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「ふつうの子」なんて、どこにもいない
「ふつうの子」なんて、どこにもいない
木村泰子/家の光協会
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総合評価

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    ドンピシャ!私が目指す子ども像や日本社会の教育の改革とか、木村さんの話はどんどん飲み干せる内容で体に染み渡ります。 子育てしてる人、障がいを抱える子どもさんの保護者や支援に携わる先生たちにも読んでほしい一冊!!!

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    投稿日: 2025.05.03
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    まさに普通なんて基準はなく、個々がそれぞれを受け入れて一緒に楽しむにはどうすればいいか、臨機応変に、が大事なんだと思った。 多少はみ出しててもいいじゃん、はみ出すというワード自体よろしくないのかもしれないが、大人が勝手に決めつけずに現場現場で先入観なく考えてみること。 75冊目読了。

    2
    投稿日: 2025.04.27
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    少し極端すぎるようにも感じたが、学校教育や子育てに対する考え方に変化をもたらしてくれる内容だった。 周囲が困る行動をする子は「困る子」ではなく、「困っている子」だという認識が最初の一歩だと思った。また、発達障害などの有無に関わらず、目的と手段をはき違えてはいけないと感じた。意味のない強要で子どもの成長する機会を奪うことがなくなると良いと思う。 自分の子だけを見るのではなく、周りの子に関わることで互いにみんなが成長していくという、非常に大切な視点を得られた。

    10
    投稿日: 2025.04.06
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    子どもとだけでなく、人と関わる時にとても大切だと思うことばかり書いてあって、今日からの行動に反映させる。

    1
    投稿日: 2024.09.10
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    「ふつう」に苦しめられ、「ふつうじゃない」と追いやられてしまう子ども。でもそういう子だって、その子自身の困りごとに向き合っていけば変わっていく。何より周囲の子どもの方がその子のことをよく分かっている、それを先生たちも分かっている、というのがとても素敵。願わくば全ての学校がこうあって欲しいけれど、せめて私たち大人が一人でも多く「ふつうの子なんていない」=「目の前の子どもに、人間として真摯に向き合う」ということを意識できると世の中少しでも変わって行くんじゃないかな、と思います。

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    投稿日: 2024.01.07
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    教育系の本で1番好きな本。 木村先生の、子どもと障がいに対する考え方がとてもすきです。まさにインクルーシブ教育。この本がはまった方は大空小学校の映画もあるのでぜひ観てみてください。

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    投稿日: 2023.12.22
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    たしかに言っていることは、その通りだと思う 校長として実際にやってきたのは本当にすごいと思う ただ、教諭としての目線が強い気がする 親としてはできるだろうか、 その精神は持つべきだと思うし、少しずつでも実践できたらと思う

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    投稿日: 2023.04.04
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    「木村先生の本は一度は読んでみたい」と思っていたところ、図書館で見つけたので読んでみました。 学校教育のように、十分な時間をかけて制度ができあがってきたものは、手段を重視しがちだと思っています。 しかしながら、「あくまでも目的が大切」というのが木村先生の基本姿勢だと思いました。 ちなみに、「目的よりも手段を重視」は、会社でも社会でも至るところで見かけます。 「手段を重視」は、環境の変化が大きくない場合には、メリットも大きいと思うのですが、環境の変化が大きいときには、デメリットが大きいように思います。 教育現場では、「ふつうの子」に当てはめようとする手段が横行しがちですが、子どもの多様性(実は家庭の多様性)が拡大している今の世の中では、「ふつうの子」に当てはめようとする手段が機能しないケースが増えているだけに、教育のそもそもの目的に立ち戻って子どもに接することの重要性が、ますます大きくなってきていると思います。

    3
    投稿日: 2022.04.14
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    大阪市立大空小学校初代校長だった著者が書かれた内容に、私もこのような学校に行きたかったという思いになりました。 確かに、私が学生だった当時は、今よりも画一的で格差もそこまでなかったが、先生の言うことは絶対的で逆らってはいけないこと、遅刻や忘れ物、宿題や試験に対して、それが当たり前なんだと受け身に捉えるだけで、本書に書かれているような、「言うとおりにすることが大事なのではなく、なにを言っているか、なんのために大事なのか」を、自分自身で考えていく力をつけていかなきゃいけない、といった考えには全く至りませんでした。 また、障害はその子らしさであり、その個性を伸ばすことで、それを長所に変えていくことが大事で、そのためには、その子だけではなく、実は周りの子どもを育てることが大事なのであって、そうすることで自然とお互いの内面を学び、すべての子どもが育ち、それが社会で生きていく力になることには、一人ぼっちであることの不安や悲しみを知る私にとって、とても共感できるものがありました。 子どもは未熟で当たり前なのであって、彼らの中には、じっとしていられない子、走り回る子、暴れる子に、殴る子と様々ですが、その子たちにも、ちゃんとした理由があるのです。 更に、子どもは大人を見て真似をして育つという、意味の重大さを再実感させられ、「自分の中の当たり前」を問い直すことや、自分は無理と判断する力が大切なこと・・人間だから、時には腹を立てて子どもに怒鳴りつけたりもするけれど、そうしたときでも、一歩引いて、「人の力を活用する」ことには、上記した「周りの子どもを育てる」ことが、大人の社会全体にも適用されることを表しています。 こうした繫がりを認識できた方が、目的や意味も分かり、自ら行動しようとするモチベーションにもなりますよね。 いままでの教育が、「正解をいかに当てるか」だったのに対して、今の時代に大事なのは、「正解のない問いをどう問い続けるか」だということも考えさせられるものがあり、多様化が進む中において、人と人の繫がりやコミュニケーションの大事さを再認識しました。 最後に個人的な思いとして、このような考えを持っておられる方が、教員としていらっしゃった事実に、過去の自分が報われた思いを感じ、その懐の深い教育の情熱には、感謝の気持ちが芽生えました。

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    投稿日: 2022.01.23
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    子育てをする人みんなに読んでほしい本。 子どもはみんなで育てる、自分の子だけでなく周りの子を見つめる、"文句"を"意見"に変える…など、発達障害にとどまらない教育の考え方を学ぶことができた。 自分の子が発達障害(本書ではレッテルと表現)であってもなくても、自分の子の周りに様々な事情で困っている子がいた場合など、子どもたちとの向き合い方について悩んだ時にもう一度読み直したい。 (以下印象に残った文章) ・机や椅子をガタガタさせるせいで、周りの子が勉強できない。迷惑がかかっている。うちの子は「ふつう」じゃないと悩む親も出てきます。…いまの時代、社会に出たら重度の障害がある人とも一緒に働くのが当たり前ですよね。有名な大学を出て、能力が高いと思われている人でも、隣に机をガタガタする人がいるだけで仕事ができないなら、それで本当に能力が高いと言えますか?…机をガタガタさせる子を、「周りに迷惑をかける"困った子"」と見るか、「この子はみんなと一緒にいることに不安を感じて"困っている子"」と感じるか。 大人が「困っている子」を排除せず、「ふつう」だと受け入れると、そこにいる子どもたちはその空気を体で吸収します。…子どもたちは…うるさい音を邪魔に感じない学び方を身につけます。それが社会で生きていくために通用する強い力になる。 ・殴る子もいじめる子も、本当は「困っている子」 ・怒りにまかせて反撃する前に、「この人、もしかしたら自分が困っているのかな。あんなことを言う理由を聞いてみようかな」と想いが至る ・ふれあい科という独自の科目で目指す力 一つめ「人を大切にする力」 二つめ「自分の考えを持つ力」 三つめ「自分を表現する力」 四つ目「チャレンジする力」 

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    投稿日: 2021.04.23
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    大阪市立大空小学校初代校長木村氏の著書 学校経営をどのようにしていくかという理論ではなく、地域、保護者、教職員と1人1人を大切にした教育をどのようにしていくか共に理解しながら取り組んできたことが紹介してある。

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    投稿日: 2020.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この夏3冊目木村泰子さんの本!笑 すべて再読だけど。再読って楽しい! 本を読んだり、話を聞いたりするといつも あぁ、自分は目の前の子どもから学ぶ環境にあるのだなぁ、幸せだなぁと思う。 「体育の授業の目的は体を動かして学ぶこと」という文に 授業の目的は何だろうと問い直した。 1学期教育課程を終わらせる、授業内容を終わらせることが 授業の目的になっていた。 そして主語が「教師」になっていた。 授業の目的は子どもが豊かに学び合って、なりたい自分になるための力を少しでもつけること。 学びとは本来楽しいものであるはず。 そこを子どもたちが感じずに1学期を終えてしまったなと思う。 だからこれからやり直しをする。 授業の目的を問い続け、その目的に向かおう。 教師である前に社会人。 社会人である前に大人。 大人である前に一人の人。 人が行動すれば失敗するのは当たり前。 失敗したらやり直せばいい。 この言葉にどれだけ勇気づけられるか。 学校に行くのが楽しみになってきた。 

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    投稿日: 2020.08.23
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    子供のありのままを受け入れる、私が救われる著書にはだいたいこのひとことに尽きている。 うちの子もコントロールきかず苦しむこと多いが、もっと信じてあげようと思った。発達障害だから…と言い訳にしているのは親の方。 大人がそばにいて危ういな、こんなことしていたら周りの子から浮かないかな、いじめられやしないかと気を揉むこと多いけど子供は意外とそれを受け入れて接してくれる、本当にそう思う。あと、迷惑かけてはいけないという思いは捨てた方がいいなと。本人のためにもならないし、周りの力も借りるのは悪いことじゃない。

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    投稿日: 2020.08.16
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    「みんなの学校」の木村泰子さんの講演聴くたび涙がとまらなかったけど、この本もそう。木村先生が話しかけてくるみたいだった。子どものことで悩む母親にも、教育者にも、ほかにも子どもにかかわるすべての大人に読んでもらいたいと思った。

    1
    投稿日: 2020.04.13
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    「みんなの学校」の本はすでに2冊読みましたが、この本もよかった!「大空小学校の場合はどうしているのか」というのを、前2作以上に具体的に書かれている気がします。さらっと書かれていることでも、深い内容が多い。 基本的な考えとして、子どもに「障害」等があったとしても、それで「迷惑をかけている」と萎縮する必要は、本人にも保護者にもない、というのが著者の考え方。そういう子もいるんだ、じゃあ自分は何ができるか、ということを、周りが考えていくと、周りが成長できる。 「大空小学校ではどんな状況でも集中する力を自分で身につけるのが当たり前だった」というのは、卒業生の弁。(p64) ちなみに大空小学校では「保護者」と言わずに「サポーター」と言っていたそう。自分の子ではなく、周りの子に関わる。自分の子のいいところを他の人に見つけてもらい、自分も、他の子のいいところを見つけていく。保護者や地域の方々の、公立小学校への関わり方としては、これはすごく参考になると思う。 当たり前と思っていたことを見直してみるために、オススメ!

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    投稿日: 2020.03.28
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    みんな違って当たり前。イジメを教えたのは、他でもない大人であるという事に愕然としました。環境によって人は変わるのでしょうか?実際に映画『みんなの学校』も拝見して、周囲の人がみる視点と対応を変えることで子どもたちが、自ら考え成長することがよく分かりました。ただ、果たして今の学校教育でどこまでこれが出来るのか?は疑問です。むしろ、地域ぐるみで向き合うこと、まずは自分たちができることからやらなければならない。そこが大切であると感じました。

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    投稿日: 2020.01.03
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    木村先生の苦悩も書かれていて、単に成功例を示しただけの本とは異なる。心にきたのは「学ぶとは教えることではなく、自分を変えること」大空小学校の子供を大切にする姿勢、そして子供から教わろうとする姿勢にとても感銘を受けた

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    投稿日: 2019.12.25
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    大阪のインクルーシブ教育の小学校を作ってきた小学校 の校長の書籍。 わかる部分と、どうかなあと思う部分とありました。 でも、障害をどうとらえるか、ふつつをどうとらえるか について考えるべき内容はいっぱいあると思います。

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    投稿日: 2019.09.02
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    公立小学校が今直面している課題に対する、全ての答えがこの一冊にある。全国で木村先生の取り組みをスタンダードとして取り入れることができれば、日本の教育は救われる。全ての教師と保護者に読んでほしい。

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    投稿日: 2019.09.02