
総合評価
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powered by ブクログ植原翠「浅倉さん、怪異です! 県庁シンレイ対策室・鳥の調査員」 2024年 角川文庫 小説なのでフィクションだし、ファンタジーの世界観だとわかっているのに、まるで現実を見ているような作品でした。 もちろん見たこともない存在の怪異だけど、ありありと目に浮かぶのが怖くもあり、リアルでした。 主人公たちは切ない過去を乗り越えようとしている姿には胸が熱くなりました。 でも確かに形体は違っても、この現世界にも怪異は存在しているような気がする。 そして本作において〝おもちさん〟の特別出演があったり、〝ラスカ〟の友情出演があったのもかなり嬉しかったです。 #植原翠 #浅倉さん怪異です #角川文庫 #読了
10投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログ怪異(人を喰らう化け物)が世界的に認知された世界。鳥の警告が聞こえるという特殊能力を持った女性大生が、怪異討伐公務員の相棒にスカウトされてさまざまな怪異と立ち向かってゆく。 動物を依代にする怪異の設定は面白いが、タイトルからもう少し鳥が活躍するかと思いきや、意外に存在感がなかったのが残念。
0投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【収録作品】 プロローグ 第一章 ヒヨドリは泣き叫ぶ 第二章 ガビチョウは拒絶する 第三章 アオサギは忠告する 第四章 ムクドリは観察する 第五章 スズメは好機を待つ 第六章 そして、あの日のヒヨドリは エピローグ 設定は面白いが、小鳥遊のキャラにいらつく。
2投稿日: 2024.12.07
powered by ブクログヒヨドリやアオサギといった身近な野鳥が出てくるのが良かったけど、もっと風景描写があったら鳥もいきいき描かれたんじゃないかと思う…。 ストーリーはまぁ、タイトルや表紙から予想される以上のものではない。このタイトルに抵抗感なく手に取れる人なら読んでみても良いのでは。
1投稿日: 2024.11.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やるなと言われたことを、マニュアルにも書かれてある禁止事項を守らず、ゆえに窮地に陥る陽世のことがどうにも受け入れらなかったけど(社会人視点だと、どうしてもないわーとなる)その性格が最後の最後で活きた気はする。 でないと、最後の因縁の相手に喰われていたと思う。 そう言えば相棒の浅倉さんも一人で突っ走るタイプだった。 陽世とは方向性の違う一人暴走タイプだけれど、今にして思うとお似合いの二人なのかも。 動物の遺体を依代に生じるという怪異、その怪異の対応方法などはユニークだったし、陽世の鳥からの「警告」を聞き取れる能力も面白かった。 サブキャラもお気に入りのキャラが多い。 五十鈴さんの正論と詩織さんの何処までも怪異オタクなところ、更科さんのブレないインチキ具合も好き。 浅倉さんの行動理念もプロローグを読めば理解できる。 理解できないのは、陽世の行動だけだった……なぜ彼女は改めないのか、自分の行動を。 なぜ繰り返すのか、軽率な行動を。
2投稿日: 2024.10.18
