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常盤団地の魔人
常盤団地の魔人
佐藤厚志/新潮社
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総合評価

12件)
3.3
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5
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    常盤団地に住む蓮君のお話でした 常盤団地やその周辺での出来事を語っていました その中で蓮君曰く魔人を目撃するのですが・・・ 魔人とはいったい何なのか それほど長くはない物語でした

    20
    投稿日: 2026.01.14
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    芥川賞の佐藤厚志さん。荒野の荒地は静かながらも生活の中に悲しさを感じた。この作品は、悪ガキどもの事件簿のような。昭和を思い出す。 最後までモヤモヤ。魔神は自分で、何の象徴か。

    4
    投稿日: 2025.09.26
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    古い団地に住む今野蓮を中心に、小学生の生態を描写した物語だが、団塊世代の我々とはかなり違うことに驚いた.親の世代との関わりをなるべく避けて、子供同志で悪さをする点は同じだと感じたが、ワコウ軍団とのやり取りは面白かった.ひょうたん池での出来事で魔人が登場するが、意図が掴めなかった.管理人との対決、担任の根元とのやり取りなど、子供たちの歓声が聞こえるストーリーだった.

    0
    投稿日: 2025.06.09
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    仙台市と思しき都市郊外の老朽化した雇用促進住宅に住む喘息持ちの小学3年生男子の物語。団地内の子供の愚連隊、管理人との対決、いたずら・窃盗、学校でのいじめ、秘密基地など定番ではあるが、「小三男子物語」。

    0
    投稿日: 2025.03.24
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    図書館でみつけて。 どこか懐かしい団地の風景、勝手に昭和な感じで読んでました。 日常の何気ない場面に様々な事件が描かれています。 ちょっと虐待っぽい描写とかありますが、それも作品の1つなのかと思われます。 魔神が出てきたりと、ちょっとファンタジーなのかと思いきや実はもっと深い部分が描かれていたようです。

    1
    投稿日: 2025.02.14
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    ちょっと背伸びをしたくなるギャングエイジの子ども達の日常。 怖いけどなんだか憧れの高学年の悪ガキ軍団や、クラスのボス的存在から声をかけられると認めてもらえたような気になるちょっとひ弱な3年生の蓮。 危うくてハラハラする。 この年頃の男の子はこんなものなんだろうか。 団地の殺伐とした雰囲気が気になった。こんな大人達の中で育てば小学生からこんなにも暴力的になるのかもしれない。 団地の風景に格差社会も見え隠れしているように感じた。 子どもの世界は大人の世界の縮図なんだろうなあ。 団地の大人を反面教師として大人になってほしいと切に思った。

    1
    投稿日: 2024.12.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語の内容は、小学3年生の主人公蓮が、多様な人々が住む団地で父母兄妹と暮らしながら、同じ小学校に通う上級生や同級生と日常生活を送る場面を描いたものと言える。 魔人とはいわば現実逃避のために蓮自身が生み出した「像」と言えるだろう。毎日家族で虐待を受け、持病を患いながら生活を過ごし、これまでにない人との関わりを持つ、これらは全て蓮にとっては通常では乗り越えられないものであり、だからこそ自分自身で魔人を生み出し、現実からあえて距離を取る方法を生み出したのだと思う。 だが、蓮は物語の終盤でそれを「神」のような存在(つまり、魔神)と勘違いしてしまう。だから、憎しみの対象である兄の公平に暴力を行使する。だが、返り討ちに遭い、自身の無力さを痛感して終わる。蓮は「まじん」の正体に途中で気がついたが、それを「魔神」と勘違いしてしまったのだ。 小学校3年生という、未熟な段階にいる子どもの奇想天外な発想・考えや、友人との関係性、子どもから見た大人の世界・自然の世界、そして恵まれない境遇にいる子どもの現実を、子どもの視点から描いた作品と言えるだろう。

    1
    投稿日: 2024.10.22
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    昭和って感じがするのは、子どもの遊び方だろうか…。 それとも団地の風景だろうか…。 小三の蓮は、小児喘息やアレルギーといった持病があり、二年生までは特別支援学級だった。 三年生から初めてのクラス替えで不安もあり、恐怖でもあったが、団地で初めて見る同じくらいの男子と自転車や鉄棒、砂場で競争となった。 彼はヤマモトシンイチだと言う。 そこから彼らの日常が始まる。 蓮と兄とその仲間たち、宿敵は管理人である。 怖いのは、黒いジャンパーの「庭師」たちでもある。 そして、1人になると現れる見えない魔人だったりする。 喘息持ちなのにみんなと同じように遊ぶ蓮の強気なところがいい。 父親に怒られ、兄には勝てないところもあるあるだなぁと。 秘密基地や池など昔は当たり前のように身近にあり、行ってはいけないとわかってはいても行ったものだと思い出した。 無茶なことをするのが子どもなのかもしれないなと懐かしくなった。

    54
    投稿日: 2024.10.13
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    男の子の成長期を書いた小説で昭和な家庭に現在のドローンがあったりと融合しているのか、今も団地に住む家庭は同じような環境なのだろうか??今では失われつつある学年を問わず外で遊び、上下関係も存在していて団地の団結力。懐かしさを感じつつ女子にはない友情と情け容赦ないケンカに男の子の内情が手に取るように伝わる。ほんわかした世界に浸れる一冊でなめるように読んでも数時間で読めるがこの世界観にどっぷりはまれる充実した時間を過ごせた。

    4
    投稿日: 2024.10.11
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    同じ大学、同じ学部の先輩というのがきっかけだったけど、思った以上に俺はこの人の作風が好きなんだな。昔のスガシカオの曲みたいな、少し暗めの、少し嫌な感じの読後感が癖になる。

    1
    投稿日: 2024.10.05
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    芥川賞を受賞した荒地の家族より読みやすく、登場人物がたくさんいたにも関わらず、どの人物も印象に残りやすかったため最後まで苦なく読めた。 私自身も団地(アパート?)に幼少期住んでいたので、その時のことが思い返された。 時代はちょっと昔だなあと感じるけれど、、、 読み終わった後、表紙にいる犬や人物を見て、これがきっと◯◯で、こっちは◯◯だなと考えるのが楽しかった。

    2
    投稿日: 2024.09.06
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    20年過ごした団地での日々が思い出されました。 個々の人物描写も細かくて映像が浮かびます。 脱力してぴりっと屁が出た。で思わず笑っちゃいました。 内容的には30年以上前のノスタルジー満載なんですが、ドローンや携帯が出てきているので現代に近い…不思議です。 この前、北欧映画の「イノセンツ」を見て、大友克洋の「童夢」を読んだ後だったので、団地×サイキック感が続いてて楽しい。次は吉本ばななさんの「下町サイキック」を読むのでこれまた楽しみ。

    2
    投稿日: 2024.09.04