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野生の風
野生の風
村山由佳/集英社
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総合評価

85件)
3.9
24
32
20
3
3
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    旅に出たくなりました。 作中のメインとなる時期の主人公と同い年ということもあり、その人生経験や達観した部分に尊敬を抱きながら読むと同時に、幼さに共感したり、共感することで自分の幼さに気付けたり。 村山由佳さんの作品は改めて、感情の描写や風景の描写がすごくきれいです。 揺れるヒナゲシの種を「妖精のシャンパングラス」と喩えていて、なんて素敵なんだろうと思いました。

    0
    投稿日: 2025.11.06
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    久しぶりの村山ワールドに浸れて良かったです。 登場人物が魅力的でアフリカの風景や染色の豊かな色彩も相まって純度の高い恋愛物語でした。

    2
    投稿日: 2023.08.18
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    30年近く前の小説。だいぶ前に買った本を本棚の中で発見したので読んでみた。恋愛小説だが、アフリカの魅力が存分に伝わってくるし、色彩の表現も際立っている。

    1
    投稿日: 2023.08.02
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    この文章では、いろんな色の描写が出てくるんだけど、不思議なことに、色彩だけではなく、匂いやそこに吹く風のそよぎまでもが存分に体感できるように感じられる。読後、解説にも似たような記述があって、やはりそうなんだと思った。どうしてそうなるのか分からないが、この人の文章は、間違いなくそういう感覚を引き起こさせる。5に近い星4つです。

    8
    投稿日: 2023.07.08
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    情熱的で、甘く切なく苦い大人の恋。 かなり昔の作品。十数年ぶりに再読しましたが、やっぱり何度読んでも作品の持つ雰囲気にいつの間にか引き込まれてる。 染織家の飛鳥と動物カメラマンの一馬。どちらもすごく魅力的。 一馬が暮らすアフリカの大自然とそこに生きる野性動物の描写が素晴らしい! 飛鳥と一馬の恋の行方にやきもきしたりハラハラしながら、アフリカの大自然、染織の魅力も感じました。 胸を抉る辛い現実にも、どこか冷静な自分を客観視している飛鳥が痛々しい…。苦しくて、寂しくて、悲しくて、滂沱の涙。 今までに読んだ恋愛小説の中でも特に記憶に残る1冊。

    4
    投稿日: 2022.10.01
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    どの選択が正しいのか分からないけれど、選ばないといけない時は来る。甘い恋愛と現実を美しい描写で描いた一冊。

    1
    投稿日: 2021.06.11
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    色彩鮮やかな描写。 主人公の心情に胸潰れる思い。 残酷さが心に残る。 でも何か主人公の強さも感じて、読後感は悪くなかった。

    1
    投稿日: 2020.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生の頃に買った大好きな本。久しぶりに再読。 ストーリーをほとんど覚えていたので新鮮味がなかったし、斜め読みだったけど、飛鳥と一馬がうまくまとまらなかったことがただただ悲しい。運命ってどうしてこんなに残酷なんだろう。

    0
    投稿日: 2020.05.05
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    途中までハーレクイン・ロマンスかと思うくらい 超ベッタベッタな恋愛小説。 おっちゃん達はこういうの苦手(だと思う)。

    0
    投稿日: 2019.10.08
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    アフリカの情景描写が美しい。大自然の鮮やかな彩りと風の臭いと温度が伝わってくるよう。2人の出会いはベルリンの壁の崩壊の夜、と設定はすごくゴージャスなのに、主人公飛鳥の友人祥子が物語を下げているように感じてしまうのが残念。物語の中での存在が残念すぎる。これじゃキャンディキャンディのスザナみたい。(例えが古くてスミマセン。)いや彼女の人格がどうとかでなくて、2人の別れ方の原因が…どうも悶々として素直に運命の出会いというドラマに酔えなかった。 運命の出会いはしかし、運命のいたずらに翻弄されることがある、とか、そういうことなのか?

    0
    投稿日: 2017.08.13
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    所有している好きな小説。久しぶりに読んだけどやっぱりいい! 行間から感じられる色と香り。アフリカの風景が目に浮かぶ。アフリカの乾いた熱い風を感じる。私はアフリカにそれほど興味はないんだけど、アフリカのサバンナを見てみたくなりました。 染織家の飛鳥とカメラマン一馬の恋愛のお話だけど、ただの恋愛小説では片付けられないスケールです。魂が求め合うふたりなのに、やっと出会えたふたりなのに。出会いも運命だけど、その後も皮肉な運命に翻弄されるふたり。単純なハッピーエンドではないところが切ない。

    1
    投稿日: 2016.04.16
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    世の中にはこれほどたくさんの色の種類が存在するのかと目の覚めるような思いで読み進んだ。こんなに繊細に鮮やかにあらゆる色合いを表現した作品を他に読んだことがない。 文章だけで極彩色が目に浮かぶよう。色だけでなく、匂い、温度、動物たちの命と魅力的なキャラクターの生が迫ってきて飽きることなく一気に読めた。この人の作品の恋愛もの『星々の舟』もとても良かった。また他の作品も読みたい。

    1
    投稿日: 2016.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。 翼で初めて村山由佳さんの作品を読んだので、他の作品も読もうと借りたのがこの作品だった。 当時中学生の頃に読んだのだったと思う。 出てくる登場人物誰にも感情移入出来ず、モヤモヤ感を覚えて読了したのを覚えている。 改めて読み返した今も、誰一人幸せになれないストーリーに切なさを覚えながらも、面白く読み進めた。

    0
    投稿日: 2015.12.20
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    あんなにお互いに愛し合っているのに、何故諦めなくちゃいけない??? その後の展開が知りたくなる。 心に一陣の風が吹いた。

    1
    投稿日: 2014.09.13
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    (注:はげしくネタバレです。これから読む人は読まない方が...) 「村山由佳ならこれ」というツイ友の勧めで読んだ本。家には他に何冊かあるけど、読まず嫌いw。 25歳の草木染め作家が奥さんと子どもを失くした中年のカメラマンと、東西の壁崩壊当夜のベルリンで出会い、8ヶ月後、ケニヤで劇的な再会をして...っていう物語。ところが、主人公が高校時代にカレシを奪った同級生の編集者が偶然このカメラマンに夢中で...。 こうやって書くと陳腐な話だけど、はっきりとイメージが浮かんでくるアフリカの自然や、ドライバーとの交流、カメラマンの助手/義理の弟の描写はさすが。 でも、一度だけ男女の仲になった編集者が妊娠して、産んだ子どもに知的障害があったからカメラマンが責任を感じて...っていう終わりはちょっと安易だし、書き込めてもいないし、後味が良くない。 実際にはあるかも知れないけど、小説で描く必然性があるのかやや疑問。「重さを押し付けられた」っていう感想があったけど、同意。 でも主にアフリカの情景を楽しめました。なんでこれ、映画化されなかったんだろ。登場人物考えると面白いかも。飛鳥=満島ひかり、一馬=内野聖陽、祥子=黒木華、浩司=柄本佑とか?

    3
    投稿日: 2014.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    村山由佳さんの小説は、いつも読むたびに読んでる途中からたくさんの悪口が湧く。 それなのに、村山さんの小説を「好き」って感じちゃうのは、ありふれた展開、新鮮味のない表現、そーいうつまらなさをたくさん感じさせる(ごめんなさい)文章が、なんでかものすごい「透明」だから。 こんな透明感がある文章を書ける作家さんって、私はほかに知らなくて。 『野生の風』は特に「色」がすごい。 いろんな色彩の名称の単語がつらねられてるだけの場面は、ほんとに「色」を感じる。 実際に見たこともないアフリカ、主人公の飛鳥の家の中、飛鳥が染めた布、一馬の目で見えてるもの。 文章なのに、どれにも「色」がついて見える。 これは恋愛小説だけど、恋愛の描写はものすごいありきたりすぎてなにもキラキラしてないのに、描かれた登場人物たちが生きてる世界に「色」を感じる。 見てない色を感じさせる小説。 小説なのに、色見本の図鑑をひらいてるみたい。 文章なのにカラー写真のアルバムをめくってるみたい。 『野生の風』は途中でなんどか読む気持ちがさめちゃうとこがあった。 すごいしらけた気分になっちゃうんだよね、読んでて。 それなのに。 ”飛鳥は、ふっと肩を落とした。ゆっくりとドアを閉める。” っていうラスト。 この文章に続く、ほんとの最後の一文。 この最後の一文で、村山由佳さんの強烈なファンに堕ちる。 ここまで醒め気味で読んできた自分が一気に熱くなる。 そーいうすごい一文を最後の最後に書いちゃうすごい作家さん。 フシギな言葉の力を持ってるよね。 この感想は内容についてもっといろいろ書きたいから、それはブログに書きます。 (書いたらここにURLはります) ▼9/8:ブログに書きました。 ///『野生の風』を読んだ。 http://sippomikan.seesaa.net/article/405082256.html

    0
    投稿日: 2014.08.19
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    この前に読んだ『空中庭園』がホラーじゃないのに、怖いと感じたので、次は甘目のお話を読みたいと思ってこの本を手にした。 村山さんが書くアフリカの文章は情景が思い浮かぶようで、素晴らしいけど、内容は読後感すっきりとはいかず、後味が悪かった。

    1
    投稿日: 2014.07.04
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    色や匂いなど、様々な感覚器官を刺激する表現で溢れています。 まだ見ぬサバンナの光景、野生動物の荒々しさ。 これまで読んだことがないくらい鮮明に想像されました。 ストーリーとしては斬新な展開や大きなどんでん返しなどはないのですが、表現が豊かで、さらに登場人物の個性が強いため、非常に印象に残る1冊でした。

    1
    投稿日: 2014.03.19
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    村山由佳の小説のなかでも、特に印象に残っているものです。単純なハッピーエンドではなく。しっかりと、明日を生きていく希望のような、そんなものを感じさせてくれる。人間の生々しい感情というか、そういうたぐいのものが感じられます。

    1
    投稿日: 2014.01.04
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    「海外で出会った日本人男女が恋に落ちる」話、いや、そもそも恋愛小説自体あまり得意ではないのですが、この作家さんの「星々の舟」が良かったので読みました。 やはり最初は恋愛小説独特の「オシャレ感」にどうにもなじめず、読み進めるのに苦労しました。ですが後半に向けて次第に、引き込まれていきました。 過去のたった一つの選択が、未来の自分に大きな影響を及ぼすこともある。 そして、何でもかんでもただ「言えばいい」わけではないんですよね。

    2
    投稿日: 2012.10.30
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    アフリカの情景が目に浮かぶようだった。 始まりからあり得ないけど素敵な出会いだった。最後は悲しい終わりだった。 いろいろな花や木の枝からの染色、その糸を使って織るさまざまな作品。 見てみたいなと思った。 桜の花を煮出して、その液で染めてもきれいな色は出ない。 桜の枝からは、とてもきれいな桜の色が出るそうだ。 木はきれいな花を咲かせる為に頑張る。花は、新緑の芽を出す方に向かっているから。

    1
    投稿日: 2012.10.25
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    ベルリンの壁の崩壊~アフリカサバンナが舞台。あまりにベタベタな恋愛ネタを景色に盛り込んだ感のストーリーや、メルヘンな会話が多過ぎて、私にはちょっと苦手だった。野生=生殖。風=支えるものまとうもの。

    1
    投稿日: 2012.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アフリカの情景や動物たちの命の育みがとても魅力的。 最後、一馬が死んじゃうのかと思った。 二人の愛は実らなくて、飛鳥にとってはよかったように感じる。 まだまだ自由に飛んでいく鳥でいる方が「らしい」ような。

    0
    投稿日: 2012.08.11
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    とてもお気に入りの作品です。 日本以外にも、ケニアやドイツが出て来ました。 ストーリー自体は普通の恋愛小説だと思ます。 注目してほしいのは、文章の透明感。 太陽の匂いがする。 サバンナを動物たちがのし歩く風景が見える。 主人公の絶望が・・・・。 ケニアに行ってみたくなる作品でした。 マンガは読むけれど、小説には抵抗感があると言う人に、ぜひ読んでみてもらいたいですね。

    1
    投稿日: 2012.06.25
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    村上由佳の作品の中では、海を抱くの次に好きだと思います。主人公の飛鳥の色に関する知識や感性が、文章の中にたくさん入っていて、すごく綺麗だなぁーって思いました。

    1
    投稿日: 2012.05.17
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    染織家の飛鳥と野生動物カメラマン一馬。 ふたりはベルリンの壁崩壊時に運命の出会いをし・・・ 久しぶりの村山由佳。 プライドが高くて不器用な主人公。 そうそう、こういうの好きです。

    1
    投稿日: 2012.04.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なにもかもがツボ。 写真、染織、アフリカの動物、風景、日本での日常、それらに関する描写がきれいで、情景が目に浮かぶ。匂いが想像できる。 ラストも、ありがちなハッピーエンドじゃなくてすきです。 納得いかない、折り合いをつけるしかない、事実と現実と感情がリアルで素敵!

    0
    投稿日: 2012.02.12
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    何度も何度も読んでいます。 彼女のような強さに憧れつつも、それを手に入れられなかった自分を 誇りに思ったりもします。 いろんな意味で、影響を与えられた作品です。

    1
    投稿日: 2012.01.02
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    読み始めると止まらなかった。 しつこくないが、しっかりとした構成をしていて、 一気に読んでしまった。 他の作品も読んでみたい。

    1
    投稿日: 2011.12.24
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    全然納得いかない!けど、もし主人公と友達だったら…と想像してモヤモヤしてる辺り、のめり込んだ証拠かな。

    0
    投稿日: 2011.11.25
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    染物とアマゾンの風景の雄大さを調和させた表現にチャレンジした話+昼ドラのような愛憎が迷走する話。 飛鳥=渡り鳥 「五感だけじゃなく、感性や、美意識、価値観、ものの見方、考え方・・・全部ひっくるめて、あの大草原の中に一度でも身を置いたら==絶対に、人が変わる。」 「行ってみたいわ」 ナイロビ、運転手、象、ライオン

    1
    投稿日: 2011.11.05
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    染織家の女とカメラマンの男の恋愛。 アフリカで動物の写真を撮っています。 女の友達とのドロドロの三角関係が展開されます。 全く面白くなかった。 章の途中で一人称がコロコロ変わるのも耐えられない。 不要な描写が多過ぎると思う。 ゴチャゴチャしている。 女性雑誌に出てくるようなオシャレ生活も鼻に付く。 村山さんじゃなかったら途中で読むのやめてた。

    0
    投稿日: 2011.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

       最後に自分が幸せだと思えたのは飛鳥と祥子、どちらだろう。 ふとそんなことを思いました。祥子は一馬の子(かもしれない子)を産むことで一馬を手に入れることができたけれど、一馬の飛鳥に対するほどの深い愛情を得ることはないだろう。 一方飛鳥はこの上ない愛情を受けて、また自分も心から愛せた運命の相手とも言える人に出会えたけれど、それほど愛し合っていながら祥子の元に行く一馬を止められなかった。これが運命なら、なんて皮肉な運命なのだろう。   私の目には祥子がとても強く映りました。子供を産んでからの彼女は特に。あれが母親の強さなんでしょうか。そんな祥子を見るたびに、飛鳥が傷つくのを見ているのはとても辛かったです。飛鳥が愛する人の子供を産めない自分の体をどれほど呪ったかと思うと胸が痛い。   また一馬の写真で欠けているほんのひとかけらのものとは何だろう、と考えてみました。私は一馬が "一馬" として撮った写真だと思うんです。 というのは、彼は一瞬のシャッターチャンスを逃さないためにインパラなりライオンなりになったつもりで写真を撮っています。そうすることでうまく「いのち」を写真におさめられるのだから、技術的には最高の撮り方かもしれない。けれどシャッターを押す瞬間に対象物と一体になる一馬の写真には対象物への愛情は写りません。   つまり彼の写真欠けているのは一馬の対象物への愛情のようなものではないでしょうか。最後の一色となったあの写真は、シャッターを押す瞬間も対象への愛情で溢れていたからこそ最後の一色になりえたように思います。

    0
    投稿日: 2011.07.03
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    プライドは自分の内側に向けられている時は大事。外側に向けられてる時は重荷。 最後はそういう展開なんか…

    0
    投稿日: 2011.06.18
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    色に魅せられた染織家・多岐川飛鳥、野生動物のいのちを撮るカメラマン・藤代一馬。ふたりが出会ったのは、ベルリンの壁崩壊の夜。運命的な恋の予感はそのまま、アフリカでの再会へと結びつく。サバンナの大地で燃え上がる愛、官能の炎。しかし、思いがけない事実が発覚して──。 主にアフリカを舞台にした物語で、そこに登場する人物と動物たちとの姿がまるでそのまま浮かび上がってくるかのような、透明感のある文章で読みやすかった。 ハッピーエンドかと思いきゃまさかのラストに、胸の奥が痛くなった。 飛鳥や一馬の仕事に対する想いの熱さに、自分の身近にいる人の存在を重ね合わせて見る思いがした。

    1
    投稿日: 2011.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2011.1 文庫では初。 高校生の時にハードで読んだら、どうしてもなじめなくて、無理して読んだ本。今ならいけるかも?と思って手に取ったけど、無理だった…。他人のことばっかり考えてないで、はっきりしろよ!と思ったり。「彼女」の使った手は、とても姑息な手段と思ったり。あの子の原因は、初めて読んだとき、「煙草のせいじゃない?」って思ったっけ。

    0
    投稿日: 2011.01.16
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     舞台となるアフリカの風景が見えてくるようで心地よかった。アフリカ行きたいわーって思った・・・けれど、お話に関しては正直微妙。この作家さんが書いた他の小説の方が面白かったなと思う。ラストのあたり、ここで泣いて!ってことだろうか。

    0
    投稿日: 2011.01.11
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    主人公飛鳥は、天使の卵やおいしいコーヒーシリーズのヒロインのようにおっとりした雰囲気ではなく、まだあまり村山さんの作品を読んでいなかった私にはちょっと新鮮でした。 そして、天使の卵もそうでしたが、胸が引き裂かれたような結末で、しばらく引きずりました。

    1
    投稿日: 2010.11.22
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    言葉の持つ無限大さに感動。 読むだけでアフリカの壮大な自然が目の前に広がるような錯覚。 地平線の彼方をぞうやキリンがゆったりと歩いてる。 行ってないのに行ったような気にさせてくれるのがすごい。 小説自体は、ラストがせつなすぎ。 ただ一度の過ちが全てを変えてしまった。 あぁ・・・・・・・ (涙)

    1
    投稿日: 2010.11.11
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    染織をしている飛鳥と、アフリカの動物たちのいのちを撮るカメラマン一馬。一目会ったときから強烈に惹かれ合う2人。一馬が他の女性(祥子)を妊娠させてしまうが、飛鳥といることを選ぶ。しかし、産まれてきた子がハンディキャップをもった子だったため、一馬は飛鳥のもとを去る。 ★佐々木さんオススメの本で読みやすかった。 ★一馬はただの野生児。魅力ある人のように見えるけど、だらしない。飛鳥への強い気持ちも、祥子へのことを知ると浅いように思えてくる。改めて避妊は大切だと思った。 ★将来は私もミントを栽培して、おもてなしをしようと思った。

    0
    投稿日: 2010.07.28
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    読み始めはなんだか違和感を覚えたが、やがてそれが和らぐと、するすると文章が頭に入ってきた。壮大な自然を美化することなく写し出した一冊。

    1
    投稿日: 2010.07.13
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    少し大人な恋愛小説。 アフリカの自然は一度見てみたいけど行きたくはないかな?笑 だからあたしの中では起こりえない世界。 それはきっとあたしが飛鳥や一馬タイプではなく祥子タイプだから。 だから飛鳥みたいに1人で行動出来る人に憧れるなぁ・・・ しかし芸術家との恋愛は大変そう。笑 最後とても切ないけどこの終わり方結構好き。 とにかく描写がキレイな作品です。

    1
    投稿日: 2010.06.22
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    とても切ない物語です。 切ないですが、「こんな出会いも、実際あるのではないだろうか」と思わせてくれる本です。 恋愛小説としてもすばらしいですが、私は染色とアフリカにも魅せられました。 この本を読んでアフリカに行ってみたいと思いましたし、草木の香りも想像しました。 染色にも興味を持ち、今度ぜひ、身近な草木でやってみようと思っています。 今にもふわりと、何かが香ってきそうな物語です。

    1
    投稿日: 2010.05.28
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    この本読んでショックで寝込みました。ええ。感情移入しやすいのです。 こんなラストってあっていいの?!そんな風に思いました。 納得いかないラストだし、多分こんなことは現実ではありえないと信じている私!重たい内容だけど、アフリカに行ったこともないのい情景が目に浮かぶし、大切な一冊になりました。

    1
    投稿日: 2010.02.18
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    購入済み 内容(「BOOK」データベースより) 色に魅せられた染織家・多岐川飛鳥、野生動物のいのちを撮るカメラマン・藤代一馬。ふたりが出会ったのは、ベルリンの壁崩壊の夜。運命的な恋の予感はそのまま、アフリカでの再会へと結びつく。サバンナの大地で燃え上がる愛、官能の炎。しかし、思いがけない事実が発覚して―。運命の出会いから慟哭のラストまで胸を揺さぶる恋愛小説。

    1
    投稿日: 2010.01.24
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    叶うならば。 ラストを変えてしまいたい。 でもそれができないからこそ、こんなにも心に残るのでしょう。

    4
    投稿日: 2009.09.07
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    アフリカの自由な風、野生のにおいを感じる一冊。 その中で流れる運命的な出会いと別れ。 ハッピーエンドではない終わり方をしたけれど、この終わり方で引き締まる一冊だと思います。

    1
    投稿日: 2009.08.28
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    この本のおかげで色彩や世界観が変った 野生の素晴らしさと人間の感情の愚かさ どんなに生活が豊かになっても 喜怒哀楽はいつも変わりはしない 押し通す強さの恋愛小説です

    1
    投稿日: 2009.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    染織家・飛鳥とカメラマン一馬はベルリンの壁崩壊の前夜に出会い、お互いがお互いの存在を忘れられないまま、二人はアフリカで再会、激しい恋に落ちる。  ところが、飛鳥の同級生であり、感情的にも微妙な関係にある編集者の祥子と藤代の関係が明らかになり、さらに藤代の「子孫を残したい、飛鳥に自分の子供を産んで欲しい」という願望と飛鳥がそれに答えられないことにより、この恋は終幕へと近づいていく・・・という話。  恋愛に関してのストーリーは失礼だがまぁ、ありがちな話。出会った瞬間に「これは運命なんだ、運命の出会いなんだ」と思う恋愛はどこか嘘っぽいと思ってしまったりするので、そのあたりに関しては心ときめかせて読むほどではなく・・・。年と環境のせいかしら^^; (大体、運命の恋って、出会って、育んで、自分も相手も得るものがあって、成長して初めてそう思えるもんじゃないのか?と思うのだが)  それでもなぜかつい、引き込まれて読んでしまうのですが・・・。  小説の魅力はストーリーもだけど、感情描写、風景描写などがどれだけ魅力があるかが問われるものだとあらためて思います。  というわけで、この小説の読みどころは、恋愛の行方よりも色彩感覚豊かな文章にあると思います。飛鳥がつくり出す織物と織物を作るために染めあげる糸による色彩のハーモニーが特に美しい。文章を読みすすめると、色がまぶたの裏に浮かんできます。  色にはいろんな美しい名前がついています。  自然の樹木や果実からとった名前もあれば、聞いただけでは何色かわからんような名前もありますけど(笑) 「色の名前」とか「色の手帖」を片手に読んでみると、視覚的にも楽しめる作品になるのでは。    また、サバンナの風景も、この作品のタイトル通り「野生の風」を感じさせる描写です。それらを堪能するのもこの作品の楽しみ方かもしれません。

    0
    投稿日: 2009.03.20
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    ▼概要 ベルリンの壁崩壊の夜、多岐川飛鳥と藤代一馬は出会った。 カメラマンの一馬は「いのち」を撮るためにアフリカにいる。 一馬に連絡先を渡されたが、飛鳥は連絡をしなかった。 飛鳥は一馬に連絡をしないまま、アフリカへ向かい、そこで運命的な再会を果たし、恋に堕ちた。 二人は幸せへの一途を辿るように見えたが―。 燃え上がるような純愛と、慟哭のラストを描いた恋愛小説。 ▼感想 読み終えた瞬間、胸が押しつぶされそうになった。 飛鳥はプライドが高くて、ぶっきらぼうに見えるけれど、私には優しすぎる人に見えた。 だから周りのことばかり気にしちゃって、結局自分を辛くさせてしまっている。 本当は誰かに助けてもらいたいのかもしれないけれど、そうしない。 「泣き上手な方が、女は幸せになれる」という言葉は、飛鳥が言ったからこそ、胸が痛くなった。 子供ができない体で、一馬に愛されている飛鳥。 子供を宿したが、一馬が本当に愛している人を知る祥子。 障害を持つ子供のため、愛する人と離れることを選んだ一馬。 一体、誰が幸せなんだろう。 愛し合っているのに結ばれない、残酷で切ない小説だった。

    0
    投稿日: 2009.02.26
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    11.29.08読了。飛鳥と一馬が運命的な出会いをベルリンの壁の崩壊の瞬間する。二人はお互い愛し合うが最終的に別れる。飛鳥の高校の同級生の祥子と一馬との間に男の子ができる・・・そのこが中度の障害を持ってることがわかり、一馬は祥子と息子と生涯をともにする決心をして飛鳥と別れる。本当に一馬の子供化ね・・・

    1
    投稿日: 2008.11.30
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    染織家の飛鳥はベルリンの壁崩壊の夜 カメラマン一馬と出逢う。 2人は出逢ったその瞬間から 何かを感じあっていた。 アフリカで偶然、再会するのだが… 衝撃のラストです。 これが大人の純愛なのかな と思いつつも、 なんだか納得のいかない終わり方でした。

    0
    投稿日: 2008.11.03
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    村山さん二冊目。この人の本をもっと読んでみようと思いました。こういう雰囲気大好きです!一冊目は天使の卵?だった気がするんですけどこっちの方が面白くて忘れちゃった…汗。

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    投稿日: 2008.08.21
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    中学生の頃に読んだ。 多分中2のとき。 この本の影響でhappy endingの恋愛小説が好きじゃなくなったんだと思う。 悲しくて切ない、哀愁の残るような恋愛小説のとりこになった。

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    投稿日: 2008.07.02
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    色に魅せられた染織家・多岐川飛鳥、野生動物のいのちを撮るカメラマン・藤代一馬。ふたりが出会ったのは、ベルリンの壁崩壊の夜。運命的な恋の予感はそのまま、アフリカでの再会へと結びつく。サバンナの大地で燃え上がる愛、官能の炎。しかし、思いがけない事実が発覚して―。運命の出会いから慟哭のラストまで胸を揺さぶる恋愛小説。 読んでる最中はもう夢中で、ページをめくることだけしかできませんでした。 文字を目で追って、めくって、また文字を追って…… 読み終わった後の、あの切ない読後感と圧倒的な感動と、胸の震えは何なんだろう。 風を感じて、香りを感じて、景色を感じて、鮮やかな色をまぶたに焼き付けて… 五感全部で作品を楽しませてくれる。 あるべき場所に綺麗に散りばめられた言葉たちと、伏線の引き方が本当に巧み。 設定には少し無理がある気もしますが、そんなのが全く気にならないくらいの引力がある物語。 痛みと切なさと悲しみと、全部含んで、それでも生きていくひと。 運命の相手、離れたくない相手。 物語自体がパレットみたいな美しい作品です。 たくさんの色をパレットに並べて、すべてを鮮やかに見せる、それが村山さんの文章の美しさだと私は思うのです。 涙でそのパレットを濡らして、それぞれの違う色を作り出していくんじゃないかな。 人それぞれの心に違う色を残す、綺麗で美しくてそれでいて残酷で、でも私はとっても好きなお話。 またいつか必ず読み返すのだという確信があります。

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    投稿日: 2008.06.23
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    アフリカのサバンナの大地で燃え上がる官能的な愛。。。 何でしょうこの、どうしようもない胸の締め付けは。 読んだのはかなり前ですが、これは深く印象に残る作品です。

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    投稿日: 2008.06.04
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    <貰い手が決まりました> 本を買っていたご希望の方に差し上げます。 表紙の背が少し破けていますが、中身は読むのにまったく支障ありません。

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    投稿日: 2008.05.08
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    今のところ村山さんの作品の中で一番好きな本です。自然描写、心理描写、表現の仕方、ストーリ、すべてが好きです。

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    投稿日: 2008.03.06
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    最初から答えはわかっていた。どんな結末に向かうのか、どんな選択をするのかということを。それでも心奪われるものがあったのはサバンナの自然のせいだったのか。それとも作品に登場する登場人物のせいだったのか。狂おしい気持ちにさせられもするが、なんとも哀しい。これがこの本を読んだ私の感想だ。自分がいかに求めていたとしても結局は手に入らないことが時としてある。仕方のないことだとはわかっていてもやはり哀しい。人はそれを乗り越えてしか生きていくことは出来ないのだろうか。なんてことを考えてしまった。

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    投稿日: 2007.11.18
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    生きる意思やポリシーを持つ人は強くて、なぜか悲しい。けど凛とした後ろ姿に嫉妬を感じてしまうのはなぜでしょう?この本を読んでいつかアフリカに行こうと思いました。行った事もないアフリカの原風景に「帰ってきた」という感慨を味わってみたい。

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    投稿日: 2007.09.17
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    ストーリーのラストのどんでん返しには???だけど、とにかく文章が美しい!1文1文、色や風、におい、触感、そんな色々が直に伝わってくる。五感全てを刺激してくれる文章の宝庫。アフリカのサバンナの景色や機織の布の色彩が目の前にありありと浮かんできます。

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    投稿日: 2007.09.08
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    アフリカの描写は絶妙。人の心理描写も素晴らしいと思います。 ラストがハッピーエンドじゃないから、ちょっと悲しい物語。l

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    投稿日: 2007.06.05
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    なんとも一馬というキャラがイマイチ好きになれなかったのですが、まぁ男ってこんな感じですね。 一方の飛鳥は、芯の強さと脆さが絶妙に描かれており強さが邪魔をしてしまう感じの女性。 悲しくも虚しい強さの裏に見え隠れする脆さを上手く表に出せず甘える事も出来ずに一人で立ち続ける事が出来てしまう所がとっても健気。。。 終わり方が切ないけれど、やっぱり人間これくらいヘビーな想いを背負ってもまた立ち上がらないと駄目だなと思う反面、表面上に隠れた弱さに対する心遣いって必要だなぁ〜なんて思います。

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    投稿日: 2007.05.03
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    色を感じる小説。 読んでるとふわぁ〜って風を感じる。 匂いも感じる。 五感にフルに働きかけてくる小説。

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    投稿日: 2007.04.10
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    一目惚れしてお互いに惹かれあう飛鳥と一馬。ソフトタッチな文章の中に激しさが見え隠れします。切なくて愛おしくて。だけど……。ですな。個人的にはこういう影のある作品も結構好き。文章も綺麗で読みやすいです。

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    投稿日: 2007.04.10
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    大人の恋だー 関係ないけどこの話の主人公の相手役苗字が通ってた高校の名前と一緒だった。 エンドがまた素敵。 ネコがさ。 面白い話には効果的な邪魔者がつきものだ

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    投稿日: 2007.04.05
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    結構何回も読み返したかなー。 こうもタイミングがズレると幸せだったはずの運命も違う運命になってまうんだなーって思いました。いや、それこそがふたりの運命だったのかもしれないけど・・・。

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    投稿日: 2007.03.12
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    数々読んでいる村山作品の中でも好きだなーって思った印象がある。物語に引き込まれた記憶がある。アフリカに行ってみたいと強く思うきっかけとなった一冊。

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    投稿日: 2007.03.01
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    色を感じる。 主人公が染織家なのだけど、染色された糸の深みや鮮やかさがとても瑞々しく描かれている。 綺麗だ。 運命的な出会いをし、恋に落ちたものの、またもや運命というものに、引き裂かれる二人。 愛する気持ちだけではどうにもならない現実を、見せ付けられた。 この小説には「情熱」が色濃く表現されている。仕事に対する情熱然り、恋愛に対する情熱然り。 様々な物事に対して、心から熱くなり、真剣になれる主人公達が、羨ましくなる。

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    投稿日: 2007.02.24
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    匂い立つ本、匂い立つ文、匂い立つ活字。村上由佳が取り立てて好きなわけじゃない、でもこの小説だけは、忘れかけると読むようにする。 やっぱり文庫。 私が生まれてはじめて、活字の中に色を感じた本です。

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    投稿日: 2007.02.05
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    サバンナに行きたくなりました。主人公に感情移入しすぎて、読み終わった後にしばらく動けない程の切なさにみまわれました・・。

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    投稿日: 2007.01.22
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    染色家と写真家。偶然惹かれあった2人の芸術家が織り成す官能の炎。 結末がもう・・・村山さんの小説にしては珍しい終わり方ではないでしょうか?雰囲気は同じですけれどね。

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    投稿日: 2006.11.10
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    ちょうど、「新グレートジャーニー」で、気持ちが世界に行っちゃっているアタシ。。。直前特番とやらで、以前関野氏が回ったグレートジャーニーの総集編みたいなものをやっていたのだけれどそこで、関野氏が、アフリカの草原を自転車で走っているシーンを見た。なもんで、この本は、頭の中でもイメージしやすかった。 まあ、見てなくたって分かり易い場所ではあるけれど。 『翼―cry for the moon』で、村山由佳にぐっと興味を持ったのだが、アレも外国を舞台にしたストーリーで面白かったがコレもすごく面白かった。 先日読んだ、『キスまでの距離―おいしいコーヒーのいれ方〈1〉』 は、主人公が高校生で、展開は、テレビで見るドラマみたいな感じがあったんだけど、これは、とても小説っぽい(?)感じ。大人の世界でした。 切ない、切ない気持ちになりました。 読み終えた後に、もう一度、最初の部分を読んだら、ちょっと涙が・・・

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    投稿日: 2006.08.21
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    主人公が作り出す、染色の表現が素晴らしい。 文字の向こうに、無限の色彩が広がる。 情熱的過ぎて、止まることを忘れてしまった二人。 運命とは、皮肉でやさしいものなのかもしれない。

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    投稿日: 2006.07.01
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    色彩表現が豊かで想像しやすい。 大恋愛もの。とても切なくてボロボロと泣いてしまうが、でもとても好き。読んでいて、辛いけど。

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    投稿日: 2006.06.27
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    数々の村山由佳作品を読んだけれど、今のところ「野生の風」 が一番スキ。 感情移入してボロボロ泣いてしまった。 一馬の言葉、飛鳥の気持ち、どれも本当によかった。 色の魅力を感じたし、素晴らしい言葉たちでアフリカの大地が表現されている。

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    投稿日: 2006.05.27
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    こーれは本当に好きです!切ないですが、ものすごく。これほどどうしようもない切なさに襲われたのは初めてです。本当に村山さんはすごい作家だなぁと感じました。ものすごく切ない。やるせない。手になにかもてあましてしまっているような変な虚無感だったりもう読んだ後暫くは魂抜けますね。

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    投稿日: 2006.03.11
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    濃密な交接シーン。「天使の卵」にもあったが、こっちの方がいやらしかった。読んでいてその気になってしまい、困ってしまった。

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    投稿日: 2006.03.02
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    すごく色の描写が綺麗な作品です!!!これくらい惹かれ合うような人と出会ってみたいなぁ… ラストが悲しすぎて、泣けました…。

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    投稿日: 2006.02.12
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    かなりドラマティックな感じに書かれてます。運命的な出会いですよね。でも誰も救われてない。みんな可哀想。だけどそれが新しい道へ続いてんだよなあと思いました。

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    投稿日: 2005.12.18
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    雰囲気的に村山作品の中で、一番大人な雰囲気が漂う感じの作品。まず出会いの設定からしてロマンティック過ぎます!! ベルリンの壁が崩壊される運命の日の夜。偶然なのか運命なのか、たまたまそこで出会ってしまった二人の日本人の男女。 相手の男性の連絡先は聞いていたものの、帰国してからも連絡する事なく別々の道を歩こうとしていた2人。だけど、飛鳥の友人である・祥子が偶然にも一馬の写真集の編集担当者である事を知るんです。飛鳥は徐々に一馬に惹かれて行くけど、なんと祥子も一馬に想いを寄せているためその事を告げる事が出来ない。 すれ違いを重ねながらも、飛鳥と一馬は想いあって結ばれるんだけど、そんな矢先に祥子が一馬との間に出来た子供を妊娠・・・・・。しかも、その生まれてきた子供が健康状態ではなく障害を持った子供だったりして、とにかく2人の状況は悪くなる一方。 ラストはお互い想いあっているにも関わらず、それぞれの道を歩む決心をするんだけど、どんなに成長して大人になっていても相手を想う感情までちゃんと管理出来るワケではない。 好きなのに一緒にいれない。好きだからこそ、一緒にいれない。そんな感情を物語を通して苦しいくらい感じさせられました。 決してハッピーエンドじゃないけれど、「こういう恋も素敵だな」って、最終的にはこれでよかったんだと思えるような作品。

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    投稿日: 2005.10.29
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    自然描写がとても良くてアフリカの雄大な光景が行ったことがあるかのようにリアルに浮かんできました。ただ、こんな終わり方をしなくても…とても辛かったです。

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    投稿日: 2005.05.23
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    終わり方がやるせない。でもおもしろかったです。エロティック。 村山さんの本はたいてい図書館。天使の梯子早く読まないと!コーヒーシリーズも好き。

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    投稿日: 2005.05.13
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    こういう救われない話がたまらなく好きだ。男女の葛藤、思いがけない結末。どれをとっても一級品の小説だった。ただ、惜しむらくは背筋が震えるような、村山由佳特有の文章が少なかったように思う。

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    投稿日: 2004.11.20
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    ラスト、そんな終わりですか?とちょっと悲しくなってしまった。作品自体は、面白かったんだけれども・・ハッピーエンドにしてほしかった作品。

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    投稿日: 2004.10.04