
総合評価
(31件)| 6 | ||
| 10 | ||
| 7 | ||
| 2 | ||
| 1 |
powered by ブクログ当時はキリスト教と言うのは大衆の興味を引いていたのかこういう切支丹物と言うジャンルが出来たのかな? 古語的な書き方は読むのが大変であった。
27投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログ芥川さんの文章が好き。今は漢字も少なく会話多めですいすい読めるものが主流ですが、芥川さんの作品は、熟語や言い回しが丹念に練られていて、華美になることなく、かつたっぷりと表現されていて、1ページに詰め込まれた「内容」の密度が素晴らしい。それでいて難解ということもない。ペルシャ絨毯みたいな緻密さだけど、素材はウールじゃなくて麻でスッキリ、みたいな。 この本は、芥川さんの作品のなかでも比較的ライトな(?)ラインナップなので、重たすぎず、繰り返し手に取りたくなる。日本語の魅力が詰まっていると思います。
2投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ切支丹物と呼ばれる芥川龍之介の短編集。悪魔や伴天連の話、殉教者の話もあれば、逆に弾圧により教えを捨てる者の話など多様な物語の数々。キリスト教用語が、ひらがなや漢字で表現されて難しいが、それがなんとも味わいとなっている。後ろの注釈と照らし合わせながら何とか読み解いた。挫折2回後のやっとの読了。は〜しんどかった。 「奉教人の死」も良かったが、私は「おぎん」が 好きだ。 幼くして両親を亡くした童女おぎんは、キリスト教徒の育ての親により洗礼を受け信仰の道を歩む。が、キリスト教弾圧により、教えを捨てるように責苦を受け、ついには、磔の刑を目前に選択を迫られる。刑場に連れて来られ、墓原の松を目にした時、その下に眠る実の父母を思い出す。仏教徒で亡くなった父母がいんへるの(地獄)に居るのに自分だけキリシタンとして死んでハライソ(天国)に行くわけにはいかない。だからキリスト教を捨てると言い、育ての親もろとも寝返り、助かったというお話。 キリスト教信者だけが天国に行けるという一神教の教えを信じるがゆえに皮肉な話だ。 八百万の神を崇める日本人に一神教のキリスト教を布教するのは、さぞかし大変だったに違いない。切支丹の苦労を通して日本の風土や民族性、日本人らしさとは何かを改めて感じさせてくれる。おかげで素朴な日本人の良さを再認識できたように思う。
25投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログ悪魔の賭けと煙草の伝来を描いた「煙草と悪魔」、題の通りさまよえるユダヤ人当人の語った話を描いた「さまよえる猶太人」、「ろおれんぞ」と呼ばれる少年がキリスト教寺院を追われ薨るまでを描いた「奉教人の死」、悪の権化として単純に描かれがちな悪魔の奥行きを描く「るしへる」、「強い者に仕えたい」と考え、高名な王、王が恐れる悪魔を経て主上へとたどり着く山男の「きりしとほろ上人伝」、黒衣の観音像とそれに纏わる親子の祈りの話を描く「黒衣聖母」、キリスト教の伝来を阻害あるいは侵食しようとする日本の神々の攻防のさまを描く「神神の微笑」、大泥棒の恩返しと、更にその恩に報いる男の「報恩記」、洗礼を受けた少女と養父母の信仰的転落を描く「おぎん」、息子の病の治癒を求めて神父を訪れた女の心変わりを描く「おしの」、細川ガラシャの最期を描く「糸女覚え書」を収録している。 いずれもキリスト教の伝来に伴っての伝説、また信者の興味深い話について描かれたもので、時折古風な文体に苦労させられつつも楽しく読めた。しかし、表題作「奉教人の死」のオチについては、現代的価値観によるものではあろうが、「ろおれんぞ」が隠し通したかったであろう秘密を、その身体性とともに暴いている様子にやや不快さを覚えた一方で、話としては確かに面白く、複雑な腹立たしさを感じた。 細川ガラシャに興味を抱いていたため、「糸女覚え書」については、その内容の壮絶さはさておき面白く読めた。
0投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログ近代日本文学の面白さのひとつが、東洋と西洋の文化のぶつかり合い、そこから発するところを知ること。 鷗外や漱石もその文脈から読み解くと面白いし、そのスタンスは各々特徴がある。 また、白樺派や社会主義者もキリスト教の影響を受けているが、宗教として定着したかは疑わしい。 芥川龍之介のこの短編集は上記にある時代背景から、テーマを切支丹物とし描く。ただ、キリスト教の良し悪しきを問うものではなく、且つ一方的な視点から描いているものでもない。読者側の解釈が求められるので、それが面白い。 芥川龍之介自身は、聖書を常に身近に置いていたようだ。彼にとってのキリスト教がどのような位置づけにあったのか、これはもう少し深掘りしてみたい。
1投稿日: 2024.01.21
powered by ブクログ授業で読んだ。表題作の奉教人の死は素晴らしい作品だと感じたが、最後の女オチはちょっと…ね。やっぱり個人的に美少年が好き。
1投稿日: 2021.09.09
powered by ブクログ★3.5「煙草と悪魔」「奉教人の死」「きりしとほろ上人伝」「神神の微笑」(再読)「報恩記」 悪魔の描き方が好み。
1投稿日: 2021.07.27
powered by ブクログ芥川の代表作と言えば、一般的には『羅生門』、『地獄変』、『河童』などが取り上げられることが多い。しかし、私は芥川の最高傑作は『奉教人の死』だと思う。著名な小説家のうちで、この作品を高く評価したのはノーベル賞作家の川端康成である。川端は、この作品を「多くの人に愛される美しい作品である」と評価している。この作品の魅力は、なんと言ってもその物語性である。また、『天草本平家物語』の文体に倣ったその文章は、芥川以外の誰も書くことができないものである。これは、芥川の実力のすべてを出し切った、だれもが感動するであろう傑作短編小説である。
3投稿日: 2021.05.03
powered by ブクログ煙草と悪魔 11/21 さまよえる猶太人 11/22 奉教人の死 11/21 るしへる 11/22 きりしとほろ上人伝 11/23 黒衣聖母 11/22 神神の微笑 11/21 報恩記 11/22 おぎん 11/4 おしの 11/5 糸女覚え書 10/23
0投稿日: 2020.11.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
奉教人の死 (和書)2010年04月30日 20:17 1968 新潮社 芥川 龍之介 坂口安吾の切支丹ものは面白かったけど、芥川竜之介の切支丹ものも相当面白かった。 これはいいね。
0投稿日: 2020.09.26
powered by ブクログ「蜜柑・尾生の信」で芥川の魅力がわからなかったので、別の短編集「奉教人の死(11編収録)」に挑戦。 芥川の帝国大学での専攻は英文なので、欧米の文学を理解するには聖書の知識は不可欠という流れでキリスト教を題材にした一連の小説を書いたのでしょう。ここでは、解説の小川国夫氏が指摘していますが、「古文書の創作」がポイントのようで、わざわざ古文書の出典まで説明しながら、その元となる文献自体が芥川の創作というから手が込んでいます。つまり、ノンフィクションを装いながらフィクションを書くことで、より内容に真実味を帯びさせる工夫ですが、残念ながら一般読者には宝の持ち腐れ的な隠し味で終わっています。そして、難解さは「蜜柑」以上です。 立て続けに芥川作品を読んで、面白い発見をしました。 「蜜柑・尾生の信」岩波文庫では竜之介ですが、新潮文庫の本書では龍之介が採用されています。有名作家なのだから、漢字くらいは統一しておいてほしいものです。
0投稿日: 2020.08.07
powered by ブクログ芥川は殉教者の心情や、東西の異質な文化の接触と融和という課題に興味を覚え、近代日本文学に“切支丹物という新分野を開拓した。文禄・慶長ごろの口語文体にならったスタイルで、若く美しく信仰篤い切支丹奉教人の、哀しいが感動的な終焉を格調高く綴った名作「奉教人の死」、信仰と封建的な道徳心との相剋に悩み、身近な人情に従って生きた女を描く「おぎん」など、11編を収録。"
0投稿日: 2019.06.18
powered by ブクログ煙草と悪魔◆さまよえる猶太人◆奉教人の死◆るしへる◆きりしとほろ上人伝◆黒衣聖母◆神神の微笑◆報恩記◆おぎん◆おしの◆糸女覚え書 著者:芥川龍之介()1892-1927、中央区、小説家) 解説:小川国夫(1927-2008、藤枝市、小説家) 注解:神田由美子(1951-)
0投稿日: 2019.04.30
powered by ブクログ江戸時代のキリスト教徒にまつわる寓話が収められた作品集。かなり、伝承からの引用が多く、どこまでが芥川の筆によるオリジナルの文章なのかが分かり辛い。個人的には可もなく不可もない童話集といった趣を感じた。
0投稿日: 2017.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
奉教人の死は、長崎の教会「さんた・るちあ」に、「ろおれんぞ」という美少年がいた。彼は自身の素性を周囲に問われても、故郷は「はらいそ」(天国)、父は「でうす」(天主)と笑って答えるのみだったが、その信仰の固さは教会の長老も舌を巻くほどだった。ところが、彼をめぐって不義密通の噂が立つ。教会に通う傘屋の娘が、ろおれんぞに想いを寄せて色目を使うのみならず、彼と恋文を交わしているというのである。長老衆は苦々しげにろおれんぞを問い詰めるが、彼は涙声で身の潔白を訴えるばかりだった。 ほどなく、傘屋の娘が妊娠し、父親や長老の前で「腹の子の父親は『ろおれんぞ様』」と宣言する。皆から愛されていたろおれんぞも、姦淫の罪によって破門を宣告され、教会を追い出される。身寄りの無い彼は乞食同然の姿で長崎の町を彷徨うことになったが、その境遇にあっても、他の信者から疎んじられようとも、教会へ足を運んで祈るのだった。一方、傘屋の娘は月満ちて、玉のような女の子を産む。ろおれんぞを憎む傘屋の翁も、さすがに初孫には顔をほころばせるのだった。 そんなある日、長崎の町が大火に見舞われる。傘屋の翁と娘は炎の中を辛くも逃げ出すが、一息ついたところで赤子を燃え上がる家に置きざりにしたことに気がつき、半狂乱となる。そこにろおれんぞが現れて……。 煙草と悪魔は、天文18年(1549年)、フランシスコ・ザビエルはキリスト教を広めるべく日本に渡来した。一方、彼に仕えるイルマン(伊留満、宣教師)に化けた悪魔も日本にやってきた。マルコ・ポーロの東方見聞録にあるジパングの記述とは程遠い日本の景色を見物して歩きながら、日本人をどうやって誘惑してやろうかと一人ほくそ笑む悪魔だったが、そもそもキリシタンが居ないことには誰も誘惑しようがない。そこで悪魔は当座の暇つぶしとして、畑と農具を借り、園芸を始めることにした。ザビエルも、彼が西洋の薬用植物か何かを日本で栽培するのだと思って、「それはとてもいいことですね」と賛同した。 おりしも春たけなわ。遠くの寺の梵鐘の音が聞こえてくる。それがまたのどかで、西洋の教会の甲高い鐘の音に慣れていた悪魔にとって、こののんびりとした梵鐘の音を聞きながら霞でぼんやりとした日の光にあたっていると、不思議と心が緩んできてしまい、悪をする気になれず、かといって善をなす気にもなれない。そんなもやもやとした眠気を払うかのように、大嫌いな労働であるはずの畑仕事に、より一層精を出す悪魔だった。 耕し終えた畑に、悪魔は耳の中に隠し持っていた何かの種をまく。やがて芽吹いて成長し、夏の終わりに至るや、漏斗のような形をした紫色の花が開いた。しかし、その植物の名を知るものは、誰も居ない。ザビエルが尋ねても、悪魔はただ笑うばかりだった。 さて、ザビエルが伝道のために南蛮寺を留守にしたある日のこと。畑の手入れをする悪魔に、一人の牛商人が声を掛けてきた。その花の名前を教えて欲しいという。教えられない、と断る悪魔だったが、牛商人は続ける。 「一つお教え下さいませんか。手前も、近頃はフランシス様の御教化を受けて、この通り御宗旨に帰依しておりますのですから」 彼の胸には、小さな十字架が光っていた。ようやく「誘惑できる日本人」を発見した悪魔はほくそ笑みながら、言葉巧みに日本人を誘い、ついに「御主の名に誓って」契約を結ばせた。 「この植物の名をあなたが3日のうちに答えたら、この畑の植物をすべてあなたにあげましょう。当たらなかったら、あなたの体と魂をもらいましょう」 イルマンの正体が悪魔だと知った牛商人は、激しく後悔した。ザビエルは旅行中で助けを頼むわけにもいかない。このままでは、いずれ自分は地獄の炎に焼かれてしまうだろう。 3日もの間悩みぬいた彼は、ついにある行動に出る。 悪魔が眠っている深夜、飼っている牛を悪魔の畑に入り込ませ、暴れさせたのだ。 熟睡しているところを起こされ、さらに自分の畑を荒らされた悪魔は、怒っていった。 「こんちくしょう、どうして、俺のたばこ畑を荒らすのだ」 牛商人にはこの声が、神の声のように聞こえた。 その後の展開は予想通り、すなわち牛商人はその植物の名を『煙草』と言い当て、悪魔の畑をすべて自分のものにした。 一見すると商人が勝ったような展開だが、煙草はあまねく全国に広がり、悪魔が勝ったようにも見える、という筆者の感想で結ばれている。 等々多数の短編集です。
0投稿日: 2017.07.28
powered by ブクログ長崎旅行を前に、長崎切支丹を描いた「奉教人の死」と「おぎん」の短編を読むために手に取りました。芥川の切支丹物を集めた短編集です。芥川がキリスト教に対して思う本音が垣間見えて、どの作品も面白く読みました。文体が古い物は難解ですが、諦めずに読んで良かったです。表題の面白さは格別でしたが、脇の教徒たちの冷酷さ愚かさに「宗教って何だろう」とその意味を熟考したくなります。讃えられることの多い細川ガラシャを、侍女の立場から激しく罵倒し皮肉っている「糸女覚え書」は笑ってしまいました。面白かった。
0投稿日: 2017.07.01
powered by ブクログキリスト教ものの短編集。それぞれ面白かったが、マンネリと称されたのにも納得 収録作品:『煙草と悪魔』『さまよえる猶太人』『奉教人の死』『るしへる』『きりしとほろ上人伝』『黒衣聖母』『神神の微笑』『報恩記』『おぎん』『おしの』『糸女覚え書』
0投稿日: 2013.05.06
powered by ブクログ日本に来た全ての教えは作り変えられてしまう。 キリストを軟弱と非難する武家の女性。 細川ガラシャを皮肉る。
0投稿日: 2012.12.14
powered by ブクログ芥川龍之介の、キリシタンの話をまとめた本。基本的には信心深い方が出てくるのですが、それ故の大きな葛藤や苦難、献身、棄教など、とてもスケールの大きな話が詰まっています。悪魔なども出てきてファンタジックな所も。実際の資料半分創作半分などを、わざと古語体にして実話の様にしたり、資料を混ぜ込んできたり、構成も凄く巧みだなぁと感心するばかり。物語調の物も多いので、日本、正義、誠実さ、など、幅広い事に関する寓話もとても深みがあった
1投稿日: 2012.05.08
powered by ブクログ(1999.08.27読了)(1998.12.01購入) (あ-1-4) 収録作品 ・「煙草と悪魔」 ・「さまよえる猶太人」 ・「奉教人の死」 ・「るしへる」 ・「きりしとほろ上人伝」 ・「黒衣聖母」 ・「神神の微笑」 ・「報恩記」 ・「おぎん」 ・「おしの」 ・「糸女覚え書」 「南蛮物」もしくは「切支丹物」といわれる作品。(160頁)
0投稿日: 2011.12.03
powered by ブクログ「切支丹もの」短編集 「煙草と悪魔」 神と悪魔がワンセットで日本に来る話 おかげで人生の悩みが増えました 「さまよえる猶太人」 イエスの呪いをある種の特権としてむしろ誇らしげに語る男 しかし彼が最後の審判で天国の門をくぐれるという保証はない 「奉教人の死」 人間はおろかでみにくい存在だが 神の使いはそんな人間のために身を投げ出すという話 「るしへる」 神に仕えるのがバカバカしくなってしまった人の話 ある意味「奉教人の死」と相対する内容 「神々の微笑」 ぬかみそのような日本文化 「報恩記」 善意の交換がなぜか憎しみを生む 「おぎん」 無知は罪か 「糸女覚え書」 細川ガラシャについての創作ゴシップ話 神に祈ってる間に事態がどんどん悪化する
0投稿日: 2011.10.05
powered by ブクログキリスト教を主題とした短編数編。キリスト教伝来時の日本人と宣教師の姿、キリスト教の本質、日本人の宗教観がそこに垣間見える。芥川氏独特の悪魔の定義が面白い。悪魔なのに人間味があるというか・・・。 「悪魔が日本にタバコをもたらした」という説を小説風に仕立てた短編や、悪魔の言い分を書き上げた短編など非常に読み応えがある。明治、大正という時代背景を考えると、芥川氏こそが近代文学の萌芽であると言えるだろう。
0投稿日: 2011.06.13
powered by ブクログ奉教人の死。 小学校のころに朝読があり、そこではじめて読んだかな。 内容も素晴らしいが、語り手に力量があればここまで小説は昇華される。 そんな一例。
0投稿日: 2011.03.27
powered by ブクログ芥川の「切支丹物」作品集。「煙草と悪魔」「さまよえる猶太人」「るしへる」「神神の微笑」「おぎん」が面白い。実存が信仰を決断しそれを意味あるものたらしめるのだろうか。或いは、信仰そのものが信仰に報いるのだろうか。実存が信仰に意味を与えるのか、信仰の中で実存は意味を与えられるのか。実存/信仰、個人/神。難しい問題だ。
0投稿日: 2011.03.26
powered by ブクログ思いがけず面白かった!一編が10~20ページ台の短さな上、文章が現代風で、教科書に載っているような古典的なイメージとは違いました。 聞き語りや小説、記録調など形を変えて語られる「切支丹物」。 作者が書く人間の感覚、鋭くも皮肉に、また斜めからも切り込まれるような文章の力に引き込まれました。言葉への注解が多いが、いちいち巻末を見なくても流れで理解できるし、細かいことをあまり気にせずに読んでもいい。 切支丹や宣教師を扱っているというのに、逆に強く「日本」を浮き彫りにさせるものが多いです。 目当ての『神神の微笑』も期待以上の面白さだったが、表題作の『奉教人の死』や『煙草と悪魔』『黒衣聖母』『おぎん』『おしの』など、他の作品も意外なほど楽しめた当たり本。
0投稿日: 2010.11.11
powered by ブクログ彷徨えるユダヤ人とは何かというと、これはイエスクリストの呪を背負って、最後の審判の来る日を待ちながら、永久に漂浪を続けているユダヤ人のことである。 やはり十字架の御威光の前には汚らわしい日本の霊の力も勝利を占めることは難しいと見える。
0投稿日: 2010.03.22
powered by ブクログ収録:「煙草と悪魔」「さまよえる猶太人」「奉教人の死」「るしへる」「きりしとほろ上人伝」「黒衣聖母」「神神の微笑」「報恩記」「おぎん」「おしの」「糸女覚え書」
0投稿日: 2009.11.26
powered by ブクログ芥川の切支丹ものといえば有名なジャンル。読んだことのない私はてっきり「耶蘇教っていいよね!」みたいな感じな話かと思いきや、思い切り・ある種痛快に異教を皮肉っている感じがしました。「おしの」なんかそんな感じ。でも「奉教人の死」や「きりしとほろ上人伝」とかは純粋に感動できる。でも何といっても秀逸なのは「神々の微笑」でしょう。芥川よくぞこれを書いた!と日本文化(というか、何でも取りこんでしまう日本の風土・風習)が好きな私は少し嬉しくなりましたよ。
0投稿日: 2007.11.10
powered by ブクログ煙草と悪魔/さまよえる蕕太人(ゆだやじん)(世界滅却の日)/奉教人の死/るしへる/くりしとほろ上人伝/黒衣聖母/神神の微笑(これすごく好きや…!)/報恩記 >表題の作品はもうどうしたらいいんだろう。神神の微笑がだいすきだ。黒衣聖母のあの美しい悪意をどうしたらいいのか。 芥川アアアア!(20060709)
0投稿日: 2007.07.21
powered by ブクログ最初はひたすら読みにくく感じましたが、読み返すうちに登場人物の心境が理解できるようになりました。繰り返すのが重要ですね。
0投稿日: 2006.03.04
powered by ブクログ中学の時、クラス対抗の劇でこれやったんですよ。勿論裏方だったけどね。一応その時読んだはず。…でも傘屋の娘をやった友達の熱演しか覚えてない…。ラストというか「オチ」を覚えてない!いちおうちゃんと読んだはずだゾ1年C組全員。え〜、勿論私も。…ぐっすん。そのころから鳥頭だったのか>自分 話代わって、芥川の解説書みたいなの見てたら「作者はこれが書きたかったんだから!おっぱいですよ。それも若い娘さんの。おばあちゃんのじゃないですよ。ここんとこの美しさ、これ書きたかったんです」なんてのがありましたが。…じゃ、私は作者の言いたいこと覚えてなかったってこと? やっぱり熱演した友人のせいだ。おかげで並み居る上級生を尻目に1年生ながら準優勝しましたけど。うーん、ろおれんぞやった人誰だったんだろ?
0投稿日: 2002.02.02
