
総合評価
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powered by ブクログショートケーキでつながっていくそれぞれのお話がとても面白くて一気に読んでしまった。「ままならない」が特に好き。子育てしていた頃を思い出して懐かしくなった。とりあえずショートケーキには、追いイチゴ!
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログケーキが誰かの明日を生きる理由になるように、人は「これがあるから明日もちょっと生きてみようかな、頑張ろうかな」の毎日を繰り返しているはず。 まっさらなスポンジに白い雲のようなふわふわの生クリームと宝石のようにキラキラ輝く苺が添えられたら思わず笑顔になるような、そんなものがあなたにもあってほしい。 一緒にケーキを食べたいなと自然と思い浮かぶ人がいることも大事にしてね、幸せのトッピングでますます美味しくなるからね。ちなみに私は気づいたら読んでいる途中で「ホールケーキ一緒に食べたい」って連絡していたよ。 あとね、食べる時はよくばりだから追い苺も追い生クリームもしたいな、数が増えたって大切さは目減りしないもんね。もちろん溢れるぐらいのあなたの笑顔も乗せて。
9投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ短い話の中に、一人一人の立場から見える景色や考え方があって、全ての話が好きだった。そして、ショートケーキがちょこっと、物語に顔を出して、優しい話に仕上げてくれる。 大好きな作品です。
10投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログとても好みな小説でした! 優しくて、読み終わった後に気分がすっきりするお話でした。 出てくる人がみんな良い人で嫌な気持ちにならないので、心が疲れてる人におすすめです。
13投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログ連連と繋がる物語の形式がとても好みです。 解説がまた素晴らしく、余韻に浸れます。 心の中に、ポッとローソクの火が灯ったようなあたたかさでした。
12投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ啓光図書室の貸出状況が確認できます 図書館OPACへ⇒https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50369974 他校地の本の取り寄せも可能です
0投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログショートケーキをめぐる連作集。 「倒れないようにケーキを持ち運ぶとき人間はわずかに天使」 岡野大嗣 この短歌がこの作品のすべてを語っている。 甘く、優しく、私たちを救ってくれる。わきわきした!
1投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログメシばな、というかスイーツばな。 「和菓子のアン」シリーズの著者による洋菓子、ショートケーキにまつわる連作短編集。 なんだか登場人物がみんな「和菓子のアン」の世界線にいるみたいで、最後にどこかでアンちゃん出てこないかなーなんて思ったり。
1投稿日: 2025.07.25
powered by ブクログ『和菓子のアン』以来の坂木司さん作品でした! 装丁も内容もとても素敵で、 読了後にコージーコーナーに行きたくなる程 ショートケーキを欲してしまいました! ショートケーキに関するお話が 5つ入っている本書。 どのお話も可愛くて、 共感できて美味しいお話ばかり!! 中でも ゆかちゃんとこいちゃんの 『失われたホールケーキの会』が可愛すぎて悶絶。 私も2人の会に参加したくなりました! そして『まるごとバナナ』『まるごと苺』シリーズも 登場したときもワクワクが止まらず、 作品にのめり込んでました!! 最後のあとがきの坂木司さん、、 とてもお茶目で可愛かった…!!!! もっともっと、 坂木司さんの作品を読みたいと思いました!
11投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログaudible101冊目。 ケーキにまつわるお話。 ケーキを選ぶ時って、基本的には嬉しい・楽しい気持ちだと思います。 自分のために買うにしても、誰かのために買うにしても。 だからこの本の根底には、温かさがある。 安心してほっこり読めました。
1投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログショートケーキにまつわるお話しなのかと思えば、わりと題材は広い。 失われたホールケーキの会でホールのショートケーキを食べる女子大生2人 家族としての『青春』が過ぎてしまったケーキ屋のアルバイト君 ケーキ味のいちごを知るケーキ屋の上司 子供を持つといつも怒られそうな気がする、ままならない母親達 どれも全部、たしかに、なるほどの連続だった。
0投稿日: 2025.07.10
powered by ブクログ優しくて甘い、短編たち。 常に穏やかな気持ちで読めた。 最後の経理さんはお姉さんかな? ちょっとずつちょっとずつ登場人物がリンクしてて そういう本が大好きだから 最後まで楽しかった!
0投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログショートケーキ。坂木司 誰もが一度は食べたことがあるショートケーキ。今はコンビニでも気軽に手に入れることも出来るけれど、ショーケースに並んだケーキは特別美味しそうに見える。私は苺が大好きなので、これを読んで「追いイチゴ」をしてみたくなった。
0投稿日: 2025.07.04
powered by ブクログ乳児育児中なので「ままならない」すっっごく共感した! 「互助会」したいけど、結局気になっちゃう…ていうのすごくわかる!家族に子ども任せて出かけても、どこか足引っ張られるというか、不安な感情が残ったままになるんだよね。 実際に怒られることはないのに怒られそうって気にするのも、世間の目を気にしたりするのも、「ままならなさ」もすごくわかる。今まさに、大人と話さない・子どもと2人きりの夕方で、ままならない状態…。首がもげるほど頷いて共感した。 「騎士と狩人」の女子がすごい好き。わたしもついていきたい笑 というかこういう女子になりたい。 そしてわたしもわきわきしたいー!!笑
13投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログショートケーキにまつわる短編集。特にママの「追いいちご」の話が好きだった♪とにかく早く、ショートケーキが食べたくなった
6投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログ「和菓子とアン」でファンになった坂木さん2作目。 表紙が可愛いのもあって即購入決定◎ ひとつのショートケーキの話から、いろんな人の家族の背景やストーリーに迫っていて、またその中心に常にショートケーキがいて回っていくのがたまらなかった。 日本人のショートケーキがすきな理由がぎゅっと詰まったようなそんな1冊。 次に家族の誕生日がある時は、ショートケーキを買おうってちっちゃな決意ができた本。
7投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログめっちゃ好き❤️ ショートケーキは、はっきり申し上げますと苦手なんだけど。 どのお話も大好き。 『ままならない』 も、よーーーくわかるよ、あたし。 小さいお子ちゃまがいるままたちを応援したい‼️‼️ でもでも、一番好きなのは 『追いいちご』 あたしもわきわきしたい〜‼️‼️ こうゆうわきわき感って、人生の中でいちばん重要な気がするよー。 尊い瞬間とか、そうみられるものじゃないし‼️‼️‼️
20投稿日: 2025.05.30
powered by ブクログショートケーキをめぐっての群像劇風ストーリーで、悪い人は出てこない。 個人的に、ママ友3人組の「ままならない」だけは共感できず。
0投稿日: 2025.05.26
powered by ブクログ好きー!ショートケーキは人を救うよね、まさに。 なんかもうね、いい人しか出てこない。少し疲れた時にまた読みたい。甘いものもぐもぐしながら読みたい。
0投稿日: 2025.05.18
powered by ブクログ頑張ったご褒美に、特別な日のお祝いに・・・ ショートケーキにまつわる連作短編集。 登場人物たちの前向きな頑張りに心が温まる。 読み終わったらおいしい苺のショートケーキが食べたくなるし、作中に出てくる『追いイチゴ』もやってみたくなると思う。
51投稿日: 2025.05.18
powered by ブクログ本文中はほっこりとサラサラ読めたのに、あとがきと解説でホロリ。 祈りのこもった優しい短編集(群像劇というらしい)でした。 わたしは断然、チーズケーキ派なので、これまでショートケーキを食べたいと思うことも選ぶことも少なかったけれど、それでも次にケーキを食べることがあればその時はショートケーキを選んでしまうでしょう。
11投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ優しい気持ちになれる連作短編集。あっという間に読めるから、元気の出ない日にささっと読んだら栄養剤になるかも。
1投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログ苺が乗ったショートケーキにまつわるちょっとほっこりする短編集。両親が離婚した女の子2人にとっての失われたホールケーキのイベント。姉の大好きなショートケーキ。ケーキ屋のバイト先の後輩を追いいちごで祝福する気持ち。物語が少しずつ重なり合う心温かなお話。 坂木司さんのお話は穏やかな夜にすっと心に溶け込む
1投稿日: 2025.04.24
powered by ブクログショートケーキにまつわる短編集。 短編なので気軽に読めますが、しっかり心に響く物語でした。 装丁もキレイで、癒される作品でした。
13投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログ*ホール ゆか こいちゃん *ショートケーキ 上田 カジモト *追いイチゴ *ままならない さとこちゃん…りょうくん きみえちゃん…みかちゃん あつこちゃん…奈々 *騎士と狩人 央介 光春 経理さん キハラ
0投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログショートケーキにまつわる5つの物語。 どこかで登場人物とかが繋がっていたりして、どこか切なくもあり、ほっこりもする素敵な物語ばかりでした。 ショートケーキの魅力がすごくて、久しぶりにいちごの乗ったショートケーキを食べたくなりました。
34投稿日: 2025.03.28
powered by ブクログ私も天使になれる時があったみたい 坂木司さんのあとがきと大野大嗣さんの解説が特に面白く作品の余韻が深まった 2017年度朝日広告賞のコージーコーナーのポスターも素敵だった
1投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログなんだかポカポカっとした気持ちになった あと、「倒れないようにケーキを持ち運ぶとき人間はわずかに天使」の本当の意味、というか作者さんの真意を初めて知った。
0投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログ「失われたホールケーキの会」とか「ほめる世間」活動とか言葉選びが好きだなぁ。 経費さんの苗字、後から出してくる感じ大好きだわァ、、、
0投稿日: 2025.03.06
powered by ブクログよかったなぁ。 日本人にとってのケーキの王様のような存在、ショートケーキにまつわるあれこれ。どの人も等身大で、優しい心を持っていて、素敵。 登場人物みんなにエールを送りたくなるし、自分もがんばろうと思える。まるごといちご、食べたくなった。
0投稿日: 2025.03.04
powered by ブクログ「倒れないようにケーキを持ち運ぶとき人間はわずかに天使」… これは歌人の岡野大嗣さんの短歌だが、ケーキを買って帰った経験のある人には通じる感情かと思う。ケーキって素敵な食べ物だと思う。誰もが優しい気持ちになる。この前、プリン食べてる時に怒る人はいないと書いたが、ケーキを買って帰る人って皆んな誰か(自分も)を幸せにしたいという気持ちを持っているはずだ。 五篇の物語それぞれに主人公がバトンリレーする。 親の離婚という共通の不幸に見舞われた女の子2人が、駅ビルのコージーコーナーでホールケーキを買い、屋上庭園のベンチで食べる。 次の話はこの女の子にケーキを売った男性店員の話。また次の話はこの男性店員の先輩女性の目線から描かれる…ケーキを軸にストーリーが展開し、皆がハッピーになるステキな小説でした。
0投稿日: 2025.03.04
powered by ブクログショートケーキで繋がるたくさんの想い。 誰かにとっての特別ないちご。 そのケーキが今日も誰かの大切なケーキでありますように。そう願わずにはいられない、そんな素敵なお話でした。 優しいお話の中に散りばめられるショートケーキの形。切り分けられるショートケーキが全てじゃなくて、それはホールだったり追いいちごだったり。様々なショートケーキの形はその人の感情に似ている。 きっとコージーコーナーのショートケーキを見かける度にこのお話を思い出す。誰かに繋がるふわふわ甘いショートケーキ。闘う天使がそうだったように、そのショーケースの中には大切なひとときが詰まっている。
0投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログショートケーキにまつわる短編集で、ほのぼのとした気持ちになる。ショートケーキが幸福感をもたらしてくれる。
5投稿日: 2025.02.22
powered by ブクログ本を読むのが苦手な私が、初めて面白くて続きが気になりスラスラと読むことができました。 いちごのショートケーキ1つでこんなにも人の価値観や悩みに寄り添える作品が書けるのかと驚きました。
0投稿日: 2025.02.20
powered by ブクログ図書館の本84 ショートケーキを題材にした連鎖集。それぞれの人生に様々な形でショートケーキが関わってきていて、「ショートケーキ」との思い出やイメージが全然異なる点が面白く感じた。「ケーキといえばショートケーキ!」という感覚は日本人だけなのかと思うと特別な感じがする。自分もケーキを食べる際はショートケーキに惹かれてついつい選んでしまうため、不思議なカルチャーだなと感じる。
3投稿日: 2025.02.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【ホール】 離婚した両親に対して平然を装ってはいても、子供としていくつになっても関係を切られるかもしれないことへの不安はあるのだと思う。 そんな心の中や素直になれない態度の表現もリアルで良かった。 ゆかやこいちゃんがお互いのことを話せる、心を開ける相手で良かったと思う。感動作。 【ショートケーキ。】 ケーキ屋の店員のカジモトくんはとても優しい心の持ち主。 姉の体調を心配したり、二人の天使のことも温かい気持ちで見守るのが心が温まる。 姉の門出に家族がまた上向きになるのが良かった。 【追いイチゴ】 ケーキ屋の女性店員がカジモトくんの恋心を見守る。 鼻白むわけでもなく「わきわきする」という表現が面白くて、しかもよく分かる笑 主人公が、気分が上がる追いイチゴをするのも読んでいて幸せな気持ちになった。 【ままならない】 自分の生活もままならなくなるママたちの話。 母として共感しかなかった。 1人ずつ好きなことをして過ごす互助会も、結局気になってままならないで終わる。わかりすぎる。 ただ、日々の中でそれぞれに気の許せる友達がいることは恵まれていて羨ましいし、素晴らしいことだと思う。 別々の道を歩むようになってもちゃんと繋がってるのはなかなかできることじゃない。 ほめる世間が素晴らしすぎる。 ちゃんと娘にも伝わり、ままならないことも幸せだったりその先に新たな道を見つけたり出来るのも幸せな気持ちになるし、あったかいお話だなと思った。 【騎士と狩人】 経理さんの一貫した態度や意志の強さは周りから見たら鬱陶しいものかもしれないけれど、そこに気づけるキハラくんはとても優しい人なんだと思う。 失恋しても、相手のパートナーが良い人なんだとわかってホッとするのも優しい人だからだと思う。 お互いを本気で心配しあったり、何でも話せる兄弟のような友達がいるのも素敵だ。 坂木司さんの本は初めて読んだけれど、嫌な部分が全くなく、でも共感できる文はたくさんあってとても温かい気持ちになる。好き。
0投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログなんとなく特別なイメージのあるショートケーキ。 真っ白なふわふわのクリームの上に、甘酸っぱいつやつやした苺がちょんとのっている。 誰かの特別に寄り添うショートケーキを巡る物語。人生甘くてふわふわな時間ばかりじゃない。ほろ苦いことだってたくさんある。それでも、生き続けなきゃいけない。 そんな私たちに、ショートケーキの上に赤く輝く苺のように、灯火を照らしてくれる美味しくて甘いふわふわとした物語だった。
0投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
朝読書にと思い購入しました。表紙を見てこれだ!と思って読んだのですが、内容も面白い。 不安になる要素があっても、温かなラストに繋がっててとても不思議な感覚だった。 ショートケーキにイチゴを足してもいいし、ホールケーキで食べてもいいし、0とろうそくをつけてあげてもいい。ショートケーキが食べたくなった。
0投稿日: 2025.01.30
powered by ブクログショートケーキをキーワードに色々な物語が展開しています。 私は、デパ地下にあるケーキ屋さんは昔から特別な場所に感じています。普段はそこに立ち寄ることはないけれど、誰かのお誕生日や記念日のときに行く場所。ショーケースに並んだケーキたちはいつもきらきらと輝いて見えています。様々な感情を抱えた人達がショーケースの前で立ち止まり、何を買おうか悩んでいる。 この物語ではホールケーキが度々登場します。ホールケーキは特別な時にしか買わないイメージがあります。その特別な時間を誰かと共有してケーキを食べる。 カットケーキではなく、ホールケーキなのが幸福感が伝わり、幸せな気持ちになりました。 幼い頃に、家族でホールケーキを前にバースデーソングを歌って母がケーキをカットしてみんなで食べた光景が思い出され、温かい気持ちになりました。
1投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログショートケーキにまつわる群像劇。お話がちょっとずつ繋がっていて、あるお話で脇役だった人が他のお話の主人公になり、また違った視点で登場人物を見ることができるというところが面白かった。 ただ、女性が主人公のお話(最初のホールケーキのお話やママ友のお話)で、女性たちのセリフに違和感を持ってしまった。あまりリアリティがないというか…この年の女性は多分こんなセリフは言わないんじゃないかって思ったり…難しいですね。
0投稿日: 2025.01.21
powered by ブクログなんだか色々しんどくて、憂鬱で、元気がなかったけどこの本を読んだら少しだけ元気になりました。 本当にケーキみたいな小説。 明日はコージーコーナーのショートケーキ買おうかな。追いいちごして食べるかな…
1投稿日: 2025.01.20
powered by ブクログショートケーキで繋がる群像劇。 登場人物がそれぞれ主役になっていて面白かった。 いろんな伏線があって、みんな繋がっている。 最後の章は、こう来たか!と。 サクッと読めるけれど、心がじんわりする。 みんな優しくて温かいのだ。 あ~ショートケーキ買いに行こう♪
0投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログショートケーキが食べたくなった。 それぞれ繋がりがあって読みやすかったし私は中でも「ままならない」が好きだった。
0投稿日: 2025.01.17
powered by ブクログ幸せな気持ちになる短編集。 ある短編の主人公が他の話に登場して、、という作りもよかった。 ショートケーキが食べたくなりました。
0投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前の話の脇役が主役になる短編集。ショートケーキは懐かしく心をあたたかくしてくれる存在で、ショーケースに他に色々な選択肢があっても選んでしまう。ショートケーキはいちごが上に乗っているのも他のケーキと異なり特別感がある。さらっと読めて後味も軽やか、ほっこりした気持ちになった。この本を読んだ日、スーパーに売ってる切り落としショートケーキ2切れを家族3人で分けて食べた。
0投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログショートケーキ。 なんて甘美な響きなのかしら。 あ、もともと甘いんだったわ。 ご褒美的な、元気を出すときに必要なショートケーキ。 登場人物たちの気持ちがよくわかる。 何より「ままならない」は全ママが共感できるのではないだろうか。 『誉める世界』になることを心から願います。
5投稿日: 2025.01.01
powered by ブクログ読みやすくて一気に読みました。 ショートケーキに関連付いた短編集。 登場人物、みんなが思いやりがあって、 誰かを思うお話で、暖かい気持ちで読めた。 どれも幸せな結末なので、気負わず読めます。
0投稿日: 2024.12.25
powered by ブクログなぜかケーキ屋さんに行くとショートケーキ買っちゃう。他にも商品がたくさんあってあれこれ悩んじゃうのに最終的にはショートケーキ選んじゃうしたまにショートケーキないときはちょっと寂しい。ホールケーキ買いたいけど切り分けるの考えるとカットしたものになるんだよね。ショートケーキにまつわる短編集。それぞれの主人公たちは少しずつ関わりがある。辛いときは慰められるし食べると幸せな気持ちになるケーキ。表紙のケーキも美味しそう。
0投稿日: 2024.12.24
powered by ブクログ和菓子のアンの作者さんの別作品。 文章がとても優しくて好き。 岡野大嗣さんの後書も良かった。 倒れないようにケーキを持ち運ぶとき人間はわずかに天使 →わずかに天使のようだ →わずかに天使でいられたら あなたはどっちですか?
10投稿日: 2024.12.22
powered by ブクログ読めば"ショート"ではなく"ホール"ケーキを思いを通じ会える大切な誰かと食べたくなる。 柔らかく、優しい本。
1投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログショートケーキが大好きだから手に取ってみました。クリスマスももうすぐだしなと! 結果、大好きな本になりました。 各編読み終わるごとに、あたたかい気持ちになって、毎回涙がほろり。 (最近私の涙腺が緩すぎるせいもありますが。笑) これからショートケーキを見る度に、 この小説を思い出すと思います。 思わずコージーコーナーのポスターなども検索してしまいました。素敵。。
4投稿日: 2024.12.16
powered by ブクログショートケーキとそれに触れる人々が尊い。 読んだらショートケーキが絶対に食べたくなる。 ホールで。 短編で登場する人物が繋がっていて、先が気になってあっという間に読んでしまった。 個人的には、『ままならない』が好き。 褒める世間ってゆう考え方がとても好き。 ケーキは幸せを運んでくるんだなぁとしみじみ思った。
0投稿日: 2024.12.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・私はお菓子作りは得意じゃない。だから市販のスポンジを買うことと、生クリームを泡立てることくらいしかできないかもしれない。でも、あなたのために溢れるくらいイチゴを載せることはできるよ。 ママになったからね。 ・読む理由なんて、つらいときをやり過ごすための時間稼ぎでも時間潰しでもなんでもいいと思っています。なぜなら文学というものは、メディアの形が違っても「待っていてくれる」ジャンルだと私は信じているから。 ・夕暮れ時にケーキを選ぶ人の表情を垣間見るとき、近い未来に待つ穏やかな時間がふとよぎることがある。
0投稿日: 2024.12.13
powered by ブクログ無性にショートケーキが食べたくなる。コンビニのじゃなくて、オシャレなところのじゃなくて、コージーコーナーの。 登場人物の絡み方が上手いなーと思った。それぞれに暖かくて可愛らしいお話です。 でも私もどちらかと言うと、モーセの気持ちになっちゃう派。
0投稿日: 2024.12.09
powered by ブクログサラッと読める連作短編集。各話のキャラが少しずつリンクしている。 坂木司氏の書かれるキャラは、何か考え方が私と合わないと言うか…読んでいてイラッとする時がある。 今作では「ままならない」のママ友達が受け付けなかった。私達頑張ってるよね、褒め合おう!と言うノリが駄目だった。 私は主人公(特別な事は言ってないのに何故か周りに好かれる夢小説みたいなキャラが多い)がやたらと褒められたり讃えられたりするノリが嫌いなので、私と同じ感性の方は本書を読むのに注意が必要。
0投稿日: 2024.12.02
powered by ブクログ配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01435171
0投稿日: 2024.12.02
powered by ブクログライトな感じでサクサク読めたけど、その分、幼さも感じた。もう少し深いほうがよかったなーと思ったけど、軽く読むにはいいかも。
0投稿日: 2024.12.01
powered by ブクログ確かに、子供の頃はケーキと言ったら「ショートケーキ」だったな。クリスマスには、決まってヤマザキのクリスマスケーキを家族でいただく。そんな子供時代を思い出しながら読んだ第1エピソード。「失われたホールケーキの会」の話は、当たり前の子供時代が、他の人の当たり前ではないことに気付かされた。 第2エピソードでは、「失われたホールケーキの会」の女子大生を見守る男性アルバイト店員のお話。「ホールケーキ」を中心に、登場人物がバトンを渡していく短編小説。リズミカルにサクサク読める。 白と赤でかわいい見た目と、甘くてふわふわの「ショートケーキ」は癒しだな。久しぶりに「ショートケーキ」を買って帰ろうかな。
1投稿日: 2024.12.01
powered by ブクログ1話目の話から、次にリンクしていくスタイル。 2話目3話目がよかったなー。 ママ友の話は子供がいないからイマイチ実感湧かない。また子育ての苦労話かーと思った。 最後の「経理さん」、人のことそう呼ぶあたりが舐めてる。経理がどれだけたいへんだか。 ママ友あたりから、話が別になったのかと思ってたけど、読み終わって一晩したら、経理さんとねぇちゃんの苗字が同じことに気がついた。 たぶんママ友の主人公と同一人物だと思うけど、同じ人だとは思えない。
0投稿日: 2024.11.29
powered by ブクログ坂木司だ~!!!短編集だ!!!と思い購入 表紙かわいい~~色味がすごく好き 岡野さんのあの短歌は私も度々SNSで目にしているので嬉しくなった ケーキがもたらす幸せは本当に大きい。ご褒美にもなるし、頑張るためのガソリンにもなる。ショートケーキ食べたくなった。坂木司はほんと食べ物をおいしそうに書く 坂木司の優しいお話好きだなぁ ほっこり
1投稿日: 2024.11.27
powered by ブクログショートケーキにまつわる短編。 全ての話がゆるっと優しくつながっていて、作品の雰囲気にもあっていた。味わいの表現や心情の細かな表し方が本当にケーキみたいな優しさでびっくり。 お母さんたちの互助会「ゴジョ」が一番好きだった。優しい世間を私たちが作るんだ!!!って思っていた人たちの子どもがまさにそれを体現する。 とてもいい循環。
0投稿日: 2024.11.22
powered by ブクログ一見、軽い読み物のようで、とても深いところを清々しく、軽やかに掬っている、そんな物語だと思った。引用されている短歌の歌人、岡野大嗣氏のあとがきを読むと、さらにその気持ちが強くなり、胃のあたりがホカホカと温かくなった。 静かに元気が出る、そんな作品。オススメです。
0投稿日: 2024.11.12
powered by ブクログ表紙の可愛さに惹かれて購入。 初めに掲載されている岡野大嗣さんの短歌が全体の方向性を見せてくれるようで、すっと作品の世界に入り込めた。元々読んだことのある短歌だったけど、あとがきでの岡野さん本人の解説を読むと、全く別の見方になってそこも面白かった。 失ったり、ままならなかったりする人生のほろ苦さを、ショートケーキが和らげてくれる。ほんの少しずつ重なり合っている短編同士のゆるやかなつながりや、重すぎず軽すぎないそれぞれの登場人物の葛藤が、ちょうどよく沁み渡る、それこそショートケーキのような塩梅の一冊。 読後感がよく、さらりと読めるのに、心に残る。
1投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログ読み終えてほっこりと温かい気持ちになれる作品でした。 毎回主人公の変わる短編集かと思いきや、他のお話ともどこか繋がっていたり。続きが気になって一気に読んでしまいました。 久しぶりにショートケーキを買ってこようかな。
0投稿日: 2024.11.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本を読んでから、駅前のコージーを除いてしまう ダイエット中だけど仕事帰りにショートケーキを買いたくなった。 登場人物の見え方が場所によって違くて 現実もこんな感じなんだなーと思った
1投稿日: 2024.10.31
powered by ブクログケーキの定番ショートケーキとそれをめぐる話の連作短編。 どの話もじんわり温かくて、ケーキの【定番】ショートケーキがそれぞれの【特別】な存在であるのがとってもいい。他のケーキじゃなくショートケーキっていうのがね。 私はショートケーキ派じゃないし、どちらかと言えば食べないけどそれでも全ての話に共感できるのだからショートケーキって凄い!そして坂木司さんが凄い!
2投稿日: 2024.10.29
powered by ブクログ大人になって使えるお金の幅が広がって、コージーコーナーからは遠ざかっていたけれど、猛烈にコージーコーナーのショートケーキが食べたい 取り憑かれてしまった ケーキはご褒美で買うことが多いけど、この中の人たちは自分を励ましたり、明日への活力や、応援の意を込めた祈りとしてケーキを買っている チラリと映る人物が違う話の主人公になっている連作短編小説で、各話の祈りが繋がっていて温かかった インスピレーションを受けたという岡野さんの短歌がとてもよく、解説も含めて読んでほしい ------- 倒れないようにケーキを運ぶとき人間はわずかに天使 -------
1投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログショートケーキをテーマにした連作短編集。母子家庭の二人組、新米ママ友、ケーキ屋バイトとその姉…登場人物達は前後の話と何気に繋がっています。問題を解決するわけではなくても、今を乗り越えるためのささやかな幸せ。読みやすく、ふんわりしたデザートを食べたような気持ちになりました。
5投稿日: 2024.10.26
powered by ブクログ人に元気を貰い、人を心配し、人と協力し、人を想う。何気ない日常だけど、思いやりと愛が詰まった作品でした。
11投稿日: 2024.10.23
powered by ブクログサークルのいちごショートを切る時っていちごを均等に分けられるように気を使います。クリスマスやお誕生日でもサークルではない好きなショートケーキて食べたいものを食べるようになりました。子供の頃のバタークリームのクリスマスケーキは 今思うととても美味しかったように思います。なんと言ってもクリスマス以外にケーキを食べるチャンスは無かった時代でした。大きく切ってもらえるととても嬉しかったのが懐かしく思い出されます。 やはりいつの時代もいちごの乗っているサークルのいちごショートは特別感がありますね。
1投稿日: 2024.10.17
powered by ブクログお祝いしたり、ストレス発散したりと ケーキは大活躍。 しばらく食べてなかったショートケーキ食べたくなりました。
0投稿日: 2024.10.16
powered by ブクログ優しい気持ちで一気読み。ショートケーキを食べたくて仕方ない衝動に駆られる。なんなん。読み終えた後のこの甘い後味。
1投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログ面白かった、というか美味しかったです。 つらかったり、せつなかったりすることもあるけど、最後はほっこり心温まるお話がずらっと並んでいました。甘酸っぱいイチゴと甘いクリームのような。イチゴをどのタイミングで食べるかにもよりますね。
1投稿日: 2024.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
他の作者の日常ミステリー小説を読み終わり、猛烈に坂木司作品を読みたくなって、図書館の予約順番を待ちきれず購入。 各登場人物たちのショートケーキに関する物語。 『ホール』『ショートケーキ。』『追いイチゴ』は視点が変わっていく群像劇でとても好き。『ままならない』のジレンマは今の私にはリアルすぎる話で、自分の中でこの状況をどう捉えたらいいかが未だに分からないのだけれど、みんなそうなんだなってちょっと救われた。 パティシエールになった友人に、誰かの日常に特別を与えてくれる、誰かを救う、誰かを幸せにする仕事をしてくれてありがとう、と伝えたくなった、心温まる作品。 本編以外もよかった。文庫版あとがきは好きすぎて全文印刷して貼りだしたいくらい。「解説まで含めてようやく完成した気がする」ともあり、文庫本の楽しみはここにもあるんだよなあ、と、最近単行本に惹かれていて忘れかけていたことを思い出させてもらった。 解説は本書がインスピレーションを受けた短歌の詠み手である岡野大嗣さん。 その短歌のテクニック的な話や解釈の話も入っていて、最近短歌に興味のある自分としては最後の最後まで楽しすぎた。
10投稿日: 2024.10.12
powered by ブクログ軽くてとっても読みやすい。 私はショートケーキはカットされたクリームと苺のケーキというイメージだったので、丸ごとのホールケーキもショートケーキっていうんだなぁ、なんて思ったり。ショートケーキ、おいしいよね。コージーコーナーって田舎ではみかけないけど、食べてみたくなった。
1投稿日: 2024.10.11
powered by ブクログすごくイチゴショートが食べたくなる本です。追いイチゴの発想は自分にはなかったので、ぜひやってみたいのですが今はイチゴの季節じゃないのでまだトライできてません。コージーコーナーの広報誌とかに掲載されてたんだろうか?と思ったのですが、特にそういうわけでもないようで、すごく良い宣伝になったと思います。ただ残念ながらうちの近くにはシャトレーゼしかないので、失われたホールケーキの会のホールケーキがどんなんなのかは想像するだけです。
4投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログショートケーキに纏わる群像劇。どの話も最後はほっこりして終わるのがいい。そして文体もフランクなのでスッと入ってくる。 読んでいてケーキが食べたくなってしまったし、作者さんの甘いものへの思いが伝わってくる。短編のタイトルにもなっている『追いイチゴ』やってみたくなった。
4投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログショートケーキにまつわる短編。短編だけど、それぞれ共通する登場人物がいて読んでいて楽しい。何気ない日常だけど、登場人物みんな魅力的でほっこりできる。まさに「ままならない」みたいに紅茶を飲みながらアフタヌーンティーを楽しみながら読める、そんな小説。 それに!!ショートケーキが猛烈に食べたくなる!!美味しそうな描写にわくわくします!! わたしもホールケーキまるごと一個食べたい!小さくてもいいから、あの丸いケーキをひとり占めしたい!!
4投稿日: 2024.10.02
powered by ブクログパッと何かが起こるわけじゃない、日常のお話。全部関係ない独立したショートストーリー集かと思いきや、全て関連してる話で面白かった。日常の温かさにほっこりするお話。確かにショートケーキが食べたくなった! あと、あとがきで坂木司さんが、灯台のようなお話を書きたいと思ってるというのが素敵だった。それが体現出来ているなあという気がした。
1投稿日: 2024.10.01
powered by ブクログケーキが食べたくなっちゃうお話。 めでたい時に食べるケーキもそうでないときに食べるケーキも美味しい。
0投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログ完全にパケ買い。こんな見た目、本棚に納めたくなるやん! ちょうどライトな本で休憩したかったので積読の中から選書。ショートケーキが食べたくなって、冷蔵庫を漁ってコーヒーゼリーを食べる。 あー喫茶店で読めばよかった!と読んだあと後悔。これから読む方は是非、喫茶店でショートケーキを食べながら読んでください。絶対、食べたくなるので。
30投稿日: 2024.09.27
powered by ブクログほんわかで優しい気持ちになる小説。 ライトな感じで、読みやすかったけど、ちょっと物足りなかったかな。
7投稿日: 2024.09.26
powered by ブクログ「文学というものは、メディアの形が違っても『待っていてくれる』ジャンルだと私は信じているから」 「光が、少しでも届くことを祈って」 あらすじのこの二文を読み、涙を拭いながら購入を決定。 『ホール』が一番好きでした。愛されたいけれど、それを離れて住む父親に純粋にぶつけるのは難しい。頻繁な往来はなんだか違う気がするけれど、義務が終わる時にその往来も終結を迎えてしまうのだとしたら、それは切なくてやりきれなくて、寂しい。そんなぐちゃぐちゃな思い、相反する思いが描かれていて、苦しくて苦しくて泣いちゃった。こんな思いをしたくないのにね。したくてしているわけじゃないのに、なぜ自分が苦しいかも分からないまま、ゆかとこいは苦しんでいる。ふたりが身を寄せあってホールケーキを食べ合う行為は、生きていくための足掻きだ。 『ままならない』についても。私はこのような「ままならない」状態になるのが怖いから子どもを産みたいと今は思えないのですが、世の中の人はそれをどこまで考えて生きているのだろう、とよく思う。これは今答えが出る問題ではなく私が考え続けていきたいことです。 あとがきと文庫版あとがきと解説を読むためだけにでも購入してよかったと思える一冊だった。
1投稿日: 2024.09.26
powered by ブクログ軽く読める本が読みたくなって、選んだ。 タイトル、表紙、雰囲気、すべてが可愛らしい。 ゆるやかにつながる短編集で、ドキドキしたり、ほっこりしたり、涙が出たり、とても面白かった。 特に現在2歳児を育児中の私は、ままならない、を読んで、あまりのリアルさに心が揺さぶられた。めっちゃわかるわー!と思いながら、涙が溢れた。多分この本を読み返すとき、今の自分を思い出すと思う。 最後にのっていた岡野さんの短歌も印象的だった。 いい本に出会えた。
11投稿日: 2024.09.26
powered by ブクログショートケーキに興味がなかったけど、めちゃくちゃ食べたくなってきた。ショートケーキが好きな人も大事にしたい人がショートケーキ好きな人も、ショートケーキ食べる時に気分が沈んだ人も、ケーキをきっかけに気分が特別に変わる 柔らかくてフワフワして可愛いケーキ。この本も、等しくケーキ
3投稿日: 2024.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
家に帰れば売るほど積読本があるのに、出先で読書に割ける時間を読み違えて、持って行った本を読みきってしまうことがよくあります。慌てて本屋に駆け込んで、帰宅するまでに読めそうな薄い本を探す。で、本書を買ったら、するする読めすぎて危うくこれも読みきってしまうところでした(笑)。 ホールケーキに執着する女子、その女子に恋心を抱くケーキ屋のバイト店員、さらにはその先輩店員および姉、そして姉の後輩社員と、人間模様が楽しい連作短編集。 帰宅途中、コンビニでまるごとバナナを思わず買ってしまったのでした。だって絶対食べたくなる。
3投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログすごくすごくいい! さすが坂本司さんワールド。 うなずきながら読んだり、知らない世界に入って魅力を感じたり、最後まで飽きることなく読み終わった。
3投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログ読みやすさ★★★★★ 誰かにあげたくなる★★★★★ 満足度★★★★★ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ とても綺麗で美味しそうな表紙とそのタイトルにひとめぼれで読みました。 タイトルのショートケーキのように、ふわふわの生クリームとスポンジ、甘酸っぱい苺を口の中に一緒に入れて丁寧にゆっくり味わっている気分になりました。 泣けるシーンなんて無いはずなのに、なんだか読んでいてほろりと泣けてしまいそうな時もあったり。 最後にショートケーキを食べたのはいつだっただろう? 明日仕事帰りにショートケーキを買って、口いっぱいに頬張ってこの本のことを考えたくなりました。
3投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログいつも通り読みやすく、サクッとたのしめた。 特にその中の一遍は子供がいる人はああああって共感すごいすると思う。 子供産んだことあります?くらいなかんじ(笑)
3投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログ小一時間でサクッと読めました。それぞれの「特別なご馳走」をメインに主人公が変わるショートストーリー。母子家庭の女の子達が心の隙間を埋めようと、ホールケーキを食べ合うのは可愛いかった。私はお金に困った事も子供を持った事もないので、正直主人公達の気持ちに寄り添う事はなかったけど「そういうもんなんだ」と違う世界を隣で見せて貰った気分。決して「覗かせて貰った」ではなく、隣で。それ位の距離感だった。 貧しいけれど不幸でないのは、辛い時でも美味しい物を一緒に食べる事の出来る存在がいたからだ。コージーコーナーを後で調べると、ほんとに存在してるケーキ屋さんで、本で出てくるケーキがちゃんとあって感動した。ホールケーキ、食べてみたくなった。
4投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログとにかくショートケーキが食べたくなる! コージーコーナーに行きたくなる! 甘いもの、スイーツの小説はやっぱり坂木司さん!
30投稿日: 2024.09.20
powered by ブクログショートケーキを題材に6人の人達の思いを描いた群像劇 どのお話しにも美味しそうなショートケーキがでてくるけど、それに対する思いは其々で面白かったし、日本人がケーキといえばこれだよねというのはわかるなぁと改めて思った
6投稿日: 2024.09.20
powered by ブクログとても優しい物語でした。 ショートケーキをめぐる5つの作品がおさめられていますが、少しずつ話が重なっていて、他の作品に登場していた人物の視点で話が進みます。 「あっ。この時、こんなことを考えていたんだ〜。」というのがあって面白かったです。 赤いいちごの乗ったショートケーキ。 真っ白なクリームは口溶けがよくて甘くてふわふわ。いちごは少し酸っぱい。そして、ちょっとした特別な感じ。 そんなショートケーキのような優しくて素敵な物語でした。
30投稿日: 2024.09.17
powered by ブクログ------------------------- ショートケーキは 祈りのかたち 白くて甘くてふわふわで 日々の何かを救ってくれる ------------------------- ずっと気になっていた作家さんですが、今回新刊を見つけて手に取りました。 装丁が素敵すぎて。 子どものころのケーキは特別で、 さらに大人になった今でもご褒美だったり、 自分を助けるため癒すためにあったり。 モンブランとショートケーキ、 タルトとショートケーキ、 チョコケーキとショートケーキ、 必ずショートケーキを買ってました。 本作は登場人物のそれぞれが主人公になっていく、 連絡短編でした。 ケーキを買う人、売る人、もらう人、あげる人。 日常のなかの大切な特別。 誰かの優しい気持ちがケーキと一緒に、誰かを癒す。 最近、忙しくて心に余裕がなかったので、 優しい気持ちになれた一冊でした。 和菓子のアンシリーズも気になっていたので、 折をみて読んでみたいと思います。 そして、給料日後は駅前のコージーコーナーでショートケーキを買いたいと思います…!
18投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログショートケーキ 食べたくなる いつもなら、ケーキはジャーマンケーキ,パイならアップルパイを選ぶけど。 ホールで買いたいな。そして全部食べたいな、という気にさせるお話でした。
7投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログ短編集にみえて、実はストーリーが繋がっているのが良かった。登場人物のショートケーキへの想いが素敵。 仕事で疲れた時に、駅前のケーキ屋さんに寄っている身としては、本当にその通り。ケーキに救われてる。と改めて感じました。
2投稿日: 2024.09.14
powered by ブクログいま読書スランプなので、軽い気持ちで読めそうなものをチョイス。 タイトルの通り、ショートケーキにまつわる連作短編集。 ちょっと甘すぎる感もあるけれど、優しい話ばかりで癒された。
2投稿日: 2024.09.12
powered by ブクログ坂木司『ショートケーキ。』 2024年 文春文庫(文藝春秋) ショートケーキ(ホール)をテーマとした連作短編集。 ショートケーキが象徴的に置かれ、登場人物たちの思いがそれを、きっかけやイメージとリンクしている展開がおもしろい。 僕の子供時代もまだケーキの種類もスタンダードなものがほとんどで、やっぱりケーキと言えばショートケーキでした。 誕生日や成長、お祝いなどの人生の節目、デートやいわゆる今でいう女子会などなど、ショートケーキには様々なイメージを含み持っている、託されていると思います。だからこそ本作のような思いや心や夢や葛藤も描けるのだと興味深かったです。 そして何より坂木さんは、男性、女性ともに心理や細やかな描写がとても巧みで、リアリティーに溢れているなと感心しっぱなしです。 着眼点、洞察力はまさに天晴です! #坂木司 #ショートケーキ #文春文庫 #文藝春秋 #読了
10投稿日: 2024.09.12
powered by ブクログ個人的に『ショートケーキ』の家族が好き。弟もお姉さんも優しいしいい家族で羨ましい。 『ままならない』では自分の子育てのことを思い出し切なくなりました。
2投稿日: 2024.09.11
powered by ブクログひとつの物語の脇役だった人が、別の物語の主人公になっている、この感じがやっぱり好きだ。誰でも主人公なんだよなって思うと、何でもない毎日がちょっと輝き出す感じ。自分にもドラマチックなことが起きないかなあ、毎日つまんないなあ、なんて思っていても、宝物はすぐそばにあることに気がつく感じ。 私の父はお給料日にはいつも駅前のケーキ屋でモンブランを買って帰ってきた。普段は帰りが遅かった父も、その日はケーキ屋が開いている時間に帰ってきたんだな。どんな顔をして買っていたのかな。この春に亡くなった父の仏壇に駅前のケーキ屋のモンブランを供えて、愛されていたんだなあ、しあわせだったんだなあ、私の中にも、ちゃんと宝物があったんだなって、うれしかった。
5投稿日: 2024.09.09
