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堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー
堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー
宮部みゆき、新名智、芦花公園、内藤了、三津田信三、小池真理子/KADOKAWA
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総合評価

47件)
3.3
4
9
25
2
1
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    ホラーやミステリーで有名な6人の短編集。 書き下ろし短編集ということもありそれぞれの特色が出ており始めて読む著書の作品も読むことができてお得な一冊だと思う。 ただ、ホラー好きの方には若干ホラー要素は少なめな気がする。 私自身のおすすめは新名智さんと小池真理子さんの作品。 新名さんは本にしては珍しく読んでいくとゲームのような選択肢があり読者側に物語を選択させるという斬新なものであった。選択肢を変えれば何通りもの物語もある為、再読しても面白いと思う。ファンタジーかと思いきやしっかりオチもあり。 小池さんは主人公が少し訳ありでそちらに目を向けすぎて全然真相に気づけなかった。最後は少し謎が残るが、主人公も大事な人を亡くして仲睦まじい家庭を羨むばかりか幻覚を見ていたのかなと…。

    11
    投稿日: 2025.11.17
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    角川ホラーアンソロジーの「堕ちる」です。 コンセプトが割としっかりしている短編って「長編で読みたいなぁ」と思うことが良くある。 同じシリーズのアンソロジーで「潰える」「慄く」では、短編だからこそできる潔さがあったけれど、「堕ちる」に収録されている作品は、後を引く感覚があった。その後の出来事、前日、話が飛んだ間には何があったのだろうかと。 怖さで言えば「潰える」が1番だったけど、読後の感覚だと今作が1番だと言える。 なお、以下に個人的なランキングを書きました。 『怖さ』ランキング 1位 潰える 2位 慄く 3位 堕ちる 『読み応え』ランキング 1位 慄く 2位 堕ちる 3位 潰える 『コンセプト』ランキング 1位 堕ちる 2位 潰える 3位 慄く

    66
    投稿日: 2025.11.04
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    角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー第2弾。 第1弾と第3弾は読んだので、読み残してた1冊。 以下印象的だった作品。 新名智「竜狩人に祝福を」 ドラゴンに支配された世界でドラゴンを倒すために旅立つ主人公。 ゲームブック形式は無条件にわくわくしてしまう。通常ルートで進むとたどり着かないページが点在していてそこを読むと主人公の背景が徐々にわかってくるんだけど、そのページが結構ぶつ切りになっていて、どうせならゲームブックの中に組み込まれて自然にたどり着くようになってたらさらによかったのになぁと思った。 内藤了「函」 突然一等地のお屋敷を相続することになった主人公。売れば3億円の価値があるという。喜ぶ主人公だが、その土地は呪われた土地だった。 古いお屋敷の描写や、その家のいわくがどんどん明かされていくところがぞくぞくする。座敷牢ってなんであんなに怖いんだろう。ハエとか虫の描写で不快感抉ってくるところが内藤了さんだなぁと思った。 三津田信三「湯の中の顔」 バーでたまたま隣り合った男から聞いた湯治先での怪異体験。 夜の温泉や山小屋での怪異との遭遇からの、そこから逃げる描写が怖くてさすがの三津田氏。最初の長々としたイニシャルトークは元ネタから拝借したけどパクったわけじゃないからねっていう言い訳かなと思ってしまうのは性格が悪いだろうか。Aの「K」とSの「M」しかわからん…。「怪異十三」は読んだので「竈の中の顔」も読んでるはずなんだけどさっぱり覚えていない。改めて青空文庫で読んでみたけど、言うほど類似してるとは思えなくて、なおさら最初のくだりが不要のように思えた。 小池真理子「オンリー・ユーーかけがえのないあなた」 司法書士事務所の助手として勤める主人公。故人の所有するセカンドハウスの整理に出かけたところ、そのマンションの管理人一家の暖かいもてなしを受けるが… 怖い、というよりは悲しい話だった。

    10
    投稿日: 2025.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋でみかけて。 ネットは色々と便利だけれども、続きがでているかどうか、なかなか気づけず。。 宮部みゆき氏以外は初読。 と思ったら小池氏は『妖しアンソロジー』で既読。三津田氏は『銃殺の呪い』。駄目だストーリー覚えていない。。 宮部みゆき×切ない現代ゴーストストーリー 『あなたを連れてゆく』 読了後爽やか。彼女が仲間に出会えたのはいつなのだろう??思春期やその悩み期間が描かれていたらしんどそうだけれども。 母親の理解があるのが凄い。 主人公が仲間となり、警察に伝手が出来てより強力なチームとなった続きが読みたい。 新名智×読者が結末を見つける体験型ファンタジー 『竜狩人に祝福を』 読み終えて、選択肢とならなかった頁(現実世界・主人公の子供時代)を読み選んで全体像に気づく。 銃襲撃事件はあっても、その場で銃殺されることが多いアメリカで、もし事情聴取があったらこのような供述をする犯人っているのだろうか。。。 年上の男性は現実世界ではどうなったのだろう?? 神父による性犯罪がニュースを思い出す。 芦花公園×河童が与える3つの試練の結末 『月は空洞地球は平面 惑星ニビルのアヌンナキ』 主人公目線だと正義、と思いがちだけれども、何と。。 読み返すと冒頭からちょこちょこ特徴の表記があって。 何より後半には母親に関してのコメントが。(仲間なのか、三つの試練のどれかに失敗したのかどちらだろう??) 老人の兄が三つ目失敗するの、意外だったけれど、それほどまでに親密な関係=親友となっていた、という事だろうか。。。 『「そんな見た目の者が、ずっと生きていられるわけないだろう。…昔からずっといるということは、こちらをずっと見ている。…ずっと見られているということは、こちらのことを、知られているという事だ。…見た目なんてものは、もっともっと浅い段階の話だ。だから、河童と人間の区別がそう簡単につくわけないだろう。」』 『「…滔々と、流れる川のように言った。俺はそれで、嬉しさが消えてしまった。同情している人間はもっと、言葉がぽつりぽつりと出るものだろう。」』 なるほど。。 内藤了×呪われた家 『函』 少女ホラー漫画家松本洋子の短編集に、自分を殺そうとする女が、実は過去に飛ばされて正気を失った自分、という作品があったけれど ホラーはスプラッター映画は本当に苦手だけれども、精神面に関与してくる系も、太刀打ちできないので苦手。。 操られて犯人に仕立てられた、という作品など読むと、(ある意味無実の罪ゆえに)その後どうなったのだろう??と本当に気になる。。 三津田信三の作家怪談 『湯の中の顔』 田中貢太朗「籠の中の顔」が本当に存在するのか調べてしまった。青空文庫で読める。 ラスト、叔母の手紙の意味と、妖とどんな立ち位置だったのかについて悩む。。。 小池真理子の真髄、恐怖が入り混じる幻想譚。 『オンリーユー』 事件も怖いのだが、それ以上に主人公の悲しい過去が記憶に残る。本事件を過去の事として、当時の自分の滅入った日常を振り返っているのだが、現代はどう変わったのか。。。本事件で何か変わるきっかけとなったのか、前向きにとらえたのか、諸行無常ととらえたのか。。 若奥様が叱られてもケロリとしている描写に違和感を覚えたのだが、正体ゆえに、または性格ゆえに、飄々としていたのだろうか。。

    0
    投稿日: 2025.10.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    宮部みゆきさん目当てで読みました。 ネタバレ感想 あなたを連れてゆく ふんわりホラー アキラは幸せなのかな不幸なのかな?と思ったり。 とても怖い!というよりか少しノスタルジー感じるホラーファンタジーみたいな作品でした。 竜狩人に祝福を この本はこの話を読んだだけでもいい収穫になると思います。新感覚選択式ストーリーでかつラストに驚愕の真実を得ます。順々に選択していくと…。 この作品はもっと評価されて欲しい、この作品だけで小説を出して欲しいです。 月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ 河童のお話 ナメてかかって読んだら意外と怖かったです。 この分野はなんていうんだろう… 函 あぁ…やってしまった感 怪しさ満点 まぁそんなうまい話はないわな 世にも〜にも出てきそうな怖い話 オンリーユー かけがえのないあなた 切ないホラー、最初から最後まで悲しいお話。 とても優しい家族がまさかの…。 慄くもネコがいましたが、 今作品、始まりも最後もネコでした。

    1
    投稿日: 2025.09.13
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    「あなたを連れてゆく 宮部みゆき」 視えるからすること。 自分にしか出来ないと気付いたからこそ、出来る範囲ではあるが行動に移せるのだろうな。 「竜狩人に祝福を 新名智」 分岐点の行き着く先。 冷静になり選んでいけば回避は可能かもしれないが、中には難しい回答も混ざっていたな。 「月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ 芦花公園」 3つの試練を終えると。 気付いたことを共有するのは大切とはいえ、素性も分からない相手に話したせいだろうな。 「函 内藤了」 高額な土地ではあるが。 財産として転がり込んできたとはいえ、書類にサインする前に情報を仕入れるべきだろう。 「湯の中の顔 三津田信三」 浮かんで語ってくのは。 物語が面白いからこそ、つい行ってしまうのだろうが人ではないものと長居は禁物だろう。 「オンリー・ユー ーーーかけがえのないあなた 小池真理子」 家族と紹介されたけど。 しっかりと見てしまったからこそ、そんな可能性など考えることもなく信じていたのだろ。

    0
    投稿日: 2025.09.11
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    角川ホラー文庫オリジナルアンソロジー。ホラー界では有名な人ばかりで、どれも楽しめました。中に1作ゲームブック形式の話があり、ページに指を挟んで進んだり戻ったりするのが懐かしいというか、めんどくさいというか(笑) 最終的に、全部の部分を読むため最初から番号関係なく読んだりして、普通の小説の方がいいな、と思いました…。個人的には内藤了の函が一番怖かったかな。

    2
    投稿日: 2025.07.11
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    豪華作家陣によるホラーのアンソロジージー。 宮部さんの作品は、初期の頃を彷彿とさせるもので、なんだかとても嬉しくなりました。 そして、もっと嬉しかったのは新名さんの作品。ロールプレイング的な小説はすごく久しぶりに読んだ。子供の頃、すごくワクワクしながら読んだのを思い出した。しかし、普通に読み進めるとたどり着かない章があるのは、何を意図したのだろう。

    16
    投稿日: 2025.06.22
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    最高級の恐怖はなかったけど、それぞれのもちあじのあるホラーで楽しめた。個人的には内藤さんのどんどん狂っていく感じのストーリーや小池さんのしっとりとした雰囲気が好みでした。

    1
    投稿日: 2025.06.01
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    ホラーの多様性と作家の個性を堪能できる上質なアンソロジー。ただし、期待値次第で評価が分かれるかもしれない。 宮部や小池の情感、三津田や内藤の伝統、新名や芦花公園の斬新さがバランスよく共存し、1冊で幅広い恐怖体験が味わえた。

    9
    投稿日: 2025.05.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ⭐︎3 宮部みゆき あなたを連れてゆく 怖さは全くなく、ほっこりした 星なし 新名智  竜狩人に祝福を 児童書のサバイバルゲームブックみたい、、 なんだ?こんなのが読みたいんじゃない!と本を投げたくなって、途中でやめた ⭐︎2 芦花公園 月は洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ えー、と、、カッパとレプね、、うん、好みじゃない ⭐︎4 内藤了 函 うんざりしてたところに、内藤了さんの名前は安心感半端ない 絶対怖いよ、面白いはず!とわくわく この中でダントツ1番好き、これぞホラー ⭐︎2 三津田信三 湯の中の顔 序盤なにを聞かされているのか、、とうんざりしてとばして ようやく話が始まり、山に入って逃げるまではドキドキしたけど、結局なにもかもよく分からないまま終わった ⭐︎2 小池真理子 オンリーユーかけがえのないあなた 途中までは普通に楽しめてたんだけど、結局あの道が関係あったのか、色々と腑に落ちない、よくわからないまま終わった

    7
    投稿日: 2025.05.21
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    有名作家が執筆したホラーアンソロジー。不思議な話、怖くない話もある。 個人的に好きなのは三津田信三さんと小池真理子さんの話。 三津田さんの話は想像するだけで怖くゾッとした。似ているかもしれない、って序盤で言われてる「竈の中の顔」を読んでみたいなと思った。 小池さんのはほんわかする話から一変して困惑したまま終わるのが良かった。

    11
    投稿日: 2025.05.04
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    最恐ではなかったかな… 宮部みゆきのはさすがなのだが、恐くはないし、まぁ確かにそれは恐いかなというのは一つあったけれど。 だから、タイトルに惹かれて、そういうつもりで読んでるとちょっと違うかな。 一つ一つは、面白くなくはないけどな。

    1
    投稿日: 2025.04.27
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    内藤了の家ホラーが段違いで恐ろしかった。芦花公園の河童の話もここ最近の世相を反映したホラーという点で面白い。小池真理子の最後の作品は、アンソロジーの最後にふさわしい切なさがあってよかった。

    3
    投稿日: 2025.04.20
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    SNSで話題に上がっていたのをたまたま覚えていて書店の棚で目に入って購入。 執筆陣が限られた枠の中に物語を詰め込んだ作品集。枠の中にピッタリと収まった物語の心地よさと怖さが良かった。

    0
    投稿日: 2025.04.09
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    新名智さんの「竜狩人に祝福を」の噂を聞き、それ目当てで買った角川ホラー文庫の周年記念アンソロジー。 竜狩人〜は途中で現れる選択肢に応じて読むページが変わるゲームブック方式の短編だけど、それを◯◯することを鍵にしている構成がやっぱり痺れるなあ。 他、気味が悪い系のホラーというと中の3作だったけど 三津田信三さんの実話会談(風?)「湯の中の顔」のクライマックス場面がシュールさとパニック感が同居しててとても好き。笑えるけど怖すぎる。 内藤了さん初読みだったけど「函」のラストが殺意高すぎてこれも好き。

    1
    投稿日: 2025.03.06
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    芦花公園先生の「月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ」と新名智先生の「竜狩人に祝福を」が抜群に面白かった。

    0
    投稿日: 2025.02.21
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    恐さを期待して読んだので、その点で言うとちょっと期待外れだったけど面白く読んだ。新名さんの作品はゲームブック的な感じで、早々に私は死んでしまった。

    0
    投稿日: 2025.01.28
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    好きな作家さんが何名か著者として表紙に名前があったので読んでみました。 宮部みゆきさん、小池真理子さんは怖いだけじゃなくて読み終わった後の余韻もある味わいでさすがです。新名智さんの作品はゲームブック風、でも読み進めていくうちに…と驚きの展開でした。芦花公園さんは相変わらずワールド炸裂。一番怖かったのは内藤了さんの「函」でした。ONのシリーズが頭にあったのですが、全然違う味わいで、怖くて読みやめたいのに面白くてやめられないという大変な状況に。

    2
    投稿日: 2025.01.27
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    ホラーアンソロジー。 最恐とうたってはいるが、トイレに行けなくなるほどではない。 が、やはり力のある作家の作品なので怖い。 特に、面白いと思ったのは次の作品。 「竜狩人に祝福を」 昨年は辰年ということもあって、Aden+anaisの干支シリーズ、ドラゴン柄ガーゼケットを買った。 ドラゴンだとか龍だとか、かっこいいよね! いいと思うのは小中学生男子だけじゃないんだぞ、ということでタイトルに惹かれた。 中身は、自分で選んだ数字通りに物語を読み進めるRPGタイプ(結構こういう手間が好き)なのだが、そこに一工夫。 そのままだと全て読めない、のだ。 だから飛ばした部分を初めから読むと…‥。 虚構と現実がないまぜになっていくのが面白い。 「オンリー・ユー-かけがえのないあなた」もまた幻想的。 「愛情」を書かせたらピカイチの作者。 似たような話はブラック・ジャックにもあるが、そもそも日本の昔話に鶴女房というものがある。 こうした物語というのは普遍性のあるものなのかもしれない。 「函」は正統派のホラー。 家にまつわる怪異は怖い。 寒い日、薄曇りの日に、薄暗い家に一人でいる時に(正確には赤ん坊がいるから二人だ)読むもんじゃない。 開発されない場所、というのは何かきっとあるんだろう、そんな気がしてきた。

    7
    投稿日: 2025.01.22
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    「竜狩人に祝福を」 一番面白かった。 ファンタジーのタイトルで内容も外国が舞台になってて、ゲームブックの構成だったから懐かしいな〜って思って楽しんでたらとんでもないことに… 「函」 久しぶりにめっちゃ怖い!夜中に読んでて途中で読むのやめて次の日に読みました。あんな家一泊もしたくない。

    2
    投稿日: 2025.01.15
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    新名智さんのゲームブック的な展開面白かったな。全体的にホラーというよりはホラーファンタジー的なのが多かったかな。宮部みゆきさんと小池真理子さんのも読み物として面白かった!

    0
    投稿日: 2025.01.12
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    角川ホラー文庫30周年記念アンソロジー、2冊目。収録されているのは以下の6編。 宮部みゆき×霊能を持つ従姉とのひと夏の思い出、『あなたを連れてゆく』。新名智×狂気のゲームブック、『竜狩人に祝福を』。芦花公園×河童との三つの取引、『月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ』。内藤了×一等地の土地家屋に秘められた呪い、『函』。三津田信三×怪談作家による怪談論、『湯の中の顔』。小池真理子×死後事務委任契約で訪れたリゾートマンションで遭遇する怪異、『オンリー・ユー―かけがえのないあなた』。 『潰える』と同様、名の知れた作家が名を連ねるホラーアンソロジー。新たな推し作家を見つけられるのを期待していたのだが、残念ながらピンと来る作品はなかった。敢えて挙げるとすれば、新名智『竜狩人に祝福を』だろうか。ゲームブック仕様で物語が進むという新奇な仕様。指示どおりに読み進めると辿り着くことがない隙間ページに、物語の真相が挿入されているのも面白い。仕様で物語の世界を作り上げている良き一作。

    0
    投稿日: 2025.01.11
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    2025.01.07 ホラー界の大御所や新進気鋭の作家たちばかりでは豪華だけど「恐い」って感じではないかな…。 芦花公園は切り口も内容も面白いのにオチに持っていくまでが残念!王道ホラーを書いてくれたらもっと受け入れられそうなのに。 新名智「龍狩人に祝福を」は昔懐かしのゲームブック風で逆に新鮮。どう進んでも辿り着かないページがあるのも面白い。 内藤了「函」が展開が読めずハラハラしながら読めて久しぶりにホラー短編で面白いと感じた。 小池真理子氏の文章はねっとりまわりクドくてやっぱり好きになれない。ていうかこれホラー?

    2
    投稿日: 2025.01.07
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    刺激的なタイトルと宮部さんの名が連なていたので読む。 手にしてみると、ホラー文庫であった。 好んで読むジャンルではないけど、恐る恐る・・・ 怖さはなかったけどホラーは後味悪いな、やっぱり。

    13
    投稿日: 2024.12.17
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    新名智さんの小説を初めて読みました 最初びっくりしましたが、最後ちゃんと怖かった いろんな怖さがあってお得感がありました

    21
    投稿日: 2024.12.16
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    ※ アンソロジーの短編ホラー 宮部みゆき 新名智 芦花公園 内藤了 三津田信三 小池真理子 不思議系要素が多目のホラー

    7
    投稿日: 2024.12.13
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    「最恐」と銘打ったにしてはやや物足りないが、怖さの魅せ方のバリエーションは豊か "あらゆる怖さのニュージャンル"というホラー文庫創刊当時のコピーを具現化している、なーんて言ったらやや褒め過ぎ、か

    2
    投稿日: 2024.12.07
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    あらゆるホラージャンルにおける最高級の恐怖を詰め込んだ、豪華アンソロジーがついに誕生。宮部みゆき×切ない現代ゴーストストーリー、新名智×読者が結末を見つける体験型ファンタジー。など。(e-honより)

    1
    投稿日: 2024.11.25
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    ホラーアンソロジー。これもまた最強の布陣ですよねえ。 やはり一番怖いのは三津田信三「湯の中の顔」。タイトルから連想した通り田中貢太郎「竈の中の顔」がモチーフなのですが、私としてはこっちの方が怖い! 下がっていく生首が想像するだけでぞぞっとしました。 宮部みゆき「あなたを連れてゆく」、良いなあ。これ、この後の物語もぜひとも読みたいと思います。 小池真理子「オンリー・ユー」、これは怖いというよりも切なくて、だけど素敵な物語だと感じました。孤独な主人公が幸せな家庭に惹かれるところが「夜顔」と似ているな、と思ったけど。「夜顔」ほど怖くなく、そして寂しく切ない結末です。 内藤了「函」、芦花公園「月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ」はどちらも不気味な怖さが印象的。でもって新名智「竜狩人に祝福を」が、まさかのアドベンチャーノベル。これってホラー? ……ホラーでした。まずは番号に従って、そしてあとでそれ以外も読むのをお勧めです。

    1
    投稿日: 2024.11.21
  • 別の意味で怖かった。

    図書館で読みました。気に入ったら買うのですが、特にいいと思う作品はなかったので、こちらは買いません。宮部みゆきが一番恐ろしかった。いい年したベテラン作家がこんな幼稚な話を書いて、それが本になって売っている事に恐怖を覚えました。編集さん、ちゃんと仕事してください。怖い。

    0
    投稿日: 2024.11.18
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    2024(令和6)年発行、KADOKAWAの角川ホラー文庫。6編。宮部みゆき『あなたを連れてゆく』途中までおかしな登場人物がいるように思えるが、子供の時の最後のシーンとラストシーンは宮部らしい。そしてネタはホラーである。小池真理子『オンリー・ユー:かけがえのないあなた』まさか猫がこんな風に絡んでいるとは。哀れな話だが、猫に逃げられて自殺と考えるとちょっと笑い話のように後からは思ってしまう。 掲載作:『あなたを連れてゆく』宮部みゆき、『竜狩人に祝福を』新名智、『月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ』芦花公園、『函』内藤了、『湯の中の顔』三津田信三、『オンリー・ユー:かけがえのないあなた』小池真理子、

    0
    投稿日: 2024.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作家6名のホラーアンソロジー。 ダイレクトに怖いものと、じんわり怖いものと、読み終えの最後に怖さがくるものと、それぞれ感。イメージ的で読者の読解力に委ねられた、わかりにくく微妙な作品が多めに感じた。 あなたを連れてゆく宮部 みゆき(霊を助ける娘) 竜狩人に祝福を新名 智(選択をしながら読む) 月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ芦花公園(人をあやつる?河童) 函内藤 了(古い屋敷と血縁) 湯の中の顔三津田 信三(頭部の霊?) オンリー・ユー小池 真理子(管理人一家の謎)

    1
    投稿日: 2024.10.29
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    久しぶりにホラー小説読んでみて、やはり作家ごとのカラーが強烈に出るものと実感。 どれも読み応えありました。

    1
    投稿日: 2024.10.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    宮部みゆきほか著『潰える最恐の書き下ろしアンソロジー(角川ホラー文庫)』(KADOKAWA) 2024.8発行 2024.10.21読了 宮部みゆき「あなたを連れてゆく」  一人称回想録。小学3年生の夏休み、南房総の親戚の家に預けられることになった少年カツミは、そこで3学年上の従姉アキラと出会う。アキラは文句なしの美少女なのに愛想がなく、ろくに話もしてくれない。毎日、外をほっつき歩き、近所からの評判も悪い。ある夜、窓の外を見ると、アキラが猫と話をしているところを目撃して……。  書き下ろしアンソロジーに収録される短編としては、世界観やキャラクター設定が細部まで丁寧に考えられており、この単話のみで終わらすには惜しいほど物語が完成されている。アキラは死者の魂を認識することができる異能者なのだが、いつかシリーズもので発表されるかもしれない。さすが稀代のストーリテラー・宮部みゆきである。 新名智「竜狩人に祝福を」  昔よく読んだ児童書のひとつにこのような読者の選択によって物語の結末が変わる本があったが、調べてみると「ゲームブック」と呼ぶらしい。プロローグとエピローグのほかは全て二人称で語られており、独特の読書体験を味わえる作品になっている。  一見したところ、主人公である「きみ」がドラゴンを倒しに行くというRPG風の話を装っているが、実は「きみ」は極度の妄想や幻覚症状に悩まされている精神疾患者であり、エピローグでそのことがネタバレされる結末になっている。  エピグラフにハーラン・エリスンのSF小説「竜討つものにまぼろしを」の一句が挿入されており、おそらくはそこからヒントを得て、ゲームブック形式の本作を着想されたものと思われる。  新たな表現を開拓した意欲作であることに異論はないが、成功しているとは言い難い。  エピローグでネタバレされているように、「きみ」には性にまつわる幼少期のトラウマがあるのだが、その具体的な中身については、ただ選択肢に沿って読み進めるだけでは解明されない。選択肢に沿って読んでいただけでは読み飛ばされてしまう章がいくつかあり、それらの章を読むことで、実は「きみ」が生まれ育った家はある宗教を信仰しており、その宗教がタブー視している男性間性交渉を「きみ」が行なったことがトラウマの原因だと分かるようになっている。邪竜とはつまり「きみ」の身の内にあるそうした「悪魔性」のことであり、だからこそ「きみ」は自らを殺すことによって竜を討伐するのである。  しかし、ゲームブックの特性を十分に活かそうとするなら、エピローグでネタバレすることが得策とは思えない。やはり選択肢の中でネタバレを示しつつ、エピローグではドラゴンを倒した、とだけに留めた方が余白があって面白いのではないかと思う。短編には不向きな作品だったかもしれない。 芦花公園「月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ」  いきなり河童の話から始まるので、てっきり民俗学ホラーかと思いきや、とんだ思い違いだった。  施設で暮らす孤児の少年龍平はある日、川べりで人間に変身した河童に出会う。何でも河童から課される3つの課題をクリアすればどんな願い事でも叶えてくれる代わりに、失敗すると尻子玉を抜かれて殺されるという。  ここまでは民俗的ホラーな展開なのだが、唐突にフォント違いの字体で、地球侵略をもくろむレプティリアンと呼ばれる宇宙人と光の戦士ドラコニアンの末裔である日本人との戦いの歴史が語られる。のちのちまで読んでいくと、どうもレプティリアンの存在に気付いたレジスタンスが流している怪電波の内容らしいのだが、この時点で河童の正体がレプティリアンであることが判明する。  その後、一転、龍平が同級生に河童と似た取引を持ちかけはじめるので、読者は混乱してしまうのだが、実は龍平はレプティリアンのハーフであり、思考や思想を純レプティリアンに支配されてしまったのだった。ラストは、レプティリアンの弱点を知るおじさんを生きたまま焼いて殺すシーンで終わるのだが、怖いというよりも何とも後味の悪い小説になっている。  この小説の評価は、こうした展開が好きか嫌いかにかかっているように思える。 内藤了「函」  ある日、哲也の元に司法書士を名乗る人物から手紙が届く。何でも会ったこともない祖父が死んで、その遺産が全て哲也のものになるということで、哲也は早速祖父の家に住むことになったのだが、何とそこは呪われた家だった。家の来歴を知れば知るほど、自分がもう後戻りできない地点に立たされていることを知り、ついに哲也は……という話。  読者を物語に引き込む表現力、創造力があり、『堕ちる』『潰える』の中では一番怖かった。自分は忌み地の来歴を辿っていくホラーが好きなのかもしれない。  『堕ちる』という標題が最もしっくりくる作品だったと思う。 三津田信三「湯の中の顔」  後半が面白かっただけに前半の剽窃の話がくどくてしんどかった。全編を読み通しても、いまいち前半部分の必要性がよく分からない。  新宿ゴールデン街の店で偶然隣り合わせたNから聞いた彼の叔父の体験談が中心的な内容である。  Nの叔父哲太郎は売れない小説家であり、痛めた肩の治療のため、人里離れた湯治場Kを訪れる。そこの露天風呂で哲太郎は生首の老人と出会うのだが、小説のネタになりそうな面白い話を語ってくれるので怖いながらも毎晩のように露天風呂に通ってしまう。同宿の者から、その老人は山から来た人ならざる者だと忠告されると、その翌日に老人が住む山に向かってしまうほど哲太郎はその老人に囚われていた。山中にて哲太郎は山小屋を見つけるのだが、そこで哲太郎はこの世のものとは思えない怪事に遭遇する、というのがあらすじである。  この体験談が「事実」なのか「創作」なのかは差し置いても妙にリアリティがあって怖い。なにゆえメタ的な構造に仕上げなければならなかったのか理解に苦しむ。末尾には参考文献が掲げられているが、この参考文献は「何の」参考にしたのか。どこまでが実話でどこからが創作なのか。そういった部分も作者の計算に入っているとしたら、この参考文献も読まないことには真にこの短編を理解することはできないのではないだろうか。 小池真理子「オンリー・ユー——かけがえのないあなた」  一人称回想録。35歳の「わたし」は、仕事の関係で信越地方のリゾートマンションへ車を走らせていた。車内のカーラジオからはザ・プラターズの「オンリー・ユー」が流れている。結婚式の半年前に交通事故で死んだ婚約者との思い出の曲だ。35歳の「わたし」は婚約者の死から立ち直れず、死人同然の生活をずっと送っていた。リゾートマンションでは、管理人の室井さん一家から歓待を受ける。室井さんの再婚相手のハルミさんは若く、連れ子の双子は可愛い。これこそ「わたし」が求めていた家庭像だと思う。  ——4ヶ月後、「わたし」は室井さんが自殺したことを知る。あんなに幸せそうだった室井さんがなぜ自ら命を絶ってしまったのか。「わたし」はもう一度リゾートマンションに行くことを決意する。  以上があらすじであるが、私は『潰える』『堕ちる』の通して、本作が一番面白いと感じた。  ラストのオチに納得できるかできないかで評価が分かれそうだが、ラストを匂わせる伏線も用意されており、これまで描かれてきた物語を否定するものでもないから、十分評価できると思う。「わたし」の背景についてもある程度描いてくれているので、なぜ「わたし」の元に怪異が訪れたのか読者が納得できるようになっている。怖いのはもちろんだが、淡くて、悲しい。30年ほど前の出来事を「わたし」が回想する構成になっているが、おそらくはこの出来事をきっかけに婚約者の死から立ち直ったであろうことが推測され、「わたし」のその後の半生が幸多き日々だったことが想像される。本文では触れられていない部分にも丁寧な気配りができており、大好きな作品の1つになった。

    1
    投稿日: 2024.10.21
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    「あなたを連れてゆく/宮部みゆき」 「竜狩人に祝福を/新名智」 「月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ/芦花公園」 「函/内藤了」 「湯の中の顔/三津田信三」 「オンリー・ユー/小池真理子」 6話収録の書き下ろしアンソロジー。 お目当ては推しの小池真理子さん。 6話それぞれにテイストが異なり、多種多様な恐怖を味わえたが、特に印象に残ったのは、宮部さんと小池さん。 宮部作品は安定のリーダビリティの高さ。 最恐と言うより、じっとりとした恐ろしさを醸し出しながらも読後感がいい。 小池作品は流石の一言。 怪奇小説作家としても秀逸。

    4
    投稿日: 2024.10.08
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    まぁ、作風もいろいろ。 私的には、宮部みゆきと小池真理子の話が綺麗でまとまっていて好き。 内藤了は最近 よく読むけど 相変わらず世界観が怖い。都会の谷間の吹き溜まりって この人の得意の世界。

    2
    投稿日: 2024.10.05
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    図書館。 宮部みゆき…世界観がしっかりしていて、情景を思い浮かべやすかった。 新名智…子どもの頃のゲームブックを思い出しながら、それでいて現実味もある。 芦花公園…良かった。タイトルはわからないけれど。 内藤了…そういうところ、ありそう。怖くて良い。 三津田信三…前振りとイニシャルトークがくどかったけれど、ホラーシーンはさすが。 小池真理子…やはり一番良かった。情景が思い浮かべられる。ロマンの妙。

    2
    投稿日: 2024.10.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラーにあるまじき爽やかな後味が秀逸の「あなたを連れていく」、ゲームブック形式にハマってつい夢中で何度も読み返してしまった「竜狩人に祝福を」、作者おなじみの展開ながらしっかりビビらせてくれる「湯の中の顔」、土地の怨念が牙を剥く恐怖直球勝負の「函」…どれが一番恐いかというより、こういう恐さ生んじゃうのか!と各話存分に発揮されたホラーの名手である先生方の様々な角度からの巧みな手法を堪能できる。 期待の芦花公園さんホラーはSF色強めで意外だったな。 「オンリー・ユー」は怪奇幻想と猫好きにはたまらない組み合わせ。

    1
    投稿日: 2024.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【収録作品】 宮部みゆき「あなたを連れてゆく」 新名智「竜狩人に祝福を」 芦花公園「月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ」 内藤了「函」 三津田信三「湯の中の顔」 小池真理子「オンリー・ユー――かけがえのないあなた」 「あなたを連れてゆく」正統派異能力系。続編希望。 「オンリー・ユー」切ない。 「湯の中の顔」まさにホラー。夜中の露天風呂に入るもんじゃない。 「竜狩人に祝福を」ゲームブック風で、趣味が悪い。 「月は空洞……」気持ちが悪い。 「函」こういう主人公だと全く同情する必要がないから、ホラーも安心して読める。

    5
    投稿日: 2024.09.26
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    同時発売となった「潰える」を先に読んでから、本作を読みました! こちらも6名の作家さんによるアンソロジーですが、「潰える」とはまた違ったテイストで怖面白かったです…!! 恐怖度は「潰える」の方が強かったかも。 「堕ちる」はどこか幻想的な怖い話という印象でした。 秋の夜長に最適な一冊でした!!

    2
    投稿日: 2024.09.23
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    面白かったです。 内藤さんの話は怖い話でした。 ひとつ、似たような話聞いたなってなやつも、ありましたが。

    3
    投稿日: 2024.09.16
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    全体的にインパクトが弱く、物足りなさが残った。それなりの面子、そして其々書き下ろしの最新作ということで期待が大き過ぎたかも。〝最恐〟は内藤了さんの「函」。小池真理子さんの「オンリー・ユー」は切ない系で雰囲気があったが、それら以外は…。

    9
    投稿日: 2024.09.11
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    個人的・夏のホラー特集。2冊同時発売だけど、このメンツが一度に味わえて、なおかつすべて書き下ろしとなると、これはもう、読まん手は無いってことで。☆の内訳は、掲載順に3-1-1-4-4-3で、平均取って☆3つ。ちなみに、各氏著作の個人的体験に基づく自分の期待値は、4-?-2-3-4-3ってところ。ま、そんなもんですわな。以下、数作品にコメント。②ゲームブック、昔結構ハマったな~、っていう懐かしさは感じたけど、それに見合う楽しさは得られず。真相もいまひとつ。③”異端の祝祭”、内容は全然覚えてないけど、楽しめなかったって記憶は残っている。本短編を読んで、『あ、そういえば、前もただ意味が分からんかったわ』ってことを思い出した。それだけ。④本短編のみ、期待”以上”だった。”変な家”なんかより、こっちの方がずっと楽しめる。

    2
    投稿日: 2024.09.06
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    「潰える」よりは怖かった。 「竜狩人に祝福を」は、まずルールに従って読んで、もう一つのルートを辿って、最後に通しで読むって読み方であってますか? 最近、ゲームブック形式を時々みるようになったけど、また流行ってるのかな。 かまいたちの夜の30周年だしな。

    1
    投稿日: 2024.09.05
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    ホラーの書き下ろしアンソロジー。 どれもテイストが違う話だった。 私が一番好きだったのは三津田信三「湯の中の顔」。 その場面を思い浮かべると相当怖い。 ハッキリしないからこそ余計に不安で恐ろしい。 新名智「竜狩人に祝福を」もゲームブックのようになっていて面白かった。 あ、これは…と気づいたあたりでゾッとする。 ただこういった人のこういった犯行を楽しんで読んでしまっていいのか…という気持ちにもなる。 内藤了「函」も途中まではすごく好きだったけど、ラストのあたりが…逆に怖くなくなってしまった感じがした。

    1
    投稿日: 2024.08.30
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    夏といえば怖い話でしょ!ってことで、今年何冊か買った中の1冊。 でも、なかなか怖い話には当たりませんな。 この本もそんな感じ。 宮部みゆきや小池真理子の話は怖いと言うにはきれいすぎるし、気味が悪いというよりは気持ち悪い河童の話に、半端なゲームブック風の一編などどれもこれも「怖い話」としてはイマイチ(怖い話と思わずに読めば…)。 ただ、芦花公園&三津田信三の2人が最近気になってたので、どんな文体を書くのか、ちょこっと触れられたのは良かったです、

    1
    投稿日: 2024.08.26