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ハマスの実像
ハマスの実像
川上泰徳/集英社
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総合評価

4件)
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    とりあえず”イスラム主義組織”という形容詞をつけられ、分かった気になったかのように、連日日本のニュースにも登場するハマス。 本書が出るまでは、一部の専門書を除いてハマスという組織の歴史及び現在の姿を手軽に知ることができる本はほとんどなかった。それだけに、新書でハマスのことをしっかりと抑えられる本書の価値は非常に高い。 政治部門と軍事部門の方針の違いや、社会部門との距離感、そしてガザ市民のハマスに対する見方など、どれをとっても今この瞬間にしっかりと知っておくべき情報と分析ばかりの本だった。

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    投稿日: 2024.11.29
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    岡真里さんの本以上にパレスチナのことが歴史を追ってわかる。現地での取材を重ねた元朝日新聞記者のジャーナリストとしての気骨が伝わる本であった。 2024年6月時点でのガザの死者は3万7千人を超え、そのうち子どもの死者が1万5千人超えだという。世界中の紛争で亡くなる子どもの数は一年間で3千人以下だというから無惨である。(これも許せないが) イスラエルの蛮行はやまない。西欧、米、ロ、そしてあろうことか我が日本などがジェノサイドの加害者側に立っていることが大きな要因だ。恥ずべきことだ。 作者の古巣朝日新聞でさえ、ハマスのテロ対反テロのイスラエルの争いという見方を広める。 平和を望む者は騙されないようにしなければ。本書の一読をお勧めする。

    7
    投稿日: 2024.11.12
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    作られたステレオタイプをいつまでも引き摺っている現状。人命と人権を守るために取るべき戦略が偏見や過去によって阻害されることがないよう、多くの視点を獲得し続けるしかない。

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    投稿日: 2024.11.06
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    絶望的な型のニュースが続く中、ハマスに対する理解は様々な見方によって別れる。 1967年の第三次中東戦争の後に採択された、安保理決議242である。パレスチナ独立国家が樹立されアラブ諸国もイスラエルの生存権を認める、土地と和平の交換の原則である。2国共存にはパレスチナもイスラエルも反対勢力が数多く、達成への道のりは困難を極めるかもしれない。しかし、この戦争が永遠に続く、一方を絶滅しない限り平和は訪れない、と考えるのは絶望感しかもたらさない。 どのような楽観的な見方が可能だろうか?

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    投稿日: 2024.10.08