
総合評価
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powered by ブクログ猫好きな方には是非読んで欲しい一冊☆ 部屋を探していたぼくは、家賃5千円という破格の物件に住みます。そこは49匹の猫が大家さんの一軒家で… とにかく出てくる猫が可愛い☆ 魚屋に永久就職するために面接を受けに行く猫、そこは応募が多いのでスルメが整理券として配られますが食べちゃったら不合格とか、蝶に恋した猫を笑ったら「結婚式にはよばないぞ」と怒られたりとか、猫専用の地図を作成するため猫と出かけるとか、もう本当にこんななのかも⁇って思って笑える! 最後は悲しいような切ない終わり方だけど、なんか勇気出る☆ オススメです!
6投稿日: 2025.02.09
powered by ブクログ大家さんのねこたちに起こるいろんな出来事に巻き込まれてすっかり自分もねこになってしまったような不思議な気持ちになってしまう。所々に、アーノルドローベルのガマくんとカエルくんみたいなほのぼのとしたエピソードがはさまる。クスッと笑うところもたくさんあった。その一つが↓ 「人間が猫並みになるためには、そりゃあ人並みの苦労ではどうにもなりませぬ」 「やはり猫並みの苦労ですか?」 「化け猫並みですな」 中でも私のお気に入りポイントは 大家さんのねこたちがみんなで並んで一斉にする「まねきねこ大会」と」ねこたちの」地図作り。人間の作った地図では、ねこたちは歩けないから。ねこ用の地図が必要なのです。 こんな、ねこたちの楽園のようなアパートだったのに、最後、戦争が始まりそうになります。でも、戦争になる前に、それが回避できた。人間たちの戦争も、こんなふうに、円満に解決できないかな?こんなふうに円満に解決できる方法があるんじゃないか?
1投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログ12月1日、三木卓さんの訃報を聞いて、有名ながまくんとかえるくんシリーズの翻訳のお仕事ばかりで、ご自身の詩や創作のほうはあまり接したことなかったのでいろいろ調べてみて、おもしろそうな児童文学を見つけたので追悼読書用に取り寄せることにした。→12月6日入手。 初出は「母の友」1979年4月号〜1980年9月号。タイトルそのまんま、主人公が仕事場として借りた部屋の大家さんがネコ(五十匹!)でかれらとの交流を描いた物語。楽しくのんきなようで、生きる厳しさや苦労、ペーソスも効いた展開。猫屋敷の創成期に海外巡業に出て行ったネコたちの末裔が突然帰ってくるくだりは、南米移民した日系人の受け入れやイスラエルの建国などを思い起こさせる内容で、手に汗握り、そのドラマチックなむすびに胸がいっぱいになった。ボスねこ(ナツクサ)の思慮深さと決断が人間にもあったらな・・・と詮ないことを願いながら本を閉じた。 暮れから少しずつ読み進め、年が明けてから読み終えた、2024年の初読了本。これから時折読み返したいので、借りるのではなく買ってよかった!
1投稿日: 2023.12.01
powered by ブクログおおやさんがねこだって。なんてファンタジックでノスタルジック。きままに暮らすねこたちそれぞれが個性的で愉快。そんなねこに翻弄されながらも楽しそうな作者。ねこたちとの日々は一度知ったら手放せなくなる。最後のねこたちの決断、かっこよすぎたね。
6投稿日: 2022.02.08
powered by ブクログ面白かった。比喩でも何でもなくおおやさんはねこ、の物件を主人公が借りる話。50匹のおおやさんと主人公の交流がなんだかほのぼのさせる。 ひたすらほのぼの日常系なのかとおもいきや、ラストは 「ええっ!」と驚いて、ちょっと切なくなりました。 ボス猫ナツクサのエピソードは考えさせられます。
5投稿日: 2015.05.02
