
総合評価
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powered by ブクログ久々の坂木司さんを読みましたが安定の安心感。 アラタくんが一瞬ひきこもり探偵に感じられる場面もあり懐かしく シリーズを再読しようと思いました。 ゆるいおやつ部ですがそれぞれなりにしっかりしていて 出てくるおやつというか駄菓子はどれも懐かしくて食べたくなります。 大きな事件が起こるわけでもない何気ない日常ですが読んでいてほっこりします。 カタカナ書きの方たちですがキャラがしっかり描かれていて混じることなく分かりやすく読めました。 やっぱり好きです 坂木司さん。
0投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お菓子とハッピーをシェアしよう。 うまい棒、チロル、ばかうけ、ロリータ、マリーなど実際にあるお菓子が登場する連作。おやつ部の活動は、おやつを持ち寄って食べること。男2人女2人の高校生がちょっとした日常の謎をお菓子をシェアしながら解いていく。都市伝説、祖母の頼み事、インスタでのクイズ、過去の友人の動向、そして後輩との関係。ほんの些細なことに大切なものが潜んでいる。お菓子を食べながら話す時間の尊さを、コロナ禍を経た自分は知っている。そんなたわいもない、でもかけがえのない時間が描かれている。
0投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ坂木さんの食べ物が出てくる本が好きで借りた一冊。身近なお菓子たちを中心に、お菓子部の高校生たちの会話が楽しい。ゆるくミステリーなところも良かった!
0投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ坂木さんの本は『和菓子のアン』シリーズとあともう1冊何かを読んだことがある。坂木さんの本は読みやすい文章で、読んでいるとこちらもほんわかとした温かくて穏やかな空気が流れる。お人柄?
1投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
駄菓子とコージーミステリー、モチーフとしては好きなんだけど、色々とそれはどうなの?と思える言動が多い 特に「4話 それは王朝の」 あなたファンとしてどうなの?そう言われる理由?そんなの自分で気づいてよ! それだけでかなりややこしい人なのに、肝心の理由を聞けばもう難癖レベル しかし、そんなややこしい人と会わせないようにする為に、周りの友達が講じた手段もかなり無理がある
0投稿日: 2025.07.23
powered by ブクログ喫茶部に所属する高校生4人のお話。 4人はその中のおやつ部で部活動としてみんなでおやつを食べながらきゃっきゃしてるのがかわいかった。 あとがきに書かれていたけれどでてくるおやつや飲み物が手に入れやすいものが多く一緒に食べたくなった。
1投稿日: 2025.07.17
powered by ブクログ高校生たちの謎解きミステリー短編5作 ・うまいダッツ ・チロル・ア・リトル ・バカみたいにウケない ・それは王朝の ・百年の愛 高校の喫茶部に所属する男子のアラタとコウ、女子のセラとタキタ。 だらだらとお菓子を食べながら、日常に潜むちょっとした問題を解決する。 少年たちのほとばしる青春が眩しい。 コロナ禍で、人とのふれあいが減少した中で描いた作品とのこと。
0投稿日: 2025.05.15
powered by ブクログ読みやすく、後味のいい本でした。なかなか好きなことを堂々と好きだと主張できなかったり、他の人に遠慮したり、人目を気にしてしまいがちな自分からしたら、それぞれのこだわりを尊重しながら楽しく好きなことを追求できるっていいなあと思った。
0投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログ今回もやさしいお話です。 人って、 人とと繋がるって、 かかわるって、 10代の頃の不安定さを 思い出しながら。 くだらない話の大切さを 感じました
0投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログおかし部楽しそうすぎ。喫茶部の先輩たちも好き。私も仮入部のお菓子に釣られてボラ部に入ったし、今も職場でお菓子補充する係なので分かる、お菓子選ぶのも皆でお菓子トークするのも楽しいよね!
0投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ読んでてすごく楽しかったー!!坂木さんの文章は相変わらず読みやすいし、おやつ部のみんなのキャラも良い。そして出てくるのが身近なお菓子たちで親近感。どんなだっけ〜と思ったものは思わず調べちゃった。いや〜私も食べたい! うまい棒、チロルチョコ、ばかうけ、ホワイトロリータ、マリー…みんなおいしいよね〜。こんな部活あったら最高。アラタ、コウ、タキタ、セラのゆるい感じも好きだった。日常ミステリー?感もほんのりありつつ、おやつ食べてるシーンばっかでそれもまた楽しかった。会話の間に食べる描写多すぎて。笑 「チロル・ア・リトル」が一番好きだったかも。ミツコさんの策士な感じが、侮れない…。その後も四人と交流が続いてるのも良いなと思った。人と人の関係っていろいろで、みんな違うけど、自分は自分として生きられると良いなぁと思った。
9投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ今回のはちょっと好みと違ったかな。高校生のゆるーいゆるーい部活とちょっとした謎のお話。作者さんがあとがきに書いてあったようにとにかく楽しい、他愛もない楽しさが描かれてて眩しすぎたかなぁ。人のこだわりをめんどくさいとすぐ流してしまう私には、受け入れる懐の深い高校生たちがうらやましい。
0投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログ必ず部活動に入らなければならない学校で喫茶部に入ったアラタは、コウ、セラ、タキタと4人で好みのおやつを持ち寄って、おやつ部の活動に勤しんでいる。 そんな彼らが出会ったちょっとした日常の謎。楽しく読んだ。ゆるっとした日常の中のきらきらがまぶしい。実在するお菓子がたくさん出てきて、読後なにか食べたくなった。
0投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログ「うまいダッツ」 預言者に会うため。 小さなことに尾鰭が付いていってしまったとはいえ、ここまで話が大事になっていたら対応が大変だろうな。 「チロル・ア・リトル」 孫孝行をするのは。 どんな状態なのか気付いてくれたら話やすいだろうし、その後の展開も上手くいく可能性は高くなるだろう。 「バカみたいにウケない」 クイズの答えは何。 憧れの人と会えるだけでなく自分も好きな場所へ案内してもらえるなんて、必死になって勝ち取りたいだろ。 「それは明朝の」 本当に言いたい事。 同じ熱量を持っている仲間だと認識した後だったからこそ、どんな理由だとしても納得出来なかったのだろ。 「百年の愛」 新入生と過ごす日。 今まで自分たちの好きなようにやってきたこそ、しっかりした後輩たちの姿を見て色々と困ったのだろうな。
0投稿日: 2025.03.27
powered by ブクログかわいー!!!!! 陽ではないかもしれないけど別に楽しいオタクたちの日々 青春 声出して笑ったし、坂木司が書く日常の謎って大好き! 「せめて、今よりちょっとはましな生き物へ。」という一文もすごく好きだった。 坂木司はおいしいものをおいしそうに書くのがほんと得意だな。久しぶりにお菓子食べたくなっちゃった!
2投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログ男女四人のおやつ部のゆるさがいいなぁ。 性別関係なく、ただシンプルに仲間として繋がってるかんじ。 スーパーやコンビニで気軽に買える、身近なお菓子ばかりなので、懐かしかった! 久しぶりに買いたくなっちゃいます。 日常のささやかな事件とお菓子とゆるい高校生たち。 四人ともこの関係のまま大人になってほしいなぁ。 大学生編や社会人編なんかも書いてほしい。
1投稿日: 2025.02.27
powered by ブクログ★3.5 表紙が好みドストライク。タイトルも、ダッツというお菓子が本当にありそうな素敵な語感。 割とポピュラーでいて、どこか懐かしいおやつをテーマに垢抜けない高校生4人が美味しく楽しく、お菓子をいただくショートストーリーに日常の謎をトッピング。 作者はサブカルに造詣深いんだろうなと思われる言葉の数々があちこちに散りばめられていて、思わずくすりとしてしまう。 おやつの中でも、和菓子の記載がやはり最高に美味しそう。
4投稿日: 2025.02.26
powered by ブクログ坂木さんらしい、ほっこりと、 でも人間関係について考えさせられる、 そんな読了感 最初登場人物それぞれが男女どちらか分からず戸惑ったのですが、そんなことも関係ない、そんな風に考えていくべきだよな、と改めて自分の認識を実感 のんびりとしつつも、それぞれの登場人物の個性がしっかりとあり、人と人との関わり方、個性、それを改めて考え直す機会になる本 あと、坂木さんの本を読了後恒例、お菓子が食べたくなります
0投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログ高校の喫茶部4人。おやつ部と言われています。駄菓子を食べておしゃべりしているのです。オタクな趣味があったりおばあちゃん子だだたり…。それぞれの個性を大切にしながら仲良くしています。とても楽しいお話です。
0投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
オカルト好きのアラタ、鉄オタのコウにセラとタキタが加わって予言者を探す。ポテト食べ比べたい。予言者ではなかったが好きに生きなよと言われた「うまいダッツ」コウのおばあちゃんのブローチを探しに4人で会いに行った。こだわり強めのクセ強め。何が問題なの?「チロル・ア・リトル」先輩とお菓子クイズに挑戦。楽しそう。「バカみたいにウケない」タキタが推し活で知り合ったサノイとギクシャクした理由を当ててアラタは冴えてた「それは王朝の」何度も練習して身についたり型はなぞるだけで落ち着く効果がある「百年の愛」続編出ればいいな。
0投稿日: 2025.02.14
powered by ブクログ高校生がおやつ食べながら、 ゆるーく過ごしてる肩の凝らないお話。 と思いきや、 概念のおっさんとかぶっ込んで ドキッとさせてくれるあたりが、 さすがの坂木司さん。 ご馳走様でした。
7投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログ「物事に良いも悪いもないんだ。この世界にー世界に、意味なんてないんだよ」 「わからないから、楽しいこともあるんじゃないかな。ドキドキしながら話すのも、楽しいよ、きっと。」 喫茶部(ほぼお菓子ばかり食べてるのでお菓子部)という名のゆる部活でそれぞれお菓子をきっかけに仲良くなった高校生男女4人のお菓子にまつわる日常・青春ストーリー。 それぞれが鉄ヲタ、アニメ・声優オタク、オカルト好き、実家が空手道場など一見、個性のぶつかり合いだけれども同じ系統のお菓子が好きということだけでなくて、互いに好きなものに対して打ち込む姿勢をバカにしない所がいいなーと思った。 お菓子を食べながら喋るのって子供でも大人でも楽しいよね。 そして、こうした日々ってきっと彼らにとってキラキラした大切な思い出になるんだろうなと思った。 最後の著者のあとがきから、この話がコロナ禍で書かれた話で、コロナだけでなく戦争や災害などでお菓子をシェアして楽しくおしゃべりすらできない状況の場所や国があるというのはとても悲しいことだなと思う。 みんなでお菓子を食べて、楽しくお喋りできる状況が当たり前になっていけたら、そんな願いが詰まってもいる作品。
46投稿日: 2024.12.27
powered by ブクログおやつ部、なんて楽しそうなんだろう。4人の個性が上手いこと物語にマッチして、ラストにはせらちゃんにもスポットが当たったのが嬉しい。コロナ禍で悶々とする中で馴染みのあるお菓子を題材にしたのはさすがだなぁと。謎解きあり、淡い恋愛もちょっぴりあって、オタクトーク、生意気な後輩との邂逅などなど盛りだくさんの内容で大満足。そのままもう少し見届けたい。続編希望です‼️
15投稿日: 2024.12.06
powered by ブクログほのぼの、楽しく読めました。 そしてお菓子を食べたくなりました。 ゆったりした部活で過ごす4人が ちぐはぐなようで、けど、居心地が良くて。 仲良く続いてほしいです。 続編とかあればまた読みたいです。
2投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うまい棒など、スーパーに売っているような身近なお菓子が登場してきてわくわくするし、久々に食べたい!と思う。お菓子の箱を模した装丁もテンションが上がるかわいさ。4人の関係性にも、読みながらずっとニコニコしてしまう。 好みや考え方の違う人たちが歩み寄ったり分かり合っていくストーリーなのだと思うが、4人のキャラクターがつかめないまま読みすすめてしまった気がするのが残念。
3投稿日: 2024.12.03
powered by ブクログ最後の最後に「ロッテの生チョコパイで指をべっべたにしながら 坂木司」と書いてあって、わっかるー!!指ベタベタにしながら食べるチョコパイ美味しいんだよねー!!と思っていたら、…ん?“生”チョコパイ?“生”?? “生”チョコパイとはなんぞや?? 調べたよね。 なんだこれ!?めちゃくちゃ美味しそう!!!! チルドデザートって!えぇぇぇ!? 夢のようなデザート!!!! 食べたい!!!!! うぉぉぉぉ!!!!! と本の感想そっちのけで生チョコパイに心全部持っていかれました笑 戻ってこい、私の感想…笑
50投稿日: 2024.11.29
powered by ブクログ坂木司さんらしい作風の一作。集まってダラダラお菓子を食べるという何とも羨ましい活動内容の部活に所属する4人組、通称おやつ部が舞台。主人公はそのうちの1人、アラタという男子高校生で終始彼の視点で語られる。4人ともおやつ部以外でそれぞれに好きな趣味がありそれに注力したいからゆる部に入っているが何となく馬が合い、放課後にお菓子を囲みジュースを飲んでダベる。 格別に陽キャではなく少しオタク気質が有る主人公たちに自分を重ねるのは容易く、性格がぶっ飛んでいないのでゆったり安心して読み進めるられる。サラッと読める短編がいくつか連なり、その一つ一つにテーマとなるおやつがある。普通の日常の中で少しのミステリーや諍いを解決する程度で大きな事件があるわけではないので、日常ものが好きな人にオススメです。テーマのおやつとうまく絡めながら、最終的に誰をも不幸にせず爽やかな読後感に持っていくのは坂木さんの真骨頂だなと思う。 うまい棒、ハーゲンダッツ、チロルチョコ、バカウケ、ホワイトロリータ、マリービスケット…特定の商品名を出した理由や、おやつ部のゆるさに託した想いがあとがきに書かれていて、あーそういうことだったのねって、なぜかそこで泣いた。
1投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログ高校の「おやつ部」が繰り広げるお菓子にまつわる?謎の5つの物語。 主人公は高校の喫茶部の中にある「おやつ部」の個性ある4人のメンバー。 それぞれ違う趣味があるのに、何かと気の合う4人。 うまい棒でお願いを聞いてくれるおじさんの謎を追ったり、おばあちゃんの家のブローチを探すと言う名目で、おばあちゃんに起きている困りごとを解決したり、いつもどおりの日常の謎もちゃんと盛り込んでいる。 ただ、高校生複数が主人公のせいか、途中で古典部とか小市民シリーズを読んでいる感覚に陥ってしまう。 その辺より、ずっとずっとライトなんだけど。 他の方のレビューにもあった気がするが、本のタイトルのセンスがイマイチなんじゃないかと、私も思う。
32投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログおやつ部の高校生男女4人 小さな事件を解決するたびに、いつのまにか仲良くなっていく様が楽しい 登場するお菓子も身近なものばかり。 マリーとミルクティが食べたくなった
3投稿日: 2024.11.18
powered by ブクログダッツの意味があるのか? 最後まで安定の作品 今回は駄菓子 身近で、いい関係の高校生に和む さすが、これもテンポの文章を書かれる作者♪ うまいダッツ♪
2投稿日: 2024.11.17
powered by ブクログオタクっぽい会話が合わなかったが、主要人物4人が良い人達なので安心して読むことが出来た。 最後の話はつまらなかったけど、シリーズ化してほしいと思えた作品。
1投稿日: 2024.11.15
powered by ブクログ「おやつ部」の高校生男女4人(アラタ、コウ、タキタ、サラ)が、おやつを食べながらわいわいするお話。 世界の秘密を教えてくれるという謎の男を探したり、コウのおばあちゃんの無くしたブローチを探したり、先輩の依頼でおやつに関するクイズバトルに参戦したり。 とにかく時間の使い方が高校生っぽくていい! 「なんだか楽しそう!」というノリで行動するのが、青春っぽい。 あとがきに「これはコロナ禍で書いたお話です」と書かれているのを読んで、あのコロナ禍真っ只中では、おかしを交換したり、ましてや一緒にシェアしながら食べるなんて言語道断!といった緊張感があったことを思い出す。 そして、思い出すと同時に、「こんな風におやつを一緒に食べながら過ごす時間が、なんて幸せなことか」と改めて感じ入った。 そんな幸せな瞬間がたくさん詰まったお話たちです。 おやつを食べながら、気楽に読める一冊。おすすめです!
12投稿日: 2024.11.10
powered by ブクログこの本の1番お気に入りのポイントは、部室でそれぞれがカバンからおやつを取り出すシーン。 テーマを決めて、みんなで持ち寄るんだけど、形から想像してお菓子を予想するのが、読んでいて楽しかった♪ 懐かしいおやつ、好きだったおやつ、読了後買いに走りたくなる!
2投稿日: 2024.11.06
powered by ブクログ4人ともいい子だなぁ。 「概念のおっさん」私の中にもたくさんいるなぁ。 気をつけないと。 この本は、少数派というかどちらかというと弱い方の人たちの声を掬い上げて、ふんわりと昇華させてる気がする。 お菓子も懐かしいし、良い本だった。
15投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログ11/2 相変わらず美味しくて楽しい、この坂木司さんの世界観が大好き! いつも主人公がキラキラしているわけじゃないのもすき。近くにいたらきっと仲良くできるような、そういうキャラクターの子たちが出てくるのがすき。
2投稿日: 2024.11.03
powered by ブクログ1話目は本そのもののジャンルが分かってなくて何となくで読んだか、やっぱり、日常の些細なミステリーを追っていく内容で安定感あり。 4人の高校生のキャラもそれぞれクセがあり(主人公はそこまでないかな)、それぞれの性格やコンプレックスを関する悩み、考え方は今時の中・高生にぜひ読んでもらいたい。 前向きに考えられる一冊。また、こんな考え方もできるんだなと思う。 四話「それは王朝の」は勝手な自分の思い込みで、相手が気付くまで攻撃し続けるのはいかがなものかと思った。 五話「百年の愛」はセラの優しさ、芯の強さ、可愛らしさが詰まってて、良かったな。 また4人のお菓子を交えたお話を読みたいと感じた。 坂木さんの食べ物愛が伝わってくる作品。
0投稿日: 2024.10.29
powered by ブクログ坂木さんの美味しい小説にハズレなし! 身近なお菓子で、懐かし美味しい描写&ミステリで楽しい。 「自分にはわからない楽しいことを見つけて、好きな気持ちを思いっきり出せるものと出会って羨ましいーだから妬んで、馬鹿にして下に見ることで安心したい」 この気持ち、無意識にしたこともされたこともある。言葉にするとコワイ。他人を尊重しつつ、自分も胸張って好きなことを全うしたい。
2投稿日: 2024.10.19
powered by ブクログ坂木司さんは、「和菓子のアン」シリーズ以外の作品は初。作者あとがきに「他愛もない楽しさ」を書きたかったとあり、作者の意図通りの、お菓子をつまみながらお茶のお供にゆるゆるページを繰るのがピッタリな一冊だった。登場人物たちのリベラルな感覚が、自分が高校生だった時よりずっと大人びていて、そのあたりのさらっとした乾き加減が、おやつっぽい。
2投稿日: 2024.10.18
powered by ブクログ和菓子のアンシリーズ等、坂木さんの作品は好きで期待して読み始めたが、どうもいまひとつ話に入っていけない。学生ものは私にはあわないのかな…。途中で断念。また機会があったら、読むかも⁈
4投稿日: 2024.10.03
powered by ブクログ和菓子のアンシリーズが大好きだから内容も知らずに読み始めたら、おやつ部のお話。 部活に入ったこともなければ、友達とお菓子を買ったり出かけたりしたことのない高校時代だった私には眩しすぎて、心がゾワゾワしながら読んだ。 読みやすくはあるんだけど、羨ましさから嫌な見方をしているのか登場人物を好きになれず。 でもスーパーのお菓子って最高だよね!
0投稿日: 2024.09.19
powered by ブクログ生徒は何かの部に必ず入らなければならない、という決まりのある高校。そんな高校で、真剣に部活をやる気の無い生徒たちが入る喫茶部。そこで出会った4人の高校生たちのエピソードが5編。どれも高校生っぽくて、楽しかった。 この作家は、お菓子好きなんだろうなぁ。
2投稿日: 2024.09.09
powered by ブクログショッピングモールであるおじさんにうまい棒を渡したら世界の秘密が分かる?!男子2人女子2人でダラダラおやつを食べる活動をしている喫茶部(おやつ部?)のメンバーが見つけたおじさんの正体は?そして世界の秘密とは?うまい棒、チロルチョコ、ばかうけ、ロリータ、マリービスケット。実際にあるお菓子を食べながら、それぞれ5つのお話を読むのもおやつ部の仲間になったみたいで楽しそう。
0投稿日: 2024.08.30
powered by ブクログセラちゃん見直した!いい子だなぁ。 主戦場がピクシブとか普通にわかっちゃうあたりに 共感性羞恥///
0投稿日: 2024.08.28
powered by ブクログ高校の「おやつ部」(「喫茶部」のグループ)アラタ、セラ、タキタ、コウの四人。 毎日駄菓子系のおやつを食べつつ、身の回りのちょっとした謎を解いていく連作小説。 それぞれ好きなものを持っている四人が、微妙な距離感を持ちながら、高校生にありがちな駄弁を振るっている様が、妙に温かく、心地いい。 日常の謎系ミステリーにありがちな、強引にコトに関わっていく雰囲気がないのもいい。 モチーフになっているお菓子も、誰もがどこかで口にしたことがあるものが多く、気持ち的にもなじみやすい。 お菓子をモチーフにするのは坂木さんらしいところだけれど、「上手く作ってあるでしょ」という感じが前面に出てこないところもすごい。 オタクを自認する彼らのワードセンスが楽しい。 自分のツボにはまったのは、「よく訓練されたオタク」、「概念(として)のオヤジ」。 楽しく読める一冊だった。
0投稿日: 2024.08.28
powered by ブクログ高校生男女四人がおかしを食べながら日常の謎になんとなくゆるく挑んだり挑まなかったりするお話。青春ストーリー的なものといえなくもない。 なんともジャンル分けが難しい・・かも。日常の謎っていってもミステリ感はほとんどないし、恋愛的ななにかもあるようでないようで。いろんな要素がまるでスナック菓子のようにちょこちょこつままれているような一冊でした。うまいこと言った感。
0投稿日: 2024.08.21
powered by ブクログ喫茶部に所属する同級生4人でゆるく活動しているおやつ部。誰しもがしるお菓子をキーに話が展開していきます。 なかなか真理をついた話が多く、自分の軸と異なる人を攻撃するか、そのような視点として受け入れた時の解釈など、なるほど!と言葉で説明がついてスッキリしました。 なかなか深く考えている高校生達ですね。 お菓子が食べたくなります。
25投稿日: 2024.08.14
powered by ブクログ登場するお菓子は誰しもが口にしたことがあるだろう超メジャーなものばかり。 そして絶妙なゆるさを持ち、他人を自然と尊重できるおやつ部の面々が繰り広げる物語は疲れているときでも楽しく読めて元気が出た。 行儀悪くおやつをつまみながら読んでも許されるような懐の深さを感じた。
1投稿日: 2024.08.12
powered by ブクログおやつタイム最高‼️ おやつタイムパーティ最高‼️‼️ あーー、最近、とにかく高校生の青春小説が好きすぎる❤️ 戻れるなら戻りたい、高校生に‼️ そして、他愛もなくだらだらと、地味でいいからおやつ部に入って、ただひたすらに色恋抜きで、みんなとだらだら楽しみたい‼️ 孫四人全員女の子で、おやつパーティが大好き❤️ ご飯が食べたくなくても、たまにはおやつをおもいっきり食べてもいいじゃん‼️‼️ (たまには…だよ、特にお子ちゃまは) そんなあたしにとって、この小説、まじ最高❤️❤️❤️❤️❤️
20投稿日: 2024.08.08
powered by ブクログ喫茶部でおやつをダラダラ食べる活動をする四人の高校生。実在のおやつがたくさん出てきて、読みながら食べたくなる。日常のミステリー…というほどのことでもないような謎をまったり解決する、高校生の日常感が楽しかった。
1投稿日: 2024.08.07
powered by ブクログ「推しが一緒で仲良かった人に、冷たくあたられる。お金なくてコンビニ袋菓子と飲み物がお供でも延々と話ができていたのに」というエピソードが沁みた。 相手に期待しすぎて、相手に幻滅する。わかっててもそうなっちゃう相手っているよね。期待した自分が悪いのに。 自分もいい歳になってきて、それなりの経験値積んでるはずなのに、それでも。
1投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ高校の喫茶部の中の男女4人のお菓子部のお話。 これぞ青春! どこにでも青春あるなぁ〜って感じ。 楽しかったし、スッキリする。 坂木さんやっぱり好きだなぁ
0投稿日: 2024.07.20
powered by ブクログやる気のない高校のおかし部がだらだらとお菓子を食べて、謎解きをしていく。 1話目で、ついていけない、と脱落しそうになったが、2話目からは案外サクサク読めた。が、やはり、坂木司さんは私よりは若い人向けかな?『和菓子のアン』シリーズのよさもそれほど感じられないし。 どこにでも売っている有名なお菓子に関する情報は楽しい。 また、色々な特性を持った人を受け入れるみんなは良かった。
2投稿日: 2024.06.30
powered by ブクログタイトルのダッツはあの食べ物のことだった! 高校の部活動、喫茶部でのお話。生徒が何らかの部活に所属しなければいけないのは自分の母校もそうだったな。 アラタは活動のゆるい喫茶部に入り、なんとなく同学年の3人とつるむ。喫茶部の中にそれぞれの活動があるのもいいし、アラタたちのおやつ部、最高。自分のときにも喫茶部みたいなものがあったらよかったな。 スタバに凝ってる先輩の気持ち、わかるなぁ~。自分も全国周りたいもん。 レトロ喫茶が好きな先輩のクイズ大会もよかった。
22投稿日: 2024.06.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「おやつ部」なるおやつ大好きメンバーからなる緩い部が解く、日常の謎。 表題作「うまいダッツ」がお気に入り。 何の事かと思えば、ハーゲンダッツのダッツだったとは。 うまい棒一本で願いを叶えてくれるおじさんの謎が意外でしたかほっこりでした。 スーパーとかコンビニで手軽に買えるお菓子がテーマなのも面白かったです。
4投稿日: 2024.06.26
powered by ブクログ高校の必須部活に選んだおやつ部、そこに属する高一のグループが主人公の連作短編集。楽しかったし、お菓子も食べたくなったけど、これで本買わすってたら詐欺じゃないかな?これだから本離れになるのでは?文春が出してるのが辛い。
10投稿日: 2024.06.25
powered by ブクログ‘おやつ部’いいなぁ!!初めの方キャラクター達が想像しづらかったけど だんだん親しみが湧いてきて、楽しく読めた。懐かしいお菓子を食べたくなった!!
1投稿日: 2024.06.13
powered by ブクログ高校生の部活物語。とは言え、スポコンとか情熱とか、優勝を目指せとかいう熱いものではなく、厳しい上下関係を避け、楽をしようという者が集まった喫茶部のお話しである。喫茶部という名のもとに集まってはいるが、実情は同じ興味を持った数人ずつが固まって、コーヒーを入れたり喫茶店巡りをしたりとゆるい活動をしている。この物語の主役たちは、アラタ、コウ、セラ、タキタという一年生四人組で、人呼んでおかし部である。要はただ好きなお菓子を食べながらだべっているだけ。とは言っても高校生活にはいろんなことが起こり、それぞれの胸の裡を慮り合ったり、駆け引きをしたりと忙しくもある。人間関係のぎくしゃくを解きほぐしたりすることもあり、ゆるいミステリの趣もあって楽しめる。
2投稿日: 2024.06.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
実在のお菓子とちょっとしたミステリー?! ダッツはハーゲンダッツ。知らなかった。 作法や喫茶店、ちょっとした日常に良く見聞きする言葉の説明がありがたく、色んな人格の友達を認め合う優しさもあり、最後にマリーで笑わせてもらいました。
14投稿日: 2024.05.31
powered by ブクログ夜の光以来の高校生たち4人が主要キャラクターの小説。和菓子のアンみたいに時代背景を元に作り上げるテーマ。ミチコさんのブローチを見つける話は読んでいて「あー、いるいる、福祉の仕事をしているけど、こうゆう高齢者を下に見るひと!」と……イライラしてしまう。 高校生たち4人の四者四様(こんな言い方ありですか)の考え方、この世には本当に様々な人がいるのだという忘れてはならない視点、素敵な表紙からワクワクが止まらなくなる話ばかり。 もちろんシリーズ化希望です!
1投稿日: 2024.05.27
powered by ブクログ彼らの2〜3倍歳をとってしまった身としては、面白さがわからなくなってしまった。 中高生の時って、こんな感じでいろんな事件があったなあと懐かしい感じ。
1投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログ高校生の成長譚。ではあるけれど、競技を通じてお互いを高め合っていくとかではなく、他者と自己との関わりなどを手探りで見いだしていく、ゆるりとした物語だ。 あとがきでは、「誰かとおしゃべりをしながらだらだらとお菓子を食べる。そんな他愛もない楽しさ。」とあり、楽しさを描写するアイテムとしてお菓子が登場する。そのお菓子とは、スーパーなどでよく見かける一般的な商品である。日常的にそこにあり、スペシャルな高揚感はないものの、安定の楽しみが広がる。 本書で繰り広げられているような学生時代の友人たち、人によっては家族だったり、趣味仲間だったりとのたわいないやり取りが、正にそんな感じではないだろうか。つまり、それらのお菓子は、この作品の象徴ともいえる。いつでもそこにあって楽しめるものと思っていたら、時を経て好みに合わなくなってしまったり、チェルシーみたいに突然手に入らなくなってしまったりするところも「他愛もない楽しさ」との類似点のように思う。しっかり味わっておけば、ふんわりと温かい思い出は残るのも似ている。
9投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログ喫茶部 こんな部活があれば良かったとも思いました。 お菓子一つでこんなに素晴らしい話がたくさん出てくるのは素敵です。 最初の話 うまい棒で世界の秘密を教えてくれるなんて...と思っていましたが、話の展開はさすが。 他の話も楽しめました。 登場するお菓子を食べたくなります。
4投稿日: 2024.05.23
powered by ブクログ坂木さんらしい、お菓子をテーマにしたライトミステリー5編。ミステリーなのだが、メンバーや周りの人々との趣味趣向や関係が描かれる面が強いかな。緩い関係は私もいいと思うな
2投稿日: 2024.05.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
坂木さんだ〜!って素直に思えるような、優しくて気持ちよくてさらりとした短編集。続いてほしいかも。おやつ部いいなぁ。
1投稿日: 2024.05.15
powered by ブクログ文化系の部活だけでなく、同好会系のゆるいスポーツ団体なんかも、こんな感じのユルさだよね。 自分の場合は、駄菓子ではなくて、オシャレなカフェ系だったかな。精一杯背伸びしてね。 そんな昔を思い出す本でした。
4投稿日: 2024.05.13
powered by ブクログ「和菓子のアン」の作者 坂木司さんの新作。 表紙のプレッツェルからして美味しそう〜! 題材が「お菓子」。 しかも、本書のあとがきにもあるように、誰もが手に取れる、食べたことがある、スーパーで売っているようなお菓子たち。 さいしょに出てくるのがうまい棒、次はチロルチョコ! 登場人物も高校生の男女で、ゆる〜い生活している。 部活が「おやつ部」で、活動は好きなお菓子を食べる。 このゆるさが肩肘張らず、生活のなかで起こるちょっとしたギモンとか謎を追っかけたりするのが楽しい。 悪い人も出てこないし、お菓子を食べてるばっかだし、将来なんてなぁんも考えてない呑気な子たちで悩みゼロ! とはいっても、4人のキャラはしっかりできていて、まったく違うタイプでオタク気質だけど、個々の良いところでつながってる感じもいい。 この軽妙さ、坂木司さんらしくて好き。 疲れたときに、ほっとひと息。 好きなドリンクとお菓子を傍らにおいて、読書タイムにしたいところ。 これはシリーズになっていきそうかな?
20投稿日: 2024.05.12
powered by ブクログどのおやつも知っているからか、この連作短篇集には妙に親しみが持てる。 おやつ部に所属する高校生4人。 テンポ良く交わされる会話は微笑ましく、時折クスリと笑ってしまう。 常時ゆるーい雰囲気を纏っているものの、彼らがぶち当たる謎は少し苦くて切ない。 端から見れば些細な事でも人によっては重要だったりする。 だからすれ違いも起きるし、傷ついてしまう事もある。 ああそれ分かるって感じるたび、なんだか泣きそうになった。
2投稿日: 2024.05.12
powered by ブクログ皆さんにおなじみのお菓子が出てきて、ついついそのお菓子食べたくなっちゃいました(笑) 高校生の部活動のお話。 5つの短編集になっているので読みやすかったです。 私もお菓子好きだから、とっても親しみやすかったです。
2投稿日: 2024.05.11
powered by ブクログミステリーかと思いきや、 人間関係の話なんだな。 世の中にはいろんな人がいて、 どう付き合うべきなのか、 高校生の行動を介してちょっと考えさせられる。
6投稿日: 2024.05.11
powered by ブクログ登場人物は主に4人。高校生で、全員部活に加盟しないといけないため適当な喫茶部に所属している1年生。主人公はオタク気質のアラタ、鉄道マニアのコウ(以上男子)、推し声優のいるオタクのタキタ、背が高く運動部が向いてそうなセラ(女子)。 ちょっとした日常の謎を解きながら極身近なお菓子がたくさん出てきます。うまい棒、ハーゲンダッツ、チロル、キャベツ太郎、プチシリーズ、スタバ、ばかうけ、ブルボン各種、マリー等々。 小物がお菓子っていうのも良かったし、主人公たちが気負いのない、でも公平な感覚で自分の好きを持ってる高校生っていうのも良かった。蘊蓄や主義主張が重すぎなくて、サクッと読めます。 ルビはないけど小学生でも大丈夫。あ、最後の落ちが小学生だとわかんないのか。誰かに聞いてね。
5投稿日: 2024.05.10
powered by ブクログお菓子と絡めながら、それぞれの好きな事に対する考え方を丁寧に描写しており、読みながら色んなことを考えさせられる話でよかった。
4投稿日: 2024.04.29
powered by ブクログ日常の謎+美味しそうな食べ物+ほのぼのと見せかけてかなりシニカル=いつもの坂木司 おやつ部の高校生4人が仲良くダラダラしていて可愛い。セラが好きでした。
1投稿日: 2024.04.29
powered by ブクログ男女2人ずつ4人の高校生の役割?みたいなのがいい!物事深読みせずに素直に信じるタイプとか、雑学すごいけど空気読めないとか、皆のフォローをどうやってしよう?と頭を働かせるタイプとか…。 明るく軽く読める1冊。
5投稿日: 2024.04.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【収録作品】うまいダッツ/チロル・ア・リトル/バカみたいにウケない/それは王朝の/百年の愛 とある高校の喫茶部。その中の「おやつ部」のメンバーである、ライトオカルト系のオタク気質のアラタ、テツオタで発達障害の気があるコウ、推しの声優がいて介護系の知識もあるタキタ、実家が空手道場で体が大きいが武術は苦手なセラが、さまざまな謎にゆるく挑む。 「うまいダッツ」 うまい棒一本で世界の秘密を教えてくれるらしいという予言者を探しに、4人はショッピングモールへ行く。 「チロル・ア・リトル」 4人は、コウの祖母がなくしたブローチを探しに行く。探しているとヘルパーが掃除のために現れた。 「バカみたいにウケない」 4人は、喫茶部の先輩で純喫茶が好きなシマダ先輩らに頼まれ、インスタライブのクイズに協力することになる。 「それは王朝の」 同担で仲が良かったSNSでできた友達サノイと気まずくなってしまったタキタ。その理由がわからず、困っていた。 「百年の愛」 4人は進級し、後輩が入部してくる。彼らはみな真面目で、4人は接し方に戸惑っていた。 謎は軽いし、お菓子は簡単に手に入るもので、さくさく読める。でも、ゆるさを謳歌する4人だけに、偏見や決めつけからの自由を守るスタンスは譲らず、その守り方は毅然としつつ優しい感じで好もしい。 「概念のおっさん」や「検知器」の話にうなずきながら読む。
12投稿日: 2024.04.25
powered by ブクログあー、面白かった。 おやつ部に元気をもらいました。 いいねぇ、じわじわくる良さ。 キャベツ太郎、、餅太郎、ビッグカツ、うまい棒、アポロチョコ…。 懐かしのお菓子が出るわ出るわ。 昔、駄菓子屋さんでどれにしようかとワクワクした記憶が呼び起こされます。 絶妙にツボにハマるフレーズにちょいちょい出会えるのも楽しいし、個性派揃いなおやつ部メンバーも魅力的でした。 私も一緒にお菓子食べて、ただおしゃべりしたい! 個人的にはセラが推し。 最終話の「百年の愛」が特に好きでした。 思わずクスッとなる言葉のセレクトや場面、心が弾む描写は著者ならではだと思う。 これからもおやつ部の4人を見守っていきたい! これはシリーズ化して欲しいなぁ。
10投稿日: 2024.04.22
powered by ブクログ高校の喫茶部に所属する四人は、通称「おやつ部」。スーパーで売っているようなお菓子を持ち寄り、食べながらしゃべるだけのゆるい部活動をしているものの、時として謎にぶつかることに。いい感じにゆるく楽しめる、ちょこっとミステリの青春小説です。 坂木さんの作品にはスイーツの出てくるものが多いですが、このようなチープで身近なおやつというのはなおさら親近感が湧いてしまいます。ついうっかり買いに行きたくなってしまうのがまずい……! おやつって、ことさら高級である必要なんてなくて、そしてそれを友達同士でわいわいと食べられるのって、ものすんごく幸せそうだな、とほっこりした気分になります。 そしてささやかな謎の楽しみも、いいアクセント。とにかく気楽に読めて楽しめる、ゆったりとつまめるおやつのような一冊でした。
2投稿日: 2024.04.21
powered by ブクログ市販のものでも、手作りのものでもお菓子を食べると疲れも吹っ飛ぶし、嫌なことも忘れるし、イライラも消える。そんなお菓子をめぐる高校生4人の物語。 ユルい部活の喫茶部。その中で、部員それぞれ好きな活動をしていて、この物語の中心となる男女4人組は喫茶部の中の通称おやつ部所属。 汗水垂らして部活に打ち込んだり、爽やかな恋愛なんて全然出てこないけど、市販のお菓子がたくさん出てくる。スナック菓子にチョコレート、クッキー、駄菓子みんな食べたくなってくる。 私なら喫茶店で読書をする活動をしたいな。
33投稿日: 2024.04.20
powered by ブクログ図書館。作者の本が好きなので。 平凡でまっすぐな学生書くのが相変わらずうまいなあ。そして、この部活が許される学校は結構な進学校に違いない。
2投稿日: 2024.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
性格もバラバラな4人が高校の部活を通して お互いの個性を認め、ちょっとした イレギュラーな日常を過ごしていく感じが 面白かったです。作中に出てくるおやつも スーパーに売っている物をピックアップして くれているためすごく親近感というか 身近に感じたし、学生側から見る大人が今の 自分の年代に近いのでそういった点も あり学生時代から随分と月日が経っていて ちょっと感覚的にどうかなと思っていたけど 思っていたより話の中に入れた気がしました。 「うまいダッツ」の意味が思っていたのと 違う展開と結末でぐっと心を掴まれて あとはいろんなお菓子や先輩に後輩などなど あっと言う間に読み切ってしまった。 おやつ部・・・私の時代にあったなら 是非入部してみたかったなぁ。 久しぶりにホワイトロリータ買おうかな・・・
4投稿日: 2024.04.18
powered by ブクログお菓子を食べたくなる。コロナ後ゆっくりおしゃべりできる時がさらに戻ってきますように。あとがきのロッテの生チョコパイは、読書中は厳禁かな。
2投稿日: 2024.04.17
powered by ブクログのんびりとした雰囲気の物語で、肩の力を抜きながら読みました。 あとがきにあった、コロナ禍でダラダラとお菓子を食べる時間の共有って、確かに減ったなと感じたし、そういう当たり前に感じてたものが、無くなって、また当たり前になって… 日々の小さな喜びや楽しみを改めて見直してみようと思いました。
6投稿日: 2024.04.15
powered by ブクログ皆も大好き、あのお菓子たちを食べながらちょっとした事件?を解決したして青春を謳歌する物語。おやつ部最高。
2投稿日: 2024.04.12
powered by ブクログ高校の「おやつ部」が美味しいおやつを食べながら謎を解決していく爽やかな作品!作中で出てくるおやつは実際に売っていて誰もが知っているものだから読みながら食べたくなりました。 学校で囁かれる噂を調べるためにショッピングモールに集まったり、お菓子当てクイズに参加することになったりと彼ら彼女らの毎日は忙しい! 「おやつ部」は作者の坂木さんが生み出したオリジナルの高校の部活で、「すべきことはなにも決まってない」「ただ、おやつを食べるだけ」というゆるい部活。 こんな部活があったら入りたくなる! 楽しくて読みやすかった。「おやつ部」のメンバーと同世代の学生さんに特にオススメです。
1投稿日: 2024.04.11
powered by ブクログとある高校の喫茶部。 消去法で入った部活の中でなんとなく自然発生したおやつ部で なんとなく活動する四人組。 異なる性格異なる趣味の四人の 力の抜けたトークが楽しく 一緒にお菓子をつまんでいる気持ちに。
3投稿日: 2024.04.10
powered by ブクログうまい棒一本で、世界の秘密がわかるらしい この1文から始まる、本作品は、高校の喫茶部の中でもゆるくお菓子を食べながら駄弁る通称「おやつ部」というグループに属する高校1年生の4人組(男女比1:1)。 物語は、休日にうまい棒一本で世界の秘密を教えてくれると噂されるショッピングモールに出現するという謎のおじさんを探してみよう!というところから始まります。 何もかも緩めですが提示される答えはなかなか手強い。そんな日常系ミステリーです。 出てくるお菓子は市販のお菓子で、どこでも置いている有名お菓子。 それをつまみながらワイワイ楽しそうにする登場人物の高校生4人組。 ただ、駄弁っているだけかと思ったら、ちょっとした謎が提示されて、その解決編はなかなかハードなことになるのがギャップ萌っていうやつですかね?読みやすいこともあいまって、やめられないとめられない、かっぱえびせんみたいなお話だなぁと思いました。(あれ?バカみたいにウケない…) 本作の注目すべきは、お菓子が美味しそう!というよりもみんなでおしゃべりしながらお菓子を食べたいなと思えるところだとおもいます。 お菓子などの食べ物が美味しそうだなぁと思う作品は数あれど、みんなで話しながら(例えば恋人とか、友達とか家族とか)気軽に食べたいなと思う作品は初めて読んだなと思います。 忙しくて時間が取れないとか時間が合わないという理由で遠ざかってしまっている大切な人と自分の好きなお菓子を持ち寄ってそういえば最近どうよ?的な他愛もない話をしながら過ごすことを読みながら想像してしまう。 私もルマンドやポテトチップス(コンソメ)を大切な人と食べながらただ駄弁る時間を作ろうと思える、そんな作品だと思いました。 ルマンド食べたい。
7投稿日: 2024.04.10
powered by ブクログ喫茶部(おやつ部)所属の仲良し四人組に羨望。庶民的お菓子を日々研究?し、遂には幸雄のクイズに挑むことに…台湾茶の作法や、心の謎を解明する彼らの繊細さも見所。のんびりお菓子を頬張るアラタ達に終始ほっこり。
2投稿日: 2024.04.08
powered by ブクログ坂木さんの新作!またまたサイン本getしたよー♡ そして内容も面白かったー 坂木さんらしい作品で今回は「おやつ」が テーマになってる!どれも馴染みのあるおやつで 食べたくなること間違いなし ちょっとした謎解き絡めてテンポよく進んでいく。 高校生なの?と思うくらい登場人物が愛おしい。笑 すべてが可愛くて癒された1冊でした! 私もそのゆるめな喫茶部に入部希望です。 続編もぜひ読みたいなーー◎
4投稿日: 2024.04.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
書店で見かけたとき、タイトルよりも帯にある「うまい棒」の4文字が目立っていた。『和菓子のアン』シリーズを手掛ける坂木司さんの新刊は、全5編に誰でも食べたことがある有名菓子が登場する作品集である。 某高校に存在する緩-い部活動、その名も喫茶部。1年生のあるグループは、普段は部室で持ち寄ったおやつを食べるだけ。そんな彼らに、「うまい棒」にまつわる噂話が持ち込まれる。「うまい棒」一本で世界の秘密がわかる? 「うまいダッツ」。大真面目に噂を検証するべく、週末のショッピングモールに集う面々。噂の真相は、至って真面目なのだった。「チロル・ア・リトル」。本作中では嫌な話。高校生に難題を処理させるなよおい。その4文字に対する理解はまだまだ低い。チロルチョコが和らげてくれる? とだけ書いておく。 「バカみたいにウケない」。先輩のたっての願いで、インスタライブのクイズ大会に参加した面々だが…。インスタはやっていないが、こういうタイプは実際にいそう。「それは王朝の」。難しいファン同士の関係。やっぱり不自然だよねえこの作戦。その菓子の名前の由来は知らなかった。 最後に「百年の愛」。「おやつ部」の1年生たちも進級し、新入部員を迎えたが…どうやら緩さを許容できないらしい? そんな後輩に戸惑いつつ、面倒臭い奴と片づけないのが「おやつ部」のよいところ。骨がある後輩じゃないか。 基本的に緩―く読める作品集だが、中年読者なりに思うところもある。思春期特有の潔癖さに起因する「痛み」を、我々世代は受け流せたが、生まれながらにネットやSNSに触れてきた現代の10代は、簡単に受け流せない。 あとがきによると、本作はコロナ禍で気軽に食べ物のシェアもできない時期に書かれたそうである。我々の子ども時代から、現在に至るまで販売が続いている菓子たち。時代が変わっても、その味だけは不変であってほしいものだ。
4投稿日: 2024.04.02
powered by ブクログ知っているおやつがたくさん出てくるワクワクと、ほっこりする同級生エピソード。 でてくるおやつが食べたくなり買ってしまう。 美味しくて楽しい一冊。
13投稿日: 2024.03.21
powered by ブクログ高校の「喫茶部」に入ったアラタ(都市伝説好きのオカルト野郎)コウ(鉄オタ)タキタ(声優に夢中)セラ(家が空手道場)の4人が、それぞれ好みのおやつを持ち寄りおやつ部としてゆる〜く活動をしている。 オタクなだけになんとも緩やかな雰囲気で、トゲトゲした攻撃がないのが心地よい。 この4人が身近に起こる出来事をさらりと個々の持ち味を活かして、上手く解決していく。 ゆるゆるしているのにそれぞれの個性をわかっていて対処していくのが驚きでもあり、行動の早さは高校生だなと感じさせられる。 出てくるお菓子も知っているものばかりで、懐かしいとさえ思えて、食べたくなる。 5つの短編 ○うまいダッツ〜学校で噂の真相とは。 ○チロル・ア・リトル〜おばあちゃんが失くしたブローチ。 ○バカみたいにウケない〜お菓子当てクイズ参加。 ○それは王朝の〜SNS上の友人と気まずくなった理由。 ○百年の愛〜真面目な後輩。
70投稿日: 2024.03.21
powered by ブクログ最近よく名前を見る作家さんだが初読みである。 部活参加が必須の高校で、「何もしたくない人」用の部活“喫茶部”に籍を置く、男女4人の新入生を描いた5篇の連作短篇集。喫茶部での彼らの活動は「駄菓子研究」で、部室に集まっては持ち寄った駄菓子を食べながら駄弁るだけ。先輩からは「おやつ部」と揶揄されている。 そんな彼らが「うまい棒」をめぐる都市伝説に挑む表題作を始めとして、なんとも脱力系の作品だった。最初の3篇は呆れながら読み、それでも構造がわかってくるとだんだん楽しめるようにはなった。
4投稿日: 2024.03.20
powered by ブクログとある高校の喫茶部。それぞれ好みのおやつを 持ち寄る4人は、「うまい棒1本で、世界の秘密が わかるらしい」という不思議な噂を耳にして…。 おいしく楽しく、ときどき切ない5つの物語。
2投稿日: 2024.03.11
powered by ブクログ【うまい棒一本で、世界の秘密がわかる? 】日常の謎と世界のヒミツはおやつの中に 高校のおやつ部(自称)を舞台に、ジャンクで美味しい、身近なおやつを巡る連作集。
4投稿日: 2024.02.15
