
シルバービュー荘にて
ジョン・ル・カレ、加賀山卓朗/早川書房
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総合評価
(3件)4.0
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powered by ブクログ相変わらず不親切で難しい。でもワクワクしちゃう。 ジュリアンとプロクターがいつ接触するんだろうとやきもきしながら読み進めた。 意外なエンディングにやったったな〜! と拍手。 著者が亡くなったのは2020年12月。もう5年か。 本著が遺作。
4投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログジョン・ル・カレの遺作「シルバービュー荘にて」読了。息子さんによるあとがきを含め、星5つの大傑作!巨匠の作品としてはコンパクト。とても読みやすいにも関わらず、重厚感あるエンターテイメント作品。沢山の作品を楽しませて頂きました。心から感謝。
1投稿日: 2024.10.04
powered by ブクログいつか読もうと積読状態の「寒い国から帰ってきたスパイ」をよそに、遺作となった今作からル・カレ作品に手を出した。諜報部の保安責任者と脱サラした書店主の視点が切り替えながら進行する前半は物語の進行方向が読めないものの、<シルバービュー>での対面を皮切りに、物語を取り巻く構図が徐々に明らかとなる。大義の為にその身を捧げた諜報部員の半生は悲哀に満ち溢れ、国家の名のもとに翻弄される現役のメンバー達にもそこはかとない空虚感が漂う。理解し切れない用語や言い回しも多々あれど、熟練の技法に裏打ちされた静かな余韻を味わった。
1投稿日: 2024.06.25
