
総合評価
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powered by ブクログXの読書界隈で「おもしろかった」との評判を聞いて読んでみようと思った本。 まずタイトルが私にはジェフリー・ディーヴァーを思い起こさせるから、なんとなーくだけど猟奇殺人もの?と思って読みはじめたんだけど~ うわ~、完全にやられた~。 そうか、“そっち系”なのね。 <能力を持つ者たちを集め、公安第五課・コトダマ犯罪捜査課『SWORD> そしてこれ、続くのねえ! 説明がまどろっこしいという感想も見かけましたが、でもそれはそれだけ設定をしっかり構築しているということで、私的には「あり」でした。 この夏のドラマで「DOPE」ってのがあったけど、この手のストーリーはやっぱり実写化したら間違いなく映えるわけで、気づくと俳優さんは誰がいいかなあ~なんて考えながら読んでました。 主役の彼は月並みですが小栗旬さん、どうでしょうか。 そして三笠課長には冨永愛さんでは。 そして私のイチオシキャラが好々爺の<静かなる雷>坂東さんですが、渡部篤郎さんとか小林薫さんとかのイメージが沸きました。坂東さんの年齢は50代だそうですが、好々爺というイメージということでこのお二方を推薦したいです! あとはですねえ、例の若手の刑事さん、直情的な桐山くん、この役に合う若手の俳優さんが思い浮かびません。どなたかおススメいただけると嬉しいです。 ====データベース==== 来た。怒濤のドンデン返し。最高峰の謎解き×警察ミステリ!! 【テレビ、新聞、週刊誌掲載で話題沸騰!】 大衆を煽動する殺人犯vs. “猟犬”と呼ばれる元捜査一課刑事 「あの、私も妹も、交通総務課から来ました」。そう聞いて、永嶺スバルは絶句した。犯人を挙げるため違法捜査も厭わなかった捜査一課での職務を失い、異動した先での初日。やって来たのは、仲良し姉妹、田舎の駐在所から来た好々爺、机の下に隠れて怯える女性、民間人を誤認逮捕しかけても悪びれない金髪男だった。着任早々、異様な事件の報告が入る。全身の血液が沸騰した死体と、炭化するほど燃やされた死体。相棒を失った心の傷が癒えぬ永嶺は、この「警視庁公安部公安第五課 コトダマ犯罪調査課」のメンバーと捜査を開始する。彼らの共通点はただ一つ。ある能力を保持していることだった――。 「すべての始まり」から、犯人の嘘は仕込まれている。 6作品連続「このミステリーがすごい!」ランクイン &「本格ミステリ大賞(評論部門)」受賞作家最新作。阿津川マジックが炸裂する、最高峰の謎解き×警察ミステリ!!
1投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ特殊能力「コトダマ」を持つ100人の能力者が登場する世界を舞台にした警察ミステリ。主人公は、違法捜査も厭わなかった元捜査一課の刑事。相棒を失ったトラウマを抱えつつ、「コトダマ犯罪調査課」に異動し、そこで出会った個性的な仲間と共に殺人犯「ホムラ」と対峙する。 作品の最大の魅力は、「コトダマ」という設定を単なるファンタジー要素として扱うのではなく、捜査の文脈に組み込んでいる点だ。一人ずつ異なる固有の能力が捜査に絡むことで、知能戦的要素を持ちながらテンポよく物語が展開する。本格ミステリのような要素もありながら少年漫画のような読みやすさがあるのが良い。 キャラクター造形はややテンプレ的ながらも漫画的で受け入れやすく、各々の立場や能力を活かしながら活躍の場が用意されている。少々ご都合主義的なところはあるが、ドライブ感があり読んでいて楽しい。 ホワイトボードによる捜査状況の整理などは、オマージュ元が分かると楽しいのだろうが、伝わりにくい部分ではある。そもそも良い点でもあり悪い点でもあるが、『SPEC』などの能力バトルものの警察ドラマとはどうしても比較されるだろう。やはりオマージュや先行作品を思わせる設定や展開、キャラクターは諸刃の剣のような要素だ。読んでいて思い浮かんだ作品は無数にあり、結末や展開が酷似したものもあるため、非常にプッシュされていた「どんでん返し」とはミスマッチだったと言わざるを得ない。 一方で、これらは本作の価値を大きく損なうものではなく、やはり一貫して「面白い」のが素晴らしい。続編も読みたい。
0投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
SPEC感 でもちゃんとミステリーだし刑事物。 三笠のイメージがマキマだったので 実は黒幕では?とずっと思ってた。
0投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ某国に隕石が落ちた後、地球上に100名の「コトダマ」を使う異能者が誕生した。能力を隠す者、仕事に活用する者、そして当然ながら犯罪に用いる者もいた。警視庁はコトダマ犯罪に特化した特殊な部署を創設する。そんな折、、「燃やす」のコトダマを使ったと思しき殺人事件が発生する。 SF的な特殊状況下でのミステリ。相手の能力を探りつつ戦うという、ジョジョやヒロアカなど、設定自体はよくあるが、ミステリ要素が高いのと、コトダマの条件がなかなか面白い。 至るところにわかりやすくヒントを散りばめ、ある程度までは容易に答えを出せるようにし、最後に一捻りを加えているのは、この作者の他作品と同じである。 本書は長い物語の序章のようなので、次回以降に期待。
13投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログバーニング・ダンサー、燃えている踊り子、とでも訳すのだろうか。 特殊設定ミステリは沢山あるけれど、本作はSF色が濃く出ている。ただ一口にSFと言っても車が空を飛んだりビームを撃ったりしない。 本作に登場するキャラクターたちはいずれも特殊な能力を宿している。もしもこの世界に特殊能力を持つ人間がいたら? と考えるとヒーローよりも犯罪者の方がしっくり来るのが何とも皮肉である。それだけこの世界は歪んでいるのだ。 閑話休題、犯罪者に迫る捜査陣と犯行グループの攻防は息が詰まりそうだし、ラストまで息つく間がない。大変よい作品だった。
0投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログなんというか、今後展開されていくだろうストーリーの序章を読んだ気分になりました。続編が出るのかはわかりませんが、今後あの人とどう戦っていくんだろうと、それまで読んだ内容より今後の展開に期待を持ちたい作品だと思いました。
5投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
連続ドラマを見ているようなストリートだった。 面白くてどんどん惹き込まれていったのに、最後の最後が…。 結局"コトダマの力"が欲しいためだけに殺人を犯すとなると、今までの話が途端にチープなものに見えてしまった…。
3投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログなんとなく手に取った一冊だったため、まさかのSPECのような内容で驚いた。 賛否ありそうな作品ではあるけど、キャラクターがはっきりしていて、描写も想像しやすく、サクサク読めて面白かった。 犯人はやっぱりかー と思ったけど、違っていて面白かった。 続編はあるのかな? あったら読もうと思う。
0投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ事前情報なしで読み始めて、数ページで「異能力ものか!」と気づいた一冊。好き嫌いは別れるかも。一連の事件の犯人は序盤から「この人では?」と疑っていて、判明した時も「ですよね」という感じ。 最後の謎も予想の範囲内で、説明されて理解はできたけど、あまり驚きはなし。読後感もスッキリというより「うーん...」。他の人の感想を読んでみたくなりました。
0投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ阿津川辰海さんの本は、これで2冊目の読了。 新感覚のミステリーで、最高でした。 警察ミステリーですが、他のミステリーにはない面白さがあり、一気に読み終わりました。 テンポ、ボリューム、ラスト全て◎。 個人的に肌に合う作品でした。
44投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログ着想は突飛でおじいには思いつかない展開。ややこし過ぎてストーリーが素直に入ってこない。いわゆるエビデンスのないお話しならそれはそれで突き抜けてないと読了するのに根性がいるね。
1投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログドラマSPECがやりたかったとのことですが これはジョジョなのでは…w 平坦過ぎるとか文句はありつつも相変わらず上手い まあ、続編あるでしょう 漫画かゲームどっちか偏見ないならなお良いのでは あの世界感で読者を楽しませようと書かれているのがいいです。設定考えてる時ニタニタしてたんだろうなあ。ただ平凡な僕が能力説明地点で予想してしまった展開そのままだったので次回たのんますよ (スパイクソフトファンとか本当そうだと思う) なんか僕阿津川さんに今までも煮え切らないこと色々書いてますけどすんごい好きな著者なんでそこんとこよろしこ
5投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログ主要登場人物が多いのと、超能力の設定に慣れるのにちょっと時間がかかったが、全体的に楽しかった。近頃、警察ミステリばかり読んでいる気が。続編はどんな内容になるのだろう。
1投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
コトダマ遣いという能力者が存在するようになった世界。相棒を亡くして以来休職する刑事・永嶺は、新しく創設されたコトダマ遣いによる犯罪を取り締まる「コトダマ犯罪捜査課」通称「SWORD」に配属される。早速コトダマ遣いによると思われる殺人事件が発生し…。 ある日世界に百の言葉で表される能力を持つコトダマ遣いが生まれた。能力は些細なものから強力で攻撃的なものまであり、発動条件も様々。所有者が死ぬとどこかの誰かに能力が引き継がれ、能力者による犯罪も起こっているという特殊な設定。犯人が何のコトダマ使いなのか、能力の発動条件は何なのか、制限はと推理していく様は面白かった。犯人が実は…というどんでん返しから、犯人の目的は…しかし…という流れは勢いがあって読み進めてしまう。黒幕は正直この人最初から怪しかったからまぁそうだろうなという感じ。
0投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログ異能者同士の戦い。 世の中に100人いる「コトダマ遣い」という、 超能力者を集め、コトダマ犯罪に対応する SWORDという組織が設立された。 そのリーダーに選ばれた永嶺を中心に、7人の コトダマ遣いたちが事件に挑む。 「燃やす」「入れ替える」「化ける」などなどの コトダマ遣い、何の脈絡もなく、東野圭吾さん作 ガリレオシリーズの副題を思い出した。 まあこっちは、トリックではなく、本物の特殊能力 なのだが。 コトダマの使用要件とか、制限とか、いろいろ 考えられていて面白い。 ただ、「名探偵みなを集めてさてと言い」的な 永嶺の言動が、少々、鼻につくのだが。 彼より、脇の、桐山や坂東のキャラの方が、 魅力的とまではいかないが、ひかれる。 こういう決着なら、続編はありうるか。
1投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログ後半の展開はよめるかたもだが、ラストの2ページは驚愕した え!そうだったんだ、、、みたいな 特殊設定モノだがサクサク読めた
0投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログまたまた特殊設定ミステリを読んでしまった。 今度は実に様々な能力を発揮する人々が、それぞれ犯人側と警察側に存在する。まぁその能力も随分限られた物となっているのが話の肝なのだが、なかなか楽しめる。 が、これだけ多くの特殊能力者が居るのでは…。と読み進めていると、どうも雲行きが怪しくなってくる。 微妙な違和感随所に有ったものな。 次回猟犬永嶺らが対峙する相手との戦いは、大変なものとなるのだろう。 著者の本はこれが初めてだったが、他の本も読んでみたいと思えるものであった。
0投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【ネタバレなし感想】 コトダマと呼ばれる超能力が100ある世界。コトダマを使った犯罪グループと、コトダマによる犯罪を防ぐための対策課との抗争の結末とは…? 漫画のような展開で読みやすく、次回作も期待されそうな展開。 【ネタバレあり感想】 100のコトダマの概要の説明があった時点で、これは長期連載を狙っているのか…? 途中の能力バトルは確かに面白かったが、もっと複雑に練られた展開がよかったな。 結局は、「燃える」を使った犯罪グループの主要人物はコトダマ対策課の森嶋。家族を殺した「燃える」の能力者に復讐するために、「作り替える」?の能力を使って「燃える」の能力に偽装した。 一方、コトダマ対策課を設立した三笠も実は「真似る」の能力者。「真似る」は能力者を殺したらその能力が得られるという凶悪なもので、三笠は秘密裏に能力を集めていた。 設定は好きなので、次回作でもっとハラハラドキドキする展開を期待したい。
1投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ヒロアカとかX-MENで本格推理をやった、そういう小説。 各種トリック、フーダニットの伏線は巧いと思ったけど、特殊能力の設定とか、アクションシーンとか、黒幕とか、どこかで見たような読んだような展開やねんなぁ。 シリーズ化しそうな終わり方やったけど、追いかけるかどうか、ちょっと保留。 表紙、ドクスト出てきそうなポータル(笑
1投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ世界に100人現れたコトダマ遣いの面々。それぞれの力を使って謎の殺人事件を追っていく… なんとなくチェンソーマン的な感じ??そして誰がどのコトダマ遣いなのか考えるのは面白い。 話は結構ドンデン返し的でドキドキしたけど、この後もまだ話は続くのかな。気にはなる!
1投稿日: 2025.05.11
powered by ブクログ読み終わった感想としてはまた世の中に胸糞小説が出されてしまったかと言う感じかな 内容は能力者の話しなので、ドラマのSPECとワンピースを足した様な感じ この手の話しはもう割とあるので目新しさは無い 能力者(コトダマ使い)は世界に100人しかいないのに、日本のコトダマ使い専用の犯罪を扱う機関SWORDの8人が全員がコトダマ使いであり、犯人もコトダマ使いだし犯罪は犯してはいないが保護されている物も含めれば全部で20人~30人は日本にいるのではなかろうか? ちょっと日本にコトダマ使い偏り過ぎてない?w 結末も尻切れトンボだし続きが書かれるのか分からないけれど、続編が出てももう読まないかな
1投稿日: 2025.05.01
powered by ブクログ「コトダマ」という異なる超能力を警察サイドも犯人サイドも持ってるという特殊設定ミステリなんだけれど、警察ミステリのツボをきっちり押さえてて面白い。シリーズになりそうなので期待!
0投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログコトダマ遣いという異能。100種類あり能力者が死ぬと別の誰かに引き継がれる。能力を発揮するためには何らかのトリガーが必要。 設定が特殊設定ミステリであるがストーリーはハードボイルド風。警察組織に作られた異能集団はどこかで見たような設定だが、ミステリ的な謎解きはあり面白い。 最後は次回作に繋がるオチだったので楽しみ。
0投稿日: 2025.04.23
powered by ブクログジェフリーディーヴァー「リンカーン・ライム」シリーズに、日本式警察もの/異能バトルのスパイスを添えて。 シリーズ化する気満々の道具立てに見えたのに、終盤畳んでしまいそうだったので「あれ?」と思ったが、やはりシリーズものだった。
0投稿日: 2025.04.12
powered by ブクログ「コトダマ」という特殊能力を突然得る事により、それを使い犯罪に走る人々と能力を活かし犯罪を食い止めようとするチーム。 特殊設定はちょっと苦手意識があるんだけど、そこは阿津川さんを信じて読みました。 面白かった!
4投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「コトダマ遣い」という能力者が存在する世界では、コトダマを使った犯罪が横行していた。それに対抗するために警察はコトダマ遣いで構成したSWORDを設立する。主人公の永嶺は捜一時代のトラウマをかかえつつも、SWORDの班長として「燃やす」のコトダマ遣いを追い始めるのだが……。 コトダマは全部で100種類あって、「燃やす」や「入れ替える」などその能力は様々。そしてそれらには力を使うための限定条件や縛りが存在する。たとえば永嶺のもつ「入れ替える(対象物と対象物の位置を入れ替える)」は、自分との距離が5メートル以内でかつ指をすり合わせないと使えない、というように万能ではないようになっている。 能力もので大事なのがこの縛りの部分。あまりに万能にしてしまうと設定が崩れてしまうのだけど、いい塩梅で設定されているので最後まで楽しく読めました。 本格ミステリというよりは少年漫画を読んでいる感覚で、分厚いんだけどサクサクっと読み進められます。能力バトルものっていいですよね、読んでるこっちも燃えてきます。間違いなく作者は中二病です。 最後は予想できてしまったので驚きこそしなかったものの、大好きな展開にもっていってくれたので大満足。事件を解決こそしたが、まだ懸念があるあの終わりかたはミステリならではのいい幕引きだと思う。 ただコトダマ遣いというわりには、力を使うときに言葉を発する必要のある能力はひとつも出てこなかったので、コトダマを遣っているとはなんぞや? となんども首を傾げた。なぜコトダマ遣いにしたんだろうか?
0投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログ後半のどんでん返し含めて読み応えのある作品だったけど、ラストはあれでよかったのか?もう少し丁寧に回収してくれた方がスッキリできた。続編があるような匂わせも感じられた。
5投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
特殊設定ミステリー 100の動詞の特殊能力が100人に 「聞く」とか「軽くする」とか「燃やす」とか 警察が集めた能力者のチームと犯罪者2人?の対決 続く、みたいな終わり方 ちょっとジョジョっぽい
0投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログ警察ものプラス異能力とか好きなジャンルです。永嶺はコトダマの能力よりも推理力の方がすごくない?阪東さんが1番カッコ良かった。でも納得いかない終わりだった。シリーズ化されるんだろうか?
1投稿日: 2025.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白いけど序盤からSPECがちらつく。能力がばーっと出てきてシリーズ化するのか?と思いつつさらっと読めた。キャラに振り切ったエンタメで著者にしては新しい。三笠さんはさすがに怪しすぎるし説明されたコトダマだけ出てくるご都合主義には笑った。いや、マキマさんまんまじゃん。 ミステリ愛に満ちた作品が好きだったから、 この路線に進むのは残念。
1投稿日: 2025.02.27
powered by ブクログ荒唐無稽な設定でしたが、ストーリー展開は面白かったです。結末は途中で終わっていますが、話は続くのでしょうか?
0投稿日: 2025.02.20
powered by ブクログ特殊能力(SF要素)をもった捜査官が、現場検証と推理をもって犯人を追い詰めていく。 特殊能力を活用した戦闘シーン有り、理論的、直感的な推理シーンあり、ととても楽しめる一冊でした。 続きが気になる。毎日そんなことを思いながらサクッと読めてしまいました。 SFと推理の組み合わせは賛否両論ありますが、私は好きな一冊です。
0投稿日: 2025.02.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「コトダマ」による能力を駆使した犯罪と同じく「コトダマ」を駆使した警察組織SWORD。ゴリゴリのミステリ畑の阿津川による特殊設定ミステリ・・・ではあるんですが、なんというか異能力バトルなサスペンスというか少年漫画みたいだ。なんかこう、連載第一話というか第一シーズンみたいな感じ。まだまだでてこない「コトダマ」はたくさんあるし。黒幕は結局そのままだし。戦いはこれからだ感が。ミステリ要素もほどほどで本当にアニメだの漫画の原作にすると映えそうだなあ、と。 しかしこのパターン続けたらシリーズ進むごとに黒幕の能力がどんどん強化されることになりはしないだろうか?
0投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログ特殊能力×ミステリー×警察 この組み合わせは面白さは保証されたも同然! ミステリー的な展開やどんでん返しがあり最後まで楽しめました! シリーズ化希望! ドラマ化【SPEC】や【全領域異常解決室】が好きな方にはピッタリな作品です!
20投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログ超能力とか特殊能力みたいなのが出てくる話はあまり好きじゃないのですが、こちらは面白かったです。 自分だったら何のコトダマが欲しいかな〜、とみんな考えるでしょう。「治す」いいですね! キャラクターがみんな個性的で良かったですが、きっと次回作があって、そこでもっと踏み込んだ話になるのかなと思ってます。 特に坂東はプンプン匂わせているので期待してますよ。 飴玉ななんかありそう。
0投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ことだまという特殊能力が存在することが前提の異能警察もの。設定も流れも面白かったが、ラストが拍子抜け。次作への布石にせず、きっちり終わっていたら名作にもなり得たと思う。 登場早々から警察の女上司三笠さんが、チェーンソーマンのある人物と重なり、きな臭さ全開。そこまで被るかという展開にやや肩透かしな部分も。
1投稿日: 2025.01.15
powered by ブクログ爽快感ある読み応えだった。続編に期待したいが、ここからの展開が想像つかない分薄くなって欲しくないから、ワクワクさせたまま終わってほしいという気持ちもちょっとある。
0投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログ突如として異能を発現する人が現れた世界。警察と犯罪者による異能バトルが繰り広げられる。ミステリーでありつつもエンタメとして楽しめ、コミックスやアニメ映えしそうな内容だった。続きが気になり、飽きずに読み終えることができた。
2投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3.5くらい 世界に突然、特殊能力をもった100人が現れ、それらの能力をもったもの同士の戦い。 燃やす、聞く、固くなる、放つ、入れ替える等。 ジョジョのSTAND使いのような感じか 続きそうだが、捜査の指揮官が犯人ってのが なかなか面白い。 タイトルはバーニングダンサーじゃないようがいいような
0投稿日: 2024.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「あの、私も妹も、交通総務課から来ました」。 そう聞いて、永嶺スバルは絶句した。 犯人を挙げるため違法捜査も厭わなかった捜査一課での職務を失い、異動した先での初日。 やって来たのは、仲良し姉妹、田舎の駐在所から来た好々爺、机の下に隠れて怯える女性、民間人を誤認逮捕しかけても悪びれない金髪男だった。 着任早々、異様な事件の報告が入る。 全身の血液が沸騰した死体と、炭化するほど燃やされた死体。 相棒を失った心の傷が癒えぬ永嶺は、この「警視庁公安部公安第五課 コトダマ犯罪調査課」のメンバーと捜査を開始する。 彼らの共通点はただ一つ。 ある能力を保持していることだった――。 (アマゾンより引用)
0投稿日: 2024.12.18
powered by ブクログ異能力バトル×推理ものって感じ。 ジョジョのスタンドが連想される。スタンドがコトダマ遣いになった感じかな。ジョジョ好きなら面白いと思います。私はとでも楽しめました。 間違いなく続編が出ると思うのでそちらも楽しみです。 ちょっと気になったのは、全世界でコトダマ遣いは100人しかいないはずなのに、日本に集まりすぎじゃね?とは思いましたw コトダマ遣いとコトダマ遣いは惹かれ合う、のか?
12投稿日: 2024.12.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2024/11/16 読了。 図書館から。 「コトダマ」を使った事件を解決するための組織。 コトダマ使いの面々。 このままシリーズ化かなぁ。 三笠さんがすげぇ悪い人なんだろうけど…。
0投稿日: 2024.12.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんというか、めっちゃ映像映えしそうだなぁー……と。 登場人物達が「こういうキャラ好きでしょ?」っていう雰囲気を持っていて、私はそれが面白かった。読みやすい。ただテンプレといえばテンプレなので、好き嫌いが分かれそうだなとも思う。私は好きだから続きが出たら読みたいです。
0投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログ新聞でいちおしミステリーとして紹介されていて、面白そうだったので読了。 大好きなドラマ『SPEC』のような世界観。 2年前から全世界に突如、100人の能力者(コトダマ遣い)が現れ、彼らによる犯罪が起こり始めていた。それらに対抗するために立ち上げられた『警視庁公安部公安第五課 コトダマ犯罪捜査課』(通称『SWORD』)との能力者同士の白熱のバトルが魅力の警察ミステリ。 100のコトダマが、かなり早い段階で全て開示されるが、細かい能力などは分からないので、どんな能力なのかと想像するのが楽しい。自分ならこのコトダマがいいなとか。あと、犯人が使ったと思われるコトダマが何か、起こった現象から推理をするのが面白い。 そしてラストのどんでん返しには、見事にひっくり返された…。まあ、いつものことだけど。笑 続編、映画化なんかもありそうだな〜
52投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログ作者ご本人が、ドラマ「SPEC」のような小説を書きたい、とおっしゃっていた通り、特殊能力のSFミステリで、読みやすく面白かったです。 この世界観に入り込めるか、というところで、好き嫌い分かれそうですが、 私はもともと「SPEC」も大好きだったので、阿津川版SPECとなる本作も大満足でした。 あのラストから次回どうなるんだろう。続編も是非読みたいです。
55投稿日: 2024.11.16
powered by ブクログ2024.11.16 あえて「細かい」警察官を主人公に据えることで、「謎解き」を板書することで読者に優しさを示す作者に微笑ましさを覚えた。謎解きはコメントしないが、こういうスタイルもフィクションとして楽しめるこころの余裕が必要と思った。
4投稿日: 2024.11.16
powered by ブクログ特殊設定もの。世界に100人しかいないのに日本に多すぎじゃないか問題は置いといて、能力のイメージが追いつかないものもあったので映像化だといいかも。
1投稿日: 2024.11.16
powered by ブクログ謎の隕石落下から世界に現れた百のコトダマの力。コトダマに選ばれた者はそれぞれ言葉に応じた超常的な能力を発揮することができる…という特殊設定ミステリ。コトダマ遣いが起こす事件に、警視庁のコトダマ犯罪調査課が立ち向かう。 まずそれぞれのコトダマ能力の詳細が研究途上でわかっていないため、犯人の手の内がわからず、そこから推理していくのが面白い。そして超能力バトルみたいになりつつもしっかり本格ミステリしているラストもよかった。続編がありそうな終わり方なので期待したい。
1投稿日: 2024.11.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
阿津川さんは『紅蓮館の殺人』で出会って今回4作目。 登場人物の描写がなんかいつも芝居がかってるなあと思ってたので、今回のコトダマ遣いたちの設定はすごく合ってるなと思った。 世界で100人だけが持つ『コトダマ』と呼ばれる特殊能力を持つ人間たち。 ヒロアカの個性のような。そして三笠課長が他の方も言ってたけどめっちゃマキマさんだった。 ので、最後の展開は納得の展開すぎた。 桐山くんが、スバルの同僚の田渕くんに似てると序盤で描写されて、これは最後桐山くん死ぬやつだな…?と思ったら死ななかった。 坂東さんはもう少しシゴでき描写を期待してしまった。 能力の限定条件やできることの範囲が各々ちがうので読者が推理するのは難しいなーと思った。
6投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ド本格の作家さんというイメージだったので異能同士の能力バトル的な内容を意外に思いつつ読んだ。伏線ありのドンデン返し、という展開はやっぱりミステリ的。シリーズ化するんだろうけど次作まで設定覚えていられるかな…。 異能コンビが連携プレイでとか、能力のユニークな使い道とか、今後の発展に期待です。
0投稿日: 2024.11.07
powered by ブクログ終わり方にちょっとん?とも思ったが続編も感じられるような…。読みやすさは◯。 今、私自身がヒロアカにハマってて超人社会の始まりな感じねと思いながら読んでいた 笑 あとはSPECも感じさせられた。 しかしとんでもない能力はやはり使いたくなるのか…。人間は欲深いからな…。 ともあれ、殺された方は無念で仕方ない。
10投稿日: 2024.11.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
残り30ページでいきなり不穏に。 まったく出てこないのは気になっていたが。 シリーズ継続を待ちましょう。
0投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログいろいろな能力使いの人物が、その能力をどうつかって戦うのか アニメやゲームではよくある話だが、ここでは リアル社会の警察と犯人だ ワクワクしながら読んでいると、これはただ 能力使いが能力使いを捕まえるだけではなく ミステリーにもなっていたと気づく 最後は、これが始まりだと思いしらされ 今後の展開が期待される終わりかたになっていた
1投稿日: 2024.10.31
powered by ブクログ漫画のような異能バトルも面白かったですが、しっかりとミステリー要素もありました。 これだけ能力あって、あの終わり方なら続編もあるのかな? 終盤は何ひねりもあって面白かったですよー。
2投稿日: 2024.10.28
powered by ブクログ世界に突如『コトダマ遣い』という能力者が100人が現れる 「読む」「放つ」など100の言葉に応じた、それぞれが違う能力を発揮する100人…というコミックのような設定ながら、能力者たちの戦いと、刑事ものでバディものの要素もある人間くさい部分が丁度いいバランスで描かれていて現実離れ感は全く感じなかった キャラクターが立っていて読みやすく、二転三転するストーリーで一気に読んだ 今回は「燃やす」がメインだっけれど、まだ解決していない問題もあるし、今回登場していない能力者はまだまだいるはずなので続編期待していいってことですよね⁈
2投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
動詞で表現されている「能力」からは、「ガリレオ」シリーズの章タイトルを連想した。永嶺のホワイトボードの板書に事件の概要がまとまっていて分かりやすい。そして、新たに分かった内容が、その都度太字で追加されていくスタイルはありがたかった。冒頭に登場人物表があったら嬉しかったけれど、能力なんかも書かないと不自然に見えるから、今回は人物評なしで仕方がないかな。ラストの不穏な空気と希望の片鱗が次回作への期待につながる。
1投稿日: 2024.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もちろん、続くよね! 最初はアニメっぽくて入り込めなかったけど、いつの間にかのめり込んでいました。 ベースはSFなんだけど、警察、ミステリー小説。伏線がいろいろ散りばめられていて、単純に楽しめた。 100のことだま、次々に登場しそう、シリーズ化!?
9投稿日: 2024.10.23
powered by ブクログ物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。 東大OPACには登録されていません。 貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください 返却:物性研図書室へ返却してください
0投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログ『コトダマ遣い』(架空)ミステリ。『コトダマ遣い』の歴史やルール、能力の概要等を明確にしてから物語が始まるので文章が簡潔。中盤、犯人の目星は付くが、そこに辿り着く迄の推理が中々だった。
0投稿日: 2024.10.18
powered by ブクログ阿津川辰海『バーニング・ダンサー』読了。重厚で緻密な謎解きのミステリ作家の新作はまさかの少年マンガのような異能バトル世界観での連続殺人犯と異能刑事集団の対決。異能の設定が論理的な緻密さを損ねているのは作者らしくないと思いつつ読んでいたけれど、終盤のこの展開をやるためかと思うと納得
0投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
警察内部に異能力者の集まりができ、それぞれの異能力を使って事件を解決していく。SPECとか文スト、ペルソナみたいな感じ…。 それぞれのキャラクターはわかりやすいというか、役割がそれぞれにあるんだなーって感じ。でももうちょっとキャラクターの掘り下げも見たかったな。ちょっと真相部分の展開がなんかごちゃっとしたような…。 続編あるだろうし、キャラクターの描写を次回に期待したいです!
9投稿日: 2024.10.10
powered by ブクログ言葉に心が宿る「コトダマ」というのは日本で良く言われる。本作は、二年前から世界に「コトダマ」遣いが出現するという世界線のお話。そんな特殊能力を持った者たちで構成された警察組織。追う相手は同じような特殊能力を持った殺人犯。特殊能力VS特殊能力のかけひきや闘いが面白かった。一気に読めたし最後に二転三転する展開の意外さも良かった。続編がでたら良いな。期待しています、阿津川先生。
0投稿日: 2024.10.09
powered by ブクログ良い超能力者と悪い超能力者の対決? X-MENか!という感じで楽しんでいましたが、後半はなかなか込み入った展開とどんでん返しな結末は、想定の上を行っていて面白かった。コレはシリーズ的に続くのでしょうか?
0投稿日: 2024.10.03
powered by ブクログ飛来した隕石の影響で100人の能力者、「コトダマ遣い」が生まれた世界。 “猟犬”の異名をもつ元捜査一課刑事の永嶺スバルは、警視庁内に組織されたコトダマ犯罪調査課「SWORD」に異動。『入れ替える』のコトダマ遣いでもある永嶺は、同僚となった「コトダマ遣い」と共に、「コトダマ」による凶悪な殺人事件を追うことになるが… 対戦相手の「コトダマ」が発動する“限定条件”を予想して相手の裏をかいたり、バディと連携したり、「コトダマ遣い」同士の戦闘シーンが実に面白い。特に『聞く』の「コトダマ」が、遣い手のキャラクターと共に良い味出している。ジェフリー•ティーヴァーのリンカーン•ライムシリーズを意識して書かれたそうだが、私は「スタンド使い」同士が闘う少年漫画の名作「ジョジョの奇妙な冒険」を思い出した。個性的な「SWORD」の面々キャラクターの描きっぷりといい、想像が若干難しい戦闘シーンといい、小説で読むよりは漫画や映画で視覚的に観る方が楽しめそうな内容だ。 また、単なるSFミステリ×警察小説に終始しない、本格ミステリ畑の作者ならではのどんでん返しも炸裂するが、ひっくり返し過ぎて若干モヤモヤするラストだった。捜査結果で判明したことを節目節目で整理してくれてたのは読者目線でわかりやすかったのに、最後の最後は説明不足で置いてけぼりをくらう読者は少なくないだろう。作者いわく「読者が解けるように書いた」そうだが… このミステリーがすごい! 8位 本格ミステリ・ベスト10 15位 ミステリが読みたい! 12位
22投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
毎回、阿津川作品にはひと言「おもしろかった!!」しかない。 今回は、いろんな種類のおもしろさが、いつも以上に詰まっていた。 ○特殊設定世界ミステリなところ 館シリーズ、透明人間ものでさえ、阿津川作品は現実に根ざしている感が強いけど、今作品は堂々いま流行りの特殊設定。 「コトダマ」使いという超能力者が世界中に100人発生したとされている世界で、日本の警視庁で対コトダマ遣い専門の捜査部が設立される。主人公はそこの刑事。もちろんトラウマ持ちwで、がっつり警察ものの雰囲気を漂わせているとこもさすが。 あいかわらず、よくこんな事思いつくなーというくらい、「コトダマ」能力の設定が緻密。さらに犯人側と刑事とがその能力の裏の裏をかきあうって、ほんと、どんな頭してるんだぁ、阿津川辰海……。 ○もう絶対ジェフリー・ディーヴァーのライムシリーズのオマージュなところ そもそも題名からして、めっちゃライムシリーズっぽい。さらに主人公が、事件が展開するたびに、これまで分かっている細かい要素を、ホワイトボードに書き連ねていくところなんて、もうそのままやん! ライムシリーズ読者はにやりとしただろうけど、このシーン自体が後のラスボスの伏線になっているところは、やっぱりさすが。 ○なんかシリーズものになりそうな気配♪ かなり序盤から不穏な空気は描かれているので、ラスボスは簡単に想像がつく。が、そうそう甘く進むわけがなく、それについては待て次巻! という雰囲気を漂わせて終わったので、当然シリーズ化するんだよね、なるべく早く出してね、と期待大。 それ以外にも、警察ものとして犯人を特定し追い詰めていく展開も巧いし、犯人視点の描写がさらに緊迫感を高めてくれる。もちろん、いくつかのどんでん返しもあって、もうやっぱり、 阿津川辰海、天才!! いろんな方がおっしゃっていますが、スレたミステリ読みにとって、今の時代に阿津川辰海さんが登場してくれたことは、マジ恩寵です。感謝しかありません。
1投稿日: 2024.09.25
powered by ブクログコトダマ遣いが集められ、警視庁公安部公安第5課 コトダマ犯罪調査課でコトダマ遣い犯罪者だけを相手に捜査するという…なんとも摩訶不思議な部署である。 課長である三笠葵にスカウトされたメンバーは、永嶺スバルと年配の坂東だけが元捜査一課刑事で、他は全く捜査の経験のない者ばかりである。 着任早々、異様な事件に立ち向かうメンバーたちは事件解決に動き出す。 個性豊かな面々と上手く捜査が進んでいくのか、不安な気持ちと興味も感じたが、コトダマ同士の闘い…といった動きが馴染むことがないまま進んでいく。 捜査することよりも派手な動きに圧倒されるといっても過言ではない。 だが、ラストにおお〜っとなるドンデン返しには唸る。
51投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログ「全世界に突如、百人の能力者が現れるようになった。二年前、某国に謎の隕石が落下してからのことです。能力者たちは、百の言葉・・・・・・つまり、コトダマの力を持ち、言葉に応じた能力を発揮することが出来る。そういう能力者たちを、『コトダマ遣い」と呼ぶ」 コトダマ遣いの刑事 永嶺は、相棒を死なせメンタルを崩し捜査一課の職務を休職していた。復帰早々 異動を命じられる永嶺。 異動先は新しいチーム 《警視庁公安部公安第五課 コトダマ犯罪調査課》 通称【SWORD】 コトダマ遣いの犯罪を 最優先で捜査する権限を有する。 永嶺の他に集められた6名。 元交通課の仲良し双子。田舎の駐在所勤務の好々爺。喧嘩っ早い大学中退金髪男子。怖がり現役女子大生。 ほぼ捜査素人集団に不安しかない永嶺。だが、集められた全員の共通点は「コトダマ遣い」で-。 SWORD 最初の事件は 工場から見つかった炭化するほど焼かれた焼死体と 一酸化中毒で亡くなったと思われる二人の死体。 目撃者の証言から、『燃やす』のコトダマ遣いの犯行の可能性が高いと思われた。 ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ネットの何かで読んだのですが 著者さんはこの作品を書くにあたって『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』を意識されたそうです。なるほどぉ。SPEC大好きですよ。 しかしながら なんかハマらずでした。 なんかみんなもうちょっと能力発揮出来なかったかな〜とか、犯人も その後のどんでん返しも読めちゃうところでしょうか。 読み方が違うのかな?犯人が誰?とかじゃなくて もっとダークな部分を楽しむ本だったのか? ラストは永嶺のブラックなところが見えたり、黒幕との決着が着かなかったりで もしや続篇あるのかな?って感じでした。 100個あるコトダマから 犯人がどのコトダマ遣いなのか推理するのは楽しかったです。コトダマ表とめちゃくちゃにらめっこして考えちゃいました。な、なのに!ラスボスのコトダマ…ずるいわ。 あとは自分だったら何のコトダマ遣いになりたいか。 『知る』のコトダマ遣いになると、森羅万象この世の理、全てを知ることになって能がオーバーヒートして48時間後に死ぬらしいので それはパスで。 『祟る』が遣えたら「末代まで祟ってやる!」ってセリフが本当の意味で遣えるな。 『高まる』もよくわかんないけどなんかいいなぁ笑 高まりたい。 『透ける』は全男子の夢だろうか。 しかし、『撫でる』とか何時どんな時に使えばいいの?笑 みんなのこと撫で撫でしてあげようかな ( *ˊᵕˋ)ノˊᵕˋ*) ナデナデ
34投稿日: 2024.09.21
powered by ブクログハン⚫️ーハ⚫️ターの念能力者達が警察官になって悪い奴らを捕まえる的な話で面白かった。能力を持った登場人物達も皆個性的で読んでいて飽きない。はっきりとした終わり方じゃなかったから、次巻もだして頂いて、ぜひ正義は勝つなラストが読みたい。
11投稿日: 2024.09.21
powered by ブクログ特殊能力ありのミステリ。特殊能力には制約があり、その制約と『心理の足跡』からただ一人の犯人が導かれる論理展開が良かった。題名の意味は名言されなかったけど、あの人のことを指すのかな、と思うと悲しくなる。
0投稿日: 2024.09.17
powered by ブクログ大満足です。一気読みした! ただの警察ものと見せかけて、異能系です。ですがミステリー要素が主軸にあり、読んでいてずっと飽きませんでした。 キャラクター性、ストーリー展開、どれも阿津川さんらしい作品。分かりやすい。 主人公の永嶺スバルもキツい取っ付き難い性格だと読みにくいなと思ったのですが、全然そんなことはなく好感が持てました。そして読み終えたあとで表紙を改めて見るとそういうことかと……納得です。 まだまだ続きそうで嬉しい。 次も期待
0投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログ世界に突如現れた100の異能。 異能犯罪を専門に捜査する特別チームの発足。 警察/バディものではあるけどキャラクター造形がマンガ寄り過ぎたかなぁ。展開も含めて全体的に既視感が。 ラストシーンの主人公の目が真っ黒そうな感じはボーダー(脚本 金城一紀、主演 小栗旬)を彷彿として好き。次巻で化けるかな。 本格ミステリとして読むにはちょっと弱い気がするけど、操りの構図が顕れたときにぜったい検討するべき事柄にさらっとロジカルに触れたところで、やっぱり本格筋の人だなあと惚れ惚れ。 特殊設定が驚きを演出する為に作り過ぎてる感じがして、難しい匙加減。 難癖に近いレベルの感想だが。 阿津川さん、大好き。
1投稿日: 2024.09.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「コトダマ」という能力をもつ、犯罪者Vs.警察官という、特殊設定ミステリ。 「ホムラ」の正体は、どんでん返しミステリの王道(?) フェアを意識したのか、親切な描写が多いので、早い段階で気づける。親切すぎてその真相はないかなと思ったくらい。 完全に解決はしなかったし、コトダマもまだたくさんあるので、続編ありそうなんだけど、この課で働くのは胃に悪そう。
5投稿日: 2024.09.07
powered by ブクログONEPIECE小説版でしょうか?悪魔の実がコトダマになり、SWORDも海軍の反乱分子だったような?言うなれば三笠は黒ヒゲ、マーシャルDティーチ的な?自分なら何のコトダマが良いかな?限定条件もあり悩みどころですが、「見抜く」なんて真実が知れて良いなぁなんて思いました。 炎で燃え上がる身体から「バーニング・ダンサー」なんて事件名が付いたのでしょうか? 透けるのコトダマも気になるので次回作出るまでに「透明人間は密室に潜む」を読まねば!
3投稿日: 2024.09.06
powered by ブクログSL 2024.9.3-2024.9.6 コトダマ犯罪調査課vsコトダマ殺人者 特殊設定やチーム捜査が面白い。とても現代的で映像的。 ロカールの原則やらホワイトボードの一覧表やら、ジェフリー・ディーヴァー オマージュが、わたしにとってはポイント高。
0投稿日: 2024.09.06
powered by ブクログAmazonの紹介より 来た。怒濤のドンデン返し。最高峰の謎解き×警察ミステリ!! 大衆を煽動する殺人犯vs. “猟犬”と呼ばれる元捜査一課刑事 「あの、私も妹も、交通総務課から来ました」。そう聞いて、永嶺スバルは絶句した。犯人を挙げるため違法捜査も厭わなかった捜査一課での職務を失い、異動した先での初日。やって来たのは、仲良し姉妹、田舎の駐在所から来た好々爺、机の下に隠れて怯える女性、民間人を誤認逮捕しかけても悪びれない金髪男だった。着任早々、異様な事件の報告が入る。全身の血液が沸騰した死体と、炭化するほど燃やされた死体。相棒を失った心の傷が癒えぬ永嶺は、この「警視庁公安部公安第五課 コトダマ犯罪調査課」のメンバーと捜査を開始する。彼らの共通点はただ一つ。ある能力を保持していることだった――。 「すべての始まり」から、犯人の嘘は仕込まれている。 6作品連続「このミステリーがすごい!」ランクイン &「本格ミステリ大賞(評論部門)」受賞作家最新作。阿津川マジックが炸裂する、最高峰の謎解き×警察ミステリ!! 謎の隕石が落ちてから、全世界で100人の能力者が現れるようになり、その人達を「コトダマ遣い」と呼ばれるようになった。その後、各地で犯罪が発生するようになり、その対策として、コトダマ犯罪調査課が作られるようになった。そのメンバーは、みんな「コトダマ遣い」。 アベンジャーズじゃんと思いましたが、その中身は寄せ集めと言いましょうか、捜査をしたことのない面々。そんな中で、凄惨な事件が発生するのですが、スピード感ある展開やドンデン返しもあって楽しめました。 凄惨な犯罪ということで、その描写は耳を疑うような残虐さが際立っていて、想像するとちょっと・・なのですが、深掘りしていくと、そこには仕掛けもあって、よく練られているなと思いました。 ミステリーの面白さだけでなく、登場人物達の心理描写も引き込まれました。「コトダマ」によって、犠牲者を作ってしまった永嶺や「コドダマ」によって家族を失った人物など、「コトダマ」による影響で人生を狂わされる人達の恨みや後悔、悲しみなど色んなタイプの人達が垣間見れました。 肝となる「コトダマ」の能力ですが、メリット・デメリットを上手く使いながら、犯罪を犯したり、事件解決へと導いたりしているので、阿津川さんならではの演出が存分に発揮しているなと思いました。 それぞれの捜査員が、次第に士気を高めていき、事件解決へと導く過程はエモく感じました。 時折、捜査会議で書くような表や図を順次提示、更新していくので、前に戻す手間が省けますし、頭の中での整理もつくので、読者にとって優しいサポートでした。 そして、ミステリーの醍醐味となるドンデン返しですが、わかる人にはわかるかなと思いました。 個人的にそこまで衝撃的というわけではありませんが、驚きの連続が続いていくので、飽きさせませんでした。 驚きとともに何とも言えない切なさや怒りといった色んな感情が入り混じった複雑さがあった印象でした。 これで終わり⁉と思うかのような結末でしたので、もしかしたら続編があるかもしれません。 その際は、黒幕との対決が見物かなと思いました。
13投稿日: 2024.09.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
途中からミスリードも分かりやすかったですし、犯人も、でしょうねという感じでした。 最後の黒幕的な人は意外っちゃあ意外な気はしますが、度肝を抜かれたと思うほどではないです。 どなたかの感想でチェーンソーマンとあり、 あぁ確かにマキマさん的な感じだなと、 納得しました。
3投稿日: 2024.09.04
powered by ブクログ「コトダマ」の能力を持った刑事が集められ、チームで凶悪殺人事件の捜査にあたる。 能力持ち同士の攻防が凄い。自分の位置を入れ替えたり相手を浮かせたりと、相手がどんな能力を持っているかが分からない状態で手探りで戦うのは頭も使うし大変だろう。 面白いのが、能力は1人につき原則1個というところ。能力持ちが死ぬと新たに能力を持つ人が誕生することになる。この設定が最後生きてくるんだからなぁ。 潜入捜査はチームのメンバーの能力を活用しており読み応えがあった。ちなみに最も好きだった能力は『聞く』。無生物に話を聞くというもので、現実にもこの能力を持つ刑事がいたらと思う。地味だし軽視されがちな能力かもしれないが。 何となく怪しいと思っていた人物が黒幕的存在であり、全てが手の内にあったと思うと口惜しい。しかし、きっと続編(あるかどうかは不明)で見事、チームが勝利を収めるに違いないと期待。
3投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログコトダマという特殊能力が存在する世界。警視庁でもコトダマ能力者を集めた部署、コトダマ犯罪調査課が発足。 ある日、「燃える」というコトダマを用いた殺人がおこり・・・。 特殊設定のミステリーだが面白かった。 ミスリードもうまい。
0投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログ超自然的な現象コトダマがある世界での犯罪&捜査網!警察小説としても高品質な一冊 #バーニング・ダンサー ■あらすじ コトダマという超自然的な特殊能力が存在する世界。コトダマを使った犯罪者に対抗するため、警視庁でもコトダマ能力者を集めた部署、コトダマ犯罪調査課が立ち上がった。 ある日、工場で二人の死体が見つかる。どうやら「燃える」というコトダマを用いた殺人事件で、コトダマ犯罪調査課の面々は、捜査を開始するのだった。 ■きっと読みたくなるレビュー 本格の名手が特殊設定×警察小説になると、こうなるのかって感じ、力作ですね。そのままテレビドラマで見てみたいなぁ、いまの技術であれば特殊効果もかなりリアルに表現できると思うんすよ。 まず本作で推したいのは、特殊設定が緻密なところ。魔法のような超自然的な効果が多種多様に設けられていて、なるほどこれは興味深い。燃える、入れ替える、固くなる、吹く、聞くなどなど、どんな効果なんだってワクワクがとまらないすね。まるでゲームみたい。 「寝る」とか、どんな効果なんでしょうか… 私、常にねむいんですけど… コトダマ使いかしら。今回登場しなかった特殊効果もいっぱいあるので、ぜひ続編で読んでみたいですね。 また次々変わる物語の構成がいいんすよ。どこかジェフリーディーバーのような、米国エンタメミステリーを思わせるストーリーなんすよね。捜査状況を盤面に書いて進捗を整理したり、サスペンスフルな展開もある。特に対決シーンは手に汗握りました。 キャラクターでイチ推しなのは坂東刑事。コトダマよりも、いぶし銀の刑事ならでは対人スキルに舌を巻きますね。警察小説って、こういうおっさんのカッコ良さがでるとより深みがでるんすよ。 そして事件の真相ですよ。やっぱり阿津川辰海先生です、やってくれましたね。コトダマという特殊効果で、どうやってミステリーとしての深みをだしていくのか。どうロジックを組み立てて読ませていくかに期待満々でした。練りに練った謎解き、たっぷりと楽しませていただきました。 本作すごく面白い設定なので、色々詰め込んだり、まとめようとしなくてもよかったかなーと若干思います。もっともっと長いお話でも読み応えあると思うし、シリーズものを見越した作りにしても楽しめ作品になるとか思ったり。でもさすがの一冊でした、続編や映像化を期待してます! ■ぜっさん推しポイント 本作特殊設定のコトダマが注目されがちですが、警察小説としても高品質なんです。特殊効果と警察としてのプロ意識が交わるところが読みどころで、正義感も力強い。 またチームワークの良さもいいんですね、続編を書いてくださるなら、メンバーの交流が深まるところが読んでみたいです。
91投稿日: 2024.08.30
powered by ブクログこの作品を語る上で外せないのがコトダマ…コトダマとは、全世界で100人がその能力を有す特殊能力のこと。主人公である永峰スバルは「入れ替える」のコトダマ遣い、事件捜査にコトダマを活かすことで実績をあげていたがそのことで相棒を亡くした過去がある。発端はコトダマ遣いの犯行と思われる全身の血液が沸騰した遺体と、炭化するまで燃やされた電力会社職員の遺体が発見されたことから、SWORD(ソード)は結成された。メンバーは上記6人のコトダマ遣いと、委託員の7人構成。それぞれのコトダマを駆使しつつ、事件の真相に迫るストーリー。 なんか、一時期息子とハマって観ていた「僕のヒーローアカデミア」のような…そんな設定なのね…!!まぁ、それはそれで面白かったです。そうそう、望月知花の「聞く」のコトダマは面白かったなぁ~そんな特殊能力を持てたら、私なら色んなモノとおしゃべりしてみたいです。エンディングはすっきりしないし、ザワザワするものでした。もしかして続編も阿津川辰海さんの頭の中にはあるのかな?って思えました。ちょっと理解できないところもあったりもして、それは私の読解力が劣っているせいなんでしょうね…。
62投稿日: 2024.08.28
powered by ブクログある時、突如として世界に百人の「コトダマ遣い」が出現した。百人はそれぞれに個別の能力を持ち、その能力は重複することがない。そんなコトダマ遣いが事件を起こすことが発生し、それに対処するために作られた「コトダマ犯罪調査課」。そのメンバーもまたコトダマ遣いで構成され、その能力を駆使しながら恐るべき犯人へと迫ることになる。とにかくわくわくする読み心地のミステリです。 各自の「コトダマ」は使い方によってはかなりの脅威となるものの、発動条件や効果範囲が制限されているため万能ではありません。だからこそ超能力バトルのアクションも面白いのだけれど、お互いの戦法の読み合いとなる心理戦がメインとなっていて、読みごたえ抜群です。特にコトダマ調査課のメンバーたちが強力なタッグを組み、お互いの能力を掛け合わせて犯人に対峙するのがとんでもなくカッコいいったら。 そしてまた犯人サイド、ホムラとスズキのコンビがどのような手段を駆使してくるのかという点にも気が抜けません。さらにホムラの正体とその目的……ここまではある時点で読めた! と思ったものの。さらに予想外の展開が……! これは完全にやられました。最後の最後まで、目の離せない展開です。
2投稿日: 2024.08.26
powered by ブクログ感想 特殊な能力。自分が使えるなら他の人にも使えるはず。犯人は特殊能力で逃げる。警察は追い詰める。やってることは同じ。やり方が違うだけ。
0投稿日: 2024.08.19
powered by ブクログ#読了 2024/8/18 バーニング・ダンサー/阿津川辰海 面白かった!警察小説なんだけど、どっちかと言うと推理小説に近い感じ。設定は面白かった。ワンピースの悪魔の実みたいな、実が世界には1つで能力者が死んだら他のところに出る、みたいな。やっぱり上手い人の小説は読みやすい。
1投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログこの世界には【コトダマ遣い】と呼ばれるそれぞれが異なる特殊能力を持った人間が100人いるという。そんなコトダマ遣いの捜査員を集めた公安部のコトダマ犯罪調査課に6名が選ばれ、コトダマ遣いによる犯行を捜査していく…。特殊能力とか特殊設定ミステリは好きなはずなんだけど、なかなかページが進まなかったのは多分登場人物たちに魅力を感じなかったから。(ごめんなさい。)そして帯の煽り文句で犯人が予想できてしまう…。ただ、最後にきて唯一 坂東さんに興味が湧いた!続編がありそうな終わり方だったので彼の過去が知りたいな。
1投稿日: 2024.08.17
powered by ブクログ好き嫌いあるかもしれませんが、この厨二感が 個人的にはハマりました。 設定もありそうではあるものの、うまくまとめてあって 飽きずに読了。
5投稿日: 2024.08.17
powered by ブクログ読む、入れ替える、硬くなるという能力が使える『コトダマ』が存在する世界で起こった連続殺人事件に警視庁に新設されたSWORDに配属された『コトダマ』使いの主人公含むチームで解決していく話で、謎解きは勿論能力バトルの要素や敵の『コトダマ』を推理する場面やスピーディーな展開に魅了された。「「すべての始まり」から、犯人の嘘は仕込まれている。」にまんまと騙され、どんでん返しってやっぱりいいなぁと再確認した。
7投稿日: 2024.08.02
powered by ブクログ題材とあらすじから期待感満々で読んだのだが、期待を上回る事は無かった感じ。 ドラマ化するとしたらピッタリな感じだが、ミステリとしてのトリックの薄さやキャラの魅力、能力バトル全てが中途半端になってしまっているような気がした。 大好きな作家さんであり、物語の引きとしては続編も期待できそうな感じだったので、序章と捉えて続編にもっと楽しませてくれると期待したい。
3投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログ阿津川辰海の長編。警察×能力×ミステリー。 能力モノはどうしても似たり寄ったりのイメージになるのだが、今作は事前に全ての能力名を開示し、対決する相手がどの能力者なのか検討出来ることも面白さの一つである(しかし能力名が漠然としているため、作中で使われている事象を持って予測するのが難しいので、能力当ての魅力は半減している。) 警察ミステリとしてはどちらかというとライトな印象で、人間関係や、どろどろとした陰鬱な作品でも無い。 阿津川辰海独特の謎解きやどんでん返しが用意されており、読み終えると思わずにやけてしまう様な作品だ。以前、別の作家の同じようなプロットの作品を読んだが(こちらも面白かった)、能力の謎をまだ残していたり、今後に続きそうな結びや結末である事から、個人的には今作をより楽しむ事ができた。 主人公の刑事である長嶺スバルは能力に目覚め、葛藤するが、コンビを組んでいる相方の助言もあり、自身の能力を打ち明け、捜査に活用する。とある捜査中に敵のことだましと対峙、相方を亡くしてしまった事をきっかけに警察への出社が出来なくなってしまう。 休養などを経て警察に復帰した長嶺は、三笠課長に誘われ、あたらしく設置されたコトダマ犯罪調査課のリーダーとして任命される。 交通課から任命された双子の姉妹や、金髪のチンピラのような男など警察官として捜査をしたこともないメンバーもいる中で、長嶺はチームをまとめ、犯罪者を追う。 阿津川辰海の面白さが詰まっており、最後の最後にまで手に汗握る展開が続く。まあ、そういう展開だろうなぁと、途中からはある程度予測げ出来ると思ってしまったが、流石は阿津川辰海、まんまとしてやられた。 登場人物、並びに今作では言及されていないコトダマもあり、続編を期待してしまう作品だ。 真っ当な感覚で読んでしまうと、間違いなく衝撃に飲み込まれてしまう。最近、余りにも決まりきった結末の作品が多い中、久しぶりに尖った作品を楽しませていただいた。
11投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログ阿津川さんの新作です。 警察ミステリに加えて、特殊能力という設定にワクワクしながら読みましたが、個人的に少し盛り上がりに欠けるかなぁと思いました。特殊能力という設定上、あまり大袈裟になるとリアリティに欠けるからなのか。続編ありきで、今作は序章だからなのか。ちょっと物足りなさを感じました。 細かな設定はさすが阿津川さんといった感じですが、後半の展開は読めてしまいました。 続編に期待します!
16投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログSFと刑事物が混ざっており、スリリングな展開と謎解きにロジックを求める感じは阿津川先生っぽいなぁと思いました。 以下あらすじです。「Amazonの本紹介より引用」 特別な能力で大衆を煽動する殺人犯・ホムラvs. “猟犬”の異名をもつ元捜査一課刑事 「あの、私も妹も、交通課から来ました」。その一言を聞いて、永嶺スバルは絶句した。違法捜査も厭わない“猟犬”と呼ばれた捜査一課での職務を失い、新しい課に配属された初日。やってきたのは、仲良し姉妹、田舎の駐在所から来た好々爺、机の下に隠れて怯える女性、民間人を誤認逮捕しかけても悪びれない金髪男だった。着任早々、チームに異様な死体の事件の報告が入る。全身の血液が沸騰した死体と、炭化するほど燃やされた死体。ただ一人の理解者であった相棒を失い、心の傷が癒えぬスバルは、捜査経験がほぼない「警視庁公安部第五課 コトダマ犯罪調査課」のメンバーで捜査を開始する。メンバーの共通点はただ一つ。ある能力を保持していることだった――。 ミスリードがすぎるなっていう部分があって何となくオチが読めてしまった感じがありました。特殊能力バトルという設定は割とドラマでもみられた設定ではあるのですが、能力の応用のさせ方は本作ならではだなと思いました。途中で分かっていることをまとめてくれる描写がたびたび出てくるので、それは親切な設計であると感じました。
50投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
正直言って期待外れだった。 まず、展開が読者の予想を超えてこない。 「化ける」と「真似る」は明らかな伏線として描写されていただけに、ホムラの能力が「燃やす」じゃないことに読書がすぐ気づいてしまう。 また、三笠が黒幕なのも某ジャンプマンガを読んでる人ならすぐに勘づく。 それでも推理がおもしろければまだいいんだけど、あまりおもしろくない。 望月の能力をケアしたことから容疑者を絞り込むところはお見事でした。 能力バトルも、読み合いより勢いが勝ってる感じがして好かない。 もっとスマートな頭脳戦を書いてよ…
2投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログ基礎の出来上がっているサイキックSFに本格ミステリのロジックを組み込んだもの。キャラものとしてもSFとしてもミステリとしてもバランスは良い。動機と犯人はわかりやすい寄りだが"真の証拠"からロジックで詰めていくいわゆる解決パートのワクワクがきちんとある。シリーズ化すると思うんだけどこの先どんな事件を用意して、大ボスをどう調理していくのかに期待を寄せたい。
8投稿日: 2024.07.27
