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カフェどんぐりで幸せ朝ごはん
カフェどんぐりで幸せ朝ごはん
栗栖ひよ子/KADOKAWA
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総合評価

25件)
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    1日の始まりに食べる朝ごはんはやっぱり特別で大切な食事なんだなと思う。 最後の老夫婦の話が良かった。

    0
    投稿日: 2025.10.13
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    読んでいて気持ちがほっこりする。 最終編の「どんぐりの業務日誌」が最高。 カフェの店主のあさひさんみたいな好青年いいなぁ。 文中から たまには思いっきり泣けばいい、大人も。スープが身体のデトックスになるなら、泣くのは心のデトックス。 もし明日世界が終わるってなったときに、一番後悔することってなんだと思う?一番多い後悔は「もっと自由に生きれば良かった」なんだって。 幸せな一日は、幸せな朝ごはんから。お昼や夜にカフェに来る人は、一仕事終えたあとにホッとするために来るのだけど、朝の場合は、これから学校や仕事に行く人が来る。学校に行きたくなくても、仕事が苦痛でも、朝ごはんをおいしく食べられれば「よし行ってみるか」という気力が持てる。そんな役割があるのは朝ごはんだけだ。だからあさひは朝ごはんカフェをやっているらしい。これから一日を過ごす人にエールを送るため。

    2
    投稿日: 2025.10.05
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    ほんわかあったかで、疲れた時に読むと癒される…!おまかせメニューなんて、現実味がないけど(材料の調達とか調理時間とか)、小説だからよし、と思う。 私だったら、どんな朝食つくってもらえるかな?と想像するだけで楽しい。

    0
    投稿日: 2025.10.04
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    「食べる」って大事! 食べる事で体も心も生活や身体のリズムも全てが「整う」 全く関係のないことも「食べること」がきっかけで整うことがある。 分かっているつもりでも「食べる事」がおろそかになってしまうこともある。 改めて食べることは生きること!を再認識した気分。 あさひさんのさりげない気遣いや言葉、朝ごはんに救われる。 行ってみたいな…カフェどんぐり

    13
    投稿日: 2025.09.29
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    鎌倉のカフェどんぐりで素敵な朝食に出会い、人生を一歩?半歩?進めていく人々のお話し。 もうただただ幸せで、素敵で、心がホッとする一冊でした。 NHKでドラマ化しそうな感じで、その際はあさひさんは宮沢氷魚一択でお願いしたい(笑)

    0
    投稿日: 2025.09.07
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    カフェどんぐりは朝から営業しているカフェ 店主のあさひさんとかわいいシマリスのお店です 5話プラスαと短編集のようになっていて飽きずに読むことができました 特に自分や自分の周りと境遇が似ているお客さんの話だとページが進みます わたしの場合は、 ・仕事に追われてごはんをまともに食べていない、疲れ切ったサラリーマンのお話 ・旦那さんが定年退職してから家に閉じこもりがちのご夫婦のお話 が、自分や家族と重なる内容が多く、うんうんわかるなぁと頷きながらあっという間に読んでしまいました 毎話癒されつつ「朝ごはん、大事にしよう」と思わせてくれる作品です

    10
    投稿日: 2025.08.21
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    最近ちょっと疲れたなぁ、と思っていた時に出会えた本です。カフェどんぐりでの朝ごはん。やさしい気持ちの栄養を頂けるお話です。ほっこりしたい方は是非^_^

    0
    投稿日: 2025.08.13
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    これ好きでした。初めましての作家さんでしたが、読んで良かった。 なんと!お任せモーニングwithシマリス。 美味しくて優しい。そっと背中を押してくれる癒し系短編集。 悩める人たちが「カフェどんぐり」に出会い、気分の晴れなかい日々が少しずつ変化していく──。 何が出てくるか分からない朝ごはんにドキドキ。そして様々な地域や国の料理が、目もお腹も心も満たしてくれます。 「カフェどんぐり」に流れるおっとりゆったり、静かで寛げる雰囲気もいいなぁ。 清々しく優しい気持ちで読了。 疲れたときにピッタリな作品でした。 『いいんですよ。大人が泣いてはいけないなんてだれが決めたんでしょう。むしろ大人になってからのほうがつらいことが多いのに』

    10
    投稿日: 2025.07.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでいるこちらまで幸せになれた本。予算内でお任せモーニングを作ってくれる。その後もレシピを教えてくれたりして身体だけでなく心も癒してくれる。 *自分を粗末に扱っていないか?食べるものや睡眠、心地いい事を手放すとマイナス思考になっていく。しっかり食べて寝て、本を読んだり体を動かしたり、自分が幸せだと思う事をしよう。

    0
    投稿日: 2025.06.21
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    朝ごはんは大切だよね。 食べることって大切だよね。 小説のように問題が解決することはなくても、 現実でもちゃんと動く力をくれるから。

    0
    投稿日: 2025.06.17
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    鎌倉が舞台のほっこり短編集。 ごはん系の小説が好きな人は好みの本だと思う。初めての作家さんだったが、すんなりとお話が入ってきて読みやすかった。 個人的に、トーストのアレンジ方法が参考になった!実際に作ってみたくなった。

    0
    投稿日: 2025.05.31
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    よかったです。 とても癒されました。 ちょっと憂鬱な朝でも、カフェで美味しいごはんを食べて1日を始めれば頑張れるかもしれない。 うちの近くにもこんなカフェがあればいいのになぁ、と思いました。 作中に出てくる包丁も火も使わないトースト、試してみたい! ホットココアと一緒に!

    4
    投稿日: 2025.05.17
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    自分を大切にする=自分自身と向き合うことにもなる。 今の体と心の状態はどうなのか、何が足りていて何が足りないのか… 心身共に自分との対話を続けて補うことが出来たら、人生がより楽しく豊かなものになりそう。 カフェどんぐりが理想的なお店過ぎて、現実にしかも近場でもしもあったら定期的に通いたい。リスのどんぐりの業務日誌もとても可愛くて和んだ。

    0
    投稿日: 2025.05.05
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    うらやましい。こんなお店が近くにあるみんなも、そこの朝ごはんで日々を変えられるみんなも、こんな素敵なお店を運営できる彼も、ぜーんぶうらやましい!私の暮らす街は観光地の割にモーニングは9時からと私の生活リズムに合わないところが多くて、こんな心のゆとりを取り戻せるところ一ヶ月に一回でいいから行きたいなぁ。

    0
    投稿日: 2025.04.19
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    栗栖ひよ子さんの本を読むのは初めて。 ほっこりするカフェの物語が読みたくて手に取りました。 舞台は鎌倉にあるカフェどんぐり。 ガーデンテラスやツリーハウスまである『都会にある森』のようなカフェの看板には、 【カフェどんぐり ご予算内であなただけの朝食お作りします】 とあります。 そして、店主のあさひさんのシャツポケットには何とシマリスが。 冒頭のカフェの描写から既に素敵が詰まっている連作短編集です。 「たまには遅刻するのもいいですよね。その時間、モーニングを食べながら、僕は学校ではできない体験をしていたんです」 そんな日があってもいいよねぇ。 「自分の場合は、ひとりで外食できるようになったときがうれしかったですね。自由に思いをめぐらせながらひとりで食べるのって、自立していてかっこいいじゃないですか」 私は気がついた時には孤食が得意(?)だったけれど、学校という場は、またちょっと違う気がします。 クラスメイトの目が異様に気になってしまうというか。 遙ちゃんの場合は、えいやっと勇気を出して行動に移せたけれど、なかなかそれができない人も多いでしょう。 でもそれを気に病むことは無いと思うのです。 いずれ通り過ぎる場所だから。 話が逸れてしまいましたが、第一話(メニュー1)から、孤独を感じていたり、モヤモヤを抱えている人の背中をそっとさすってあげたり、時に押してあげられるようなお話ばかりでした。 台湾の朝食プレート(鹹豆漿、油条、蛋餅、飯団、台湾烏龍茶) かぼちゃのポタージュ ミネストローネ 具だくさん味噌汁と中華がゆ まるごとミルクレープと紅茶 フランスの朝ごはん:パン・オ・ショコラとタルティーヌ、カフェオレ イギリスの朝ごはん:タッティスコーン やわらかく煮たポリッジ ポーランドの朝ごはん:ラツーシュキ 朝食御膳 ピザトーストのホットサンドとBLTスープ、焼きりんご あさひさんが作る朝ごはんはどれもおいしそう。 こんなカフェが近所にあったら、早起きが苦手な私でも通いたくなるはず。 (ちなみに私は朝ごはんはしっかり食べる派) あさひさんがゆうたくんに渡したトーストやお茶漬けのレシピ、私も試してみよう。 シリーズ化してほしい物語です。

    0
    投稿日: 2025.03.21
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    鎌倉にある「カフェどんぐり」は、ツリーハウスと広々としたガーデンテラスのあるお洒落なお店。 店主のあさひさんは、ふわっとした優しい雰囲気の男性で、さまざまな事情で朝ごはんが食べられなくなった人たちを誘って、特別な一皿を提供してくれる。 「カフェどんぐり」に導かれるようにしてやってきたお客さんたちが身も心も元気になっていく様子をみて、ほっこりとした気持ちになれます。 お母さんが単身赴任をしていて、お父さんと2人暮らしの小学生の男の子の話は、純粋すぎて感動してしまいました。 火も包丁も使わないレシピで作る朝ごはんは、とても美味しそう。 具だくさんの台湾おにぎりは、日本にはない発想で、朝食ひとつをとってみても、いろんな考え方があって自由な気持ちになれます。 幸せの輪が広がっていくような連作短編集です。

    44
    投稿日: 2025.02.18
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    ほっこりとした、あたたかい物語でした! こちらの作者さんは、「菓子先輩のおいしいレシピ」から知りました。新刊、楽しみにしていました。 読んでいて心地がよく、終わってしまうのが名残惜しかったです…! ぜんぶよかったのですが、 2話目のサラリーマンのお話がいちばん刺さりました。 朝ごはんは特別なものだから、ゆっくりいただきたいですね。これまで、慌ただしく詰めこんでしまいがちでした。自分の生き方について考えさせられるシーンも多かったです。 出てくる朝ごはんはどれもおいしそうで、真似してみたいです…!

    4
    投稿日: 2025.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    朝ごはんは大事だよ!ってだけの内容ではなく 朝からご飯を食べることがキッカケとなって 日々の過ごし方なんかがじわぁ~と 変わっていく様子で描かれているのが リアル感があってよかった。出てくる朝食も おまかせでそんなに種類作れんのかってくらい バラエティーに飛んだメニューで どれも美味しそだし、その人たちに 合わせた朝食メニューが素敵でした。 作品自体は多少出てくる登場人物達が 上手くいきすぎてる感はあるものの 朝ごはんと言うキッカケをうまくつかって 前向きに進んでいく様はやっぱりいいですね。 訪れた人を癒してくれるカフェどんぐり 近くにあったら是非行ってみたいものです。 あと台湾おにぎりはちょっと気になる・・・

    2
    投稿日: 2024.12.11
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    鎌倉にある、その人に合わせた朝ごはんを提供している「カフェどんぐり」。 お客さんに寄り添った優しいメニューが癒されました。 朝ごはんにこんな自分に合わせてくれた物が出てくるとテンション上がりますよね。近場にあったら通いたいです。 友達関係に悩む女子高生の気持ち、判ります。それを打ち破った勇気が格好良かったです。

    5
    投稿日: 2024.12.09
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    一晩であっという間に読了しました。 色んな年齢や境遇の登場人物が、鎌倉にあるカフェどんぐりのオーナーと朝ごはんとの出会いをきっかけに、前向きになっていくお話。 「朝ごはん」というちょっとしたことだけど、それをきっかけに良い方向に進むこともある。丁寧に生きて、小さなことにも幸せを見つけられる暮らしをしたいものです。 ……社畜の私にはしばらく無理だけどね。 気持ちだけでも丁寧に生きようと思えたほっこりの1冊でした。

    0
    投稿日: 2024.12.07
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    鎌倉にある美味しい朝ごはんが食べられるカフェを舞台にした短編集。 朝ごはんが充実していると、その日一日元気に頑張れる気がするので、こんなカフェが近くにあったらいいなと思いました。

    0
    投稿日: 2024.11.24
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    鎌倉にあるカフェどんぐりを舞台にした連作短編集。 色んな理由で朝ごはんが食べられなくなった5人のお客様に店員のあさひさんがぴったりな朝ごはんを提案&提供し、いってらっしゃいの言葉で送り出してくれる。自分の場合だとどんな朝ごはんが出てくるのか想像しながら楽しく読了。

    10
    投稿日: 2024.10.15
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    読み終わりたくなくて少しずつ読む努力はしてみたけど、読み始めると続きが気になって一気に読んでしまう面白さで結局あっという間に読み終わってしまいました。 美味しそうな朝ご飯ばっかりだし、お話は面白いしで、読んでいる間ずっと幸せでした。 続編・・・、出ると良いなぁ。

    2
    投稿日: 2024.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あさひさん、魔法使いか何かかと思うほど先読みしてません? コースターに書かれた文言が毎回違う上に、後々お客様に提供する朝ごはんに関わる国や地域の言葉だったので。 おまけで、彼の飼っているシマリス視点であさひさんの日常が描かれるけど、あさひさんのこの謎は分からないままだったなあ。 料理人としてはすこぶる優秀なことは伝わった。 予算とリクエスト次第で様々な朝ごはんを作ってくれるカフェ(朝ごはん以外は普通のカフェとして営業)とそこに偶然訪れたお客様のその転機の物語。 やってくるお客様は多くが朝ごはんをちゃんと食べられていない人たち。 その人たちが、このカフェどんぐりの朝ごはんによって気付きを得て、朝ごはんを「おいしく」食べるようになり、そこから生活が好転して、その好転の輪が次の人へ、例えば家族や友人へと広がっていく。 いい連鎖を見ました。 また出てくる朝ごはんが美味しそうなんですよね。 小学生の少年にあさひさんが指南した朝ごはんは、実際に自分たちも実践できそうなレシピで試してみたくなりました。 お客様たちは前述の小学生にや高校生、ブラック企業に勤める社会人や舞台俳優志望の女性、それにちょっとすれ違っていた老夫婦と様々。 それぞれがしっかりバックボーンが語られているので、妙にリアルでした。 仕事も違うのに書き分けがすごいなあと。 読んでいて思ったのは、朝ごはんは本当に大事だということ。 そして自己中心的な思い込みはよくないということ。 登場したお客様たちは多かれ少なかれ、思い込みから袋小路に陥っている印象を受けたので。 相談したり、言葉にするだけで、あっさり道が拓けることもあるのだろう。 自分で抱え込みすぎるのはよくないなと自戒した。 あと朝ごはん、しっかり食べなくては。

    1
    投稿日: 2024.10.03
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    栗栖さんの作品で料理の品数が過去イチで多い作品。いつにも増して美味しそうな本です。 一話目。クラスのグループでのいざこざに朝食がのどを通らなくなった女子高生。 ニ話目。少しでも寝ていたいから朝食を抜く。そればかりか他の食事もただ胃に物を流すだけのものとなっているサラリーマン。 三話目。夢破れかけ食を味わう余裕もなくなった女優の卵。 四話目。孤食が寂しくて朝食が嫌になった小学生。 五話目。夫とのことに気鬱になりかけている老婦人。 そんな人たちがカフェどんぐりに出逢ったことから起きる小さな奇跡が詰まった短編集でした。 三話目の女の子を応援したい。カフェ店長さんが何者なのか気になる。

    1
    投稿日: 2024.09.25