚でした。奥さんになった美代子さんは上司の娘さんで、勧められるまま好きかどうかもわからないうちに付き合って、流されるようにプロポーズして結婚しました。美代子さんは17年前に亡くなりました。だから西原さんは、恋愛をしたことがありません。 そんな西原さんが、好きな人ができたと、夢ちゃんに相談してきたのです。夢ちゃんに相談した理由は、若い子は考え方が柔軟だから、そして、相手がジムに来ている人だからでした。西原さんは、2年前に大きい病気をして自分を閉じ込めておくのはやめようと思いました。ヤリてえ、って思ったそうです。そして、きっと最後の恋だと言って、ぽろぽろ涙をこぼすのでした。 そして、夢ちゃんにも好きな人がいます。西原さんの恋は、夢ちゃんの恋は、どうなるのでしょうか? この本のタイトルにもなっている第1話「かもめジムの恋愛」の他、全部で5話入っています。ジムに勤めている人、通っている人の恋愛模様がそれぞれ面白かったです。みんなの恋愛は、そして、かもめジムは。。。
75投稿日: 2024.12.21
powered by ブクログ高校生の煮え切らない恋話には焦ったさを感じ、おっさんの恋には新鮮味もあり、かもめジムのスタッフとお客さんが妙にひとつになって物語になり、とても楽しく読んだ。続編があってもいいのでは。
2投稿日: 2024.12.15
powered by ブクログよかった。 あったかくてやさしい小説っていいね。 トランプさん勝っちゃうし、愛媛のジンベエザメは死んじゃうしで、少し落ち込んで寒々とした気持ちをあたためてくれた。多謝。 かもめジム、という高齢者の憩いの場になっているジムがメイン。 女子高校生バイトの柏夢はジム利用者のおじいさん、西原さんから恋愛相談を受ける。 西原さんは同じかもめジム利用者のアラフォーの三田園さんという男性会員が好きだという。 柏夢にも同じ高校に好きな男子がいて、ふたりは恋バナをする仲に───。 多主人公、多視点の連作短編集。 クセはあるけどやさしくて「いい奴」が多く登場する。 恋愛小説は読んだあとふわふわするな。 読み終わったあと、もうちょっとこの小説の世界にいて、かもめジムのみんなを見守っていたかったなって思った。 ラストの章で夢が観ていた映画は何だろう。気になります!
52投稿日: 2024.11.06
powered by ブクログ登場人物全員の恋愛を応援したくなる本だったし、恋愛って甘酸っぱくていいなと改めて感じた。 前に「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」を読んで、大前粟生さんは心に問いかけてくるような重めの物語を描く人というイメージがあったので、かもめジムの恋愛のようにどこか切ないけれどキュンとする恋愛物語も描くことを知って、物語の幅の広さにびっくりした。
2投稿日: 2024.10.21
powered by ブクログ心にしみた。読んでよかった。 やさしくない世界を生きるやさしい人たちの日常が描かれていた。 かもめジムが閉館になる箇所では、しんみりと寂しい気持ちになった。 もしかしたらこの先、ほとんど会うことがないかもしれない。それでも大切な人に「また明日ね」と言って別れられるのは素敵だと思った。
19投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログ「かもめジムの恋愛」 「大人っていつからなるんだろう」 「寂しさで満たされて」 「恋なんて、この世にあっていいものなのか?」 「また明日ね」 高齢者達が集う、かもめジムを舞台にした5話収録の連作短編集。 大前粟生さんの作品は軽やかだ。 本作も恋と友情をテーマに流れるように展開していく。 けれど、行間からほんの少し滲み出る寂しさ。 それがとても魅力的。 不器用な登場人物達に自分を重ね、共感したり切なくなったりしながら、一期一会を大切にしようと思えた。 年齢や性別に関係なく、人が人を想う真っ直ぐな気持ちに愛おしさが込み上げる一冊。
1投稿日: 2024.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
NetGalleyで先読み。 会員の8割が高齢者という「かもめジム」を舞台に関係する人々の物語が交差していく。 バイトの女子高生と会員の70代男性との友情、かもめジムで働く30代女性と会員になる気はないけれど愚痴だけ言いにくるおばさんのやりとり… 年齢差50ン歳が互いに恋愛相談する姿、なかなかシュールにも思えたけれど面白かった。 30代女性のちょっと尖った感じ、懐かしく思えて笑ってしまった。 私も尖ってた時期があったなぁ…(笑) あらゆる人間関係において一線引いてしまいがちな私。 年齢や性別にとらわれて一線引いてしまうのは、もしかしたらもったいないのかもしれないな、なんて思った。
1投稿日: 2024.09.05
