
総合評価
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powered by ブクログホラーテイストで始まって珍しい展開になるかと思いきや早めにいつもの雰囲気っぽくなって良くも悪くも荻原浩作品
0投稿日: 2024.08.25
powered by ブクログ森で行方不明になった5歳の男の子とワケがあって森に来た数名の大人たち。大人たちのさまざまな事情と子供の行方不明の展開がどうなるのだろうか、とグイグイとひき込まれました。面白かったです。
2投稿日: 2024.08.22
powered by ブクログ5歳児が樹海とも呼ばれる森の中で行方不明となり、一週間後に無事保護された。 どこで誰といたのか聞いても「くまさん」としか答えてくれず、シングルマザーである母親は世間からの誹謗中傷に晒される。 一週間の謎が少しずつ解き明かされ 最後の畳み掛けがお見事。
2投稿日: 2024.08.22
powered by ブクログ「神森」という小樹海で男児の行方がわからなくなった。 1週間ぶりに無事保護された。 真人は「クマさんが助けてくれた」という。 誰が助けてくれたのだろう、母親は不思議に思うのだが。 行方不明の男児と関わる4人の人間。 それぞれ事情があり森に彷徨う。 少しずつ明かされる奇跡のような出来事。 ひとり一人の個性がきらりと光るストーリー展開に引き込まれる。 真人と4人の「クマさん」だけではなく ネットの闇と闘う様子も加えられ最後まで飽きさせない。 一気読みだった。
2投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログ樹海のような神森で行方不明になってしまった5歳の真人(まひと)。ASDの強い症状を持ち、夜の気温も低い秋、生存が絶望視されるなか一週間後に元気な姿で発見された。本人からの聞き取りは症状のため困難で、「くまさん」に助けられたとしか言わない。一体この一週間なにがあったのか。 読み始めは悪い人だらけの登場人物ばかりで、この本は楽しくなるのか?と感じながら読んだ。しかし、語り手の軸となるのが、真人の母と叔父の冬也、それから真人が森で関わった1人である拓馬になってからは楽しくなって一気に読んだ。 一週間に関わった人物の事情、背景、関わることになった状況の運びが面白く読後感も読み始めに比して上々でした。最後の関わりはちょっとできすぎな気もしましたが…。真人ヒントは名前の由来になったヤツね。 殺人や性的嗜好表現あり、中学校以上です。 キャラクターの魅力があり、続編が読みたい本。
10投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログ少しずつ真相が明らかになっていく中で、特殊な状況だからこそ出てきているそれぞれの心情の変化が丁寧に描写されており面白かった。
1投稿日: 2024.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ASD児の5歳児真人が、富士樹海よりも広い「神森」で行方不明になった。 必死の捜索が行われたが見つからないまま1週間が過ぎる。だめかと思われたが、無事保護された。が、不思議な事に真人は弱っておらず、本人は「クマさんに助けられた」と。はたして、どこでどう過ごしていたのか… 偶然に偶然が重なる出会いと、不運で奇跡の一週間。5歳児、真人の「神森」での冒険の連続! そしてファンタジー! 登場人物たちの衝撃的な言動に、笑ったり、怒ったり、時には共感したり。 ぶっ飛んだ人たちとの関わりの中で、森の中を生き抜き、成長した真人の激動の一週間を共に体験した。 森の暗闇の恐怖や木々の香り、さらには不快で強烈な死体の匂いまでもが、まるで自分がその場にいるかのように感じられる読書体験だった。
5投稿日: 2024.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者にしては不穏な書き出しで挫折しそうになったけど、後半は180度変わった展開に。 何といっても、無責任な大人たち、特に先生は・・・(笑) 富山弁も微妙に違って笑えた。 そして、5人目、ファンタジーといえどもそんなこともあると思いたい動物や森との共存。 実は、様々な問題提起が含まれた小説だったのだ。
6投稿日: 2024.08.14
powered by ブクログ「噂」が面白かったので手に取った萩原浩萩さんの作品。 まず度々出てくる口語体?のような文章が気になって仕方ない。 気になるし、変なギャグのような表現も全然面白くない。 真人君の数日間の謎もほぼ最初のあたりで大体の流れが見えてしまい、そのまま特に意外性もなく終わる。 最後の最後のオチも含め、ファンタジーと捉えて深く考えず読むのが正解なのかも。
0投稿日: 2024.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
笑う森 著者:荻原浩 発行:2024年5月30日 新潮社 初出:週刊新潮(2022年3月24日号~2023年2月23日号) 荻原浩の新刊本。さすがに面白かった。借りた本は、2024年6月30日の三刷。1月で三刷とは。売れている。 ASDと診断されている5歳の男児・真人(まひと)が、神森という森のトレッキングコースで行方不明に。絶望視されていた1週間後、地元消防団の田村が見つける。奇跡的ともいえたが、体重はほとんど減っておらず、衰えてもいなかった。誰かに水や食料を与えられたと思われ、おまけに赤いマフラーまでまいていたため、11月だったが防寒具となり生きられた。それまでしなかった行動をしたり、「森のくまさん」のうたを歌ったり、なくようぐいす平安京などといったりする。誰からもらった?誰から教えてもらった?と訪ねても、「くまさん」としか答えない。 母親の山崎岬はシングルマザー。夫は若くして死亡、年の離れたその弟である冬也が、自分の甥っ子に何があったのか、調べようとする。真人は4人と神森で出会い、助けられていたのだった。 ・松元美那:付き合っていた一也を偶発的に殺してしまい、自首しようか迷ったものの、遺体を埋めに神森に行った際に真人に出会う。赤いマフラーを与える。 ・戸村拓馬:あまりぱっとしないユーチューバーで、ソロキャンプの様子をアップしている。ライブではなく録画、編集。次は富士山の樹海へ行くと宣言しながらも神森でキャンプ。真人と出会うが、フォロワーに嘘がバレそうでまずいと思う。 ・谷島哲:ヤクザに追われている。組の金を持ち逃げして自分の娘の心臓移植手術費用にしようとしている。神森に逃げ込んで真人に出会う。 ・畠山理実:自殺志願の中学教師。死のうとしたら真人に出会う。こんな夜中に子供をほったらかすなんて、と母親に対する憤りを感じつつ、真人を助け、自分の家に連れて帰ろうかという悪魔の思いにかられる。 神森に調べに行った冬也は、美那が埋めた一也の遺体を発見する。そして、美那は逮捕される。やがて、戸村の画像から冬也は手がかりをつかみ、真人は彼にも会っていることを確信し、彼に会いにいく。そして、なぜ捜索隊にただちに知らせなかったかと脅しつつ、協力しろと要請する。それは、岬に対するSNS上での誹謗中傷のうち、特に酷い投稿者2人を探し出せというものだった。 逮捕された美那に会いに行くと、自分は確かにマフラーは渡したが、真人発見時のマフラーとは違うと言う。ということは、別人からもらったことになる。 戸村拓馬が探し出した最初の投稿者は、なんと真人発見者の田村だった。田村は谷島が真人のリュックサックに入れていた大金を猫糞していた。それもバレた。 そして、2人目は、真人と森で出会って食べ物を与えたり、マフラーを与えたりした、自殺志願者の理実だった。そのマフラーこそ、真人が発見時に身につけていたものだった。 そして、真人が出会っている4人目の谷島本人は見つからなかったが(ヤクザに殺された?)、彼がお金を残し届け出先として指定していた妻と子供は見つかり、妻から話を聞くことができた。 これで、1週間、なにをしていたか大体わかった。しかし、なにかまだ足りない。5日目と6日目にも、誰かに会っていないと真人は持たなかったはず。冬也がさらに調べるが・・・ この小説、最初は岬の視点で絵が描かれるが岬自身のことは「私」などとは表現せず、第三者的に「岬は○○した」という表現で通す。冬也のことは「冬也くん」と表現し、他の人物はみんな呼び捨て。 岬が知らないところでの森の中での出来事については、神の視点、天の視点で描かれる。全員が呼び捨て。 そして、全体25パートのうちの20パート目からは、冬也の視点で語られ、「岬さん」と岬さんだけさん付けになる。あとは呼び捨て。でも、冬也の視点なのになぜか2箇所だけ岬と呼び捨てになっているところがあった。校正もれかもしれない。 閑話休題、冬也が調べた結果、どうやら、5日目と6日目に真人が食べ物をもらい、一緒に寝ていたのは、ツキノワグマだった。そして、1パートだけ、ツキノワグマの視点で語られるところがある。24パート目である。このあたりは、とてもユニークな文体でもある。 荻原浩の作品はこれまで何冊か読んできたが、作者の名前を知って読んだ記憶があまりない。縄文人と弥生人の交流(交雑)を描いた原始時代の長編小説『二千七百の夏と冬』の時は、作者の名を全く知らずに読んだ。めちゃ長い小説だった印象。何年か前に日経新聞の連載で読んだ『ワンダーランド急行』の時も、作家名を毎日目にしていたけど覚えず。作品もあんまり面白くなかった。そして、ハリガネムシが人間に寄生して入水自殺させてしまうという小説『楽園の真下』の時にはやっと作家名を覚えた。これは面白かった。でも、3作品が同じ作者だとは思っていなかった。そして、今回、新作が出たということで作家の名前を見たら、あの人か!と全部が結びついた。もう忘れないはず。 直木賞作品『海の見える理髪店』はドラマでも有名だが、読んでいない。短編なのだが、いつか読んでみたいとは思う。
1投稿日: 2024.08.12
powered by ブクログ一週間もの間、広大な森林に取り残されて、それでも見つかった5歳の男の子の足取りを辿るお話。分厚い本ですが、引き込まれて、一気読みしてしまいました。
79投稿日: 2024.08.11
powered by ブクログ5歳の男の子が森で行方不明になっていた1週間。 どう過ごしていたのか? 出会った様々な人たちの事情とエゴ。 結果、真人が受けた影響と成長に、グッときてしまった。
1投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ森で行方不明になった男の子、無事発見されるが、何故か衰弱しておらず、、、、 読み終わった後、とても優しい気持ちになる。たまたま同じ時期に森に引き寄せられてきた人々、男の子との出会いを通して、自分を見つめ直していく。子どもの無邪気さって、どんな言葉よりも癒しの力があるんだなと思った。
26投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
神森という原生林の樹海で5歳の男の子真人が行方不明になる.1週間後に発見されるが元気な子供の様子に何があったのか,空白の1週間の謎つまりは真人の言うところのクマさんを探す物語.母親岬と亡くなった父親の弟の冬也の探偵まがいの捜査と一人のクマさんソロキャンのタクマの協力で誹謗中傷のSNSも解決し,偶然起こったそれぞれの事件と人物が真人の生存に関わり生かしてくれたと言う奇跡.最後の本当のクマさんには感謝ですね.
1投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログAmazonの紹介より 歳の男児が神森で行方不明になった。同じ一週間、4人の男女も森に迷い込んでいた。 拭えない罪を背負う彼らの真実と贖罪。 表紙と帯のおどろおどろしい文体から、ホラーあるいは未知との遭遇といったSFな展開を予想していたのですが、読み進めてみると、そういったことはなかったです。行方不明になった1週間、どこで何をしていたのか、家族が探索していきます。 ピースをはめていくかのように関係者4人がどのように行動していくのかが描かれていて、何があったのか気になるばかりでした。 最章が変わるごとに登場人物の視点が変わるのですが、最初はどんな繋がりがあるの?と思うくらい、状況はバラバラです。ただし、場所はほぼ同じところで時系列はわかりません。段々と、行方不明の子供が現れることにより、時系列がわかっていきます。 子供が一瞬の隙をついて、行方不明になったこともあり、その場にいた母親の苦悩はこの後壮絶な心境になっていきます。誹謗中傷や後悔といったことが重くのしかかるのですが、特に誹謗中傷の描写はひどすぎるものでした。 報道された情報だけで判断して、SNSにあげる。その場にいなかったのに手軽に身勝手にあげることに怒りをおぼえましたし、内容にも腹がたちました。 それに耐える母親。ただ、後半になると、スカッとするかのような行動をとるのですが、こちらとしては、その行動はスカッとしました。 今迄、重い気持ちがあった分、よく気持ちを切り替えられたなと思ったのですが、そこには彼女の特技となるものが影響されます。 関係者と出会うたびに、彼女が本領発揮していくので、スカッとしましたし、ちょっと笑ってしまいました。 家族の執念が凄まじかったです。 一方、空白の1週間に関係する4人の描写も描かれているのですが、何のために樹海に来たのか?4人の心境は様々です。どの関係者も身勝手が生んだ結果に、何とも衝撃を受けるのですが、その人達を通して、考えさせられた部分もありました。 子供を助けたい気持ちもある一方で、その場に置かれた状況やその後どうなるかといった想像の心境など、色んなことを考えてしまいます。 平常心ではいられない状況で、冷静な判断がはたして自分はできるのか? 後悔や無責任さなどの入り混じった「罪」と向き合う様々な人達が描かれていて、他人事ではないなとも思いました。その人の背景を深掘りすることで、辛い気持ちもわかりますが、何を優先しなければならないのか改めて考えないといけないなと思いました。 1週間どんなことがあったのか?ミステリアスな部分もありつつ、空白を埋めていく過程は爽快感がありましたし、家族の行動にも爽快感がありました。 表紙に惑わされず、ヒューマンドラマとして読んでみてください。
14投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
真人がめちゃくちゃかわいかった 表紙を見て勝手に、久々にホラーかな?と思ってたら全然違った 純粋な子どもは森にも助けられるんだね
1投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログ荻原浩さんの作品は『海の見える理髪店』以来、2作目だけど、それと同等なくらい心に残る作品だった。 シングルマザーの岬は、樹木の好きな5歳のASD児の息子真人とともに「小樹海」と、呼ばれる神森に大木を見に行く。そこで、ちょっと目を話した隙に真人は行方不明になるが、1週間後、彼は無事発見される。 語彙の少ない真人はその1週間に何があったのか多くを語らない。その空白の1週間に何があったのか、岬は亡くなった夫の弟冬也とともに調べ始める。 真人が彷徨っていた神森には様々な悩み、思いを抱えた人が訪れていて、偶然にも真人に出会う。 彼らは真人に手を差し伸べるが、最後は真人は1人でいるところを発見される。 人間の善と悪が垣間見れた。 真人は「森のくまさん」に助けられたと言っていて、最後はなるほどと納得。純真無垢の真人だから、助かったのかも。
43投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログワクワクして読んだ。面白かったー! 人間なんてみんな身勝手だけど、小さな出会いやキセキで前に進んで行けたらいいよね。
1投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
神森で5歳児が1週間行方不明になった。「クマさんが助けてくれた」その謎を解いていく物語だけれど、少し怖い感じで思わず読むのをやめようと思ったけれど、言葉の選び方がおもしろく最後まで読めた。
6投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログ真人の成長に心打たれる。 子どもはすごいね。 長いが冗長ではなく、それぞれがすっきりと整理されていて読みやすい。
2投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログ森林を子供と探検できる不思議な小説。 期待以上にこの小説の世界に引き込まれた。 5歳の真人が神森で行方不明になる一週間を一緒に冒険している感じを疑似体験できた気がして面白かった。 神森の中で4人のくまさんと会うこと。 そして‥‥! 真人の1週間の出来事などワクワク・ハラハラしながら読めました。 子供でも生きる生命力は偉大だと思いました。
22投稿日: 2024.07.26
powered by ブクログ流石は荻原さん。ハズレのない作家さんの一人です。樹海で不明になった5歳の男児そしてSNSでの母に対する炎上と、長い作品ですがお薦めです。
2投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めて、荻原浩さんの本を読みました。続きが気になってさくさくと読んでしまいました。暗い話かなと思ったけど、真人くんに出会って陰だった人たちが陽になっていくし、気づけば真人くんに関わる全ての人たちが自分を取り戻していくからよかった。読み終えた後も明るい気持ちになった。
4投稿日: 2024.07.22
powered by ブクログ樹海で行方不明になっていた少年を中心に、人の繋がりと成長を描いたハートフルな群像劇 #笑う森 ■あらすじ 山間の樹海で発達障害の少年が行方不明になってしまう。母をはじめ関係者が心配したが、県警が捜索した結果、一週間後に無事少年が発見されることになる。 しかし戻ってきた少年は、以前はやらなかった行動や言葉を発するようになっていた。少年は森で行方不明になっていた間に、どんなことがあったのだろうか? ■きっと読みたくなるレビュー 行方不明になった子どもを中心に人の繋がりや成長を描いた群像劇。完成度が高く、人間を書くのがホントにお上手で、思いっきり惹きつけられた一冊です。 恋人を殺害してしまった女、逃走中のヤクザ、ひねくれものYouTuber、自殺志願者の嫌われ者女教師… どんだけ面白味のあるキャラクターだしてくるんすか。しかもひとりひとり人間味に溢れていて愛せるんすよ。いろんな事情を抱えて生きている様子が伝わってきて、読んでると身近に感じられるんですよね。 そしてプロットもお見事です。序盤はどういうストーリーなのかピンとこなかったのですが、少年の変化と各登場人物の関わり合いが分かってくると一気に楽しくなってくる。ハラハラしたり、笑えたり、時には社会問題にも切り込んだりとバラエティにも富んでいる。徐々に行方不明期間の謎が見えてくると、少年と出会ったことで関わった人たちが変化していき、一気に読み応えが増してくるんです。 特に現代の若者っぷりが激しかったYouTuber拓馬が、人のために動く姿をみてると嬉しくなる。若い頃は少しくらい失敗したり、うまくいかないこともあるよ。でも何かをきっかけに少しずつ自信をつけていけばいいんです。 そして誰より推したいのは少年、真人くんです。彼は森の妖精のような存在で、人生の壁にぶつかっている人を呼び寄せているようでした。なんとなく私もどこかで会ったことがあるような気がしてならないんですよ。きっと辛いことがあった時に救われた出会いやきっかけを思い出してしまうんでしょう。 この作品は映画化してほしいなぁ。求心力がある人物ばかりだし、樹海や大木なんて画にもなるし、そして何より本作には人の温もりがあるんですよね。そっと涙が出てしまうラストは、ぜひ映像でもみてみたいです。 ■ぜっさん推しポイント 人間ってそれぞれがいろんな事情を抱えてますよね。ギリギリ生きている毎日で、仕事のことを思うと日曜日に布団に入るのがイヤでイヤでしょうがない。日がな一日、何も考えず読書して暮らしたい。 ただ本作を読んでいると、そんなちっぽけな悩みなんて何でもないよと笑われている気がするんです。たまには山や海にでも出かけて、自然の声を聞かないといけませんね。
115投稿日: 2024.07.21
powered by ブクログ直木賞受賞作の「少年と犬」に ちょっと似てるな と すぐに何かに当てはめてしまう 悪い癖がまた出た が まあ、あれが面白かったと思う人は 絶対楽しく読めるだろうと思ったので オススメ本の参考書評としては 許されるかな 楽しく読めました
11投稿日: 2024.07.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
計算されつくした ストーリーの組立と 抜群の表現力に 感心と感動‼️それは 無いだろー‼️と いう展開も 綺麗にまとめてあるのでーーーokとなる。すごい。
3投稿日: 2024.07.13
powered by ブクログ途中で何を思っても、自分が思っていたほんと違うと思ったとしても、最後まで読み切って欲しい。 多分、本を読むすべての人が体験したいと思っている感動に、最後には出会えるはず。 私の好きな風の本ではなかったはずなのに、最後は真人くん頑張ったね、という思いが強く残ったので星5。
6投稿日: 2024.07.12
powered by ブクログ神森というネットでは「小樹海」とも呼ばれているところで5歳の真人が母親とはぐれ行方不明に。真人は自閉症スペクトラム障害で意思疎通が難しい時がある。行方不明になっていた1週間の間に神森のなかで何があったのか。同じ時に神森にいた4人の男女それぞれとの出会いとそこでの短い時間。4人それぞれが何かを抱えていて、真人を通して何が変わっていくのを感じて自分を見つめていく。真人を探すだけでなく、ネットでの誹謗中傷に対しての措置や人探しなどミステリー要素もあって楽しめる。思わぬ方向に展開されていく物語にどんどん引き込まれていく。
5投稿日: 2024.07.11
powered by ブクログああ面白かった。 タイトルと装丁から、もしや荻原さんのホラー?なんて思っていたら良い意味で裏切られた。 5歳のASD児・真人が母親とはぐれ神森で行方不明になる。 無事に保護されるが1週間もの間、真人はどう過ごしていたのか。 同時期にこの森に入り込んでいた4人の男女と真人との関わりが何とも言えない面白味を出している。 楽しいだけじゃなくSNSの誹謗中傷や家庭内暴力、大人の責任など「罪」の部分もきっちり描かれていて胸がすく。 テンポ良く軽快に展開していくので450頁の長さもなんのその。 真人の大冒険と成長を見届けて欲しい。
11投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私だったら耐えられないかも…。 明らかになる真人の空白の一週間。その経験が(させたくはないけど)思いがけず成長に繋がったのですね。 まさか本当にくまさんに助けられたとは…。
10投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったー! 5歳の男の子、真人くんが森で行方不明になったが、1週間後に無事に見つかった。ひどく衰弱している様子もない真人くんは『くまさんが助けてくれた』と言う。真人くんが体験した空白の1週間を母親の岬と叔父の冬也が紐解いていく話。 5歳の男の子が1人で森で行方不明。軽いとは言え発達障害もある。なんと恐ろしい話かと思った。助けられた時の『くまさんが助けてくれた』という言葉も本物の熊なのか、何なのか…?と思いながら読み進めた。 途中に、同じ森に立ち入った数人の話も入りながら、その人物たちと真人くんの繋がりも段々判明していく。 森に立ち入った1人目は恋人の一也を殺してしまった美那。森の中に死体を埋めようとやってきて、真人くんと遭遇。 2人目はキャンプYouTuberの拓馬。彼はyoutubeの撮影のために森にやってきて、真人くんと出会った。 その他にも娘のために組の金を持ち出したヤクザ、自殺しに森へ来た中学教師など、1週間の間にとにかくたくさんの人と出会い、かなり濃い体験をしていた真人くん。 真人くんと出会ったことでそれぞれの生活にも変化があって、何だか読んでいて暖かい気持ちになることが多かった。母親の岬さんも素敵で、ただ悲しみに暮れているだけでなく、ネットでの誹謗中傷にはとことん制裁するところとかスッキリした。カッコいいお母さん、素敵です。真人くんの父親の弟である冬也くんも優しくて、でも行動力があって良かったなぁ。というか、出てくる人みんなどこか自分にもありそうな部分があって、どの人の感情もわかるな、と思うところがあったから読みやすかった。約450ページでしたが、あっという間に読み終えてしまった。楽しかったです。
11投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ASDの5歳児男の子が森で行方不明になった。 無事発見されたけど、帰ってきたら今まで食べれなかった物が食べれるようになっていたり、新しい言葉を覚えていたり。 体重もあまり減っていないし、誰かと一緒にいた? 母と叔父が真人の空白の何日かの謎を探る。 真人が、色々新しいことに挑戦できた一歩一歩が親のように嬉しく感じた。 これからものびのび生きられますように。
11投稿日: 2024.07.09
powered by ブクログ神森という小樹海で自閉症スペクトラム障害(ASD)の山崎真人(まひと)という5歳の男の子が行方不明になります。 育てているのは夫の春太郎に先立たれたシングルマザーの山崎岬35歳。時々、春太郎の弟の冬也が一緒に面倒をみてくれていました。 しかし、一週間後の11月19日下森消防団団員の田村武志が真人を奇跡的に発見します。 真人に1週間の間のことを尋ねても「クマさんが助けてくれた」というばかりです。 岬はSNSで誹謗中傷を浴び、冬也とともにその犯人探しと真人に1週間食べ物と赤いマフラーをくれた人物探しを始めますが…。 以下ややネタバレしているのでこれから読まれる方はお気をつけください。 真人を助けた一人目の人物は松元美那という、誤って恋人を刺して殺し、樹海に遺体を棄てに来た人物。 二人目は拓馬という嘘つきユーチューバーで樹海でキャンプをしていました。 三人目は谷島というヤクザで仙台にいる娘の、心臓移植手術のために組のお金を調達するところだった人物。 四人目は畠山理実で中学の先生で教師いじめにあい、自殺しようとしていました。 四人は真人を連れ帰ってやりたくてもそれぞれ後ろ暗い事情がありできなかったのです。 そして、五人目の人物がいると思い冬也は捜しますが…。 真人が障害がありながらとても素直で可愛く描かれていると思いました。 美那の真似をして森のくまさんを歌いだしたり、拓馬の真似をして「なくようぐいすへいあんきょー」「すいへいりーべぼくのふね」と唱えるのはとても可愛かったです。 だから、真人自身の姿を見て五人の人物が自分が追いつめられているさなかでも、真人を助けてあげたいと思わせるものをもっていたのだと思いました。 展開されるその他のストーリーも面白かったです。
138投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログ深い樹海の神森で5歳の真人が行方不明になる。 同じ時、この神森にそれぞれにトラブルを抱えた4人の男女が、ASDの真人と関わりを持ちながら自らの意識を変えていく。 前半だけでも十分に満足できる内容である以上に、後半の真人の失踪中の足跡を探る過程、真人親子を誹謗中傷する犯人探しは、それぞれミステリー的な面白さがあり大変満足できる小説だった。 ASDの真人がトラブルを抱えた人々との神森での時間が、彼を成長させる物語は深い感銘と清々しい印象が残った。 誰かに薦めたい小説である。
3投稿日: 2024.07.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりの新刊。森に入り込んだ5人が、どう交わっていくのか、先が読めない展開にワクワク。極限状態の中でも、さりげなく繰り出される軽妙洒脱な表現。ミステリー、ホラー、コメディそして人間讃歌。荻原節、健在。それにしてもホンモノのクマさんまで登場するとは。いちばん心に沁みた。「山笑う」なら「森」も笑っていいか。「プライドと承認欲求のためのスケープゴート。名誉毀損、信用毀損、侮辱罪、誹謗中傷、なんでもアリ」SNSと人の心の闇は森より深い。
5投稿日: 2024.06.29
powered by ブクログ神森で5歳のADS児・真人が行方不明になる。 1週間ぶりに無事に保護されるが、その間どのように過ごしていたのか⁈ シングルマザーの岬は、行方不明中もその後もネットで誹謗中傷を受ける。 真人の叔父・冬也が、神森で真人が誰といたのかを調べると…。 真人が行方不明になった頃、神森に向かう者たちは、男女合わせて4人いた。 それぞれが、別の日に真人と接触しているが誰ひとりとして真人を保護しなかったのには、公にできない罪があったから。 彼らといた時間が短くて、1週間を埋めるのには他の誰かといた可能性も。 真人は「クマさんがたすけてくれた」と言っていたクマさんとはいったい…。 真人と出会った者たちは、けっして彼を蔑ろにするわけでもなく、食べ物を与えたり、身体を気づかったりしているところは救われる部分でもある。 ただ隠したい罪があるのは確かである。 真人の年齢とADS児であることも1週間無事だったことに関係があるのだろうか。 最後の最後まで気にさせるところは、流石だなと思った。
68投稿日: 2024.06.28
powered by ブクログ流石としか言いようのない荻原作品の傑作。ASD5歳児を巡って、近親者と、絶対に出会うことのない他人との不思議な交錯劇を、神森を舞台に厳かだが軽妙な語り口で描く。真人だけでなく登場人物の成長・人生の新たな起点が確りと描かれていて熟練技を堪能できる。
4投稿日: 2024.06.24
powered by ブクログ荻原さんの作品で読んだことがあったのは2016年の直木賞作品でNHKでドラマ化もされた『海の見える理髪店』と、あともっとずっと前の同賞候補作な『あの日にドライブ』の2冊だけなのですが、『~理髪店』以来となるこの長編は超面白かった。なんというか、伊坂幸太郎の面白いヤツと同じようなテイスト。67歳にしてこんな大作が書けるとは。。。スゴイです、荻原さん。 赤のスマートフォーフォーが出てくるあたりは、萩原さんのクルマ趣味(?)がにじみ出てきる感じ。 あと、”たらこバター味のじゃがりこ”、食べなくっちゃ!
3投稿日: 2024.06.23
powered by ブクログ多才というか様々なジャンルに手を出す荻原さんですが、系列的には『噂』に近いやや重めのミステリーかな。 母親が数秒目を離した隙に自閉症の5歳の子供・真人(まひと)が原生林に消えた。一週間後、汚れてはいるものの栄養状態も良い状態で無事保護された。この一週間、真人はどう過ごしていたのか?真人は「クマさんが助けてくれた」と語るのみで全容を把握できない。 ラストは良いのです。なるほどそう来ましたか。意表を突かれるし、子供の成長や将来の明るさも感じられ、気持ち良い読後感です。 しかしね、子供の安全より自分の立場が大切な大人たちには気が滅入ります。やくざが一番まともですからね。私も3歳の孫を持つ身。どうも子供が辛いめに会う作品は苦手です。
7投稿日: 2024.06.23
powered by ブクログ緊迫感に手汗をかきながら読む一方で、ワクワク感もものすごい。声を出して笑ってしまうシーンが何度もあった。押し寄せる感情の起伏、そのバリエーションに大満足。子どもへの眼差しが優しく、読後もその健やかな成長に思いを馳せる。
3投稿日: 2024.06.21
powered by ブクログ5歳児の真人くんが神森で行方不明となった空白の1週間。 登場人物が抱えるそれぞれの事情が小気味よく描かれている。 厚みはそこそこある本だがシーン展開が早くサクサク読めた。
1投稿日: 2024.06.16
powered by ブクログ色々な要素がぎっしり詰まっているのにスッキリ読める。読後感はとにかく優しい。自分の事しか考えていなかった大人たちを変えた、森と5歳の迷子真人の見えざる力に充実感すら感じる。 個人的には森で真人を助けてくれた5番目の「くまさん」の件がなんか沁みた。
8投稿日: 2024.06.15
powered by ブクログ東野さんのクスノキに続いて…今度は「鵺(ぬえ)の木」。で、最後にまた泣かされてしまった。冒頭の空気からシリアスなミステリーかと思いきや荻原節全開、初期の「誘拐ラプソディー」のようなユーモアとペーソスあふれる筆致、ロードノベル的展開にハマって一気読み。エンタメ要素満載のASD5歳児の冒険譚、全てを物語るラストの一言に癒された。
10投稿日: 2024.06.09
powered by ブクログ感想 人間の悪意を飲み込む自然。お天道様はいつでも見ている。それでも静かに佇んでいる。誰の味方でもない。誰にも利用させない。それが森。
1投稿日: 2024.06.02
