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いつか、アジアの街角で
いつか、アジアの街角で
中島京子、桜庭一樹、島本理生、大島真寿美、宮下奈都、角田光代/文藝春秋
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総合評価

47件)
3.4
5
11
22
4
0
  • Sintolaのアイコン
    Sintola
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    台湾と香港をテーマにした短編アンソロジー。 東京の大久保や江戸川橋近辺など、ノスタルジックな雰囲気の街も登場する。 ルーローハンや大根餅を調理する場面もあって、なんだかホッとする。 日本と比べて異文化だけども、どこか懐かしさを感じる街に出かけて、 思い出の人やペットとの巡り合いに期待しながら、ぶらついてみたい。 ぶらついている間に、忘れかけていた思い出や過去の辛い体験が、 人生の再発見に繋がる形で昇華されるのかもしれない。

    18
    投稿日: 2025.06.15
  • ハイジのアイコン
    ハイジ
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    想像とは違い不思議なお話が多かったけど、 桜庭一樹さんの「月下老人」 島本理生さんの「停止する春」 大島真寿美さんの「チャーチャンテン」 が好みでした。 「月下老人」は続きが気になる。

    0
    投稿日: 2025.06.08
  • なつのアイコン
    なつ
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    勝手に期待してたほうが悪いけどなんだか話の流れが理解出来ないお話が多くて戸惑いが凄かった印象。 台湾の食事は出てくるけど、話がごちゃごちゃしすぎて印象薄。 唯一最後の猫の話だけふわっと理解できたくらいかな。 文字は多くないのでさらっと読める。

    22
    投稿日: 2025.04.19
  • とかのアイコン
    とか
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    大島真寿美さんの「チャーチャンテン」 島本理生さん「停止する春」 角田光代さん「猫はじっとしていない」 が好きでした。 桜庭一樹さん「月下老人」、続きが読みたい〜

    3
    投稿日: 2025.03.24
  • norinori207のアイコン
    norinori207
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    好きな感じの短編集だった。 特に好きだなと思ったのは、宮下奈都の「石を拾う」と角田光代の「猫はじっとしていない」だった。 心の底から突き上げてくる怒りをマグマと表現していたり、喪失感からくる寂しさを埋める旅をしてみたり、心の模様を石や猫をモチーフにして上手に描いているところが良かった。 好きになった作者の他の作品も読んでみたいと思った。

    15
    投稿日: 2025.02.07
  • ichigosambaのアイコン
    ichigosamba
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    *あの街の空気が呼びおこす遠い記憶と、かすかな希望、そして―― 人気女性作家6人による、心に染みる珠玉のアジア・アンソロジー* どの作家さんのお話もそれぞれの特徴が良く出てるけど、 全編一様にアジア調の空気が漂っているので統一感もありつつ、 独特な浮遊感も楽しめる不思議な短編集。 特に良かったのは、中島京子さんの「隣に座るという運命について」。 ふわふわと柔らかくて、キュートな登場人物たちと優しい読後感が好き。

    2
    投稿日: 2025.01.06
  • Haruのアイコン
    Haru
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    6人の作家さんによるアンソロジー アンソロジーは買ったことがなかったのですが装丁のマンゴーかき氷に心奪われて手に取りました。 「停止する春」心に刺さる。また読み返したい 「チャーチャンテン」読んでいてワクワクした 「猫はじっとしていない」蜃気楼のような空気感のある話 私はこの3つがとても好みでした。台湾、香港旅行好きな方におすすめです。 なんとなく敬遠していたアンソロジーでしたが読んだことのない作家さんの魅力を知るきっかけになってたまにはこうやって新しく本を開拓していくのもいいなと思いました。 台湾で食べたマンゴーかき氷はほんとうにおいしかった。。また行きたいなぁ

    4
    投稿日: 2024.12.24
  • harumi nakanoのアイコン
    harumi nakano
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    6作家の短編集。 どの作品も作家さんならではの内容でした。 大島真寿美のチャーチャンテンがいちばんテーマにも合って良かったな。著者作、最近見かけないな、そろそろかしら。

    11
    投稿日: 2024.12.18
  • さかなのアイコン
    さかな
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アジアにまつわるアンソロジー。 思っていたよりもアジア感が弱くて、それでいてつかみどころのない話が続いたので、ピンと来ないまま読了。そしてアジアといえど、台湾、香港、中国?の話だけだった。 全話に角田光代さんの話くらいアジアの話があるのかと思った。1話目の中島京子さんの話に至っては、別の連作から一編持ってきたのかと思うくらい話が唐突で分からなかった。

    1
    投稿日: 2024.11.17
  • はなこのアイコン
    はなこ
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    美味しそうなマンゴーかき氷?の表紙に誘われた。どれも30ページほどの短編で、心の奥に染み渡る話だった。

    2
    投稿日: 2024.10.25
  • Ruiのアイコン
    Rui
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    台湾や香港の風景、日本で感じられる台湾や香港について思いを巡らせながら読んだ。人生の様々な出来事について深く考えるきっかけにもなる。

    0
    投稿日: 2024.10.24
  • まちゃこのアイコン
    まちゃこ
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    アジアというか東南アジア大好きな私にとって、なんとなくふわっと面白い短編集でした。 一番好きだったのは、「月下老人」

    16
    投稿日: 2024.10.23
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    いちご大福
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    私も同じ経験をしているので、「停止する春」は当時の事を思い出すと同時にあれから月日が流れて今居る自分の居場所、気持ちも含めて共感出来るものがあった。

    0
    投稿日: 2024.10.07
  • りんごのアイコン
    りんご
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    久しぶりにアンソロジーを読んだかも。中島さん、大島さんが初めて…かな?どれも日常な感じでスッと馴染んで読みやすくて、その中に何か引っ掛かるものがあって良かった。 隣に座るという運命について/中島京子 読み始めからスッと読めて、この本読みきれそうだなと思った。なんか途中ふわふわしてて迷子になりそうになったけど、サッと読み終えて面白かったな、と思えた。 月下老人/桜庭一樹 どこかにありそうなハチャメチャストーリー始まって面白かった。 停止する春/島本理生 途中までごちゃごちゃしててわけわからんくなりかけてたけど、後半でスッと収束して心に残った。 P95「生きたいと思うことと、死にたいと思うことに、じつははっきりとした線引きなんてないのかもしれない、と思った」という一文が刺さった。 あと大根餅食べたくなった。 チャーチャンテン/大島真寿美 知らない人だな…と思って読み始めて、めっちゃ好きでどんどん読んでしまった。仰け反っていたシーンがとても好き。にしてもぐえはあかんでしょ。笑 こちらまで読後感が爽快になってよかった。 石を拾う/宮下奈都 この話もスッと読めるけどちょっとだけ本質というか何かに触れてる感じがあって好き。思ったのと違う反応してくれると嬉しいよね。 猫はじっとしていない/角田光代 突然泣くのは忌避されがちだよなぁとしみじみした。話が自分の中にスッと入ってさも前からいましたみたいな気分になる。この人の書く話は好きなのかもしれない。前にいくつか読んだけどもう全然覚えてないからわからんけど。

    0
    投稿日: 2024.10.01
  • emihoのアイコン
    emiho
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    このレビューはネタバレを含みます。

    インスタで知って、表紙の美味しそうなマンゴーかき氷のイラストに惹かれて購入。(マンゴーは長男の好物) いままで読んだことのない作家さんが多かったのだけれど、どれも面白かった! 私は韓国と台湾には旅行で行ったことがあるのだけど、またアジア旅行に行きたいな。ぶらっと、ゆっくり。 そういう気持ちにさせる作品ばかりでした。 私は特に「隣に座るという運命について」「猫はじっとしていない」が好きでした。 「隣に-」はこの本の1作品目で、舞台の街が私の通った大学のあたりだったので驚きました。(もしかしたら主人公の通う大学のモデルかも?) 初読の作家さんの他の作品も読んでみたいなぁ!

    2
    投稿日: 2024.09.30
  • ukaのアイコン
    uka
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    読み終わった後、胸の中にアジア特有の、熱気を持った風が吹くのを感じた。 6人の作家が生み出したそれぞれのエピソードが収録されている短編集で、どれも本当に味わい深かった。主に台湾、香港といった地が登場していた。 直接アジア圏の国に足を運ぶ物語もあれば、日本で想うだけのストーリーもある。 全て異なったルートで、でもどこかで日本以外のアジアと主人公が繋がっている。短編では物足りない!と物語を読み終える度に思った。 アジア圏からの旅行から帰って来たばかりというこのタイミングで出会えたからこその魅力もあったと思う。何度でも、旅がしたい。

    1
    投稿日: 2024.09.27
  • maomaoのアイコン
    maomao
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    表紙のイメージからてっきり「食べ物」「旅」のアンソロジーかと勘違い。実際は台湾や香港を感じられるアンソロジーでした。 特に好きだったのは、 「隣に座るという運命について」  幽霊疑惑のエイフクさんとのクスリとなるエピソードが好きでした。大学生が描かれており、懐かしい気持ちにもなりました。 「チャーチャンテン」  初読みの作家さん。何だか“縁”を思わせるストーリーも、作品に漂うごちゃごちゃしてるけど安心感のある雰囲気も、とても心地よくて好みでした。 「停止する春」  「あぁ、これは…」。心が痛むのに読まずにいられない。言葉が自分のなかに爪痕を残していくような妙にあとを引く感じ。島本さんの心理描写にひかれました。 角田光代さんの短編「猫はじっとしていない」では、ストーリーとはまた別に、猫の町がすごく気になりました。 アンソロジーは初読みの作家さんとの出会いが嬉しい! 今回は大島真寿美さんとの出会いが嬉しい。 他作品も読んでみたい。

    6
    投稿日: 2024.09.26
  • ぐーたら主婦のアイコン
    ぐーたら主婦
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    星3.5 有名女性作家たちが書いたアジアを舞台にしたアンソロジー、と思ったら実際アジアに行った話は角田光代さんのだけだった。アンソロジーのいいところは、普段手に取ることのないようなジャンルの物語を読めること。この中にも、私がいつもは読まないような不思議な話がいくつかあった。 角田さんの話に出てくる迪化街は去年ぶらぶらして歩いたので、不思議な話でもどこか納得してしまった。また、私は猫にあまり興味がないのだが、角田さんの猫の描写はくすっと笑ってしまった。 表紙のマンゴーかき氷の絵が好き。

    3
    投稿日: 2024.09.18
  • ANZUのアイコン
    ANZU
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    6人の作家作品からなる短編集。アジアというキーワードがどの作品に盛り込まれている。台湾、香港。 どちらも中国変換を迎え過渡期で日本との関係も変わってきている。個人的に角田さんの「猫はじっとしていない」が好きだった。

    1
    投稿日: 2024.09.16
  • あみこみ子のアイコン
    あみこみ子
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルに「アジアの街角」とあったので、てっきりアジアのどこかの国が舞台になっているお話なんだと思い込んでいた。でも、実際に海外を舞台に展開する話は1つだけ。ほかは日本が舞台。そして日本でアジアの料理を食べる、もしくはアジアのどこかの国から来た人が登場する短編小説集。 でも、なんか意外と好きだなと思う話があって、ハッピーな結末ではないのに、「あ、私この話すきだ。もしかしたら、この作家さん(島本理生さん)、私好きかもしれない」と思った。 それと、初読み作家さんだった大島真寿美さんの小説。私ら日本人って香港が中国に返還されて、そのあと若者たちが抵抗して、自由が奪われていく様子をニュースで見てるけど、どこまで分かってるんやろうと思う。 あとは、角田光代×猫とくると、もう最強。角田さんといえば、タイを始とするアジア好き×飼い猫トトちゃん・猫好き。今回の小説はちょっとファンタジーというか、スビリチュアルというか。でも、台湾って、なんかどことなく、異空間と繋がってそうな場所があるイメージ。行ったことがないので、飽くまで勝手なイメージ。 私も台湾の猫村に行ってみたいなぁ。 ということで、★4つにした。 中島京子「隣に座るという運命について」 台湾 桜庭一樹「月下老人」 韓国 島本理生「停止する春」大根餅 大島真寿美「チャーチャンテン」香港 宮下奈都「石を拾う」台湾 SF 角田光代「猫はじっとしていない」台湾

    0
    投稿日: 2024.09.12
  • take38のアイコン
    take38
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    大島さんのチャーチャンテンがよかった。 同じ1990年代に台湾に住んで自由になれたことを思い出した。夜市で鶏爪や鴨舌を食べ、夜は卡拉okで 「月亮代表我的心」を歌ってたなぁ。

    0
    投稿日: 2024.09.03
  • chihoのアイコン
    chiho
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    猫はじっとしていない、行った事のある場所がたくさん出てきてとても楽しかった。初めて行った場所を懐かしいと感じることあるなぁ、そんな時なんだか幸せだなと思う〜 島本理生さんが好きなので停止する春は特に引き込まれた。とても文章が好き。 結構読みにくいなと思いながら全部読んだけど、それぞれ面白かった!台湾に行きたいし香港の料理食べたい!

    0
    投稿日: 2024.08.18
  • 葉明のアイコン
    葉明
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    不思議な話がたくさんある中、 私は分かりやすい話が好きなので、 この中なら、宮下奈都さんのやつが、好き。

    0
    投稿日: 2024.08.18
  • 祈るくまのアイコン
    祈るくま
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    暑い夏の小旅行のお供にと手にした文庫。 台湾多めのアンソロジーで、待ち時間にちょこちょこと読むのに丁度よかった。 台湾には若い頃訪れたことがあるけれど 桜庭一樹さんも角田光代さんも描いていた「月下老人」は聞いたことがなかった。 角田光代さんの猫をモチーフにした輪廻にまつわる短編が、ぼんやりとした結末にも関わらずグッときた。(やっぱり角田さんといえば猫ですね…) 私自身に前世の記憶はないけれど、私の姉もひょんなことから前世の記憶が蘇ったという。 角田光代さんの前世の記憶が気になる… 前世の記憶はないけれど、私も生まれ変わったら出逢うべき人に出逢えるようにいつか月下老人にお参りに行きたい。

    13
    投稿日: 2024.08.11
  • minigのアイコン
    minig
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    台湾や香港関連のひとコマ集だった。宮下奈都の作品が入っているので読んだ。さっと読めたからそれなりに面白かったのかな

    0
    投稿日: 2024.08.11
  • shionomusubiのアイコン
    shionomusubi
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    台湾多めのアジアの話、6篇。 ズバリその国に出かけて行ったり、その国の人との交流だったり、ただ出てくる食べ物がアジアのものなだけだったり、と、アジア度はそれぞれなれど、どれも体温の通ったあったかいお話でした。 「停止する春」「チャーチャンテン」の2篇がおすすめ。

    0
    投稿日: 2024.08.03
  • きなこのアイコン
    きなこ
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    旅にでたーい!アジアー! この暑い夏、暑い国に旅行したい!旅気分を味わいたくて手に取った。6人の作家の短編集なのでお得♪ ○印象的だったもの 「隣に座るという運命について」中島京子 日本で感じる台湾。ちょうど電車の中で読んでいたので、隣に座っている人を意識してしまった。 「チャーチャンテン」大島真寿美 香港迷の奈美子と香港からやってきたケリーのやりとりに、あるあるとニヤニヤしてしまった。 ケリーが香港で活動していたこと、そのことをきっかけに家族と距離ができてしまったこと、香港をでて日本で暮らしていること、こんなふうな気持ちで暮らしている若者が今どこかにいるかとおもうと悲しくなってしまう。彼女の手帳の中の小さなレノンウォールが不要になるようなセカイになるといいなと思う。 「石を拾う」宮下奈都 王(ワン)さんいいな。こんな人になりたいな。 「猫はじっとしてきない」角田光代 タマ子を探すために台湾に行ったけど会えなかった。でもだいじょうぶと思わせてくれる台湾での出来事。わたしもだいじょうぶと思えた。 20240802

    0
    投稿日: 2024.08.02
  • rukaのアイコン
    ruka
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    台湾、香港に関するアンソロジー。島本理生さん、角田光代さんなど好きな作者さんが連なっていたので読んだ。

    0
    投稿日: 2024.07.31
  • munyanyanのアイコン
    munyanyan
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    特に好きな作品の感想を。 ・桜庭一樹「月下老人」 大好きなバディもの。 状況も空気も雑多でごっちゃ混ぜな感じが楽しい。 ・島本理生「停止する春」 ぐったり元気が出ないとき、自分で自分を励ます方法を知っているだろうかと考えた。 それでも何ともならないときは思い切って人に寄っかかる思い切りの良さも必要なのだと知れた。 ・大島真寿美「チャーチャンテン」 年の離れた友達、文化の違う友達、距離が縮まるには時間がかかりそうだけれどだからこそ深く分かち合えるものがあるのかもしれない。 ふたりの空気感がとても尊いもので壊れないよう遠くでそっと見ていたいと思った。

    0
    投稿日: 2024.07.30
  • sayuriのアイコン
    sayuri
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    「隣に座るという運命について/中島京子」 「月下老人/桜庭一樹」 「停止する春/島本理生」 「チャーチャンテン/大島真寿美」 「石を拾う/宮下奈都」 「猫はじっとしていない/角田光代」 六話収録の短編集で文庫オリジナル作品。 タイトルにアジアとあるが台湾メイン。 台湾へはコロナ禍以前に一度だけ行った事があるので、『千と千尋の神隠し』のモデルとなった九份の街並みや、ボリューム満点のマンゴーかき氷を友人とシェアして食べた事を思い出しながら読み進めた。 お目当てだった角田さんの「猫はじっとしていない」はちょっと不思議な読み心地。

    3
    投稿日: 2024.07.15
  • まるのアイコン
    まる
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    装丁に惹かれて気になって読んだ、 アジアにまつわるアンソロジー作品。 ─ 隣に座るって、運命よ。 わたしも香港に行ったとき入ったお店で、たまたま隣に座っていたお姉さんに声をかけられたなぁ、なんて思い出してみたり。 香港で食べたあのココナッツアイスの味が今でも忘れられなかったり。 旅先でも、本でも、出会いは大事。 各作家さんの個性もみられる、繊細でどこか懐かしく感じる素敵な作品だった。

    0
    投稿日: 2024.07.10
  • みょうがのアイコン
    みょうが
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私の好きな作家、島本理生さん、宮下奈津さん、角田光代さんが入っていたので購入。 本のタイトルが「アジアの街角で」とあったので、東南アジアを旅するテーマなのかなと思ったら全然違った。 作品に出てくるのは台湾と香港のみ。しかも、実際に街角を旅するのは1作品だけで、あとは日本の日常風景の中で話が進んでいく。 全作品を読んで頭に浮かんだのは、「台湾加油」「香港加油」という言葉。(「香港加油」は実際に作品の中に出てくる) 政治情勢が不安定な二つの街を小説という切り口で応援したかったのではないかと思った。 島本理生さん、大島真澄さん、宮下奈津さんの話が味わい深くて面白かった。

    5
    投稿日: 2024.07.07
  • しづきのアイコン
    しづき
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    いろいろなタイプのお話があって面白かった。島本理生さんのお話は、そうそう、これ、と味を知っている好物を食べるような気持ちで読んだ。大島さんのお話は登場人物の関係性が絶妙で、現代で、また違う方向性に良かった。

    0
    投稿日: 2024.06.30
  • travis0722のアイコン
    travis0722
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    このレビューはネタバレを含みます。

    チャーチャーテンは星4 猥雑で、活発で、独特のセンスが炸裂していて、西洋と東洋が混じり合った空気が満ち満ちていて、自己主張が強くて、でもフレンドリーで、そのくせ、つっけんどんで、わあわあわあわあうるさくて。至る所においしいものがあって、がつがつ食べて、映画を見て、コンサートに行って、買い物をして、観光地をめぐって、太極拳をして、私が心から楽しんだ街がこんなふうになっているなんて思いたくない。 3/4くらい同意。

    0
    投稿日: 2024.06.30
  • らんらんのアイコン
    らんらん
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    どこか懐かしい感覚になる、台湾や香港に関するアンソロジー。 読了感がどの話も気持ちが良い。 とても好きな物語が詰まっていました。

    0
    投稿日: 2024.06.29
  • 黒うさぎのアイコン
    黒うさぎ
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    表紙のポップなマンゴーかき氷と、本のタイトルに引かれて買いましたが、中身は想像と違い、結構重たい作品が多い。またてっきりアジアの街が舞台の作品を集めたのかと思っていたら、ほとんどが日本。「チャーチャンテン」と「猫はじっとしていない」ぐらいが、この本のタイトル通りの作品だった。

    2
    投稿日: 2024.06.28
  • masa1211のアイコン
    masa1211
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    アジアにまつわるお話のアンソロジー。台湾や香港のお話が多いかな どの短編もなんとなく 神秘的な感じもあって 不思議な世界に迷い込んだ様な感覚になる お話もありました。 「停止する春」「猫はじっとしていない」が良かったです。台湾の猫村に行ってみたくなりました

    11
    投稿日: 2024.06.25
  • ug7729のアイコン
    ug7729
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    気持ちよく読める短編集!オススメで上がってきたので手を伸ばしてみた。本は出会いが大事。いずれも劇的な展開はないが一編目の『隣に座るという運命について』からスラスラと気持ちよく読める。全編とも女性作家ならではの柔らかな言葉選びも心地よい。中でも『月下老人』『チャーチャンテン』は今の自分にはすんなり入ってきて、感慨深いものを感じられた。日本で、本の中で、感じることのできるアジア。ガイドブックではないので楽しい内容ばかりではないけど、少し自分の周りにも目を向けてみようかなと思えた。自分では選書しなかっただろう一冊。楽しく読ませていただきました。

    9
    投稿日: 2024.06.23
  • べあべあべあのアイコン
    べあべあべあ
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    このレビューはネタバレを含みます。

    6人の作家が描く6つのアジア(ほぼ台湾&香港)。 それぞれの作家のそれぞれの風景。 一気に力をこめて読むのではなく、一つずつ、いろんな場所でふんわりと読みたい物語たち。 お気に入りはよしんばとチャーチャンテン。 どの話が好きだったかお勧めし合いたくなる。

    2
    投稿日: 2024.06.23
  • mmz9のアイコン
    mmz9
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    アジアという題材がそうさせるのか、不思議な空気感の話が多かった。 漫画「九龍ジェネリックロマンス」を思わせる、熱に浮かされたような、酔わされる世界観が、初夏に読んだのもあって心地よかった。

    0
    投稿日: 2024.06.09
  • Aaa**のアイコン
    Aaa**
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    猫を飼ってるからやはり角田さんの話に感情移入しがちだった。台湾に呼ばれて亡き愛猫を探す。 島本理生さんの話はアジア感が一番なくてガッカリだった 好きな作家さんが多くて贅沢なアンソロジー

    2
    投稿日: 2024.06.05
  • jirosoraのアイコン
    jirosora
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    表紙を見て、勝手にアジアンフードがテーマの連作と思っていました。 もっと繊細で、巧みな物語に得をした気分です。 馴染のない作家さんの次の一冊に繋がりました。 多謝

    3
    投稿日: 2024.05.24
  • ミッフィーのアイコン
    ミッフィー
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    「チャーチャンテン」で登場するお店は、飯田橋のあのお店がモデルかな。。。臨場感が伝わってきて、物語に入り込めました。

    4
    投稿日: 2024.05.16
  • Limeiのアイコン
    Limei
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    6人の女流作家さんによる、アジアにまつわる短篇集。 ほぼ台湾とちょっと香港。 台湾好きとしては、台湾が感じられてうれしい。 台湾と猫のストーリーがよかったな。

    7
    投稿日: 2024.05.14
  • 本かつおのアイコン
    本かつお
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    気になる女性作家6人のアジアに関するアンソロジー作品。いろんなアジアが脳内体験できて1冊で6回楽しめそう。一番よかった作家さんの未読作品を読んでみようかな #いつか、アジアの街角で #角田光代、他 24/5/8出版 #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き #読みたい本 https://amzn.to/3KcCNaB

    5
    投稿日: 2024.05.09
  • Anonyのアイコン
    Anony
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    このレビューはネタバレを含みます。

    感想 空気の香り。何が良いのかわからないのにまた戻ってきてしまった。あの人にこんなことを言われた。ここで食べたご飯がおいしい。思い出を胸に。

    2
    投稿日: 2024.05.01
  • 文藝春秋公式のアイコン
    文藝春秋公式
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    【人気女性作家6人による、心に沁みるアンソロジー】美味しい一皿、彼が口にしたことば、愛したものとの思い出、葛藤の記憶……。あの街の空気が語りかけてくるような、珠玉の短編6作。

    3
    投稿日: 2024.04.16