
総合評価
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powered by ブクログ自分の祖母と同じレビー小体型認知症についてが、わかり、今看ている母達の苦労も少しわかった気がした。 自分の両方の両親、とくに義父母について将来への不安を情報を知ることで少しでも軽減できるかなと思い読んだ。 筆者の素直な感情も、垣間見れ読みやすく興味深かった。
0投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログジェーンスーの介護未満を読み、この先もう少し見たいと思ってこの本取り寄せた 以前からウェブでの連載は読んでいたので、義父の厄介さや実子である夫が何となく逃げているさまは知っていたが、まとめてあるとまぁ何とも大変である 子供たちも大きいとは言えまだ高校生だし、仕事もあった上でこれか、しかも自分の親ではない 読んでいるだけで疲れ果ててしまう 様々な点で義父や世間からの女への扱いに焦点があたる ケアをしてくれる人が女か男かで当たりの強さが違う義父、嫁だから女だからといって自分の親の介護を任せようとする夫たち、そして痴呆により完璧な主婦でなくなってしまった義母に苛立ちを隠せない義父 介護現場において女性への風当たりは、そこにいる古い観念のままの老人たちによって、想像する以上に過酷なのだろう だから「介護現場には男性が必要」という言葉が出てくるのだと気付かされた 単純に肉体的な力が必要という意味だと今まで思い違いをしていたからだ 語り口は軽く、ユーモアにも富んでいて、なかなか壮絶な話なのに一気に読ませてしまう 最新の状況では義父母は別の施設に入るとのことで、またそこまでの話も本としてまとめてほしい
0投稿日: 2025.10.17
powered by ブクログ著者の方、若干、強迫観念を感じる物言い、もあり、、が、布着せぬ言葉はさっぱりして暗くなく、一気に読めた 認知症、がメインの介護(原疾患がある場合は様相は変わります、)の話だけど、ケアマネさん、ヘルパーさん、訪問看護師さん、、おおまかな介護の実態はつかめる 最後まで、下の世話なく、足腰元気で、最後の最後にポックリ、といきたいな…
0投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
悲惨だけれど面白い 一軒家で高齢義父母が住んでいると 怪しげな契約を持ちかけてくる人が多々 床下の扇風機とか水道管点検とか ネットの通販契約もどしどし 義父がうっかり呼んだ買取業者に生ゴミを買ってもらおうとする義母 陰陰滅滅として細かなことにこだわる義父(元ホテル料理長)。デイケアに行っても妻の認知症が治らないので不信感 しっかり者で茶道教室の先生だった義母は「夫が浮気している」妄想 共依存? コロナ禍でワクチン、年齢が違うので別々の日になる 運転免許証返納を巡るゴタゴタも
0投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログ「嫁」という立場での距離感で義父母の介護のリアルが書かれています。結構本音が書かれていて? 書くことが著者の介護のモチベーションになっているのでしょう。「そうよ、現実はこんな感じよ! やってられるか」と思ってもいいんだなぁ笑
11投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
むちゃくちゃおもしろい。介護関係の本は必要がありかなり読んできたが、たぶん俺のベスト1か2に入る。べたついた親子愛のお涙頂戴ではない、ある意味他人の夫の両親を介護する翻訳家。
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログ介護真っ只中の人が息抜きに読んで共感したりしなかったりがあるだろうし、介護している人の相方も読むとあれ?と思う コレに『全員悪人』を読むと詳細がわかるのでおすすめ 両親共に亡くなってたん子の母が健在で人生を楽しんでいると思われる 義母の介護をどこまで踏み込めるか男の場合は努力しないと手伝えないと感じる 努力の原動力は愛ではないなにかを用意しないといけないな
0投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まだ遠いようで確実に訪れる可能性がある親の介護、しかも義父母の介護の奮闘を赤裸々に綴られている。 文面では到底推し量れないほどの苦境に立たされているのだろうと、どんよりした気持ちとそれでも立ち向かっている著者から勇気をもらえる。 著者の境遇も思考の一端を担っている。 夫と義父母との会食(義母の誕生日会)での、孤独感。 実の両親とは叶わなかった状況を想起し、悲しみに沈む。著者個人的な境遇による体験ではあるが、その心情に思い寄せることはできる。 著者が苦しい経験を経てそれでも介護に携わる理由、人生を見届けたいという使命感と好奇心。+創作意欲。 介護というとシリアスにまじめに対応が余儀なくされるし、介護疲れからの精神不調も良く聞く話である。しかし、著者のように一定の距離と客観性をもって接することがどうにか対応続ける秘訣の一つなのではないか。 希望があるとは言えない、でも何も向き合わず蓋をするより、愚痴や不平をぶちまけながら対処を続けることのほうが価値があると思える。
5投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログ205.04.27 義父と義母の介護 筆者と同じ年齢 親孝行、介護、こうしたもののタイミングはどう考えるとよいのかと思う。 自分の場合、まだまだ至らないという自覚はあるが、特に介護は人それぞれだから余計に難しい。
2投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
過去に意地悪された人の面倒をみてえらい。49ページは本当そうだよねと思った。 看護師さんの「歩けてるやん!」ってつっこみに思わず笑った。なんて迷惑な事をするんだ。 人の夫に失礼だけど、ぼけますから〜のファンミーティングで感激している村井理子さんにうちにもお父さんがいる(義父)って言った時と義母の誕生日会の夫の態度にひいた。
0投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ勢いのある作者がズバズバと語る介護ネタの数々 配慮や愛があり、自分の義母の介護を思い出しながら読んだ。
0投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログ2024/08/19予約 62 『考える人』の連載を読んでいたので経緯はだいたい知っていたが、文字で読むと高齢者の時間の進み方をはっきり感じられる。ご主人がムカつく事を言っても、言い返すところは胸がすく。私は口に出せないくせに、グズグズ思うから。義父のタイプかも…気をつけないと。義両親と著書夫婦の4人で食事中、自分だけ他人だと気づく、そうだよね、と激しく同意。エッセイのネタにしようと思う、との事だが綺麗事でない現実を教えてくれることに感謝。
0投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログ介護がどんな大変なのか、どんな気持ちで介護するのか、ここに真実がある。よくここまで書いた、と本当に頭が下がる。
1投稿日: 2025.01.16
powered by ブクログ他人なのに他の人からは他人と見てくれない義父母の中長期的な介護を綴ったエッセイ。実母への日々の介護を綴ったポンコツ一家と対極にあるような本です。うちでも経験したことあるよと頷いたり納得したり。 著者とケアマネさんの中長期的なプランに立ちはだかる数々の難問に、何度も挫けたり、挫けそうになったり。それらを乗り越えていく原動力が、最後まで見届けたい好奇心って言うところが、ストレートで面白かった。
0投稿日: 2025.01.10
powered by ブクログ次々と襲いかかる出来事との戦いの記録が、言葉通り本音150%で語られていて胸を打たれました。心臓の病気を抱えながら、膨大な仕事をこなす作者のバイタリティーに脱帽。そして、決して良好な関係では無かった義父母に対して優しい気持ちを失わない度量の大きさには驚かされます。 作者の実父母と兄に対する思いも所々に挟まれていて、心の重い荷物を奧底に押し込めつつ、前に進む作者の姿は見習いたいです。 認知症と知って群がってくるサギ業者や謎の人々についても書かれていて勉強になりました。 そして妻への感謝が足りな過ぎる作者の夫に対する怒りが沸々と沸いています。
0投稿日: 2024.12.25
powered by ブクログ義父母の介護中の著者のエッセイ。 飾らず気取らず、認知症当事者とその周囲の様子を書いてくれているので、とてもリアルでためになる。 事件(?)に直面して言い放つ著者の言葉もキレがあってステキ。自分をよく見られたいと、普通なら心の中にしまっておきそうな毒が溢れ出ちゃってる。その放出の様も豪快で気持ちがいい。 とても大変な現場なのだけど、読んでいてなんだか元気が出た。なぜだろう。この先もしっかりと書き記そうと覚悟を決めた著者のパワーが伝わってくるのだ。 20241218
0投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログ2024.11月 一気読みしてしまった。 義父母いっぺんに介護状態、しかも肝心の夫は頼りにならないなんて、ほんと遊びじゃねーんだよ!って吐き出したくなる気持ちよくわかりました。 義父が暗い、とかなんでもかんでも愚痴言わなきゃやってらんないだろうな、と思います。 子育てがひと段落したから次は介護かー…気持ちが暗くなります。 何回も何度でも言いますが、実父が早々に亡くなってくれて、みんなに惜しまれる形でこの世を去って、結果良かったなあとこの手の本を読むと思います。
0投稿日: 2024.12.07
powered by ブクログ著者はさらりと上手な毒舌系。本音の言い方が上手いせいで、嫌な気持ちもせず楽しく読める。ただ、介護本の常だが、人間の老いに向かい合うのは疲れるね…。
0投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログフリーランスであるからと、義父母の介護を引き受けるはめになった村井理子さん。 この義父母が二人とも、大変なキャラだったことが介護をますます困難なものにしている。意外なことに、もともと超強烈キャラだったお姑さんよりも、お舅さんの方が読んでいてもげんなりする困ったさんなのだった。 著者と二人との間には過去にいろいろあったようだが、そこは物書きの性で、最期まで見届けたいとの気持ちが、介護に向かわせているようだ。 そして、ケアマネさん、デイサービスの職員さんなど、介護の仕事って大変だなあ、自分にはできないなと思う。怒られるのが仕事って。心折れるわ。 そして、意外にも私が直前に読んだ「じい散歩」にところどころ似ているところがあったりした。
9投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログ母がゼロになるまでを読んだときも同じことを考えましたが、老親は誰もが年齢を重ねて同じ姿になるわけではなく、むしろ抑圧されていた個性がすべて表面化されてしまうようです。このため老親二人でいることのバランスが崩れ、お互い不自由なく満足な暮らしをどう続けていくのか、様々なサービスやこの支援を組み合わせてもなかなか答えの見つからないトライアンドエラーになりますが、老親の状況も変わるので正解を求めるのは難しいです。
0投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログ認知症の義母と90歳の義父。 子育てと仕事に奮闘する中で義父母の介護が始まる。 思い題材だがユーモアを交えながら本音を包み隠さず赤裸々に綴られているので、どこか爽快感がありスラスラ読めた。 認知症は発症してすぐの場合、「物忘れ」「年のせい」と見逃されてしまいがち。 違和感を感じたらすぐに病院に行き早期発見につなげられるのが最善だけど、なかなか難しそう…。 症状が悪化するにつれ態度がエスカレートしていく義母、介護サービスを拒絶する義父。 怒涛の日々に大変さをひしひしと感じた。
15投稿日: 2024.11.14
powered by ブクログ実はなかなか重いテーマと内容ではあるが、 そこはさすが村井さん、読む手を止められずに一気に読んでしまった。 中でも印象的だったのが「私達は怒られるの仕事ですから」という言葉には揺さぶられた
0投稿日: 2024.11.12
powered by ブクログ義父母に対して清々しいほどの強さ…でも身体に不調が出ているし、若い頃はいびられていたようだし、スラスラ読めちゃうけど絶対ストレス半端ないよな…と、義祖母の介護を少しかじった自分にとってはホラーのような話だった。 義父母は自分のお父さんお母さんではありません。 そこんとこ旦那諸君にはしっかり理解して、間に入っていただきたいですね。 義実家同居をしているので、いつか迫る義父の介護… どういうパターンなのか。考えさせられた。
1投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログ帯表紙に書かれているコメントから想像するよりは重くない内容。 こんな風に客観的に捉えられたら気持ちが少しラクになりそうだなと思いながら読み進めました。 …か、書き手の重たい内容をサラリと軽快な文章で表現力のなせる技なのでしら?!! ぼんやりと親の介護って…って気にし始めた頃に読むと良いかと‼︎
2投稿日: 2024.10.31
powered by ブクログ今回も壮絶な義父、義母と嫁のバトル。 (そう、それそれ、分かるわ)と 愚痴を言い、労り合うママ友とのランチの時間を思わせる。 可能なら、ケアマネ、ヘルパーさん、施設のスタッフさん プロに任せたほうがいい場合もあるのだが。 それにしても、お義父さま、最強。 村井理子さんにおすすめしたいと思っていた 『ぼけますから、よろしくお願いします。』 P176 〈いちばん好きな作品〉 と書かれていた。 心に残るドキュメンタリー作品ですよね。 私も好きです。 今回も元気をもらった。 戦友がいてくれる心強さよ。
1投稿日: 2024.10.19
powered by ブクログ新潮新書だからこそ、なのかもしれないけど、これはまあ、エッセイですわな。ボリューム的に文庫には足りないから、ってことなのかな。さておき、各種書評で取り上げられているのを見るにつけ、出版時から気にはなっていたものを、遅ればせながら入手・読了。しかし本書についても、やはりそのタイトルや帯に書かれていることがほとんど全てで、通読・精読するまでもないのでは、ってのが感想。たまに面白エピソードでぷっとなるけど、期待以上のものは出てこない。
1投稿日: 2024.10.03
powered by ブクログ今のところ義両親、実親とも介護問題に至ってはおらんけどいずれはあり得るよなぁ、くらいの立場で読んでみた。 軽い口調、ユーモアがあるから読めるけど、自分に引き寄せて読むと重い、キツい。いや、一歩ずつとはいえ近づいては来てるのよね…
1投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログぐへー、現実過ぎて疲れた。正直恐ろしい本だった。 でもまず、この本を男性は読もうともすら思わないんではないかとか、(勝手にごめんなさい)。そういうもやもやも出てしまった。 妻の義父母の介護のために読もうとはならないのではないかと。 選択的夫婦別姓制度になったら、もう少しこのなんとも言えないもやもやから解放されるのかとか、、。 本の感想に戻ります。 こんなに大変なことになるのか、が第一。 (ケース1でしかないけど) 語り口は軽くて率直、思わずやだーと悲鳴を上げそうになったり、笑ってしまうところもある。 村井さんが絶句するところは、激しく同意の絶句状態。 ケアマネが男性だったら怒鳴られないんじゃないかとか、確かにものすごくありそうでげんなりしたり。 「介護には男性の参加が不可欠です」 ケアマネさんが「怒られるのも仕事なんです」って言うところは、いやいや対要支援者であってもそれはやっぱりキツイよ、とか。 最後の方は恐怖。 恐怖しかなかった 私ならとっくの昔に精神崩壊だ。 どんなに心理学を勉強したところでこれは無理だ。途中出てくる美容師さんに激しく同意。 八十二になってまで束縛されたくない。 村井さんが面白おかしく書いてくれているからあっという間に読めたけど。 男女問わず、自分の親の介護想定でも一回は読んでおいて損はないと思う。 村井さんが凄すぎるから、夫も村井さんに甘えている気がする…。 なんでこんなに村井さんが義父母の介護を頑張るのか。(いやただ尊敬しかないんですけど) 書くためはもちろんあるだろうけど。 実の両親との間でできなかったことへの悲しみを義父母の介護をすることで、何か掴みたかったのかなぁとか、勝手な憶測で本当に第三者が何言ってんだ、ですが、 最後の方は胸が苦しくなりました。 利他スイッチ入りすぎないようにするのも大切と思う。 介護される側とする側は閉鎖的なバキバキのテイカーとギバーの関係になりやすい。 頑張りすぎるのはよくない できないは大事 本の途中、一瞬出てくる 「ぼけますから、よろしくお願いします」 も読んでみたくなった。(ケース2として) 最後まで気丈でいたいなあ。
28投稿日: 2024.09.14
powered by ブクログとても興味深い内容だった。一筋縄ではいかない義父母の介護。とてつもなく大変そうで、げんなりしてしまいそうなエピソードの数々が、ユーモア溢れる文章で綴られていてあっという間に読んでしまった。
2投稿日: 2024.09.10
powered by ブクログさすがに文章がうまいのでスルスル読んでしまった。 が内容はドロドロ。でも面白い(ゴメン)。 ワタシも同じようなことやってきました。 昨年義父が施設に入るまでは。 私のことを嫁、と言うか人として認めず、30年間同じ家に住みながら口をきかなかった義父(10年くらい前になぜか態度が変わった@一枚ウワテ)を介護してました。 こんなふうに「聞くも涙、語るも涙」なのに、嫁が介護して当たり前(近くに住む義弟からは、ねぎらいの言葉、一滴も出ず)っていったい何なの! 実子である夫が、なんか他人事~、なのもね。 とにかく理子さん、お疲れ様。まだ終わってないけど、私も最後まで見届けたいです。
3投稿日: 2024.08.29
powered by ブクログ一冊丸ごと介護の話なので面白いと言うと語弊があるが、とても面白かった。 過去、壮絶な人生を送って来た村井さん。 今度は義父母の介護をする事になろうとは。 仕事と家事に義父母の介護まで加わって大変な事は想像に難くない。 ポジティブだけど認知症の義母、とにかく暗い義父。 病院の送迎からケアマネさんとの介護計画、話が噛み合わない義父母。 時間は削られ今にも風船が大爆発しそうな状況下で奮闘する村井さんだが、どこか俯瞰的に捉えていて笑い話に変換する所はさすが。 介護は嫁の義務じゃない。 「実の子がイニシアチブを取る」に大いに共感。
9投稿日: 2024.08.26
powered by ブクログ切実な問題よねと思うタイトルとは別に、翻訳家にして名エッセイスト村井理子の妥協なき意思と理性とユーモアで楽しく読めた。電車の中で何度もぶっと吹き出し笑ってしまったくらいだ。 夫の親は両親現役、自分の家には夫と子ども、と、フルメンバーであること、みなキャラが立つ方々であること、そして関西人関西弁関西ユーモアまたは皮肉の上に成り立つものであるように見受けられ、困った人万人の参考書にはならないかもしれないが、それこそどう始めるか、ノウハウもあり、とにかく読み物として面白い。 大事なポイントは、これは記録ドキュメントとして正しく詳細でありらそれより大事なのは、村井さんが、きつかった義母の老いぼけていく姿にシスターフッド女性同士の連帯を素早く感じ取りその視点を持って義父母を観察され関係を構築されている点だ。 介護という難題が自分にあるか内科に関わらず楽しく読めるし、シスターフッドをさらに深く感じ行動できる指南書でもある。
1投稿日: 2024.08.24
powered by ブクログ介護に片足突っ込んだ絶好のタイミングでの 出会い。内容は深刻なんだけど・・。時々起こる困惑の中のニヤリ。よくぞこれを逃さず掴んだと思うようなハプニング。 夫には読了前「読まなくていいよ。ちょっと興味があったから」とこっそり読んでいたのが、読了後「ぜひ読んでほしい」 に変わり。 綺麗事だけでは語れないギリギリのところを攻めつつ良心も失わない。気持ちの行きつ戻りつ。 そして介護初心者にはその仕組みがよくわかる。 使うシュチュエーション、利用する親の状況、こちらの心境も交えて書かれているので、参考になった。 それにしても介護従事者の皆さんには頭が下がります。そのご苦労にしびれました。
2投稿日: 2024.08.22
powered by ブクログそろそろ介護が必要な時期なのかも、、と思っていた矢先に義父が亡くなってしまったので、もし介護が必要だったら遠方に住んでいる我々はもっと大変だっただろうなぁと思いながら読んだ。今は義母の一人暮らしを遠くから見守りつつ支えてはいるけれど、子育て真っ只中に介護が入ると本当に私って何?私の人生、私の時間って??となると思うし、今すでに片足突っ込んでいる。。
11投稿日: 2024.08.20
powered by ブクログ認知症の義母と、病気の義父。 まさに、私自身の環境と似ていて共感が多かった (うちの場合は去年義父は亡くなったけども) この本を読んで、腑に落ちたことは 『実子の介護の難しさがある。親の衰えた姿を見ることの辛さや悲しさが苛立ちとなって親にぶつけられることがある』ということ。 いままで、私は、『我慢して文句言わずに介護するべきだろう。だって、自分の親なんだから』と思っていたけど、逆に難しさもあるんだなぁということ。 幸い、私の実父母は高齢だが認知症もなく自立しているが、義母は認知症で、日に日に腰が曲がりよろよろと歩きトイレも怪しい時がある。そんな姿を見ると、実母だったら辛いよなぁと思うことはある とはいえ、介護生活に飲み込まれては行けないよね。自分の生活は死守しないと。
2投稿日: 2024.08.19
powered by ブクログ当たり前だが、過去に読んだ本と比べると村井さん家の介護の状況が深刻になっている。特に義父の心配症かつ暗くねちっこいのがちょっと…気持ち悪い…。それにしても義父母の介護をしながら書いてやろうというその意気込みはすごい。これからも追いかけていきたい一家です。
1投稿日: 2024.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
webマガジン連載や日々のTwitterで読んでいるものよりも、さすがに書籍化によりだいぶマイルドに抑えてありますね。 これからもずっと読ませていただきます。
3投稿日: 2024.08.11
powered by ブクログTwitterでフォローして以来、web連載や翻訳本、ご家族のことをテーマにしたエッセイ集など、ほとんどリアルタイムで追いかけて来たのに、何度読んでもあまりにもあまりなシチュエーションに驚くし呆れるし‥でも思わず笑ってしまう村井理子さんの観察眼! “ことの始まり”から振り返ると義母も義父もキャラクターが強烈過ぎるし変化のスピードが早過ぎてこの先どうなっていくのかが見えない不安もあるでしょうけれど、ご家族の穏やかな日々が長く続きますように。(それにしてもハリーの不在がつくづく悲しい)
8投稿日: 2024.08.09
powered by ブクログ新書ということで、いつもよりは抑えたトーンかな。 他のエッセイなどでも知ってはいるものの、なかなかに大変だ。 義父、我が実父と似ている、とにかく暗い。 酷い時は負のオーラ―まで見える(笑)、共感します。 この先、どんな方向に向かうのか見守りたい。 そして、我が家も参考にさせていただきます。
7投稿日: 2024.08.08
powered by ブクログ村井理子さんの文章がおもしろすぎて、本当は相当キッツいはずの義理のご両親の介護やご自身の体調、仕事、ご家族のとんでもエピソードを興味津々に読んでしまった…。お義父さんに対して辛辣すぎて笑う。愛を感じるからこそ笑えるのだが。 ある家族の介護記録として非常に参考になった。自分の人生だけど、何がいつどこに向かって、どんなスピードで流れていくのか、本当にわからないものだな…。
2投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログWEBマガジン「考える人」の連載「村井さんちの生活」をもとに構成、大幅な加筆修正を施し改題したもの。プロローグとエピローグは書き下ろし。 連載の方はずっと読んできているが、まとめて読み返せたほうがべんりなので入手した。近居してほどほどの距離を保ってつきあってきた義父母、2016年の悪い予感からじわじわとことが進んで2019年に片方が倒れたあたりから坂道を転げるように事態が変わっていく。自分も親も同世代なのでまったく他人事ではなく、ある部分は共感しきり、ある部分は先々の参考に、と毎回考え考え読ませてもらっている。物書きの性としてすべて記録して公開してくれることには感謝しかない。「実親」ではない「義父母」ならではの距離感、自由業者(在宅だったり自分の裁量がきいたり)とケア、実子である夫との関係、老いた夫婦の関係性など、正解はひとつではないとはいえ、ほんとうに勉強になる。この連載を読んでいたおかげで、現実にコロナ禍の最中に次々おとずれた自分の義父母や実親のいざというときも、自分にできることと人に任せることをある程度冷静に仕分けたり気持ちを割り切ったりできたと思う(現在進行形)。 わがやの末っ子と同い年の双子くんたちもこの先少しずつ手を離れ、介護の方はいよいよ最終局面になりつつあるであろう村井さんちの生活をこの先も心のなかで応援しながら見守っていきたい(理子さんが最後まで書き続けられますように…)。 (「考える人」には一時期ジェーン・スーさんの独居老父の遠距離見守りの体験記も載っていて、そちらもすごく参考になる話だったのでいつか本になってほしい)
9投稿日: 2024.07.19
