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総合評価

227件)
4.1
75
93
46
5
0
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    作品としては面白い くまさんとはいったい誰なのか謎を解きながら話が進む 5歳の真人も母、岬も、叔父も そしてくまさんも皆何かしらおかしみがあり、シリアスにならないところが意外だった ラストはすっきり解決とはならず 洋画のラストみたいな含みを持たせた感

    0
    投稿日: 2025.12.21
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    小樹海と呼ばれる神森で行方不明になった5歳の自閉症男児。 5日後に元気な状態で発見される。帰ってきた後には、食べなかった物が食べれるようになり、どこで覚えたかわからない言葉を話すようになった。行方不明だった5日間になにがあったのかを紐解いていく。 様々な人に出会うのだが、最後のくまさんで興醒めでした。ファンタジーでしたね。

    0
    投稿日: 2025.12.15
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    殺伐としたそれぞれの“くまさん”の事情が語られるけど、読後は暖かい気持ちになれた。読んで良かったなと感じた。 最後の“くまさん”の独白が面白い。

    11
    投稿日: 2025.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    真人が言うくまさんの中に、本物のくまさんがいたとは。笑 くまさん目線のシーンもあるのが笑える。 自閉症で言葉をうまく伝えられないけどだからといって何も考えていないわけではなく、うまく伝えられないだけ。 真人の成長も感じられた

    2
    投稿日: 2025.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5歳の真人が神森で行方不明になるけれど、生きて戻ることは最初に示されるので、安心して読み進められる。神森で過ごした7日間の冒険は想像以上で、ハラハラドキドキしながらページをめくり続けた。真人がしきりに言う「くまさん」の謎が終盤で明らかになり、まさかの展開に驚かされる。最終的には、真人だけでなく、家族や出会った大人たちにも前向きな変化をもたらし、心地よい余韻を残す作品だった。著者の作品は初めてだったが、ほかの作品にもぜひ読んでみたいと思った。

    3
    投稿日: 2025.11.28
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    感想 最初は登場人物が多く、色々シーンが変わるので辛抱強く読む必要がある。後から答え合わせがある感じでスイスイ読める。最初はシリアスだが、だんだん陽気な展開に。 なんで何回も置き去りにされるのかw あらすじ 県内の小樹海の神森で5歳の男の子が行方不明になり、1週間後に発見された。シングルマザーの岬は真人が帰ってきてホッとしていたが、発達障害の真人は以前と変わったところがみられるようになった点が気に掛かっていた。 真人がどのように1週間を過ごしたのか?美那は、衝動で殺してしまった彼氏を埋めるために神森に来ていた。彼氏の処理をしたと思ったところに真人と会い、飲み物とマフラーを与える。 真人の叔父の冬也が、真人の行動をトレースしているうちに埋められた死体を見つける。 真人は自称ユーチューバーの原始ソロキャンプを標榜する拓馬と出会い、食べ物を与えられる。冬也は真人の行動や言動から拓馬に辿り着き、直接聞き込みをして、真人に起こったピースを埋めていく。 組の金を持ち逃げして追われている谷島は、神森に迷い込む。谷島の車に真人が迷い込み、一時は行動を共にするも、谷島は組の追手に捕まる。 真人は次に神森に自殺しようとして来た被害妄想強めの国語教師の理実と出会う。食べ物をもらい、保護されそうになるが、真人は結局置き去りにされる。 冬也は拓馬と岬をネットで誹謗中傷している人物を特定する。一人目の田村は消防団。誹謗中傷を認め、真人が現金の入ったバッグを持っており、消防団がネコババしていたことを明かす。 二人目は、教師の理実だった。特定したが、アカウント乗っ取りにあっていた。乗っ取ったのは生徒の心亜だった。みんなで心亜の家に乗り込んで話し合う。 最後は真人の行動をほぼ把握し、神森の合体樹の下で本当に熊に保護されていたかもしれないことが分かる。

    19
    投稿日: 2025.11.24
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    ある少年の失踪事件。いろいろと解き明かされていく真相。 この少年がとても魅力的で、かつ荻原浩氏の作品らしく、ちょっぴり残念な人たちが繰り広げる物語がたまらなく面白いのです。「早く先を読みたい!」と駆られるように最後まで読みました。 この本は書店ですぐカバーを掛けてもらったので、読み終えてカバーを外したときに帯を見るまで気づかなかったのですが、中央公論文芸賞を受賞したのですね。納得です。 あの少年にまた会いたくなって、再読することは間違いありません!

    3
    投稿日: 2025.11.23
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    真人の1週間の足跡を探すストーリーで、人と人とのつながり、めぐり合わせに縁を感じた。 また、行く先々で石を並べる真人は普段と同じことをすることによって、心の安定を求めていたのではないかなあと思うと胸にくるものがある。友達の子供が自閉症なので重ねてしまった。

    1
    投稿日: 2025.11.22
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    森の中で迷子になって、色々な人や動物に出会って、無事生還できた。みんなに少しずつの幸せを残してあげられたのは、純真な心があったからなのかな。

    15
    投稿日: 2025.11.18
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    文章のテンポがとてもよくてスイスイ読めました。 最初、今まで読んだことない構成だなと思っていましたが、読み進めるにつれてなるほど!と読む手が止まりませんでした。 最後の真人くんと岬さんのやりとりに涙しました。

    0
    投稿日: 2025.11.16
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    3分の2くらいまでは面白く読めたが、そこから先の後半は飽きてしまった。ミステリーほどの謎解き要素があるわけではないので、この長さは読者を一気に最後まで引っ張るには長すぎるのでは? ヤクザの話とかは要らなかったんじゃないかと思う。 あと、岬さんもボクシングなどやらない普通の母親で書いてほしかった。なんかリアリティがなくなってしまった(もちろんボクシングをやる女性もいるのだろうが、まだ少数・特殊だと思う)。 それなりに楽しい読書体験はできたが、まあ星は3つかな。

    28
    投稿日: 2025.11.16
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    深い森でASD児が行方不明になって1週間。あまり衰弱もない状態で戻ってくる‥ 不穏な雰囲気しかなくて、謎は深まるばかりなのですが、読んでいくとこの子の雰囲気やら登場人物のドタバタで何かほんわかしてきます。関わった大人たちの出会いとともに、どう過ごしたかが少しずつ明らかになっていく過程がおもしろかったです。 最後の最後に、みんなを許し、救ってきた母の気持ちが救われてよかったなぁと思いました。

    31
    投稿日: 2025.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原生林で行方不明になったASDの5歳児の奇跡的な生還に寄与した大人たちのビターでペーソスとユーモアにあふれた物語。 殺人を犯した女性、ユーチューバー、現金を持ち逃げしたヤクザ、自殺願望の教師らの視点で5歳児との遭遇を描かれるのですが、この一人称が著者らしくてクスッとしつつも泣けてきます。 叔父が行方不明の間の5歳児の軌跡を追うのですが、最後の遭遇者はほぼ童話で、現実の獣害被害を意識してしまってちょっとほっこりできなかったのが残念。 母親や4人の男女の周りのキャラも立っていて、さすがでした。

    2
    投稿日: 2025.11.15
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    昔話系のホラーだと思っで読み始めたのですが、全然違っていました。5歳のASD児が深い森で行方不明になり、1週間もの間見つからなかったのに、とくに大きな怪我もなく、飢餓状態でもなかった、その謎を、義弟が解いていく、という話です。 いろいろな人たちが出てきて最初は混乱しましたが、最後はすべてがパズルにはまり、謎はすべて解けた!って感じで、大団円(*^^*) 思ってたのとは違いましたが、面白かったです。 最近心が疲れてたんで、このくらい軽いタッチの内容で、ホラーじゃなくて良かったです笑

    1
    投稿日: 2025.11.11
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    想像していたよりポップで明るい話で驚いた。終盤のドタバタ劇は染井為人さんの「悪い夏」や「滅茶苦茶」などを彷彿させた。 1番ワクワクしたのは「無人谷のムーミン」を追い詰める場面。ダサいと貶されていたが、私はこのネーミングセンスちょっと好きだ。

    19
    投稿日: 2025.11.08
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    神森と呼ばれる小樹海で行方不明となった5歳児、 真人(まひと)。真人はASD(自閉スペクトラム症)で、一週間後に無事保護される。 無事に発見された喜びの一方、母親の岬は、空白の一週間による真人のさまざまな変化に違和感を感じる。 神森で真人の身に何があったのか・・・ そこには複数の男女と、神森の神秘が隠されていた。 あらすじと装丁から、ホラー要素でもあるのかとドキドキしていたが、いい意味で全く違った。 登場人物が、みな個性豊かで様々な事情を抱えていて時に笑いあり涙ありで面白い。 人間の内面を丸裸にしたような描写のせいだろう。 森という大きな存在の前では人間なんてちっぽけで、その懐に入ると、心の声もダダ漏れになるのかもしれない。笑 超訳ありの男女に次から次へと真人の生命のバトンが渡っていくのだが、人の温かさや愚かさ、優しさや滑稽さがテンポよく見事に描かれていた。 訳あり男女以外にも、隠されていた神森の秘密には驚かされたが、この視点も違和感がなく、ファンタジー要素が物語とマッチしていてほっこりした。 意表をつかれたのが、SNSでの誹謗中傷から、一週間の秘密の鍵を解き明かしていくという構成。 これが恐ろしい程にリアルな設定で、更に面白さが倍増した。 また作中、何度も登場する神森の情景描写がとても丁寧で、湿度や匂い、森の空気感や、植物や生物の息吹が伝わってくるようだった。 マイナスイオンを浴びたような爽快な読後感♪ 願わくは、真人くん目線でこの物語を読んでみたい。

    42
    投稿日: 2025.11.06
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    前から気になっていたけど、重い話だったらイヤだなーと思って読むのを躊躇していた。 しかし読んでみたら全然重くないというか、むしろ軽妙で面白かった。

    0
    投稿日: 2025.11.02
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    5歳児が森に迷い込む。 1週間後には、衰弱することもなく発見される。 誰が、この子と一緒にいたのか? SNSでの母親への非難などは考えさせられる。 それでもこの子と一緒にいた人達にはそれぞれ抱える事情はあったが思いやりがあった。 謎解きの様な展開が面白かった。

    3
    投稿日: 2025.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラストはまさか本当に熊さん、ファンタジーなラスト。みんなの都合が巡りに巡ってなんだかんだハッピーエンドになった。 読みやすくてほっこり系 谷島さんは悲しかった

    3
    投稿日: 2025.10.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    樹海の場所は神森 マヒト真人 5才発達障害 母 岬 岬の死んだ夫の弟 冬也  YOUTUBER 拓馬  ヤクザ 谷島 車にマヒトが寝てた 見那 一也を殺して死体を隠すマヒトに会う 畠山 女中学教諭、自殺しに行きマヒトに遭遇、ネットで母の悪口を投稿 5歳のASD障害児が樹海森で行方不明。1週間後、発見された。11月で夜は寒い 衰弱していない。食事もしている。暖かいマフラーをしていた。 夫に死なれたシングルマザーと義理の弟が1週間、何をしていたか調べる。 1人キャンプYOUTUBERが見つける。焚火によってきた。一晩一緒に過ごすが投稿した場所が違う、富士樹海でないのがばれるので、そのままおいていく。 31歳、独身女。勤務先の男に結婚を断られ、料理中のナイフで刺し殺してしまう。死体を埋めに樹海へ。子供に見られる。死体を木下に穴において、マフラーを渡して分かれる。 41歳の教師。モンスターペアレントの生徒から生徒から侮辱され。教師仲間からもういている。自殺をしに樹海へ。子供と遭遇。車にのせて駐車場近くで子供を下す。 マフラーを渡す。 ヤクザが自分の娘の手術費用が必要、組の上がり1400万円を盗み車で逃げる、GPSに気が付かず。樹海の森に車ごと落ちる。徒歩でバス停を目指すが子供行方不明で警察がいる、車に戻ると子供が車で寝ていた。子供と逃げるがヤクザに追いつかれ殺される。金は子供のリュックにいれ、メモで届け先、仙台の住所を書く。 畝の木に木の実がリュックにあった。それを食べていたようだ、子供のくせ、物を並べる、畝の木に石が並んでいた。クマに導かれたようだ。 シングルマザーがネットでボロクソ。出鱈目を書いた投稿者を発見。捜索隊の男。リュックの金は消防団で預かっていた。シンブルマザーと義理弟がきた時、ヤクザがきたと勘違い。他にも投稿者。自殺をやめた中学教師。さらにその女子生徒がなりすまし。父親がDV。シングルマザーは元プロボクサー。父親を倒す。女子生徒がシングルマザーに感謝して謝罪。 殺人犯の女は自主。死体遺棄と傷害致死で懲役7年。 YOUTUBERは自分の投稿場所が偽りであったことを告白する投稿。子供を置いていったので母親から一発殴られる。

    0
    投稿日: 2025.10.27
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    神森という小樹海と呼ばれる森。 その森で行方不明になった5歳児の真人。 真人には自閉スペクトラム症(通称ASD)の発達障害があり、 一向に行方がわからないこともあって、その生存は絶望視されていた。 だが行方不明から一週間が経過して真人は発見、無事に保護された。 救出された真人は特に衰弱している様子もなく、 この一週間の間、水分と食料はちゃんと取っていたとみられている。 当の真人は「クマさんが助けてくれた」と語るのみで全容は把握できない。 母の岬、そして義弟の冬也は真人が行方不明の一週間を解明しようと動き出す。 そして真人が行方不明の一週間の間、 森に迷い込んだ4人の男女の存在が発覚していく。 拭えない罪を背負う彼らの真実と贖罪。 ただ率直に面白いと思えた作品。 森の中、図らずも真人と遭遇した4人それぞれが抱える闇、 そして彼らの身勝手な振る舞いが、逆に真人を生き存えさせた。 この矛盾とも言えるような相互関係が上手く描かれていた。 そしてまさかの5人目の正体。 上手く描かれていたのだが、この5人目、 いわゆる作品の肝となる存在が時間を経て大きく変化している。 2025年現在、この作品の根底を揺るがす世の中になってしまった。 それが何とも無念である。やはり現実は小説よりも奇なりなのかもしれない。 いつだって想像を超えることが起きてしまう。

    1
    投稿日: 2025.10.26
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    星4.0以上で評価が高かったので読んでみました。 ストーリーやキャラクターも面白く、ラストも好みでしたが、個人的には読むのに時間がかかった印象…! 熊出没の怖いニュースが多い今日ではなかなか恐ろしい物語でした。タニシマーーーーー

    1
    投稿日: 2025.10.24
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    図書館本⑧ 読みたい本が無料で読めるって幸せ。 おもしろかった〜。 ASDの5歳児のマヒトが森の中で一週間も行方不明になった。 その間、訳あり男女4人がそれぞれ森の中でマヒトと出会い何があったのか。 森の中で遭難し4人の大人に出会ったのに誰にも保護してもらえなかった理由は? ネットで誹謗中傷される母親、それを支える義弟、あらゆるヒントからその4人が明らかになり、いつのまにか協力者になり、展開がホントに良かった❢ 最後のまさかの5人目(?)の正体にもビックリ。 荻原浩さんは3冊目。

    80
    投稿日: 2025.10.15
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    森で行方不明になった子供が発見されるまでの5日間。 その空白の5日間に何があったのかを謎といていくストーリー。 森の中で会う複数人の人間、見つかったあとも次々とあらわれる 問題。 どこか現実とも繋がる話題もあり、ミステリー初心者にはとてもおもしろいストーリーでした。

    8
    投稿日: 2025.10.13
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    自殺の名所神森で5歳の真人が、行方不明になり数日後に健康な状態で発見された。真人はクマさんに助けてもらったとしか言わない。空白の数日に何があったのか。そこには訳ありな男女4人が絡んでくる。もう面白くないわけがない。 もっと怖い話かなと思ったが、空白の数日という謎に迫るストーリーは、読んでいて飽きない。過酷な自然を相手に生き延びた真人が、逞しく成長した姿を感じられるのも何だか泣ける。 訳あり男女にも、各々が抱えている闇がある。そこに真人の素直さを絡ませることで、闇を溶かしてくれたのだろう。また子もそうだが、SNSの過激な投稿にも 負けずに闘う母の強さにも感動した。 最後の空白の1日の仕掛け、シンプルだからこその驚きをもたらしてくれた。全体的に素晴らしく良かった。

    12
    投稿日: 2025.10.06
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    タイトルと表紙からでは作品のイメージが広がらなかった。それだけに冒頭の展開は衝撃的で、この先を読むことへの抵抗を感じるほどだった。消防団団員の田村武志が行方不明になった5歳の男の子、山崎真人を森の中で探していた。出口の見えない感じと捜索にあたっている人たちの焦りが伝わってくる。こういう状況は、実際に事故として起こった記憶があるので、その時の状況が思い起こされる。結果は、一週間という時を経て、良い方向で終わる。不明から一週間後に真人が無事保護されたので。でも、この後の展開はどうなるのだろう。この出来事とどう繋がっていくのだろう。逆に興味が増していく。 母親は、山崎岬。二人でこの森に出かけていた。それは、テレビ番組でこの森のケヤキとブナの合体樹が取り上げられ、真人が関心を示したから。母親としては、自然なことだろうな。この合体樹を見つけ、二人で見上げている数秒の間の出来事。その時間は定かではないだろうけれど、一瞬の出来事だった。岬が見入っていた時間は、どのくらいだったろう。見つかったから良かったものの、それまでの時間は後悔がずっと押し寄せてきていた。仕方ないでは済まないだろう、母親にとって。 同じ森で、別の話が展開される。どう繋がっていくかは見えない。美那が台車で運んでいるのは一也の死体。一也から別れを切り出され、衝動的に包丁で刺す美那。唐突な展開が、私の思考を混乱させている。そして、夜になって死体を遺棄する方向へ。その場所が、真人が行方不明になった森。不思議な展開。 さらに新たな登場人物、ユーチューバーの拓馬。この森でのソロキャンプの様子を配信しようと。登録者数が増えない状況を打破する一つの策が樹海でのソロキャンプ。この登場人物達はどう繋がるのか。新たな登場人物がまた一人。興味はさらに増していく。 次に登場するのは冬也。岬の亡くなった夫の弟。真人の叔父にあたる。真人と冬也のやりとりは温かい。真人はASDで言葉が少なかった。その特性を理解して関わる冬也の優しさは、真人に届いているのだろうな。もちろん、母である岬にも。岬にとっても、大きな支えとなっているだろう。 場面変わって新たな人物の登場。谷島は車で逃走している。追手が迫っている緊迫感のある状況。よからぬことが起きているのは伝わってくるが、何が起こっているのかは明らかではない。そもそも谷島の素性も、谷島が持っている現金も、何者から追われているかも不明。ただ、場所はどうもあの森付近のよう。つながりが見えないもどかしさと興味が行ったり来たりする感覚になる。 森の中を歩いている女性の登場。中学校教師の畠山理実。自殺をしようとしていた。不穏な展開。子供からのいじめが理由。そんなことが起こりうる世界を想像する。子供が教師をいじめる世界。そして、理実は同僚に支えてもらえず孤立。辛いな。そこまで追い込まれていることを知らない周りの人たちがいる。さまざまな登場人物が交錯するこの森。どうなっていくのだろう。真人は、この森で誰と出会ったのだろう。 冬也は真人が森で過ごした一週間のことが気になり、あの森へ出かける。森は神森と呼ばれている。そして、合体樹がある森。神秘的な雰囲気が漂う。同時に不穏な感じも。足を踏み入れると戻って来れなくなりそうな世界。それでも冬也は進んでいく。岬が真人を見失った合体樹のところまで辿り着く。そこで真人が家で遊んでいる積み木の配列と神森の合体樹との関連についてふと気づく。面白い展開だな、真人が積み木で表すていたものは何なのだろう。本当に冬也の気づきのとおりなのだろうか。 美那が一也の死体を埋めるシーンになる。話が前後しながら進んでいく展開の面白さが不思議。そこには真人とのつながりがついに明らかになる。真人が神森で行方不明になっていた間、美那と真人は出会っていた。この段階では、互いの素性や森にいる理由はわかっていない。このことが先の展開への興味を膨らませる。真人は何もわかっていないのだろうか。それとも•••。 再び、冬也が神森の中を歩いているシーンに戻る。そして、美那が埋めた一也の死体に出くわす。警察が調べ始め、報道にも取り上げられる。死体の身元や事件の全容が明らかになっていくのだろうか。そのことと真人の行方不明の顛末、そして神森がもつ神秘的な力の実体など、興味は尽きない。 場面変わって、ユーチューバーの拓馬が再登場。神森でソロキャンプの動画撮影中に赤いマフラーを首に巻いた真人が現れる。マフラーは美那が真人の首に巻いたもの。登場人物たちが、母親と逸れた真人と関わっていく。徐々に明らかになっていく真人の足跡。面白さが続く。拓馬は真人の様子を心配し、何とか助けようとする。そこには、拓馬の温かさを感じる。しかし、訳あって拓馬は警察には連絡しない。ネットで真人の状況を知っているのに。拓馬の事情はわかるけれど、何とも言えないもどかしさも感じる。しかし、結局拓馬は名乗らずに警察に通報していたことが明らかになる。拓馬の根っこにある本当の温かさを感じる。拓馬は再び神森を訪れる。動画撮影のために。真人に会ってから、拓馬の心に変化があった。動画撮影自体にも変化が。それが、視聴者数の伸びに影響していると拓馬は感じていた。真人の不思議な魅力が感じられる。そこに現れたのは冬也。読みながらどきりとする。冬也は真っ直ぐに真人が神森で過ごした日々を知りたがっていた。冬也を突き動かしているものは何だろう。無事に帰ってきた真人。それは心の底から嬉しいはず。それでも一週間での真人の変化に何か違和感を感じているからだろうか。真人が何かに怯えている感じはしないのだけれど。ASDと生きている真人の心を思っているのかもな。 冬也の素性や思いが分かった拓馬は、顛末をありのままに伝える。冬也は拓馬の人となりを理解しながらも、すぐに通報しなかったことへは苦言を呈す。それはそうだろう。命がかかっていたのだから。もし真人の身に何かあったらと思うと、拓馬の憤りも冬也の謝罪もまっすぐに響く。 場面が変わり、谷島が神森の中を逃げている場面。明らかになる谷島の素性、状況、背景。追ってくる相手の目的。谷島はヤクザだった。組の金を持ち逃げていた。その金は、自分の娘の移植にかかる莫大な手術代。谷島も神森で真人に出会う。谷島もまた、真人へ食料を渡し、暖を取らせる。置かれた状況は厳しい谷島が真人に優しく接する。そこに真人の魅力があるのだろうな。今までの登場人物と同様の態度。登場人物の状況や個性は違う。それでも全員が真人に優しく接する。生き延びた一週間の秘密が明らかになる。一方で、関わった登場人物の行く末も気になる。それぞれが抱えているものが大きいから。 拓馬が冬也の仲介で岬に会う。謝罪をするため。岬の怒りは完全にはおさまらず、行動に出る。それが、何とも面白く、プッと笑ってしまった。一方で、岬と冬也から依頼を受ける。内容はSNSへの誹謗中傷をしている人の特定。難しい問題。そこを丁寧に見ていく。その細かさには岬と冬也の執念を感じる。特に岬は許せない気持ちを大きくしていた。当事者としてそうなる気持ちが伝わってくる。あってはならないことだな。しかも、それが嘘に基づいているので。 SNSの発信者を突き止めた岬は、当人に会いにいく。神森付近の地区の消防団員、田村武志。妻子と一緒に、Uターンで地元に戻ってきていた。仕事で行き詰まり、都会から戻ってきていた。しかし、暮らしは安定せず苦労していた。負の連鎖に陥っていた状況が、他人への誹謗中傷に繋がったのかな。理由にはならないけれど。そのやり取りで、新たな展開へと移っていく。私が忘れていたことが蘇ってくる。そうなのかと。それは、谷島が持ち逃げした金をリュックに入れ、真人に背負わせていたということ。そのリュックの行方のこと。衝撃的な展開にドキドキしてくる。 真人は神森で次々と登場人物に出会っていた。次に出会ったのは、自殺するために神森にいた理実。この出会いにより自殺を思いとどまる理実。またも真人によって登場人物の心が変わっていく。真人の魅力は何だろう。ASDの真人。そのことを気付かない登場人物たち。ありのままの真人と関わっているからなのだろうか。先入観がないから受け止められるものがあるだろうな。ありのままを。しかし、理実は警察に届け出なかった。ここに理実の背景が深く関わってくる。自分中心の考え方が。行方不明の子供を見つけて届け出るという行動に至らない私情が悲しい。それでも、理実はやむなく真人を送り出す。直接受け渡しはしないところに、理実の本音が見えてくる。悲しいけれど。 神森で冬也が見つけた一也の死体。警察によって美那は逮捕され、留置所へ。面会に行く岬、冬也、真人。真人が行方不明になって過ごした神森での出来事を知りたかったから。岬と冬也は真人の心理面を心配していた。いつ不安定になるかもという不安。ASDの真人は何も話さないので余計に不安になっていた。だから、自分たちで調べようと。気持ちはわかる。その行動力に強いなとも思う。美那の説明で明らかになる事実に岬と冬也が驚く。こうやって、物語がつながり、明らかになっていくのかとつぶやいていた。萩原浩さんの物語の構成が私の想像を超えていく。そこが面白いな。 田村武志の他にもう一人、SNSで岬を誹謗中傷している人物がいた。ひどい話だけど、現実の世界ともつながる。その一人を探し出そうとする岬と冬也。引き続き手伝う拓馬。許せないという気持ちが行動に出ている。実際にどれだけ岬は傷ついているか、立ち直れないぐらい。言葉の暴力は心に深い傷をつけるから。拓馬の専門的な視点から、絞り込まれていく人物。途中から、私の中でも予想から確信に変わっていく。あの人だろうなと。 畠山理実にいきつく冬也と拓馬。バレないように発信しているつもりでも、そうはいかないこともある。まさにそんな状況になり、理実は驚く。それがSNSの危ういところかな。理実だけに止まらず、新たな展開へ。それは、理実のアカウント名を使って、もう一人発信していたという事実。しかも、理実とつながりのある人物だった。その人物にもたどり着く。しかし、その展開は爽快で、岬、冬也、拓馬がかっこいい。真人の存在も際立つ。真人の魅力に登場人物たちが魅了されている感じが伝わってくる。ただ可愛いだけではなく。人の心を真っ直ぐに感受するところが魅力かな。 冬也はまた神森に行く。真人の神森で誰と出会い、どのように過ごしたかを確かめたくて。出会った人々と合体樹の神秘さや鳥の鳴き声など、冬也の中に真人が過ごした様子が想像されていく。私の中にも改めて神森の神秘さや包み込むおおらかさが伝わってくる。そして、不明だった最後に出会ったものが判明していく。本当なのだろうかと疑いたくなる展開に唖然とする。岬と真人の生活には日常が戻っていた。よかったな。ホッとする。そこに届く畠山理実からの謝罪のDVD。その中の言葉をきっかけに真人が進化する。それは驚きの進化であり、私の中に熱いものが込み上げてくる。真人の気持ちが真っ直ぐに私に伝わってくる。母である岬はどれほど嬉しいだろうか。岬と一緒に喜びを共有したくなる。よかった。真人、ありがとう。そんな気持ちになるラスト。 久しぶりの萩原浩さんの作品。人の温かさが伝わる作品だった。萩原さんの作品をまた読みたいな。

    426
    投稿日: 2025.10.04
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    5歳の発達障害のある男の子マヒトが、母親と【合体樹】を見たくて樹海に行ってほんの一瞬の隙に行方不明になる。 1週間後無事発見されるが、あまり喋れないマヒトが1週間どうやって森の中で過ごしたのか母と叔父は探ろうとする。 帰ってきてからのマヒトの話す言葉が謎を解くヒントになっている。 何人もの人と出会い助けられて、マヒトは生命力の強さを見せつける。 ラストは本当にファンタジーって感じなのでありえないことなんだけど、そんな優しい童話みたい世界があったらいいかもと思っちゃったよ。

    28
    投稿日: 2025.09.23
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    読書備忘録942号。 ★★★★★。 ワタクシじじいですが、真人(まひと)をぎゅ~っとしたくなります! ああ、まひと!辛かったね!しんどかったね!(´;ω;`) まひとはじじいにぎゅ~ってされたくないと思うけど。 胸にジワリと来るマサに荻原作品でした。 神森という樹海。 5歳の発達障害(ASD)児、山崎真人が母親の岬と逸れ行方不明になった。 生死を分けると言われている72時間を超え1週間後、森の合体樹の洞で発見された。 血色も良く健康状態に何ら問題なく・・・。 そして、真人は「くまさんといっしょにいた」と繰り返した・・・。 そして、この1週間の同じタイミング、神森には4人の悩み多き大人達がいた。 真人とこいつらの絡みだね!ストーリーわっ!もうワクワク感止まらんよ。 ①百貨店の店員。松元美那。 勤める百貨店経営者の御曹司の恋人を殺した。 そして、神森に埋めに来た。 場当たり的な殺人。場当たり的な死体遺棄。 もう人生終わった・・・。 あるぅ~ひ、もりのなかぁ、くまさんにであ~たぁ・・・。 ②配信系ソロキャンパー。戸村拓馬。 深く考えずSNS配信で食っていけたら、と考えてきた。 キャンプ配信のウケが良かった。 ウケを狙って虚偽の配信を始めてしまった。 本当は富士の樹海でソロキャンプ。 その実、神森でソロキャンプ。ばれない様に・・・。 なくようぐいすへいあんきょー。すいへいりーべぼくのふねー。 ③筋モンの谷島。 組に追われている。組から奪った何かを持って逃げる。 娘の莉里花のために。心臓移植の為に。 どうやら金だね。持ち逃げしたのは。 逃げる逃げる。神森に。 バナナ食えバナナ! おとこなら正座じゃなくて胡坐をかけ! ④教師の畠山理美。人生を終わらせる為に神森に。 生徒から執拗なイジメに。 この枝が良いかしら。うぐぐぅ! なに?だれ?引っ張らないで!死ぬところだったじゃない! 物語は、岬が義弟冬也くんと共に真人の空白の1週間を明らかにするストーリー。 真人の孤独で辛い1週間を、荻原さんらしく時には面白可笑しい要素も交えて描いていく。 1週間を経て、大きく化けた(成長!)真人の物語と共に、真人との遭遇が悩み多き大人たちに正しく前を向こうと道筋を指し示すストーリーが珠玉。 まあそれにしても、SNSでないことないことを並べ立てて誹謗中傷する輩たちはこの世から消えて欲しいね。 そして最後。忘れてはならないのは1週間の最後のミッシングリンク。荻原さんらしく、母性本能というメルヘンを持ってきましたね!これは良かった! 「お尻しー拭こう」が起きなくて良かった! もうイッコ最後に。 森で真人が現れるとき、もののけ姫のコダマをイメージしてしまうジジイの脳内・・・でした。

    61
    投稿日: 2025.09.22
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    神森で5歳のASD児・真人が行方不明になった。1週間後無事に保護されるが「クマさんが助けてくれた」と語るのみ、誰かが食べ物や防寒具を与えてくれたらしいが詳細は分からない。そこで叔父の冬也が調査に乗りだすと――いやぁ、森っていろんな人がいろんな事情を持って分け入っていく場所なんですねぇ。登場人物それぞれに様々な悩みや事情を抱えてますが、いかにも今っぽいものばかりで説得力があるといいますか…シリアスなだけじゃない軽さというかほのぼの感もあって、やっぱ荻原作品は安心して読めますね!そして残された2日間の謎が、よもやそんなことになってたとは…!!ラストシーンまでいいお話でした(^^)v

    4
    投稿日: 2025.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    子をもつ親の一人として、こどもを遭難させてしまったという設定は母親に感情移入しすぎて読んでて辛くなるかと思ったが…読むのをやめなくてよかった〜!安心のハッピーエンド!微笑ましい気持ちで読了!! 最後に出会った「くまさん」で一気にファンタジー感が増してしまう(笑) くまさんに出会えてよかった。 くまさんたちも真人に出会えてよかった。 個人的には谷島も生きてて欲しかったなぁ…。 真人のお父さんも。

    1
    投稿日: 2025.09.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    重くて暗い話かと思っていたら、意外に軽いノリで楽に読めた。 ストーリー自体はシリアスだけど人殺しもヤクザも自殺志願者もコミカルで良いキャラクター 最後は感動してしまった。

    1
    投稿日: 2025.09.08
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    森で1週間行方不明になった5歳の息子、以前の息子とは様子が違っていて…。森で出会った人々の人間ドラマが沢山あって少しずつ息子の異変の原因が紐解かれて行くのがおもしろい。表紙から思いもしなかったけど結構ハートフルだった!

    2
    投稿日: 2025.09.06
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    森で行方不明になった子どもを探す母。発見と同時に浮かび上がる人との出会い。森の中で子どもに何があったのか、、、。

    4
    投稿日: 2025.09.02
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    真人が森で偶然出会った大人たち。  みんなキャラクターが素晴らしい!! いい加減なのに憎めず、スカッと気持ちいい。文章も、セリフも、掛け合いもとてもおもしろい。 そしてそんな人たちが繋がっていく。 怖い話かと思っていたが 心温まるお話。 読み終わったあとも、あの森での出来事が自分の思い出のように、心に余韻がのこる。

    8
    投稿日: 2025.09.02
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    樹海で行方不明になったASDの5歳の男の子の冒険譚と、そこで出会った人たちの「大人の事情」が絡み合い紡がれるストーリー。 読了後に温かい気持ちになった。

    0
    投稿日: 2025.08.29
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    書評が良かったので借りてみたけど、うーん。 私にはなんか読みにくくて、いまいちだったかな。 読みにくいというか、ノラナイといか。 ファンタジーにしても、ちょっと度が過ぎる

    11
    投稿日: 2025.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    真人が純粋で無邪気でかわいくて、 どんな時、どんな人(やクマ?)に対しても同じ 素直な態度を取れるので 可愛がられ助けられたのかなと思った。 樹海のような森の中で子供を見失う なんて想像しただけで恐ろしく、 森で会う人達も事情をかかえてることを 考慮してもあまりに自分勝手で身勝手で許せない大人たちなのに、 物語は暗くならずクスッと笑える優しいトーン なのはやはり真人の魅力と思う。 最後の2日は自分で生きるために食べ物を見つけ 寝床を見つけ、、、 初対面の女に話すなと言われたからそれを守る、 強さと従順さに心を打たれた。

    0
    投稿日: 2025.08.22
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    タイトルからホラー系かなと思って読み始めたが、良い意味でかなり裏切られた最高の一冊でした。荻原浩さんの小説はいつも、こんなストーリー良く浮かぶなあと感動するんですが、今回も本当に最高でした。必読です!!

    0
    投稿日: 2025.08.18
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    荻原作品でタイトルに「森」がついてることから、また自然vs人間かと思ったら自閉症の子供が樹海で遭難していた間に起こったヒューマンドラマでした。(びっくり!) 図書館で借りたものの全く手をつけられず返却期限2日前になって450ページ読破できたくらいに読みやすかった◎ 最後のとある視点からの数行は最近よく見るニュースとのギャップに胸がチクリ。

    13
    投稿日: 2025.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    樹海で1週間も迷子になった発達障害を持つ5歳の少年真人。  クマさんが助けてくれた。それは何を指すのか。 1週間迷子になっていたにもかかわらず、彼は食べ物を口にし、さほど衰弱していなかった。 彼の道のりをたどるため樹海に入ってみると、複数が彼の世話をし、また彼を保護してくれなかった事実にたどり着く。 ヤクザのおじさん、メンヘラな人殺し、自分勝手な高校教師。事情はあり、人として難癖あるものの、彼らは真人を可愛がってくれた。 生きるために食べ、成長した真人。 1週間を楽しかったと笑える彼の冒険は、読んでいるこちらも、暗くならずに素晴らしい経験だなと感動した。

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    「笑う森」(荻原浩)を読んだ。 ちょっとありえないけれどハートウォーミングなファンタジー作品ということで。 (ファンタジーなんだから細かいところに目くじらを立てても意味なかろう) 意思を強く持たないと徹夜してしまいそうなくらい面白かったよ。 荻原浩さんの作品読むのはたぶん四冊目。七年前に「砂の王国」を読んで以来だ。

    6
    投稿日: 2025.08.10
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    おもしろい!流石萩原浩氏!彼の新たな境地じゃないかと思う。すごく練ってあるのが伝わってきた。クスッとなるところ、シリアスなところ、色々伏線が散りばめてありずっと愉しめた。クマさん〜のくだり、最後の方はかなり感動した。

    0
    投稿日: 2025.08.07
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    正義あるいは罪だとわかっていても、現代にありがちな承認欲求に抗えない訳ありな人々のリアルな心情が浮き彫りにされている。またASDに関する本を読んだばかりなので、その行動特性も理解しやすく読み進められたかな。

    1
    投稿日: 2025.08.06
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    読み終わって、何だろうこの感じ… 真人が7日間森の中で迷ってしまい、1日づつ関わった大人達+1 サスペンス?ミステリー?イジメ問題?ネット問題?子どもの強さ?親子愛?色んな要素が盛り込まれたお話しでした。 岬の強さ、真人を思う気持ちにグッときました。 この子がこんな風じゃなければ、どんなに良かったろうと思ってしまったことは一度じゃない。でも〜自分にとってどれだけ大切な存在か。この世に存在しているだけでいい。(P446) 岬の思いにジワーときました。 子どもに辛く当たってしまった事もあった私。そんな事をした自分が嫌になる事も。でも、やっぱり大切な子ども達(もう成人したけど) 自分の子育てを反省してしまうお話しでもありました。

    0
    投稿日: 2025.08.02
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    評判がいいから期待しすぎたかもしれない。 確かに文章は読みやすいからテンポよく読めるんだけど、感情移入できる登場人物がおらず、なんだかみんな大人としてどうなの?って人ばかり。 あとは発達障害児に接する仕事をしている立場としては、なんだか少しモヤモヤした。 障害児=天使みたいな書き方は、この作品に限らず事実を美化して広めてしまうと思う。 現実のASD児と関わったときに、必要外のギャップに抵抗感をもたれてしまうのではないだろうか。 まだまだ誤解をうみやすい事柄だこそ、あまり美化してもなぁとスッキリしない。 …という懸念があってまで、真人をASD児にする必要があったのだろうか? まぁ、小説だからと言われてしまえばそうなのだけれど。

    0
    投稿日: 2025.08.02
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    面白かった。 シェイクスピアの真夏の夜の夢みたいな感じ。やけに騒がしい森の中。 関係ないけど、我が家の猫(室内飼い)が何かに驚いて、網戸が少し開いていた隙間から飛び出てしまった。泣きながら探したりチラシまいたりしたけど見つからない。もうダメだ…と思ったら、1ヶ月後 家の裏から私を呼ぶ声が! 獣医に即連れて行ってみてもらっても、痩せてないし健康状態に異常なく、不思議だった。ただ、やさぐれて目つきが悪くなり、それまで全く興味のなかった人間の食べ物を食べようとするようになったから、誰か食べ物をくれたのかも?しばらくしたら、また かわいい飼い猫に戻り、キャットフードだけしか食べなくなった。 その1ヶ月の生活を知りたくてたまらない。 そのことを思い出しました。

    0
    投稿日: 2025.07.28
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    話としては面白いのだけど、随所で「いやそうはならんやろ」と突っ込みたくなるところが多々ある。あと登場人物の女性キャラクター設定がいかにも男性の考える女性、という感じで辟易してしまった。

    0
    投稿日: 2025.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    森で1週間行方不明になってしまった男の子と、そこで出会った人達のお話。 表紙の感じからして少し怖いのか、深刻な感じなのか探り探り読み進めていたけど、ラストはほっこりで良かった。 特に教師の女性と真人くんとのやりとりがコントの様で一番好き。 それと本物の熊さんとのところ。戸惑う熊さん側の視点で、夏に別れた子の事を思い出しながら真人くんと横になってる姿がなんとも切ないけど、印象的。

    8
    投稿日: 2025.07.19
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    中盤から止まらなかった。登場人物の人間模様が面白い。構成もよかった。ミステリーとファンタジーの間の微妙なストーリー展開に惹き込まれた。他の作品も読んでみたい3.8

    0
    投稿日: 2025.07.17
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    5歳のASDの男の子・真人が冬の森で行方不明に。保護されるまでの1週間をどうやって生き延びたのか…森の中での良い偶然と悪い偶然の連続、真人の証言「くまさんが助けてくれた」の真相とは? 文章のリズム感、テンポが素晴らしく、面白くて一気読み!

    5
    投稿日: 2025.07.12
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    新聞の書評がとっても高評価だったので。 ミステリーのような、ファンタジーのような。 ハラハラする場面や、意外性のある展開もあり、登場人物も悪い人もいるけどみんな優しい。(何言ってるんだか) 暗い森の中で迷子になり1週間さまよった5歳児の真人、頑張ったねぇ…(;ω;) と抱きしめてあげたくなるような物語でした。

    2
    投稿日: 2025.07.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    神森で1週間迷子になった5歳児の真人がどのように過ごしていたのかを解明していく話。ASDの障害がある真人は言葉もまだ未発達だが、森から帰ってきたときには体重もほとんど減ってなく母の岬や叔父の冬也がきいてもくまさんに会ったとしかいわない。 物語の中ではそれぞれ違う事情で神森を訪れていたデパート店員の松元、キャンパーの拓馬、元組員の谷島、教師の畠山との様子が描かれているが、真人の感受性豊かで臆せず接して会う人に魅力的に思わせるそのふるまいは、迷子になったと思えないほどたくましく、強いなと思った。

    0
    投稿日: 2025.06.19
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    神森で5歳のASD児・真人が行方不明になった。無事に保護されるが「クマさんが助けてくれた」と語るのみ。真人の叔父・冬也の懸命な調査で、4人の男女と一緒にいたことは判明するが…。 中央公論文芸賞作。ASDの5歳児の言葉から森で行方不明だった1週間の謎を叔父らが解いていく。小説としてはそれほど新しい手法ではないような気がするけれど、1つ1つのピースが埋まっていくところは面白い。ミステリーのようなファンタジーのような不思議な作品で、451ページを一気読み。 (B)

    1
    投稿日: 2025.06.19
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    ASDで5歳の子どもが、森の中で1週間迷子になる。衰弱もせず無事帰還したが、クマさんに助けてもらったとしか言わない。一体彼は1週間どう過ごしたのか、クマさんとは誰なのか、謎解きのように先が気になって仕方ない。 子どもが迷子になった同じ時、それぞれの事情があり森にいた大人4人。彼らの生き方や、森に向かうことになった背景と感情などの人間模様も面白くて一気に読んだ。 幼い子は、誰しも守ってあげたいと純粋な気持ちにさせる天真爛漫な弱い存在。一方で、物怖じしないたくましさや生きる力を自分で身につけていく様子には目を見張る。フィクションだけれど、ASDの子どももそうでない子も過保護に育てるのではなく、多様な人と触れ合うことで、真似っこして遊んだり苦手ものを克服したり豊かな経験となって、成長していくのだなぁと思った。大人達も子どもために、自らの行動を正したり、心洗われたり、子どもに刺激をもらって前を向いて生きるのだな。 夜の真っ暗な森のイメージがうすら怖い印象だったけれど、書評で評価が高かっただけあり、はらはらする面白しろさ、意外性のある展開、ほっとする結末で、完璧な起承転結!エンタメとして大変楽しんだ。

    0
    投稿日: 2025.06.18
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    荻原さんの作品は初めてです。 見出しを読んで以前から とても読みたかった本です。 雰囲気は少し怖い感じがあるかと思いきや、 ミステリーだけど あったかくて優しいお話でした。 なんといっても、天使のようなかわいい真人が、発する言葉や行動が本当に可愛くて、どんどん成長する様子が愛おしいです。 それから 森の中で迷子になって、そこで出会う大人たちもみんな、やっていることは本当に良くないことだらけなんだけど何故か真人くんの 存在がほんわかあったかくして みんなの心を優しくしてしまう。 人はみんないろいろあって ゆがんだり、間違えたり 傷つけたりするけど 向かう相手が純粋なら 本質の根底にある部分も まだ 温かいのかもしれないなと 思いました。 たくましくて温かい母や親身になって守ってくれる叔父さん のもと真人くんはきっとすくすく育っていくのでしょうね。 私も すっかり真人くんの ファンになってしまいました。 最後はなんともファンタジーで 素敵なお話でした。

    24
    投稿日: 2025.06.18
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    神森で1週間行方不明になっていた5歳の真人の空白の1週間を調べる話。何故怪我なく元気に保護されたのか、誰といたのか、という謎が真人の変化と繋がり深い森に入り込む。人間の傲慢さにうんざりすると共に、真人にはこんな風にならず育ってほしいと願う。読了感が良かった。

    4
    投稿日: 2025.06.16
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    いやぁ〜楽しかった。ひさびさの荻原浩さんの作品が読めて大満足。 発達障害の子どもが森の中で迷子になって1週間後に発見される。その1週間の間に、人を殺してその遺体を埋めにきた人、ソロキャンプのユーチューバー、自殺に来た先生、組の金を運んで逃げてきたヤクザ、などなどいろんな人に出会って、1週間生き延びるって話。そして五人目に出会った人が、まあなんと! 塩田武士さんの「踊りつかれて」でSNSのことが描かれているけど、この小説にも、その大罪が書かれている。

    0
    投稿日: 2025.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    真人、5歳。ASD、発達障害。 ある日、神森で母親とはぐれ森の中で行方不明になり、1週間後に発見される。 秋の深まる森の中で、暖をとる術も食べ物も持たない真人の大冒険。 もりのくまさんの歌、教えてくれたお姉さん。たっくまのカルピスとじゃがりこ、カレーも一口。車の中でバナナ食べ、無敵のたにっくまと一緒に戦い、あくまのおばちゃんに森のことは喋っちゃダメと約束させられたから…くまさんのおうちで寝たことも全部、森の中のこと黙ってたんだね! 真人が楽しかった、なら良かったね。 関わった人たちも。 少しでも良い方向になるのなら良かった。 読んでる間のそれぞれ登場人物が森にいる状況と心情に引き込まれ、偶然の出会いのタイミングに興味を持っていかれ先が気になり一気読み。 読後感のいいお話で、最後の最後はさすが。 森の物語り、おもしろかったです!!

    2
    投稿日: 2025.06.14
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    5人目って?って思ってたけど、真人君の言ってる事は正しかった。「くまさん達」の満たされなかった愛情が真人君にそそがれたのかな。真人君の成長にもつながって、良かった。

    0
    投稿日: 2025.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ASDの5歳児、真人が、母親と訪れた原生林で行方不明になる。もう絶望的だと思われていた1週間後、意外と元気な様子で発見された。「くまさんが助けてくれた」としか話さない真人。しかも、母親の岬が違和感を覚えるほど、真人は明らかに成長していた。母親の岬と、亡くなった父親の弟である冬馬は、真人が行方不明になっていた1週間をどう過ごしていたのかを調べていくうちに、4人の男女が関わっていた事を突き止める。 この4人がそれぞれに事情を抱えていて、それぞれの視点からの描写もある。4人は、思いがけず出くわした真人に防寒具や食料を与えて助けるのだけど、捜索隊や警察まで送り届けることはしない。ほぼ、後ろ暗い背景があるので、表に出るわけにいかないのだった。しかし冬馬と岬、最初に特定された4人のうちの1人、拓馬の地道な調査で、真人の1週間が徐々に明らかにされていく。 この4人、確かにやらかしてはいるのだけど、真人と出会って、真人を守り、真人に触発され、マイナスからゼロに戻るくらいの精神的な成長を遂げる。 1人、元ヤクザは不幸にも死んでしまったけど、病気の娘の治療費を妻に届けることはできた。 ソロキャンプの様子を配信していた拓馬は、岬と冬馬に協力して、ネットでの調査という分野に才能を発揮する。 別れを切り出した恋人を刺殺してしまった女性は、自首して罪と向き合う。 中学校の教師である理実は、生徒や同僚との関係に悩み自殺をしようと森に入るが、真人を助けた事で生きる気力を取り戻す。 並行して描かれるのが、岬と冬馬を理不尽に追い詰める、ネット上での誹謗中傷。 似たような事件あったな、と思い出した。現実の事件は不幸な結末だったけど。 いちばん酷い投稿をしていたのは、真人を発見した捜索隊の1人と、真人を助けたうちの1人、理実だった。この2人の思考回路が、まあリアルな感じで、世間がちょっと怖くなる。理実はいろいろあって、良い方向に向かってくれたのでそこは良かった。 最後の2日間くらいの様子がわからなかったのだけど、真人の足跡を辿った冬馬は、ついに見つけ出す。熊だ。熊が、真人を助けたのだ。いやびっくり!そして短いけど、熊視点の描写もある。ファンタジーだけど、ジーンときた。 4人と熊が繋いだ、真人の命。終盤、無口だった真人が、堰を切ったように喋り出す場面は、感無量だ。良かったね〜と、親戚のおばちゃん目線になってしまう。素晴らしい物語だった。

    7
    投稿日: 2025.06.08
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    随分と久しぶりの荻原さん。 面白かったです。 作品の初めに、森で行方不明になった5歳の男児を捜すシーン。 次に、恋人を刺殺して森に埋めに行く女性。 森でのソロキャンプの様子をYouTubeにあげている男性。 娘の治療費を工面するために暴力団の金庫からお金を盗んだ元組員。 教員で職場でいじめにあって自殺しようと森の中に死に場所を探しに行った女性。 男の子は1週間行方がわからなかった。 でも、保護されたときは衰弱した様子も無く、体重の減少もほとんどなかった。 いったい、どんな事をしていたのか。 その謎を男の子の叔父が解明していきます。 作品名は「笑う森」 どういう意味かなと思いました。 でも、表紙の絵は「笑う」より「暗く、恐ろしい」という感じにも見えました。 なので、恐ろしい内容の作品かもと思いながら読みましたが、とても愉しい物語でした。 現実では1週間も森の中で行方不明なら元気で無事というのは難しいと思いますが、作品の中の男の子は逞しかったです。 キーワードは「くま」ですね。

    34
    投稿日: 2025.06.07
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    5歳の発達障害の男の子、真人くんが森で行方不明になり、1週間後に元気で発見された。その間何をしていたのか探っていくミステリー。子どもは最初に無事が確認されているので、あまり嫌な感じはなくワクワクしながら一気に読んだ。

    0
    投稿日: 2025.06.05
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    物語としては面白い。 ものすごく登場人物が自分にしっくりくる作家さんもいれば、登場人物のキャラが、どれもこれピンとこず、最初から最後まで違和感を感じながら読み進める時もある。岬、冬也をはじめ、なんだかキャラが向いていなかった。

    0
    投稿日: 2025.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    無駄な文章なんて1ミリもない あちこちで物語が始まって、だんだん絡み合って行く 文章の表現が良いです。取り分け真人くんの可愛さを十二分に感じます。 指がちむちむとか 聞き馴染みがない擬音だけど、表現するならその音かも、表現できるんだ !と感動しました 少々身勝手な人達が抱える、一見深刻そうな問題もポップに語られ、真人くんと出会い、ピュアさに触れ変化していく様が痛快です。

    2
    投稿日: 2025.05.27
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    読み始める前は、怖い本なのかなと思って借りましたが 最後は想定外にほっこりする温かい本でした。 小さい子の無邪気には誰も勝てない。 子どもは無敵だと改めて感じました。 面白かった!

    1
    投稿日: 2025.05.25
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    面白かった! なんだろう、年を取るにつれて、題材によっては「これをエンタメとして消費していいのか?」って思ってしまう本が増えたのだけれど、それで言えばこの本もそういう疑問が芽生えてもおかしくなかったのだけれど、普通に楽しんで読めちゃったんだよなあ。 いやー、ほんとに良かった!面白かった。

    1
    投稿日: 2025.05.24
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     いやぁ、参った!ミステリなのにほっこりさせるから荻原さんはズルい!  ASDの5歳の男の子が森で迷子になった。1週間後に見つかった男児(真人)は特に衰弱するでもなく、体重も減ることもなく、普通の状態だった。樹海よりも広大な森で真人はどう生き永らえたのか・・・。  真人に聞いても「クマさんが助けてくれた」と言う。クマさんとは。  戻った真人は以前に比べて偏食もなくなってきたし、知らない言葉も喋るようになっていた。  同じ頃、母親の岬はSNSで誹謗中傷を受けていた。岬の義弟の冬也は真人の空白の1週間を追いながら、犯人捜しを始める。  真人が森で出会った4人の男女がいい。特に谷島が良かった。どんな人でもいい人になっちゃうもんだから、やっぱり荻原さんはズルい。

    9
    投稿日: 2025.05.20
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    中央公論文芸賞 読書メーターオブザイヤー9位 面白かった。実は数ヶ月前に図書館の順番が来たのだが、発達障害の子をめぐる暗い話だと勘違いしていて、読まずに返してしまったのだった。もう一度予約し直し、読んでよかった。 発達障害で、知的障害もある、真人(まひと)は、神森という樹海で迷い、行方不明になるのだが、一週間後に無傷で見つかる。真人の話ではくまさんに助けられたらしいが、その真相は。 登場人物が、みないろいろな事情を抱えていたのに、真人との出会いによって、救われる。 笑えるところもあるし、心が暖かくなった。おすすめ。

    17
    投稿日: 2025.05.19
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    真人君は森の中でさまざまな大人達に助けられて生き延びた。そして逆に真人君は生きづらさを抱えた大人達の心を救った。人ってこうやって繋がってる。そして真人君を守り抜こうと戦う岬さんがカッコ良すぎる。ASD児のこだわり理解するのは本当に難しいけど逆にASDの特性があったからこそ生き延びることができたように思う。

    12
    投稿日: 2025.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    発達障害を持った息子が森で行方不明になり、1週間後に無事に帰ってきた。一体5歳児がどうやって森で生き抜いたんだろう?と足取りを辿って謎解きをしていくと、いろんなクマさんとの出会いが明らかになってくる。行き詰まった大人達が純粋な子どもの生きる力に助けられたのかな。とても楽しく読めた。

    0
    投稿日: 2025.05.18
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    400ページほどの小説だけど面白くて一気に読みました。シリアスなシーンでもコミカルだったり、悪事に手を染めてしまったりずるい事をしている人間でもどこか温かい優しさを持っていたり。読後は心がホンワカしました。同作家の「神様からひと言」もおんなじ気持ちになったなぁ〜

    11
    投稿日: 2025.05.15
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    ホラーだと思って読み始めたんですけど、思わぬヒューマンドラマ!すごく面白かった〜 ページ数多くて、文字数多くて、重たいけど、なんだかんだ数日で読み終わりました。 ASD児のマヒトくんが森の中で失踪してから見つかるまで、どんな人と出会い助けられ、別れたのか ただそれだけの話なんだけど、くまさんに関するちょっとした伏線が潜んでいて回収の仕方も気持ちいい。終わり方も綺麗だしまとまってた。 親と子って素敵だなぁって思えて、私も岬さんがマヒトくんを大事にしているくらい何かを大事にしたいなぁ

    1
    投稿日: 2025.05.12
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    面白かったです。文章力でグイグイ読み進みました。ドラマ化された時のキャスティングなど想像しながら。 演出が過ぎるところも多々ありましたが、うるさいまでは感じなかったですね。 450頁、書くも、読ませるのも、凄いことです。

    0
    投稿日: 2025.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ASDの5歳の男の子が、広大な樹海で遭難してしまう。考えただけで恐ろしい。 出会うはずのない、経験したことのない様々なシーンが、出会った人々と男の子に変化をもたらしながらストーリーは進んでいく。 読んでいる間は、鬱蒼とした森の中に閉じ込められたイメージが常に浮かび、重い気持ちで沈むこともありましたが、最後の奇跡が!!くまさん

    5
    投稿日: 2025.04.29
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    とりあえず 子どもが山で遭難したなんて 想像するだけで気が狂いそう 読む前は誘拐もの?かな 誘拐犯との親交と涙の別れ的な あるいは性犯罪に絡めた?(それやと森は笑わんか) 勝手ないらん想像を 男の子が森で出会う人との なんとも不思議な交流 ASD (自閉症スペクトラム)の子どもだからこその 物怖じしないマイペースな振る舞いが それぞれの理由で森にいる人との関わりに 現実と一歩離れてる感じがいい 「くまさん」の謎 飲まず食わずとは思えない体調 ミニカーを並べる配置 ミステリーとしても面白く読みました 謎を解くのがなぜ叔父なのか 母ではダメなのかと言うのが 小さな疑問でしたが 最後まで読んで収まるところに収まっていました (よければ続きはnoteで)

    0
    投稿日: 2025.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お久しぶりの萩原浩の話題作。 小樹海と呼ばれる神森で5歳児のASD児、真人が行方不明になり、1週間後飢えてもおらず元気に保護される。真人は「クマさんに助けてもらった」というようなことを言うが…。 その1週間、神森にいた4人の男女がいた。 死体を埋めようとした女、キャンプ動画を撮影に来てたユーチューバー、上納金をかすめ取って逃げるヤクザ、自殺志願の教師、彼らと真人の交流、そして、クマさんの正体とは? 推理小説のような展開で話は進むが、謎解きのすっきりさというよりは、根底にある優しさと親としての本能に感動する展開で、小さな子が行方不明になると言っても残酷さや可哀そうさが目立つ描写も少ないので、非常に楽しく読めた。 真人の1週間を追う話と並行して進む、真人の母親岬を執拗に叩くSNS投稿主を探り当てる話の方が切実で、真人を救ったのも、残酷で非道な投稿をしたのも、どっちも人間の側面であることを考える。 自分にもどっちの本性がある。だから偽善者でもいいから、ひどいふるまいはせず、よいふるまいだけを行っていこうと改めて思った次第。

    1
    投稿日: 2025.04.22
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    いとけない子どもが一人でいたら「庇護せねば!」と、父性・母性が滲み…いや溢れ出てきてしまう。本来の保護者かそうでないか、性別、年齢、諸々モロモロ問わず。 子どもの愛らしさ、か弱さ、一所懸命さが目に浮かぶ描写が多く、読者であっても手を差し伸べたくなってしまいました。 サスペンスミステリーかと思いきや、ヒューマンドラマでファンタジーでコメディ。それでいて社会派な一面も。 450ページと、まあまあな厚みがありますが、ドラマを観ているように流れにまかれて読み進められます。 脳内配役は、 畠山理実は断然、野呂佳代ちゃんで!ビジュアル、年齢、キャラもピッタリ! あ、ちなみに、 このレビューは、じゃがりこたらこバターを食べてから書きました(必須)

    12
    投稿日: 2025.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    森で迷子になった自閉症の男の子と、途中で出会った男女の話。 それぞれが事情を抱えているから誰も警察の元まで送り届けてくれないまま日々が過ぎていく。 5人目のくまさんの正体には驚いた。 こういう事件があると実際保護者へのバッシングが凄かったりする。背景を何も知らないのに、ストレスを発散するかのようにあることないこと。 そういった部分も考えさせられるきっかけになった1冊。

    1
    投稿日: 2025.04.16
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    長編小説だけど全然飽きない。 少しずつ真実が明らかになっていく感じも、真人が成長する感じも快感。 真人が森で過ごした1週間を紐解く鍵は「くまさん」ラストで明かされるくまさんの正体は意外性もありつつほっこりする。

    0
    投稿日: 2025.04.15
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    じゃがりこのたらこバターが食べたくなった。 真人の1週間が気になりすぎて、現在パートが少し長めに感じてしまった()最後の"くまさん"は予想していなくてびっくり。真人が全部正しかったね

    0
    投稿日: 2025.04.13
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    なかなか面白かった! 迷子の5歳児が偶然遭遇する4人の男女が神森にやって来たそれぞれのストーリーはちょっと中途半端な長さで、物語全体を考えればもう少し短くても良いかも、、、 4人に出会うタイミングが良すぎるのは、まぁそこは小説として受け入れて、"くまさん"がキーワードとして話が進んでいき、最後のくまさんにはちょっと驚かされ、ホッコリしました。 障害を持った5歳児の成長に繋がる1週間の冒険を描いた良い話しって感じでした。読後感の良し!

    0
    投稿日: 2025.04.11
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    しばらく本を読んでいなくて、しかも小説は久々だったのでめっちゃくちゃ面白かった! 最初にある意味ネタバレしてるんだけど、それをどう読み解いていくか… 近年のネット中傷や発達障害という大きなテーマがからんでいて、でも両方とも説教くさくなく実態を自然と読み手に理解させる役割としても優秀な本だと思った。 (と言ってもネット中傷・発達障害ともに詳しいわけではないし、色んなパターンがあるだろうから実態と言えるのかはわからないのだけど、これだけ緻密なことを書く人がテキトーに書いてるとは思えない)

    0
    投稿日: 2025.04.09
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    【2025年41冊目】 5歳の男児が神森で行方不明になった――1週間後、男児は無事に保護された。森の中で1週間を生き延びた男児、ASD(自閉スペクトラム症)の真人は何も語ろうとしない。母親の岬と叔父の冬也は真人の過ごした空白の一週間に何があったのかを調べ始めるが……。 今作はいわた書店さんの一万円選書で選んでいただいた一作でした。単行本は基本読まないのですが、選んで頂いて本当に良かった。最後の最後で自分でもびっくりするほど泣いてしまって、今年の読書の中では今のところ一番泣いた本かもしれない。 通常であれば、森の中で子どもが一人で生き残れる確率は、ほとんどないと言っても過言ではないと思いますが、真人は森の中で偶然出会った「くま」さん達に救われることになります。物語の焦点は、真人の一週間の謎だけでなく、「くま」さんたち一人一人にフォーカスを当てているところもポイントです。 帯には「誰の人生にも罪はあり、罪の理由は人生にある」と書かれているのですが、一人一人の人生を辿るうちに、まさにその通りだなと。 最後の一言で、この物語に出てきた全員が救われたような気がして、もう、ぼろっぼろ泣きました。なんでこんなに泣いているのか自分でも、本当に意味わからんかった。 ミステリーとして謎を追いかける建付けも良かったですし、登場人物の心情が丁寧に描かれていたところも物語全体を補強していたように思います。まさかの視点もあったりして。 良作でした。

    1
    投稿日: 2025.04.06
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    じゃがりこたらこバターを食べながらレビューを書いています。 ジャンルとしてはミステリーになるのでしょうか。 森で行方不明になった男の子が1週間後、無事に見つかった。しかし、けがはほとんどなく、衰弱もしていない。誰かと関わったのか?叔父の冬也が真実を突き止めていく物語。 半分を過ぎたあたりから面白さがアップしていき、最後4分の1はあっという間に読み終えました。 登場人物の性格に難が多いところが面白い。自分勝手な考えがありつつも、憎めない人たち。人生上手くいくはずもなく、それぞれがあるべきところに落ち着いていく(落ち着いてしまう)ところが良かった。 最後は清々しい気分で読み終えました。 ミステリなのに、こんなに清々しい気持ちで終えるなんて…。 読んで良かった。

    48
    投稿日: 2025.04.05
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    すごい偶然が重なって命拾いした。本人の力ももちろんある。失敗してもいい、好きにやれば何かしら得るものがあるということかも。いけいけゴー。

    1
    投稿日: 2025.04.01
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    ASDの子が1週間も森でどのように過ごして無事でいられたのか、どんどん気になっていく一方、正直、進展するまでに時間がかかるので読み進めるのが大変だった。けど、最後数ページのラストスパートが良すぎて全て報われた気持ちになった。子どもに優しくなれる大人になりたいと思った。笑顔の国の王子様。素敵すぎる。

    1
    投稿日: 2025.03.29
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    自閉的傾向にある5歳の男の子が、小樹海と呼ばれる森で行方不明になる。1週間経ち男の子は元気に戻ってくる。その1週間、何があったのかを解明していくお話。 いろんな人がいろんな事情で森に入っていくが、いろんな事情から男の子を救出出来ない。記憶力抜群の男の子の説明が面白くて悲しくて…ハッピーエンドで良かった。

    1
    投稿日: 2025.03.18
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    子どもって子どもというだけでなんか無敵で強力で神秘的な存在になり得る。 チビでわがままで弱っちいくせに。 でもそれはフィクションの世界限定。 実際に同じような事件があったので、か弱くて小さなあの子にもこんな奇跡が起こればよかったのに、と現実的な自分はなんだかしょぼんとなった。 おもしろい話だったのに。 途中、わくわくドキドキもあったのに。 ASDの5歳児、真人くんは信じられないような成長を遂げて森から生還した。 お母さんの岬さんも、強く逞しくなった。 武闘派の谷島さんが、どこかの森に隠れていていつかカイラさんと莉里花ちゃんに会えるといいな。 SNSの危うさ、無神経さ、残酷さも盛り込み、 おもしろくて、虚しさが残る、なんとも言えないストーリーだった。

    18
    投稿日: 2025.03.17
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    ピースが少しずつ揃っていく系のお話。圧倒的な読後感はない。 前にあったこどもの失踪事件が発想のヒントになっていて、そこに今の時代の空気がたっぷり吹き込まれている感じ。 躾も何もない無邪気な子犬を前にすると、多くの人が何とか面倒を見てやろうとしてしまうわけで、あの子はそんな感じの、動物的なかわいさゆえに生き残れたのかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「神森」で迷子になったASD児の真人君の1週間の冒険と、その1週間の間に我が子になにがおきたのかを探っていく元ボクサーの岬ママと叔父の冬也君の探偵ぶりと、その森で真人君にであった人たちの人生のお話。 色んな事情の大人に森の中で出会うも、誰にも救出してもらえずな真人君。でも、その経験が彼を成長させた。ご都合主義的な展開ではあるが、嫌いじゃない。 最後の「楽しかったよ」がとても良い。 ASDであることが、彼を助けたし、障害とされる彼の特徴が強みになった展開は、非常に好感がもてた。 子どもってすごいよね。 で、5人目の「くまさん」はある意味本物だったっていうオチも嫌いじゃないです。絵本みたいで。 大人の現実世界の汚くて切ない部分も、真人くんの目に映る世界はまだ絵本の世界みたいに優しくて楽しくて、その対比が最後に表れていて、なんか感動した。 子どもの強さを感じた。 幼少期にそういうキラキラな体験に、どれだけ出会うことができたかで、大人のちょっとキツイ世界でも、生き抜いていけるんじゃないかな?って思った。 丁寧に練られたプロットが、とてもよかった。 SNSの誹謗中傷する輩を突き止める展開も面白かったし、スッキリした。

    2
    投稿日: 2025.03.13
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    自閉症の5歳男児が、母親が目を話した好きに森で行方不明に。消防団やボランティアも動員し探したが、なかなか見つからず、1週間後にようやく見つかったとき、男児は元気な状態で、くまさんに助けてもらったと証言した。同じ頃、数人の男女がそれぞれの理由で森を彷徨っていた。その1週間、彼らに一体何があったのか。 一人ひとりの物語をしっかり描き、少しづつ真相に近づいていくところは、さすが多くの賞を受賞している著者の筆力で、引き込まれます。最後はファンタジー?みたいになるけど、嫌じゃない、爽やかな結末でした。

    14
    投稿日: 2025.03.12
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    森で迷子になったASDの5歳児の真人。森で出会った4人の男女。あらすじを読んだ時は、シリアスでちょっと不思議なお話?と思っていたのだけれど、ものすごく現実的で軽いタッチのお話でした。(いい意味で。映像化にピッタリだと思う) でも!でも!ラストは泣いてしまったー(T-T) 迷子になって発見されるまで1週間。誰もが生きて帰ってくるとは思っていなかったのに、どうも誰かに食べ物や防寒具を与えられていたようだ。だけど、ASDの真人にはそれを説明できない。その真相を探っていこうというお話です。 真人の母親・岬の育児における苦労や、真人を迷子にさせたことに対するSNSでの批判。これは本当にしんどいことです。上辺だけしか見ないで匿名で文句を垂れ流してくる輩に、これを読んで学べ!と思ってしまいました。現実はもっと厳しいとは思うけれど、少しでも頭の片隅に引っかかってくれたらな、と。 そして、森の中で出会った5人めの存在!(いや、6人?)なんだかもう、その辺から変な声を出しながら涙を拭きつつ読み進めましたよ( ; ; ) 岬のこれからの育児、応援したいです!

    119
    投稿日: 2025.03.10
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    昨今はネット中傷を扱う小説が多い。いかに匿名の心ない言葉が人を深く傷つけるか、知らない人はいないはずなのに現実に汚い投稿は後をたたない。これは荻原さんらしいコミカルな話の運びだが、辛い場面も多かった。森の中で起こったことと、それを調べる過程が交錯する構成がおもしろい。森に現れたそれぞれにわけありの人々にも感情移入してしまうが、ラストにはびっくり!すてきなお話でした。

    1
    投稿日: 2025.03.09
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    読み終わるのが寂しくなった。 幼児で、さらにある発達障害があったから現実味が増した!というか… 幼児の行方不明が、こんなふうに困った大人の人生の転機になってたらいいのに、と思ってしまう。 最後の出会いが、本当にあったら嬉しすぎる。

    0
    投稿日: 2025.03.09
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    神森で5歳のASD児真人が行方不明になった。 無事に保護されるが「クマさんが助けてくれた」と語るのみ。 行方不明になった一週間。神森で何が起きていたのか。 序盤はちょっと怖い話かな?と思っていたがサクサクと読めた。読了後にあったかい気持ちになれる本だった。 最後に一緒にいたのが...もうビックリ! 凄く面白かった。

    2
    投稿日: 2025.03.07
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    最初の方はよく訳が分からず、めんどくさそうな話と思ったけど、途中から面白くなって、最後の最後にはやられたわ。いや、こんな構成あるんだ。これ、絶対ドラマ化して欲しいな・・・

    0
    投稿日: 2025.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    予備情報なく読み始めて、しばらく読み進んでも、一体どういう話なのか、さっぱりわからなかった。 簡単に要約してしまうと、ASD児の5歳の少年、真人(まひと)が神森という小樹海で行方不明になった一週間、何があったのかを探していく物語だ。 真人は7日間の間に、複雑な事情を抱える多くの人に出会い、助けられ、経験を積んでいく。 行方不明の子どもが戻ってきたところから物語が始まり、7日間に何があったのかを探っていく中で、人と人とが絡み合っていく。一見すると、サスペンス的に開幕するが、ネットの無責任な事実無根の誹謗中傷問題などを絡めつつ、他にはないような、不思議な別のストーリーが展開していく。登場人物は、それぞれに事情はあるものの、いくぶん単純で考えが浅い。そのため、その場しのぎで、自分勝手な解釈をしたり、すぐ気が変わったりする。 真人が、純粋で、可愛い。誰を相手にしても、まさに、邪気がない。 托卵されて生まれたヒナを、別の種の親鳥が育ててしまうように、みんな、ただ小さな真人を助けたかったんだろう。きっと、くまさんも。 一人の子どもを、多くの袖すり合った大人たちが、それぞれに助けるというのは、良い言い方をすれば、子どもを社会で育てる、ということの象徴にも思える。 面白かった。

    0
    投稿日: 2025.03.05
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    森に迷い込んだASDの4歳児、死体遺棄のギャル、ソロキャンユーチューバー、自殺未遂の中学教師、組の金を盗んだヤクザ。 この座組で面白くないわけない。漫画を読むみたいに楽しく読めた。漫画化したらぜひ読みたい。

    1
    投稿日: 2025.03.04
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    ASDを患っている5歳の真人は森で行方不明になり一週間後に発見された。森の中で4人の男女に出会った真人の一週間の大冒険。家族のもとに戻った真人から発せられる言動などで誰か大人が傍にいてくれたことを確信した叔父がその足跡を探る。そして最後の最後に5人目の存在が明かされる。面白かった。そして温かった。真人が一生懸命話し出した時は泣けた。

    0
    投稿日: 2025.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    男の子が関わった登場人物がみんないたって普通の人たちで、なのにそれぞれちょっとずつずれてて酷い人たちっていう、怒っていいのかほっこりしていいのか感情が迷子になった。 最初からクマさんクマさんって、本当に熊がお世話してたんじゃ?とかファンタジーなこと考えながら読んでたら最後まさかの結末だし。 テンポよく読めて最後まで飽きさせない、真人くんのコップから水があふれたきっかけ、理由に本当によかったね〜って、その場に立ち会っているかのような気持ちになった。面白かった。

    0
    投稿日: 2025.03.01