
総合評価
(13件)| 1 | ||
| 3 | ||
| 6 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログ期待したほど透明マントは出てこず、そこにいたるまでの数々の研究がメインになっていて、理解して進めるのに時間がかかった。 前に透明マント出てくる推理小説が出てたけど、これらを参考にしたのかなぁとか考えるとわくわく。とは言え役立つ反面、悪用する面のほうが多いだろうなぁと思う。でもそういう方が発展するんだよね。
0投稿日: 2025.05.16
powered by ブクロググレゴリーJグバー「透明マントのつくり方」読了。透明人間はSFの題材としてよく知られる。ところが本書を通じてその不可視に関する科学的な研究が脈々と続いている事を知り大変驚いた。光の粒子と波の話からCT、メタマテリアル。研究がSFの空想の世界を現実化するかもしれないワクワク感を味わえた。
6投稿日: 2025.02.03
powered by ブクログ完全な透明マントは今のところ出来てないが、不完全なものとか小さなスケールとかでは実現できているらしい。 海の波や、地震も波だから、この透明性の研究が応用できるらしい。 地震や津波が回避できるならば、素晴らしいことだ。
0投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログ●光学や量子力学の歴史を紐解きながら、可視や不可視について解説した本。透明マントのつくり方と冠しているように、不可視化を実現する技術と研究に迫る。
0投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログ物理学、化学の知識を総動員。単純な光学から量子力学、電磁気学まで。とても難解だ。 要は光を迂回させる。 読了45分(理解度20%)
1投稿日: 2024.12.17
powered by ブクログハリー・ポッターの透明マントのように、人体などの物体を見えなくして、誰にも見つからないようにする不可視化技術の研究の歴史を、物理学・光学研究の第一線にいる著者がひもといていく。不可視化技術の研究の進展がSFに与えた影響にも随所で触れている。 いわゆる透明マントの実用化にはまだまだ遠いが、不可視化技術は決して夢物語ではなく、一歩一歩実現に向けた理論化や技術の開発が進んできているということを知り、インタレスティングであり、ロマンを感じた。不可視化技術の研究の歴史をたどる中で、電磁波や原子の発見、量子力学の誕生など、物理学史における重要トピックが関わってくるということ、また、長岡半太郎、湯川秀樹のほか、現役の舘暲東大教授(読了時点では名誉教授)といった日本人研究者が出てくるのも興味深かった。そして、不可視化技術の研究史を彩る研究者たちそれぞれの物語も丁寧に描かれていて、面白かった。 ただ、肝心の不可視化技術に関する科学的内容については、途中から理解が追い付かなくなってしまい、おそらく本書の内容の半分も理解できていない。ただ、それは自分が物理学、特に光の屈折や反射などが昔から苦手だったということに起因しており、本書自体は、科学的事項がかみ砕いて説明されており、翻訳も適切で、非常に読みやすいものであると思う。
0投稿日: 2024.12.11
powered by ブクログこれを読んでると透明マントがすぐにでも作れそうな気になってしまう。 光の屈折にいたる歴史、物理の進化と新たな発見。 一歩ずつ夢に近づいている。 238冊目読了。
1投稿日: 2024.11.10
powered by ブクログ光に関する科学の歴史をダイジェストで知ることができる本 ・まずやる。その後、続けたいかどうか心の声を聞く。(興味のあるものは好奇心が途絶えない。こんこんと湧き出る泉のように。)
0投稿日: 2024.10.31
powered by ブクログタイトルがあんまり良くないかな。 作り方、というか、見えること、見えないこと、見えないものを見る、見えるものを見えなくする、をテーマにした科学史が大半。 物体の構造の発見、X線の発見、量子力学の展開など、かなり幅広く、でもわかりやすく語られる。 SFにも造詣が深く、言及も多い。 実際、条件付きではありながら、理論的には可能になっているのも、実際に作ろうとしている、んで、一定の条件の下で可能になりつつあるのも驚きだった。 波を回避するから、それこそ海の波とか地震を回避する方向への展開とか。 しかし、途中の、空間を歪曲させて光の進行を回避させる図、どう見ても勇者王ガオガイガー、デバイディングドライバーにしか見えずに、電車の中で笑った。
1投稿日: 2024.10.07
powered by ブクログ物理学の本というと難しいイメージがあるかもしれないがとてもわかりやすく面白い。 個人的には第7章の「磁石と電流と光」が特に面白く、これを読むと「身体」がわかってくる。 おすすめです。
1投稿日: 2024.10.03
powered by ブクログドラえもんの”透明マント”みたいに、物体を”不可視化”する技術について真面目に取り組んだ科学ノンフィクション。本書はまず”不可視”の定義からスタート。著者が本書では「光を操ることで物体を見えにくくすること」と定義し、戦車などの迷彩塗装や、光源を無くして真っ暗にする、などの方法は除外しています。 本書前半は、まず”光”に関する物理的な理解がどう進んで来たのかの歴史を辿ります。”光”が”波動”と”粒子”の両方の性質を持っている事や、回折、干渉といった基本的な性質、光が電気や磁気といった電磁波と同じ理論で説明できることなど、高校物理で習う内容が分かりやすく説明されていきます。 そして本書後半になって、いよいよ”不可視化”について、前半分で解説された物理に基づいて触れて行きます。 詳細な内容は割愛しますが、現時点ではレーダーに映らないステルス技術(可視光ではないが、レーダー波の波長においては”不可視化”と言える)は既に実現。船の造波抵抗を抑える球状船首”バルバスバウ”や、昨今売れているノイズキャンセリング機能のイヤホンなどは、いずれも消したい波を打ち消す波を発生させる原理になっています。これを可視光に対して実現できれば、”透明マント”が実現できるのですが、そこに立ちはだかる問題なども分かりやすく記述されています。 ”不可視化”の技術を”波の制御”と捉えると、海洋構造物の波浪による破壊(海の波を打ち消す)や、あたらしい耐震技術(地震も波として伝わるので地震波を打ち消す)などへの応用が紹介され、広く応用が期待できる分野であることが理解できる内容になっていました。全体を通して訳は読みやすいですし、物理の内容についてもそれほど深入りしていないので、高校で物理を履修していない人でも読めるのではないかと思います。
0投稿日: 2024.09.30
powered by ブクログ「ハリー・ポッター」に登場する「透明マント」や、「攻殻機動隊」の光学迷彩のように、物体を「不可視化」、人間の目に見えなくなるようにする技術や理論の可能性について論じた読み物。 著者のグレゴリー・J・グバーは、ノースカロライナ大学シャーロット校の物理学・光科学の教授。 物体の不可視化について、そもそも「不可視」とはどのような現象なのかというところから始まり、電磁波を含む光の科学史を辿りながら不可視化の理論とその技術の可能性について述べていく構成。本書の半分以上を占める「光」についての科学史の部分はまったくの初心者(光と電波の関係とか原子の構造とかそういうレベル)でも読み進めていけるような内容だが知ってる人にはちょっと退屈に感じられるかもしれない。 後半、本格的に「不可視」の話に入っていくと俄然面白くなってくる。 「不可視化」が単に理論上の可能性の話だけなく、限定された波長ではあるが実証実験が行われるレベルまで進んでいて、既に人間は「不可視化」の実現に向けてのとば口にいるという事実に驚かされるし、たんにモノを見えなくするだけではなく、その理論・技術の応用の先にあるもの(光と同じく波であることから大波や地震に対する防災に応用可能なのではないか等)には心躍らされる。 古い言い方ではあるが、まさに「センス・オブ・ワンダー」を感じさせる一冊。
0投稿日: 2024.09.16
powered by ブクログ【「不可視」は魔法がなくても科学で実現できる?】誰もが夢見た「透明マント」。最新科学はその実現に近づいている!? 不可視を追究した物理学(とSF)の歴史を語りつくす科学書。
0投稿日: 2024.08.06
