マイコフィリア　きのこ愛好症　ユージニアボーン PIE 映画を見てから読んだのだけれど 内容の組み立てはだいぶ違う 文章も翻訳もとてもうまいけれど エッセイ集というべきか

美しいベニテングタケのように、彩り豊かな表紙に惑わされて、思わず買って部屋に飾ってしまいました。 毒キノコを食べる人間の気持ちも、なんとなくわかってしまう気がしますが、美しいものは、それだけ人を魅了するものです。 今回は、バナナではなく、キノコの話。 それも、ただのキノコ好きでなくて、筋金入りのキノコマニア。 小さな文字で書かれているにも関わらず、400ページと分厚めで、読むことを躊躇いそうになりますが、エッセイなので、読みやすい。 アミガサタケから始まる、キノコ愛は、読んでいて和みます。 見える・見えないに関わらず、キノコを含めた菌類はずっと身近にあることが、改めてわかります。 あらゆる環境問題を解決してくれるのは、もしかしたら菌類なのかもしれません。 そんな、希望のつまった1冊。 部屋に飾るもよし、読むのもなおよし。 興味本位でかじってみてはいかがでしょうか。