
総合評価
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powered by ブクログ大好きな作家さんの1人、神戸遥真さん。 帯の「借金5000万円返済のための契約結婚」! 絶対おもしろいと思いながら読み始める。 ライトノベルの読みやすさ、 ツンツンツンデレ感満載! 笑いあり涙ありであっという間に読了。
10投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ借金5000万円返済のため、契約結婚して老舗旅館の女将に!? 5000万円の資金援助の条件は、老舗旅館〈彩景館〉の一人娘・夏希が女将になって、支援者の御曹司・遼介と結婚すること!? 急逝した父が遺した滅茶苦茶な契約のため、かつての夢を取り戻すため、夏希は契約結婚に踏みきるが――。 料理人探しやお客さまトラブルなどなど、慣れない女将業は日々問題だらけ! おまけに夫は完璧主義の採点魔!? 借金を返済したら離婚すると誓った夏希だけど……? 契約夫婦のおもてなしロマンス開幕!
0投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログすっごく可愛い契約夫婦でした。 どの登場人物も良い人で一生懸命生きてて、誰かのために頑張っている。こういう話を時々読むと嬉しくなる。 もしかしたら人によっては綺麗事だよね、お話だよね、と思うのかも。 でも、私はこういうの好き
3投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもてなし旅館の契約花嫁と旦那さま ~借金5000万円の跡取り娘と100点満点の御曹司~ 著者:神戸遙真(こうべはるま) 発行:2024年8月25日 KADOKAWA メディアワークス文庫 (書き下ろし) 山荘まちの図書館サイトで新刊本を探していたら見つけた本。ここのところ、時代小説でもとくに女性が主人公の市井ものにハマっているので、最初はこの本もそれかと思ったけれど、よくよく見ると現代の小説。まあ、借りてみようと予約して手に取ると、単なるライトノベルだった。シチュエーションはタイトル&サブタイトルの通り。神奈川県南西部にある「箱園温泉」のある旅館の一人娘が、旅館再建の費用として負っていた借金5000万円を返さなければならなくなったという話。 その娘、夏希は、10年前に旅館を継ぐ気を失って東京の大学へと行き、そのまま居酒屋チェーンに就職して店長として忙しく働いていた。しかし、29歳のある日、父親が死んだという突然の知らせ。母親は彼女が16歳の時に死んだのだが、女将としていきいきと働く姿を見て育ち、自分も若女将になるのだと思っていたが、死んだ時に大女将である祖母が厳しい表情で「旅館がこれからだっていうときに」と発言したことに反発し、旅館のことしか考えていないのかと家を出るように大学進学したのだった。 そんな旅館「彩景館」の経営は社長の父親がしていたが、経営は思わしくなく、リニューアル工事をしていた。その最中に他界してしまったのである。一人娘の夏希は、とりあえず葬儀に帰る。すると、一色リゾートという大手の会社で副社長をしている一色遼介という33歳の男性から、死んだ父親に5000万円を貸している、ついてはその条件として3つを父親が承諾している、と聞かされる。 ①「彩景館」が一色リゾート傘下になること ②一色遼介が共同経営者になること ③夏希が遼介の妻となって彩景館の女将になること 念書が、父親の直筆、サインと印鑑つきで書かれていた。旅館を継ぐ気がない夏希にとって、最初の2つはいいが、3つめは吞めるわけがない。夏希には恋人もいる。それなら5000万円をすぐ返せと言う。 結局、形式だけ結婚するが、5000万円を返したら離婚するという条件でまとまる。遼介は、夏希が月に80時間ほど残業が慢性化するブラックに近い職場で働いていることや、恋人のことも調べ上げていた。恋人は、5000万円の借金があることを聞くなり去っていった。調べによると、夏希の知らないところで別に彼女がいたとのこと。 形式だけの夫婦生活が始まった。大きな家を購入し、料理人まで雇う。しかし、遼介は意外にもコーヒーやお茶の入れ方がうまく、その気になれば料理も上手。性格は真面目で、メガネをかけ、丁寧語で喋る。お金持ちの御曹司、将来の社長になる人物だが、会社の上から現場で働いて覚えてこいと言われているのでこの旅館の副社長になることにしたという。家のなかではもちろん別の部屋で暮らす。 父親は旅館の従業員から慕われ、信頼されていた。娘とよそ者の夫婦が新たな経営者になることがわかり、幹部連中がこぞってやめた。古株で残ったのは、支配人と仲居頭(36歳)だけだった。 父が死んだのが10月、改修工事が終わり、プレオープンしたのが年明け1月。プレスを呼んでのお披露目をした。二人が夫婦であることが公になった。なれそめなども聞かれた。2月、3月と経営は順調だった。トラブルもあったが、遼介が救ってくれた。だんだんと良い人であることが夏希には理解ができてきたし、惹かれるところもあることを感じていた。 夏希は旅館経営にやりがいを感じ始める。旅館で結婚式が挙げられるというアイデアを夏希が考え、それをすることになる。モニターで誰かに式を挙げてもらおうということになったが、それなら夏希と遼介でとなった。人前結婚式の形式で、キスは額にすると事前に決めていたのに、なんと遼介は唇にしてしまう。 死んだ母親は、毎日、ノートに日記をつけ、お客のことを詳しく記録していたことが判明した。大量のノートが出て来たのである。そんななか、15年前に夫婦で泊まったことがあるという男性客が来た。妻は死んでしまったという。15年前に女将さん(夏希の母)にとてもよくしてもらったので、リニューアルを知ってまた泊まりたくなったという。夏希は15年前の記録を調べてみた。奥さんの誕生日だということで、奥さんの大好きなモンブランを買ってきてプレゼントしていたことが分かった。夏希もモンブランを買い、その男性に差し入れた。大いに喜ばれた。そして、お礼だといって宝くじを1枚くれた。その男性流のお礼の仕方だという。 ************** (ここからネタ割れ注意) こうしてこの物語を読んでいくと、最初は契約結婚だったのが、段々と本当に惹かれて最後に結婚してしまう、昔からあるごくありふれた締めくくりでこのままいくのか、安っぽいライトノベルだなあと思えたが、一応、少し展開を盛り込んでいた。その宝くじが当たったという展開だった。賞金は5000万円、これで借金が返せる。 そんなあほな、という展開。ありえない、子供だましのおちか?と。 そして、それからもやはり多くの人が予想のつく展開に。実は経営面だけの契約結婚ではなく、個人的な思いがあっての本気結婚だったという真相か?と想像したら、やはりそうだった。夏希が小学校3年生のとき、遼介は家族旅行でこの旅館に泊まったのだった。遼介も母親を早くになくしているが、その時は母親を含めた家族旅行だった。遼介は中学生だったが、小3の夏希を可愛がり、夏希は最後にお兄ちゃんと結婚すると言い出したのだった。 その時のことを果たすため、お兄ちゃんである遼介はやってきたのだった。その前に、夏希の父親とも意気投合していて、父親も酔った勢いで、じゃあ結婚しろと念書を書いたのだった。 真相を確認した二人は、実際の結婚に向けて本気キスをする。 ************* 彩木夏希:29歳 彩木勇:父 彩木春香:母、夏希が16歳の時に死亡 一色遼介:一色リゾート副社長、33歳、1月26日生まれ 一色修介:遼介の父親、一色リゾート社長 一色幸介:遼介の祖父、元社長で現会長 魚住亘:一色リゾート秘書室室長 末松拓也:夏希の幼馴染み、調理師、銀座高級日本料理店→老舗旅館→バイト生活→彩景館料理長 戸田雅紀:ITエンジニア、30歳、夏希の恋人、浮気 <彩景館> 竹ノ川:支配人、還暦 悠木智子:仲居頭、36歳、元グラビアアイドル小鳥遊(たかなし)トモ <客> 浅沼:60代、15年前も泊まる 山埜:40代、一眼レフカメラ
0投稿日: 2024.12.04
