
総合評価
(450件)| 92 | ||
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アホ難しかった。 ほぼ理解不能に近い。 見ることに特化した箱男は、結局見られることから逃げられない。 現代社会と箱男の世界観を重ねて、何が言いたかったか考えた。 スマホという文明機器で、所持者が常に写真を撮ることができ、SNSで自分の意見を特定の誰かまたは不特定多数に発信できる主体だと信じて止まないが、他人からすれば目の前に写真を撮る人物がいて、SNSで何か発信する人物がいる。匿名という個人を特定しない形で、街中やSNSに存在していても、例えば匿名Aというある名前のついた状態で存在しているっていうことなのだろうか。 贋医者が無免許で医療行為していたのは驚いた。 裸婦像モデルの女が、その贋医者のもとで看護師として働くなど、昭和?の時代の適当さが感じられた。(ほんまにこんなことあったんやろうか?) とにかく、箱男という小説には裸のシーンが何度も出てくる。「裸」、それは他者に見られるというのは避けたいものであり、性癖がある人には他人の裸は見たくてたまらないもの。中学生が覗き見をして、罰として一方的に隣に住む先生に裸を見られたという話は面白かった。
0投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ狂ってるが故の散漫さや視点の目まぐるしい移動を感じつつも、どこか哲学を感じられる程の一貫性があるように思えます。 箱男が何なのか、何が見えてくるのか、その語りによって、異常な行動ではあると理解しつつも、それを上回るほどの魅力を感じずにはいられません。
16投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログ高校生のときに読んで以来なので40数年ぶりということになる。やはりよく分からない。かなり読んできたはずなので、いくらか読めるようにはなっていると思うが、分からないものは分からない。次の読書会が文学しばりなので、最近映画にもなっているし、安部公房を紹介する意味でも本書を選んで再読したが、ダメでした。説明のしようがない。ニセ医者とニセ箱男と、結局誰が書いているのかもよく分からない。そろそろ真相を明かすときが来たということで、スッキリするかと思いきや、やはり分からないままだった。はっきり浮き上がってくるエピソードは、中学生くらいの男子がトイレの覗きをするという場面。見つかって、とがめられて、逆に覗かれる立場となってしまうというところ。ここだけは高校生のときに読んだのを覚えていた。覗いている人間が覗かれるというシチュエーションは最近味わうことがあった。コンテンポラリーダンスの公演である。周りに塀が作られていて、そこに覗き窓がついている。そこから観客はダンサーを覗き見る。ところがダンサーがその覗き窓をジロジロと見てくるのだ。ドキッとしてしまう。三島も「暁の寺」だったかでかなり際どい覗きの場面を描いていた。ペンのインクが無くなったと、文字を途中で消したり、内容的な部分だけではなく、本の作り自体、かなり実験的なことをしている。平野啓一郎も初期の短編集でかなり実験的なことをしている。まあ、現代音楽と同じで、結局何が言いたいか分からないのだけれど。文庫解説を読んでいくらか分かりそうな気もしたが、人に内容を説明できるほどではない。また別の本を再読してみたい。「砂の女」「第四間氷期」「他人の顔」「方舟さくら丸」ならば数年前に読んでいるので内容はまあまあ覚えているし、結構おもしろい。その辺なら紹介できる。でも、せっかくの機会なので「密会」あたりを再読してみようか。ところで、「箱男」の映画はどんな仕上がりになっているのだろう。監督の解釈が相当に入っているのだろうなあ。そちらもまあまあ興味深い。
1投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログ高校2年生の課題で、7人の文豪の作品を一冊ずつ読むことになった。その7作品の中で一番面白かった。サイコパスや「家族ゲーム」を思い起こさせる。
0投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ江戸川乱歩の人間椅子的な不気味でエロティックな物語 まるで薬中にでもなったかと思うような錯覚に陥る 頭の中がまとまらなくて、気持ち悪いけどやめられない感じ
6投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログこの小説は、誰しもが持つ隠れた欲望、見たいが見られたくない、を「箱男」を通じて暴くが、誰の視点からこの話を語っているか、箱男か贋箱男の視点なのか不明瞭で定まらない。読者に不安を抱かせる。あとは、坂を目的の家に上がっていくと言うシーンが何度も出てくる。前進しているようで前進していないことを読者に暗示する
5投稿日: 2025.12.27
powered by ブクログ男の欲望が詰まった小説だと思います。 箱をかぶることで現実とはかけ離れつつも、社会の中には存在している。個人としていなくても実態がそこにある。ちょっと不思議な小説でした。 比喩表現も多く、場面の切り替わりが何回もあります。 見たい欲望と、対峙して見られたい欲望。 「覗く」行為そのものを箱を被ることで常に可能にしているところが自己欲求の表れなのかもしれません。 三島由紀夫著の「豊饒の海 (三)暁の寺」を思い出しました。
2投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ前半はわけが分からんかったけど、後半は不思議な感じ含めて楽しめた。 見られることの苦痛は感じることがあるし、共感出来た。
0投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログ評価高いから気になって読み始めましたが初めの初めで解らん!と挫折しました。なんかトレインスポッティング見てる時みたいな、はて?という思いが最後まで続き解説読んでも全くわからなかった。奥深いです。 切手とポストの親子の件だけはおお!と思いました。
1投稿日: 2025.11.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
難解。語りや視点が色々と変化してしまい混乱してしまった。箱男と贋箱男の区別もちょっと難しくなってしまって。解説まで読んで少しわかったかな(笑)しかし一読だけでは理解できない(笑)ちょっと『ドグラ・マグラ』を読んでいるような(笑)あそこまでおかしくは無いですが(笑)とりあえず時間をおいて再読しないと(笑)そして他にも安部公房が積読になっているから読んでいこう(笑)
1投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ序盤で物語に引き込まれるが、この展開と結末を予想できる読者はいないだろう 登場人物は自分と看護婦と医者の3人、終盤に女教師が出てきて構成が大転回する
0投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ阿部工房は箱に住んだことあるんじゃないかというくらい箱の描写が細かい 一回じゃ理解できなかったけどなぜか面白い もっかい読む
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公って、常に目撃される側なわけですよね。そして常にその「視線」によって何者かであることを強制されている。その重圧に耐えて生きているんだと思うんです。 この小説は読んでいて、見る見られるとはどういうことかを常に考えさせられました。箱男たちはなんとなく自らが主人公になることを拒んでいるような気がしました。主人公としての重圧、自分の人生を生きる重圧、それって私たちも日頃から少なからず感じているもので、箱男はそこから逃れて、「見る側」であることを選んでいるような気がします。 「見る側」って読者である我々もそうですよね。私達は本という箱に入ることで、見られることから逃れている時、ある種の安堵感を得ています。でも、作者も同じ「見る側」なのかなと思いました。作者も結局は、自分で編み出した物語を見続けているイチ目撃者に過ぎなくて、時に登場人物たちは作者が動かしているのか、はたまた人物自ら動いているのか、分からなくなるんじゃないでしょうか。そう考えると、見る側にもそういった別の苦悩があって、見る見られるの関係は常に循環し続けているのかなと思います。 自分を認識しているのは「私」でしょうか?それとも「あなた」でしょうか?自分とはそういう相互的な作用によって生み出されたものなのかもしれないですね。 イチ箱男の長い感想でした。
2投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ匿名性、断章構成、贋、写真など 安部公房らしさが盛り込まれた作品だと思う。 何度読んでも不思議な気持ちになる。 覗いているのか覗かれているのか。 本物なのか贋物なのか。 現実なのか非現実なのか。 ノートを書いているのは誰なのか。
1投稿日: 2025.10.17
powered by ブクログ箱の中に入れば、全てのものとの関係がランダムになり、全てのものと一様な距離感をもつ。あらゆるものから等しい距離をとれるような空間だからこそ、角を持ちこちらと直接接点を持つような物は存在せず、無条件に寛大で輪郭がやわらかい世界が視界に広がる。 見られるよりは見る側、覗く側でいたいというのは解釈する側で安心したいという欲求なのか ふつうの人はダンボールなどないから自分が過度に観察されるリスクを鑑みて多少節目がちに生きる それにより全てに目を凝らしたい欲が圧されることもあるが、特定の何かにふれられる、自分の位置を他人という定点を通して確かめられるという特典もある 他者を覗いていて不快感を感じないのであれば、自分が覗かれれることに対する嫌悪や恐怖もなくなり、箱無しでも世界が柔らかいと錯覚し、箱から出てきたくなることもあるか 箱側から観察するということは、自分への目線を避けたいのもそうだし、全てを覗いて記述する側でいたいのか、圧倒的外側にいたい? 箱の中に覗いたものを落書きとして記述して、その記述内容、観察したものに触れようとしても(いざ見られようとしても)、それは自分が直接箱の外で経験したことではなく、あくまで覗いた内容で、触れるためには、その箱の外に出るのではなく、中の落書きに見つめられ、つまり自分の解釈の中の登場人物にみられる、箱の中にどんどんこもっていくイメージなのか?誰かを箱の中から見た時点で、その認識は完全に自分というフィルターを通していて自己の創作物のようなもの、つまり自分の見た何かと交わるということは自分の創作物、思想にどんどん飲み込まれていくということ? そういうのが煩わしいから他者との境界をなくすために裸で近い距離を保ちたくなる? 一読しただけじゃどれが誰目線で誰のこと書いてんのか把握しきれなかったなあ、文学的なの苦手 7-箱男 (Aは距離感を自分で調節し、いつでも匿名に戻れる安心感で箱男に。箱男になる理由の例示) 24 「安全装置(証拠写真付き独白ノート?)をとりあえず」 箱男=カメラマン◯の語りがノートに綴られる 写真付き(1週間前に医師△に空気銃で襲われた 40-◯の語り継続 空気銃での攻撃理由推測 △は前から箱男の存在が気になっていてなりたかったから思わずうっただけ? →看護師⬜︎に声かけられた&傷増悪で病院訪問 →麻酔かけられ、その間何かがあった、箱を欲しいとも言われる、何か魂胆があり空気銃攻撃に至った?⬜︎に対して好意が生まれるが、◯は箱内にいるため、できることはシャッター越し(箱越し)に現像する(語る)だけ? 52 ◯の語り 貝殻草で誘発される魚の夢の話 魚になると、意識=周りを見る視点はあるけど、認識したものに触れる術がないから欠乏感がある 「どんな好奇心だって、けっきょく最後は、手で触って確かめてみるのでなければ本当の満足なんてありえない」⬜︎のような興味対象に箱越しで見てもフラストレーションがたまるだけなのか 「うまれつき声帯だってあるはずがない魚の身でこんなふうに言葉を使って悩んでいる、むず痒いような二重感覚」というのは、そもそも外界との接触という概念が最初からないのであれば、触れたいという感情もなく、認識すらもその意味がない時点で存在するのか微妙なので、そもそも記述行為すら存在しないはず なのに記述をしている時点で贋作なのでは?ということか?まあ贋作の自覚があるのならいつでもやめられるからまだこのままでもいいかと漫然と箱男を継続する、そのうちに偽物ながらも(贋と自覚のある)箱男をやめられなくなっていく 58.......... ◯の語り 五万と引き換えに⬜︎に箱の処理を頼まれた 一旦箱男になったら、箱を脱ぎ捨てるのはもとの世界に戻るのとは違う意味合いを持つ 65 鏡の中から ◯の語り 普段は箱越しに全てのものが均質で同格の意味合いを帯びていて全てが背景になじんでいるが、その効果が病院に向かいながら減じている ◯はここでも鏡を通して、箱男になりつつある△と、その触れたい対象である⬜︎を観察する側 だけど、(ふと思った。何処かで、これとそっくりな光景を見たことがある)とあることで、観察される側としての◯が想起される 箱の中にいる限り、何かを認識したと思っても、箱というフィルターを通して記述した加工済みのものを認識しているにすぎない 83 字体違うし、◯が観察した内容の記述ではなく、△と⬜︎の実際の会話?(65-から◯が見た場面で行われた会話、◯が病院で手当てされた時の◯と⬜︎のやりとりについて、⬜︎がやらされたことの再現をしている→つまり普段覗く側の◯が△に覗かれて、それを鏡で投影する形で覗いて、自分の姿を◯はみている)覗かれて記述されると、覗かれた側は実際記述された通りのことが起こっているような気もしてくる 92- また◯の語り 身を清めるのに適した海水浴場での語り Bについては、箱の安心感から離れられずに安住してしまったまま、死の存在すら周囲に認められないほど完全に匿名化されてしまった例 8時に病院訪れる予定で服乾かしつつ寝ようとしてる 102からのラジオの話から始まる病院訪問のやりとりは空想。 客観的な語りのようでいて、◯が生み出したものだから◯の思考(◯が箱男として箱男(自分)をどう記述するか)の産物でしかない、つまり偽箱男が空想の中で話している内容は全て◯の根底にある思考(箱内でのみの現実、落書き)、◯が◯という箱を通して◯自身を観察し、◯は記述側でもあり視姦される側でも自家発電状態? 空想の中で箱男を脱しようとしている◯は、直接の触れ合いに怯え戸惑っているが、半径二メートル半という自他境界を超えれば視線同士もまじわらなくなり、観察という手段以外で真に触れられるはず ただ観察し、自身の視点で記述するという形で剥製にした方が133p、扱いやすくて箱の中に安住しがち? 全てを記述する主体としてもっともらしい(欠落の少ないストーリー)を連ねるが、その登場人物に自分も含まれ、その自分を観察しているのも自分であり、自分に対して何かを言いたくなっても、その言う主体も自分であり、どれが絶対的主体としての自分が存在しない、自己が消失していく感覚? 149供述書 △(自称医師=上官の名を借りた医師見習い=C)の語り。⬜︎戸山葉子 変死体について 152 Cを記述しているのはわかるが、これはC自身の語りなのか?Cの語りだとすると、俯瞰して記述されているCは箱男だが、それもまた見られる側であり贋で、見ている主体もCでそんなCもまたこう考えていると記述できる時点で、そう記述しているということはそういう考えがあるんだなとさらに外から俯瞰する主体がありそうで、永遠に完全なる絶対的外側(箱の中だとすると、絶対的な内側か)には至れない 160 これはさすがに△の供述書続きか 軍医は△とは異なる新たな人物でいいのか? この供述書を読んでもこれは事実ですらないかもしれないし、読むという行為をした時点で解釈が含まれ想像でしかなく そもそも物語の読解なんて、真実がなく自分を媒介として存在を知るものだから、いくらこうかもと真実がある風でも、それは自分の片隅に無意識に存在していた落書きを拾い上げるようなものでしかないかもしれなくて ここら辺でギブアップ頭ごちゃごちゃ 気が向いたらまたつづきよむ 時々思う、この人はこういう意図だったのかも、こうだったのかも、これが真実かもみたいなのは全部自分の知覚に上がった時点で真実に見えるものも偽に見えるものも自己生成されたものだから、いくら本物を探そうとしても自己意識の投影でしかないよなと。ヴェールが剥がされて落書きが目に入っただけなのに新たな発見をしたと勘違いするような。それと似たような感覚なのか。結局最初から中途半端に箱の中に生まれてしまい、箱の外に出ようにもただ落書きを永遠と生成して出た気になっているだけのような人生。
14投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ前半は、文体と、人を見つめることで内面的考察が続くところがポールオースターの幽霊たちに似ているなと思いましたが、終盤になるにつれて理解できず難しかったです。
1投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログさあ、いよいよ初めての安部公房。ということで、この作者としては比較的わかりやすそうなこれから読むことにしたんだけど、もう写真とその説明のところでわけわかんねえ。これは作者の罠なのか、それとも深読みするべきなのか。俺の頭だとついていけないのかなあ。 途中で唐突なエピソードが挿入されたりするのは序の口で、この物語を語っている「箱男」がいったい誰なのか、カメラマンなのか、元軍医だった男なのか、その身代わりをしていた男なのか、最後までわからない。いちおう全ては狂人の落書きだったと受け取れるような終わり方にはなってるけど、そんな単純なものじゃない。たぶん。最初から実験小説だっていってるし、安部公房も論理でこの物語を構築したわけではないようだから、明快な謎解きや、カタルシスを期待する方が間違いかもしれないけど。 この物語が現在進行形であることを示すために文字を書いてる途中で話が切れたり、サイコさんのように思える記述があったり、今まで話していた偽箱男がいきなりこのノートを書いているのが誰なのかと指摘したり、ショパンという単語から全然別の話が連想されたように展開されていったり、興味深い手法がいろいろと出てくる。 まあ、全体としてはわけわからん、というか正解みたいなものはないんだろうけど、箱男が看護婦にやさしくしてもらうために、彼女の眼をくり抜いてやろうかという一瞬の怖さと、女教師がDに内側からは鍵がなくても開くはずのドアの鍵を渡すところで、なんとも妄想が刺激されたのが、印象に残ってる。
0投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結局のところ、どこまで妄想なのか謎。箱にこもって被害妄想に駆られた分裂気味の男性が、わけのわからない日記を書き散らしているだけのようにも見えるし、途中から箱男が死に向かう理由についてミステリーのように「辻褄合わせ」のストーリーが展開されてよく練られた小説のようにも読める。 箱男のコンセプトは興味深いが、見られないところから一方的に女性を眺めたいという男性ならではの欲望が「箱」と結びついているせいで、性欲的・変質者的な描写が多いのは共感しづらい。とはいえ「見られる」ストレスは自身も大変共感するので(コロナ禍のマスクがその後も外せなくなった)、箱に潜む生活に関してはそれなりに興味がわいた。箱女ならどんな小説になるんだろう。 映画は解釈違いだったけれど、永瀬正敏と浅野忠信はかっこいい。
0投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ設定や文体は面白いし、序盤は楽しく読めたが、中盤から何を言っているのか不明。 終わってからネットで解説見たけど、俺が理解した以上のことは書いてなかった…。 こういうもんなんだと割り切れば面白みあり…?
0投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ村田沙耶香のコンビニ人間を長時間煮詰めたら出来上がりそうな小説、シュールすぎる。 冷蔵庫用みたいなサイズの段ボールをかぶり路上で生活する輩(浮浪者とは似て非なるものらしい)の話なのだが、冒頭いきなり滅茶苦茶詳しい作り方と運用が書いてあって面食らう、何の本なんだこれは。そして途中ミステリー化したりオムニバスのようになったりしてさらに混乱していくが、読後の満足感は何故か非常に高い。 見ることと見られることについて、観察者と非観察者について、数十ないし数百時間考えていたりしたらこのような気の狂った小説を書く気になるのだろうか…それでもこの仕上がりにはならない笑 安部公房の前には安部公房はおらず、安部公房の後にも安部公房は居ない。将来のAIにも絶対に書けないであろう、流麗な日本語で刻まれたグロテスクな彫刻
0投稿日: 2025.09.02
powered by ブクログなんですかこの本は 狂っている、面白くない、ちょっと気持ち悪い 箱の中が安心するのはわかる、見られずに見ることの面白さもわかる、それがいつしか逆転して、偽物と本物も逆転していって… で、これなんの話?
1投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログずっと面白いが、正直言って全体としては意味不明。 以下はなんとか整合をつけようとしたもの。覗くという行為は世界の中の対象に価値づけをすることであり、そうして初めて世間は成立する。つまり、覗かれることなしには世間、ましてや時空間が成立しない。一方、そのような視線で覗かれることは嫌悪を惹起するものでもある。覗かれることなく覗くだけの箱男はその意味で人間とは隔絶した存在である。そのため、彼らにとって対象は等価値あるいは一様に無価値なものであり、角が取れたものに映る。彼らの価値は箱の中の手近なものにかぎられている。しかし、覗かれるためであるとも思われる裸をもつ「女」に対しては、箱男は覗かれることに嫌悪を抱かない。そのような「女」に触れているために、箱男の「僕」は箱から抜け出そうとするが、結局それは叶わず、世界全体を箱の内側にしようとする箱男。だが彼は迷宮に迷い込んてしまう。これは世間から一度隔絶されてしまった箱男がもう一度その接点を取り戻そうとするが、それが失敗に終わる物語として読むことができるだろう。
3投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読。 覗き趣味の話。 文庫で出ている安部公房作品をある程度読んでから再読したので、初めて読んだ時のような拒絶反応はなく楽しめた。 わけがわからないのは変わりないので筋を追うよりテーマを楽しむ作品と思おう。
0投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
正直、よくわからなかったというのが感想だが、それはたぶんこの作品が悪いのではなくて、私の理解力が欠けていたからなんだろうなと思う、よくわからないけどすごい、みたいな感想を持った。例えるなら、現代アートを見ているような感覚。でも、見る、見られるの関係については現代にかなり特徴的な課題として認識されるところだと思うので、そういった意味ではとても考えさせられる作品だった。
0投稿日: 2025.05.16
powered by ブクログ7年ほど前に読んで再読。まったく覚えてなかった。 プロットのしっかりしたストーリーではなく、後半にかけてどんどん崩れていく。前衛的。 感想が難しいけど、とても面白かった。箱男と同じ年に出版されたのが、重力の虹であることに驚いた。
2投稿日: 2025.05.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いつか安部公房を読み解ける日がくるのだろうか……と思いながら読み続けます。 いくつくもの散文や回りくどい場面展開や、一見何の意味もない差し込みが多重に重なって…… だけど、結局、自分は一歩も動いていない、箱の中の落書きに過ぎない(?)だとか、どういう頭の構造したら書き抜けるんでしょうか。 主人公と一緒に思考の迷路に陥りそうです! 覗きみることの露悪性は、映画や他小説でも見受けられるテーマですが、抽象が過ぎるぜ!
5投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ読み終わるのに時間が掛かったけどすっっごかった。 虚実が入り乱れるし、かなり観念的なんだけど、ぐいぐい引き込まれながら読んだ。 何にも縛られない、本当の意味での自由を求めると外に開くのではなく、内に篭もり孤独を選ぶしか無いというやるせなさ。 箱男は浮浪者と違い、社会から離脱した(自ら社会を捨てた)存在であり、社会動物ではない。 つまり人間では無いのに、社会を見つめ続けたいという欲求だけは捨てられないアンバランスさが苦しかった。 学校にも行きたくないし、遊びに行く気にもならないし、誰にも指図されたくないし、誰とも話したくないけど学校で何が起きたかは知りたいし流行も知りたいからTwitterやインスタやテレビをぼーっと見るみたいな日は生産性も無くて、自分で自由にそういう1日を作り上げたはずなのにただただ苦しい感覚があって、それって箱男的生活だなぁと思う。 だからこそ見られることなく覗きたいという狡さが歪んで箱男になっていく彼らは他人事じゃないと強く感じて怖かった。 この本を読んでる間にメンタルがかなり落ちたときがあって、そのときは本当に箱男になりたいと思った。 時間をかけて読んだのと、ぼんやりとしかこの本のすごさを理解できなかったのが悔しい。 解説を読んでからもう一度読み返したくなった。 安部公房が東大理III出身だからか、箱男として生活したとき、視力がどのように変化するのか、発汗作用がどのように変化するのか等々の詳細が生々しかったのが、かなり観念的な内容が含まれているこの本にリアリティを与えていたように感じる。
10投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログ安部公房(1924~1993年)は、東京生まれ、満州育ち、東大医学部卒の小説家。作品は海外でも評価が高く、世界30数ヶ国で翻訳され、晩年はノーベル文学賞の有力候補と目された。 本作品は、『壁‐S・カルマ氏の犯罪』(芥川賞受賞)、『砂の女』(読売文学賞、フランス最優秀外国文学賞受賞)と並ぶ代表作の一つと言われ、1973年に出版、1982年に文庫化された。 内容は、ダンボール箱を頭から腰まですっぽり被り、小さな除き窓から外界を伺いながら、街を徘徊する「箱男」を主体としたフィクションだが、箱男が書いたとされる文章のほかに、他の人物が書いたらしい文章、新聞記事、独立したエピソード、白黒の写真等が多数挿入された複雑な構成となっている。 私は、読み始めたとき、都市部の地下道などでダンボール箱に入って寝ているホームレスを思い浮かべ、彼らのテーマにした作品だろうと想像したのだが、それは全くの見当違いで、読み進めると、上記の通り様々な書き手・形態の文章が次々と現れ、(極論すれば)脈絡なく話は進んで行った。そして、終盤では、それらの断章がどのような形で統合・回収されるのだろうと思いながらページを繰ったのだが、結局ほぼバラバラのまま終わるのである。 部分的に見れば、「本物」と「偽物」、「見る者(覗く者)」と「見られる者(覗かれる者)」、「書く者」と「書かれる者」のような比較的わかり易い二元論的なモチーフは見られるものの、一つの作品として全体を理解することはできない(敢えて「難しい」とは書かない)作品なのではないだろうか。 一読した後で、ネットで作品評価や解説を読んでみたところ、専門家の間でも、「成功作か失敗作かの評価が定まっていない」、「実験的な手法」などと評されているようである。 私は普段ノンフィクションを中心に読書をしており、本作品は安部公房の代表作の一つということで読んではみたのだが、好みの分かれる作品という気がする。 (2025年3月了)
4投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログ映画には出て来ない話もありました。 何人かの箱男が登場。 見る人と見られる人、書く人と書かれる人、本物と偽者、という構造が新しかったのかなあと思いました。
0投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログとても不思議な読後感。 引きこもりが社会現象となっている現代にも通じる箱。というより、閉鎖された部屋。それでも完全な孤独になりたい訳でもなく、小さな覗き穴から時々社会の行方を覗きたくなる……。終始、人間の深層心理を外側から覗き込んでいるような感覚だった。 そもそもこの本に興味を持った時点で、我々は箱男の箱の中身を覗きに行っているようなものなのだ……。
1投稿日: 2025.02.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
はじめて読んだ安部公房。物語を追おうとすることは不可能に思える。けれども想像と思索で補おうと読み進める。途中から誰が誰のことを書いているのか一層わからなくなりただ文面をなぞるも、思索を止めることはできない。自分の存在を消したい、そして他者の他者を意識しない面を見たいという欲望と比喩に込められた思いや社会性をまた想像して完全には理解できないまま、想像を終えることができない読後。 印象に残ったのは「言葉が役立ってくれる段階はすでに過ぎ去ってしまっていた。眼を見交わしただけで、すべてが理解できた。完全すぎるものは、崩壊の過程に現れる現象の一つにしかすぎないのだ。」という一文でした。
1投稿日: 2025.02.27
powered by ブクログダンボール箱に入って隙間から外の世界を覗き見る箱男が、複数人の視点から描かれている。途中から誰が箱男なのか、誰視点で書かれているのかが難解でわからなくなってくる。 見られることなく、覗き見たい…という欲求や、 普通の人間が箱男になってしまった経緯や、 浮浪者というか落伍者から見た世間や みんな箱男のことは見て見ぬふりをすることや 豊富な語彙量で表現される言葉の数々が印象的だった。人は安心したくてニュースを見ずにはいられない、とか世界は沸きっぱなしの薬缶みたいなものだ、とか魚になる夢を見るが、手足がないと、触りたくて走りたくて堪らなくなるとか…が記憶に残った。 途中差し込みの白黒写真や短い記述?もなんだか不気味で終始薄汚れたような雰囲気の小説だった。
2投稿日: 2025.02.20
powered by ブクログ東京の映画館でポスター 安部公房だよと教わる 年末年始 3冊貸してくれた中で1番読みにくいと聞いてあとまわし 読んでみると進む進む 今まで借りた本の中で今何ページ読めたかなーって気にすることが1番なかった本だった 1週間ちょっとのきゅーばんだけで読み終ったのでは? 映画も観てみたかったという気持ちと映画を観る前に読めてよかったという気持ち 既にNetflix配信されていることを帰宅後知りKAZUMAに思いを馳せる 砂の女以来安部公房 まだ2冊目だけど相変わらずの面白さにびっくりするゆいちゃまであった
2投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログこの本は読んで「考えるよりも感じろ」というべきでしょうか。 主体が変わったのかどうかもわからないまま、箱男の記録というノートが進みます。 何も考えずに、この世に沢山いる(らしい)「箱男」たちのエッセイなんだなぁと思えば、楽しく読めます。 一貫して言えるのは、 「見る」ことと「見られること」の対比と、社会から断絶することを選んだ人の開放感と未練のジレンマ。 そんな感じでしょうか。 よく分かんないけど、取り敢えず、今、自分もダンボール箱を工作しています。
0投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
情報を整理しながら読んでいったはずだけれど、理解するのが難しい小説だった。登場人物はごく少ないのにも関わらず、なぜこんなにも入り組んで話の展開が読めないのだ。怒涛の展開に頭が追いつかない。 読み始めてしばらくすると、映像化は無理じゃないかという思いでいっぱいになった。言葉によるこの絶妙な可笑しみをどう映像で表現するのかと。 でも読み進めてちょうど半分を超えたあたりで、それどころじゃないと気付かされた。かなり実験的な試みを感じる小説で、こんな複雑な構造をしているとは想像もしていなかった! 途中、意味がわかりかけたのに終盤で再びけむに巻かれてしまって、途方に暮れている。 箱男にとっては居心地のいい箱の世界かもしれないが、読者の私は何らかの答えが欲しくなってしまう。
2投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログなんだ…この作品は… ずっと、ずーーーっとよく分からないまま、そのまま読み続ける。しかし分からないからと言っても、決して途中で本を投げ捨てる訳でも無く、いつか分かる時が来るのか…ただただ字を読む。常に「私は誰?…ここは何処…?」状態。また別の感覚で表現するならば、万華鏡のような物から本の世界観を見てるような…または、手垢が付いたガラス越しにハッキリと何を見てるか分からない状態で物語を読んでるかの様でした。自分にとっては理解が難しく、頭の中をシャッフルされてるような感覚になりましたが「面白い」本であったなと。また読み返したい気持ちもありつつ、またあの迷宮に入る覚悟が持てるか…。映画化されてるので、いつか観られる時があれば是非観たいなと。
7投稿日: 2025.01.10
powered by ブクログかなりアクロバティックな構造の小説。 特に後半は完全には理解できていないけども、小説という枠組み自体が箱人間の箱の内側に書かれた記録であり、またその中身の人間自体が入れ替え可能であるとすると、それは究極的には近代が自明のものとしてきた自我を深く疑うことに繋がってきそうだ。本物の自分とは?と、考え出すとアイデンティティが崩壊しそうな気味の悪さを感じてしまう。
5投稿日: 2024.12.26
powered by ブクログ安部公房、晩年に近い作品。 いや、はや、あっぱれ。面白かった。 箱をかぶった箱男。まんまっちゃまんまだが、 これが意味するのは「匿名性」 つまり現代における「SNS」のようなものだ。 これをまだネットがない時代に書いているのだから、、さすがと言わざるを得ない。今新刊です!と登場しても話題になるのでは。 匿名の仮面を被った人間が取る行動。 あちらからは見えないが、こちらからは見える、という状況で人間が起こす行動。 そして覗き穴から覗く、という描写も、スマホの出現と人類全クリエイター、カメラマンの現代においては、とっても上手くできた箱である。
0投稿日: 2024.12.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
解説込みでなんとなくわかるかなぁ…ってくらいで 一読しただけで理解できる人達は凄いなぁ これは夢か妄想なのか、今はどっちだと追うので一杯一杯でした。
0投稿日: 2024.12.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ダンボールを被ってまちにでる? 箱男が家の前に住み着く? 隣の家のトイレを覗き見? 箱の下ははだか? 突飛なようだけど、安楽死やら路上生活者の記事やらなにやら社会問題がちりばめられていて。 死んだ僕のしたいを打合せ通り醤油工場のうらにすてる?
1投稿日: 2024.12.10
powered by ブクログどこまでが現実で どこからが空想? 読みやすいんだけど 虚を突かれる なんだか長い間夢の中を さまよっているような感じ
12投稿日: 2024.12.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
書庫らでん 紐靴を履いている時に 紐が取れると 紐を結ぶために道端にしゃがみ込む 道の真ん中ではなく 道の端っこにしゃがんで もちろんその時は 自分の靴に集中しているのだけど ふとその時に 見上げた時に 見える世界をふと思い出す 普段の視点から 少しだけ低くなっただけ 自分ではあるけど 視点が違うからこその世界 良いなぁ 何だろう この世界観 この物語 何が描かれていると言えるのか 執拗なほどに 描かれる 何でもない部分を 細かく描かれる世界 箱は何を演じてくれているのだろう あくまでも箱は箱なんだけど それ以外のものをふっと描いてくれているような 世界
0投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログ安部公房の小説を読むのは学生時代以来〇十年振り。安部公房も今年(2024年)で生誕100年になるのか。 最後まで読んでも、混乱と言うか、不思議な気持ちで一杯。 ダンボールの空箱を頭からすっぽりかぶって、箱男の側からは覗き窓を通して外が見えるが、外の人間からは箱をかぶった者がどんな人間なのか分からない存在。見るー見られる、覗くー覗かれるの関係、現代社会における匿名性の存在といった内容面においてもいろいろ考えさせられる作品だが、本書を特長付けるのは何と言っても複層した語りの問題であろう。 主な登場人物は、元カメラマンの「箱男」。彼の前に現れる看護婦と医者の「贋箱男」。医者は実は贋医者で、自分が世話をしていた軍医殿に代わって医療行為を行っていたという。 本作では、まず箱男が書いているノートから始まる。そして箱男と贋箱男との会話があるのだが、それを読んでいると、本当にこのノートの内容を書いているのは誰なのか、良く分からなくなってくる。また別の話として、変死した軍医殿に関する贋箱男の供述書があり、軍医殿の語りが続く。さらに《ここに再び そして最後の挿入文》とのタイトルのもと「そろそろ真相を明かすべきときがきたようだ。箱を脱いで、ぼくの素顔を見せ、このノートの真の筆者が誰であったのか、真の目的は何であったのかを、君だけは正確に知らせておきたいと思う。」(184頁)とあるのだが、そこを読んでも正直分からない。 おそらく作者は綿密に計算してこれらの語りを構成し、読み手に対する書き手=作者として現れてきているのだろうが、一読したくらいでは歯が立たなかった。 しかし、メインストーリーは釈然としないながらとても面白く、それに加えて印象深い挿話が挿まれていて、いろいろなイメージを喚起することができた。
6投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログ★2.5かなぁ。 どこか現代絵画までの成り行きを想起させてくれる。 未開拓の分野を「頭」で探した結果、頭でっかちになって一般性を失ってしまう。その喪失に作家自身がまったく問題ないと思い、一部の「分かる人」と共有する、という。 そういうニッチな部分もあって良いと思いますが、それはやっぱりどストレートな対話ではないなと思ったりして。
0投稿日: 2024.11.13
powered by ブクログ映画がベルリン国際映画祭へ招かれたと耳にし、十数年振りの再読。段ボール箱を被って町中を徘徊する時点で奇異。そして贋箱男や看護婦との目まぐるしい遣り取り。いや、遣り取りはシンプルだが構成が躍動的でラストは置き去りにされる。読者置き去り小説であり、命題に至っては難題としか言い様のないテーマ。40年近く前に出版された当時はもう少し現代より監視の目も緩く生きやすかった筈だが、箱男にならざるを得ない程の窮屈さ。箱男になったからこその解放感や孤立感。理解するには至らぬが断片だけでも初読より触れたかな。
0投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログ見るものから見られるものへ 書くものから書かれるものへ 治療するものから治療されるものへ 箱という装置を介して安部公房(あべこべ) の世界へと迷い込んでしまう。 僕は昔安部公房にハマった経験から 映画、箱男を鑑賞し本書を読んだ質だが 映画を見てから読書は色んな意味で 興奮を再燃させるエネルギーへと転化する◎ 僕も箱男になりピアノ教師との 2.5㍍以内の関係を味わいたいものだ( ^ω^ )
0投稿日: 2024.11.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんだこれは?というのが正直な感想。 覗くこと、覗かれることが主題となっている。 手記で構成されており、箱を被った男(箱男)が、箱の中で書いている。 箱男が贋箱男に、覗く者が覗かれる者に入れ替わり、手記も立場が入れ替わって実際は何なのか分からなくなっていく。 後半、供述書が登場し、突然背景などがよく分かる内容になった。このまま進むのかと思った。 箱男とは関係がない、アングルスコープを作成して隣の女性を覗く少年のエピソードが登場した。これは箱男の少年時代かとも思った。 しかし、馬に見立てた箱を被る父が登場したり、内容が支離滅裂になって終わっていく。 なお覗く対象としてのエロティックな話ばかりが多いと思う。 何度も読みこんで心理を深堀りするのもいいかもしれないが、私にはまったくそのような気持ちになれなかった。 (2024.10.6) ※2024.7.25購入@浅草ekimiseくまざわ書店 2024.9.20読書開始、10.6読了 2024.10.21売却@BookOff稲成町店\200
1投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログ1924年3月7日生まれの安部公房は 今年生誕100年 遺作「飛ぶ男」文庫新刊 本屋で新潮文庫安部公房平積でアピール中 ただし、それほど盛り上がっていないのではと 私としては、どうせ理解できないのであれば 「百年の孤独」より 安部公房を推したい そして、今年「箱男」まさかの映画化 ーそれは、人間が望む最終形態ー 「壁」で芥川賞、「砂の女」で読売文学賞 戦後派の代表的な一人となる 非現実的な世界の中に現実の不条理を浮かびあがらせる超現実主義的手法をとり 社会の中での人間の実存を追求した (国語便覧より この文章の具体的な解説が欲しいけど その具体化が箱男かとも思う) 持っている文庫は、奥様の安部真知さんデザインの古いもの ご夫婦とっても仲良しだったみたい 小説の中に何枚かの写真が入る それらは 作者が自分で撮ったもの カメラもお好きだったようで なかなかのコレクターだった様子 ダンボールの箱を頭からかぶり、 都市を彷徨する箱男 一切の帰属を捨て去り、存在証明を放棄することで、彼は何を求めたのか 主には箱男のものとされる記録で語られるが 偽箱男が登場して 存在が一層曖昧になる また 後半には 突然の独立したエピソードの挿入があり 時間場所とほぼ理解できなくなる 箱の中での生活 自ら情報の遮断 他社の視線からの隔離 にもかかわらず、他者への関心は残る 全くの孤独は望んでいないのかもしれない 経済成長が終焉となる時代の変わり目 上野でダンボールをかぶったホンモノの箱男を見たことで この作品を書いたらしい だから、自由に読めばいいの だってホンモノが居たのだもの テーマは徐々に見出していくというところかな
82投稿日: 2024.10.17
powered by ブクログ心せずして読むものでは無かった。 途中までは読みやすかったが、途中から混乱する。見てるものと見られているもの、の関係性から、何者も見ている対象になりうるぞ、というようなメッセージを受けた。 きれいは汚い、汚いはきれい。 ちゃんとしっかりと吟味しながら再読したいという気持ちと、疲れたくないなーという気持ちで終えています。
0投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログ安部公房不朽の名作。「箱」という匿名性の塊を通じて街中を彷徨う箱男の姿は、「SNS」という匿名のツールで社会と接する現代人と重なる。
2投稿日: 2024.09.26
powered by ブクログ前半から中盤までは面白く読んだ 後半は安部公房の実験的?文章に困惑される。 部屋の隣は路地だったりのパラレルワールドで、すっかり、まんまと迷子になる。 面白いけど難解。難解だけど面白い。非常に引力は感じる。箱男のフィギュアがあったら欲しいなと思う私はもう箱に囚われてるのか?(箱自体はまだいらないけども) 匿名性を纏い無遠慮に箱の中から世の中を見る箱男と顔出しで見られる事を意識する女。読んでてネット社会(特にSNS)と重なりハッとした。 だとしたら安部公房凄いな!と思う。 あと何だか無性につげ義春を読みなくなった とくに「ねじ式」ね。
5投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログ映画の宣伝の映像で気になり図書館で借りた。 薄い本なので読めたが意味がわからない… もう一度読んでみればもう少し理解出来るのかもしれないが、しばらくはいいかな…映画を観る機会があれば意味がわかるようになるのかしら。
0投稿日: 2024.09.14
powered by ブクログ前衛的であるので内容を飲み込むのに苦労するが、見る/見られるの関係を実験的・戯画的に描いた作品。しかし、作中その立場は二転三転変わっていくが、冒頭に『箱男が、箱の中で、箱男の記録をつけている』とある。記録をつけるには、観察が不可欠だ。つまり、観察している者が箱男なのだとも読める。
0投稿日: 2024.09.09
powered by ブクログ今月、、、今年、、、、、、人生一面白かった小説だった。 「安部公房」という作家や「箱男」という作品の存在は知っており気になっていた。映画化するということを本屋でふと思い出し手に取り、購入してみた。 昔の作品だから面白いと思えるか不安と思っていたのも束の間、新聞記事!最高の書き出し!!箱の製法!!の3コンボで完璧に心を掴まれてしまった。 そこから更に、断片的な場面の描写がずっと続いていき、書いているのか、書かれているのか、その人は存在しているのか、想像か、嘘か、小説世界の話なのか、現実世界の話なのか、すべてが曖昧になっていく感覚がとても気持ちが良かった。 文体も美しく、読みやすく、それのお陰で余計にのめり込んでいき、1文、1文しゃぶりつくように読んでしまった。(こんな感覚『煙か土か食い物』ぶり、、、) きっと、この小説を10%ぐらいしか理解が出来ていないのだと思うが、それでも素晴らしい作品だったと思える作品だった。 この先もまた、何回も何回もこの小説を読むだろうと確信ができる。
6投稿日: 2024.09.07
powered by ブクログ全然わからなかった。 でも、ずっと読み続けてしまった。 なんと言葉で表すのが最適なのかはわからないが、この意味のわからなさがわかるかもしれないもいう不思議なワクワク感がずっとあった。でも、最後までわからないまま終わってしまった。 俺も箱を被ればわかるようになるのだろうか。
1投稿日: 2024.09.04
powered by ブクログただいま映画『箱男〜The Box Man〜』が上映中である。公開日以降、最初の日曜日に観に行った。僕の個人的な事情なのだけれど、今年は、かつてないほど映画を観ている。俳優さんの演技というものについて理解を深めたいと思ったからだ。というのも僕の好きだった俳優さんは、演技について“天才”とすら称されることもあるほどに、演技について評判が良かった。にも関わらず、僕は素直に彼女の演技の評価を受け入れることができなかなった。実際、TVドラマや映画などで彼女の演技を観ても、彼女と、他の役者さんの演技の違いについて明確な“天才”たる理由や根拠を見出すには、いまだ至っていないのだ。僕は彼女の演技は好きなのだけれども、それは彼女の存在自体が好きだから、演技についても手放しで褒めているのだと、僕自身について、そう思われるのは不本意でしかない。彼女の演技は、演技としての確実な裏付けをもって堂々と評価したい。それには僕の、演技に対する理解を深める必要がある。僕は、僕自身の言葉で彼女の演技を賞賛したい。 さて。なにやら大幅に脱線しております。申し訳ございません。せっかくなので脱線ついでに、もう少しだけ映画版『箱男』について。 難解といわれる安部公房の物語だからこそ、俳優さんの、生き生きとした演技のぶつかり合いが発揮されていて、心ゆくまで堪能できた。この映画については、考察などは不要だろう。なにせ安部公房『箱男』の映画化なのだから。今年観た映画では、これまでで一番よかった。 『箱男』 箱の中の男の物語には違いはないのだけれど“箱男”が“箱男”として世界を覗き見る行為に終始するのかと思いきや、“箱男”は意外にも、あっさり“箱”を脱いで現実と向き合う“男”の物語だった。やっぱそうだよな、いかにも安部公房の物語らしいと思った。 “箱”に入る行為は一見、現実逃避のようだけれども“箱男”の真の“箱男”たる所以は、圧倒的な彼の主観のリアリティにあったと思う。一方、現実逃避として“箱男”に執着した“贋箱男”もまた、そこに彼なりのリアルを見出したのだろう。きっと“箱男”ってそういうものでしょ? 映画館にて。『箱男』の観客は、いつもの映画よりオジさんが圧倒的に多かった。きっと皆さん、安部公房の読者なのだろうな、と思った。
3投稿日: 2024.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今作『箱男』は何とも形容しがたい刺激的な作品です。 まず、そもそもタイトルが謎です。『箱男』って何? 私は阿部公房の『箱男』という作品について、これまで名前だけは知ってはいたのでありますが今回いよいよ実際に読んでみることになりました。 私はてっきりチェーホフの『箱にはいった男』のイメージで、何か観念的な物語かと思っていたのですが読んでみてびっくり、物理的に本当に箱をかぶった男の話だったとは! ぜひぜひおすすめしたい作品です。三島由紀夫を学ぶ流れで読んでみた作品でしたが、その作風の違いなども感じられてとても楽しい読書になりました。
0投稿日: 2024.08.28
powered by ブクログ一気に読むのがオススメ なぜならこの本は"完全"すぎるから! 「完全すぎるものは、崩壊の過程に現れる現象の一つにしかすぎないのだ。」
0投稿日: 2024.08.28
powered by ブクログ設定を理解することはできた。作者の言わんとしていることはなんとなくわかる。しかし、話がぶっ飛んでおり、視点が目まぐるしく変わり、しっかりと理解することは困難というより不可能であった。私の読解力が乏しいのは認めるが、この物語を噛み砕ける人はいるのであろうか。
1投稿日: 2024.08.27
powered by ブクログ映画上映前の予告編。「安部公房生誕100周年」と大画面に出る。段ボール箱を頭からすっぽりかぶった男が2人、喧嘩をしていた。なんだこの映画は、と目を丸くしつつ、でも安部公房なら本読んでみたいな、となると映画も見ることになるかな、などと思い本書を購入。いよいよ映画公開が迫ってきたので読み始めることに。 この映画監督、安部公房本人から1986年に「娯楽にしてくれ」と映画化を託されたのだそうだ。1997年に製作が決定、スタッフやキャストがドイツに渡るも撮影は頓挫、それが安部公房生誕100周年の今年(2024年)に完成、公開という、なんと27年越しに実現した映画化なんだそうな。こんなん知ってしまったらあーた、読まぬわけにも見ぬわけにもいかないではないか。しかも出演者たちも、全員ではないが27年前と同じ役者だっていうし。 主人公は〈ぼく〉、頭からすっぽりダンボール箱をかぶった箱男。〈箱男が、箱の中で、箱男の記録をつけている〉ノートを、読者は読むことになる。 キーワードは、見る、見られる、そして贋。〈世間を拒み、箱にもぐって世間から雲隠れし〉、〈箱をかぶって、ぼく自身でさえなくなった、贋のぼく〉が元カメラマンということもあって、カメラマニアだった安部公房自身が撮影した写真が数枚挟まれ、それぞれに数行の文章が添えられている(表紙カバーの写真も安部によるもの)。 読んでいるうちに頭がボーッとしてきて、今何を読まされているのかわからなくなって、行きつ戻りつして読んだので、想定以上に時間がかかってしまった。今読んでいるのは箱男の現実なのか妄想なのか、この〈ぼく〉は誰なのか、また誰が贋なのか。めくるめく箱男の世界である。 ふと記憶がよみがえって自分で驚愕したことがある。いじめられっ子だった小中学生の頃、自分を守ってくれる小さな箱のような部屋ごと移動できればいいのに、箱に入った状態で学校に行ければいいのに、と心底望んでいたことがあったのだ。それってつまり箱女ではないか! なんということだ、目的は違うにしても、自分も箱女だったのだ。 と、ここまで書いて思った。安部公房自身も箱男になりたかったのではなかろうか、と。 さて、これがどう娯楽になっているか、映画がある意味楽しみになってきた。
0投稿日: 2024.08.25
powered by ブクログ映画公開と知って急遽読んでみた。 覗き見の秘密的なゾクゾク感、高揚感、罪悪感 それだけではないなにか なかなか難しい。ダンボールを被ることで常に覗き見している自分がいて、周りからはただのゴミとなる。わかるようなわからないような、いったいこの話しの語りてはどこに行きつきたいのか? 真実がどこで、あるいは妄想なのか? 語りては、いま誰なのか? 混乱! はたして映像化されたらどうなるのか?怖くもあり、のぞいてみたくもある。
18投稿日: 2024.08.22
powered by ブクログ「ぼく」って、誰? 見ることと、見られること。 見られずに見ることと、見ずに見られること。 見ることは、相手への優越性であり、支配欲であり、それが相手からは自分が見えないとなると、危険な中毒症状を引き起こす。 箱の内側が覗き屋の領分ならば、逆転して、箱の外側が内側ということも有り得る。 ダンボール一枚を隔てて、どちらを内側と見るか、外側と見るかの違いだけだろう。 「箱」という安全装置は、箱に書かれた落書き(=ノート=遺書)であり、実際の「箱」という物質がなくても作用するのかもしれない。 見えているのに、見ていない。 それが、黙殺。 箱男も、言わば黙殺されている。 ところで、結局、本物の箱男は誰だったのか? 少年Dが出てきたあたりで、女教師=奈奈ならば、軍医殿という線が濃くなってきた気がするけれども。 しかし、まだ開幕のベルが鳴っていないのなら…。 箱男は書き手であり、読み手であり、…私だ。
0投稿日: 2024.08.20
powered by ブクログ見られる者からの解放を得て、見る者となる箱男。 荒唐無稽で難解な話にも関わらず、安部公房が独特に描く人間の習性、人の性(さが)の表現に、不思議と夢中になって読み進めてしまう不思議な作品。 「砂の女」の不思議な面白さが頭に残っており、本作の映画化(2024.8.23)に先んじて読了しました。 鑑賞後に再読してより理解できればと思いますが、多分、それでも無理でしょう…笑
10投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログ『箱男』 映画化により、購入。 段ボールをかぶり、その中に生活の一切を仕込んで歩き回る『箱男』。 覗くことに魅せられ、箱の前面にあけた窓から外の世界を覗き、その限定された世界に魅せられる。 見ること、見られること… 『贋箱男』が現れ…『贋医者』も… 途中から何が現実で、何が幻想なのかが… 自作のアングルスコープで、女教師のトイレを覗く少年D。たが、見つかってしまい、罰として、女教師から『覗かれる』… 『箱男』イコール『覗く』なのか… 『覗く』ことによって見える世界。 限定的で、『覗く』ものにとって、中毒性があるのだろう。 『箱男』から見た世界、を想像していたが… そんな単純なものではなかった… とにかく難解… これをどう映画化するのだろう…
13投稿日: 2024.08.17
powered by ブクログ書き手がどういう心情で本内容を記載しているのか、何が真実であるのか、そういった全てが読者に委ねられている作品であり、私の実力不足で内容を十分に理解できていないように感じます。 見ることと見られることの関係性について、人は主体的に覗く側でありたい、そのために地位や財産を捨てても構わない、という箱男の価値観。こちらにはつい賛同してしまいそうに思いました。 作者の独特な比喩表現は惹きつけられるものがあり、また、箱男は誰にでもなれるような描写が少し怖かったです。
0投稿日: 2024.08.17
powered by ブクログ映画の公開に先駆けて読んでみた、安部公房の作品は「砂の女」に続き2冊目。 うーーん、難しい話だった。 書き手がコロコロ変わるから、今は誰目線のどの話なのか(それもどこからが現実でどこまでが妄想なのか)が分からない。分かりづらいじゃなくて全く分からない、如何様にも解釈し得るように見える。 文章の主体はAなのかBなのかCなのかはたまたDなのか、カメラマンなのか軍医殿なのか贋医者なのか、文中の「ぼく」は本当に書き手なのか、「きみ」は誰を指すのか、箱男なのか贋箱男なのか、そもそも誰が本物の箱男だったのか。 何も分からないまま映画「複製された男」を観終わった時のような読後感に包まれた。 「見られずに相手を見る」に固執した究極形態が箱男。覗き見の最上級。「ニュースを追いかける」ことに固執していた箱男が出て来るけど、「ニュースを見る」という行為もある種「見られずに(世界を)見る」の一つなのかもしれない。 作品冒頭の箱男の描写はとても細かく巧みで具体性に富んでいて、箱男になることの麻薬的な魅力が伝わって来る文章だった。もし手元に適当なサイズの段ボール箱があったら、試しに被ってしまっていたかもしれない。危なかった。
13投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ映画の予習のつもりで読んだがよくわからん。 本物の箱男は軍医殿? 冒頭から登場するAは贋医者の贋者となって女と暮らした? 見る、見られるの関係性がテーマとしてあるようだがそれを突き詰めたようなDの場合を読むと変態的なオチになりそうに思える。 匿名性を保ったまま一方的に対象を観察する箱男はSNS隆盛の現代とも重なるか。そういう見方は薄っぺらいような気もする。 終わり近くの女との別れのシーンが切なくて感傷的になってしまった。情緒的な小説ではないのに。
1投稿日: 2024.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
官能描写の熱の入り方すごいな~と思っていたら急に叙述トリックが始まってグイグイ引き込まれた。 解説にあった箱男が入れ替わることによってノートの記述者も入れ替わるというのを理解するとまた読み方が変わってきて面白いなと感じた。
1投稿日: 2024.08.01
powered by ブクログ安部公房って…文豪みたいな立ち位置なのにこんな変態なんだーと下世話な感想を抱いてしまった。 これを現代のハラスメントだらけの世界に発信したらまた炎上するのかしら。。 てか箱男、ちょっと魅力的。やってみたい。女だから箱女か。 映画化ってどうやるの?完全に監督だかの解釈によりますよね。 読んでる間、つげ義春や小林泰三はこの人の影響を受けたのかなぁと気になりました。
1投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
嘘か真か、現実なのか妄想なのか。だが私見では、文のグルーヴが生み出す虚実皮膜を溶かす幻想の味というより(完全にぼくの「好み」から出た意見になるが)、ここにあるのはむしろその端正でありつつ情緒的でフェティッシュでもある文体が生み出す論理パズルのアクロバットの凄味だと見た。それにしても「箱男」とは何者なのか。あらゆる外部をどれだけシャットアウトしても、自身の内側から「ぼくはぼくなのか」を問い続ける己自身の客観性からは逃げられない(そう思って読むと、この作品は実に豊満な「描写」「観察」を内包しこちらを揺さぶる)
1投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログ文章はめちゃくちゃ面白い! ストーリーが面白いかと言われると分からない。ノートの書き手だれや?みたいな感じになってからは完全に理解はできなかった。けど混乱を楽しめた気はするから良しか?もう少し読書上級者になってから読み直したい。
0投稿日: 2024.06.20
powered by ブクログダンボール箱を頭からすっぽりと被り都市を徘徊する男。 新聞記事、AからDの挿入文、白黒の写真、そして箱男を名乗る語り手の「ぼく」 様々な表現で様々な物語を語り、その先にあるのは嘘か誠か。 意味がわからないのに惹きつけられ、気づけば読み終わった衝撃の一冊→ 読み終わってからだいぶん経つけど、今読み返してもやっぱりわからない。 安部公房氏が目指す先がわからない。語り手が「元カメラマン」というのが意味あるのか、贋箱男とのやり取りが大事なのか、それとも看護婦か。 クライマックスで本当に意味がわからなくなり、最後の1行を読んだ瞬間、脳内が→ 「?」で埋まった(笑) 全ては嘘?幻?いや、でも確かにそこにあるはず……いやいやでも? この、夢と現を行き交う物語が安部公房氏の描く世界だったり、する?(砂の女もそんな感じだし)いや、違うか。違うよな。 難しい……でも読み切らせる安部公房氏の文章はマジですごい。他も読みたい。
2投稿日: 2024.06.16
powered by ブクログタイトルが面白かったので購入したが、内容がよく分からなくなり途中で諦めてます… 薄い本だからすぐ読み切れるだろう、もう少し読めば理解できるだろう…無理。 また、時間をおいてからにします。
1投稿日: 2024.06.15
powered by ブクログhttps://www.nikkei.com/article/DGKKZO81236460X00C24A6MY5000/
0投稿日: 2024.06.15
powered by ブクログ高熱でうなされた夜の夢のような、筒井康隆『パプリカ』の映画版のような、はたまた『ボーはおそれている』のような、ふわふわと掴みどころのないまま言葉の渦に巻き取られていく気持ちよさ。 中学生のころ読み切れなかった箱男ですが、新装版&安部公房生誕100年とのことで再挑戦しました。とても面白かった! 論理的に詰めて理解するというよりも、読んだときの感情や文章のテンポを楽しむ作品のように感じます。 言葉選びが好みで、何度も読み返したくなるような比喩(p46.その微笑は固めた空気を彫って、光の刷毛で色をつけたように淡くしかも無防備で...)や官能的な表現も魅力的。 必ず再読します。
0投稿日: 2024.04.20
powered by ブクログ万華鏡の中にいるような、前後左右がなくなるような不思議な気持ちになった。 新聞記事風のフォーマットのページや作者自身が撮った写真も数多く掲載されている複合的な作品でびっくりした。 全体的な流れをつかめなかったので、再読する予定。 【再読後の感想】 登場人物を整理しながら読んだら、ぼんやりと各節のつながりがわかってきた。 メインのストーリーを様々な角度から描いていて、それこそ1つのカラクリ装置を前後左右から見ているような作品であった。 箱を被るという安心感、誰からも自分を見られないという安心感は、Twitterの匿名垢と通ずるものがあるような気がした。
11投稿日: 2024.04.07
powered by ブクログ見ることと見られることに、恐ろしいほどに敏感。 現代の匿名SNS時代にも何か通じるものがありそうだと感じる。 また落ち着いて読み直して、ゆっくり咀嚼したい
1投稿日: 2024.04.07
powered by ブクログ“箱男”はキャッチーな題材であるものの、その内実は複雑で贋箱男なるものも登場し困惑してしまう。この手記すらも一体なんだ?となる。コンサンス英和辞典は箱男になるために必要なのか? 必要なのかもしれない。
0投稿日: 2024.04.07
powered by ブクログ久しぶりに再読したが。エキサイティングすぎる。後半の視点が変わりまくるあたりのついていけなさすごい。
2投稿日: 2024.04.01
powered by ブクログ正直途中からこんがらがって良く分からなくなってしまったけれど、良く分からないからギブアップとはならず最後まで一気に読めてしまった。 映画どうなるんだろうか、D少年の下りとかやるの?
0投稿日: 2024.03.02
powered by ブクログ背伸びして安部公房氏を読んでいる。 映画化になり、積読から手に取った。混乱する。難しい。 何方か書いていらしたが、最後まで読ませてしまうのが安部公房氏。次が気になってしょうがなかった。 人の数だけ、内側(心の中)の世界がある。でも内側の世界だけでは生きていけなくて外側(世間、世の中)と接するけれど、心を安全なところに置いておくには、諦めたり、傷を負ったりする。 内側も外側もバランスを保ちながら。平均値を演じながら。
1投稿日: 2024.02.29
powered by ブクログ見事なほどの予想外の展開に、 ついていくのが大変だったけど……… 何故か惹かれる箱男。 いや、私はあの箱、五万円で買おうと申し出がでるほどのあの箱に惹かれている。 入ってみたい。 そして覗き窓から世間を見てみたい。 話は単純ではなく、登場人物も少なくない上に裸になる事が多いし怪しい事も繰り広げられるので、話が複雑怪奇?でややこしくありながら、摩訶不思議な世界にどんどん引き摺り込まれていく感じ………。 これがある種の快感になる。 作品中にモノクロの写真が何枚か挿入されている。文庫の表紙もそれだ。 安部公房本人の撮影のようだ。 時代は違うが、森山大道を思い出す。 石井岳龍監督により映画化の運びとなり、長い時を経て2024年公開へ。 楽しみ。
0投稿日: 2024.02.27
powered by ブクログ箱を被り生活する男、設定が最高に面白かった。内容は意外に複雑で噛み締めて読まないとなかなか理解できなかった。 永瀬正敏主演で映画もやるので絶対に観たい。
31投稿日: 2024.02.18
powered by ブクログ一文一文、各章ごと、それだけなら何が起こっているのかは明確で筋も追いやすいのだが、章それぞれがどのように繋がっているのかとなると、途端に迷路に迷い込む。 解説を読むとこの小説のひとつの読み解き方が提示されていて、つまりは箱男という「見る側」と、彼が認識する「見られる側」の世界との関係性について描き、その在り方が逆転する展開を用意し、さらにはこの小説が箱男によって「書かれたもの」という体裁を取ることで、それを「読む側」との関係性をメタ的に描く。つまり「見られる=見る」、「書く=読む」という表裏一体の状態こそが、この小説で安倍公房が書こうとしたことであり、”箱男”という存在や断片的な章の分け方はそれを表す舞台装置なのだと、そんなことが解説には書かれている。 一理あるなあと感じる。話が進めば進むほど分かりにくくなる小説なので、それぞれの”現在地点”が読み解きやすくなる。 でも、この小説はそんな簡単に答えが提示できる作品ではなく、もっと言えば「答え」だとか「良い読書」だとか「教養」だとか、そんなところからあえて距離を置いた小説なんじゃないかと思う。意味を求めるのは自由だし、作者的にもなんらかの意図を持って描写してるだろうし、様々な仕掛けを作ったのだろうけど、この”わかりづらさ”まで作者の意図するところなのかはかなり怪しいと私は思う。 一人称かと思いきや二人称や三人称にスタイルが変わり、そんなに精細に書く必要ある?って突っ込みたくなるほど、どうでも良さそうなシーンを書き込んだり、真相を話す話すと言いながら最後は読者を煙に巻くような形での幕切れ。作者自身がどうしていいのかわからなくてこのような形になってしまったようにも見えるし、すべてイチから設計図どおりに組み立てた上で、このような歪な体裁となったようにも見える。 なんにしても私がこの小説を読んで感じたのは一種の”グルーヴ感”であり、迷い、もつれ、作者自身が迷走してるようにも見えるこの書き方だからこそ、他にはない独特なリズムが形成されていると感じた。この、いくら簡潔に説明しようとしても簡単に説明しきれないあたりや、実験作であり、失敗作(のようにも見える)であり、思わぬ調合によって生まれた世紀の傑作でもある今作は、一言でまとめるなら「奇書」なのだ。 フェティッシュばりばり、寓話性も備え、破綻してるのに形を成している。そんな作者の意図から離れた場所に到達してしまった奇書。 好きか嫌いかで言えばすごく好き。『砂の女』よりずっと。読書の楽しみ方は色々あるけど、私は暗闇の中を、その先に何があるのかわからないながら進む、そのこと自体を楽しむことが醍醐味だと思ってる。あくまでひとつの楽しみ方だけど。 そしてこの本は、「すべてを理解することが正解ではない」のだと、そう感じさせてくれる稀有な本だった。良い本と巡り会えた。
6投稿日: 2024.01.03
powered by ブクログストーリーを楽しむものではなかった。実験的というか、前衛的というか。見られることと見ることが入れ替わり、本物と贋物が入れ替わり、書き手と書かれる側が入れ替わる。ものすごーくかみ砕かないと、もしくは箱に入った男というところだけを取り上げないと、映画にならないのではなかろうか?
5投稿日: 2023.12.17
powered by ブクログある日、箱をかぶることによって別の存在になれると思った男が、箱男のなり方から、のぞき窓から見る世界について独白調に書いたし小説風の物語。 何度も見るを多用しているように、一方的に見る、注視する、覗き見ることに意識を向けていて、描写もとても細かくズームしていくが、よく読むとそこまで見えるはずもなく、音や匂い、又は妄想を実際にみえているように書いている。 とすれば、この箱男も男が箱を被りその中で妄想しているのではないかとさえ思う。 自分は見ているが相手はこちらを見ない、何かを挟んでみる、または意識されないような存在になる。 文中でも箱男の変装とあるので、気にされない、又は気にしてはいけないと思わせる存在になる、それから見られているという被害妄想のようでもあって、自分から向いた矢印が実は自分に向いていた。みたいな読後感を味わう。
0投稿日: 2023.12.06
powered by ブクログ読んでいて迷路に迷いこんでいく感じで、それに関して難しいとかよりも面白いという気持ちが勝ってどんどん先を読んでしまう。それも明確な解決に向かうというよりは、どんどん迷宮の深部に入り込むような感じで抜け出せなくなっていく。 解説を読んでなるほどなるほどとはなりました。 誰が語り手で誰が語られていて、誰が見ていて見られているのか。もっと言えば誰が書いていて誰が書かれているのか。主が明確でいて不明確。メタ系のような違うような不思議な読書体験でした…!江戸川乱歩が好きなので、所々にフェティシズムや奇々怪々な感じが漂っていて個人的には好きでした。
13投稿日: 2023.12.02
powered by ブクログ砂の女から、箱男を読んでみた。どちらも1日で読める内容。文章自体は読みやすいが、何を示してるのかまで深くは理解できてない。相手からは見えてないがこちらからは見えている状態は、見たらいけないものを見てしまうのではというハラハラする感情、相手よりも優位な感情になる気持ちは共感できるが、、少しフェチだ。
0投稿日: 2023.11.19
powered by ブクログ他人からみられずに他人のことを見る。という根本的な欲求を書かれた小説であったが、心の奥底にあるものを表出させられた感覚があるものの、どのように解釈したらよいか悩んでしまう。見られずに見る立場になるには、社会生活から断絶するしかないのか、中途半端しかできないからモヤモヤするのか。しばらくしてから再読してみます。
0投稿日: 2023.11.08
powered by ブクログ「箱男」という一方的に見続ける存在。 私は箱男になりたいと思った。人に見られずに人を見れるなんて、そんなに愉しいことはないように思う。 だが、「箱男」は人間という立場を放棄しているからこそ誰にも見られない訳だし、決してノーリスクではないのを鑑みると悩ましいところではある。 著者はそんな「箱男」という生き物の特異性を利用して「作品」というものに対して面白い試みをしていた。 本書は主人公が物語を語っているように見え、そこには作者の存在が感じられない。なんとも奇妙な読書体験だ。
0投稿日: 2023.10.11
powered by ブクログ見ているのか、見られているのか この話がおかしいのか、自分がおかしいのか 彼我の境界があるようで、ないようで 箱をかぶった変態の話かと思いきや、変わってるのは理解できない自分なのかと不安になる
0投稿日: 2023.10.04
powered by ブクログ『砂の女』が面白かったので別の安部公房作品にチャレンジしてみたけど、難解すぎて参った。一言でいうと、段ボール箱を頭から腰までかぶって、のぞき窓から外を見ながら都市をさまよう男の物語なのだが、変死体のCが出てきたあたりからストーリーについていけなくなった。途中で挿入される写真も謎だし、はっきり言って本作をどう評価していいのかちんぷんかんぷんで、星をいくつ付ければいいのかも分からない。 恐らくストーリーを中心に追いかける読み方は間違っていて、個々の章で断片的に浮かび上がる何かを掴み取って、物語を再構成できるかどうかが良き読者になれるかどうかの分水嶺なんだと思う。 とりあえず箱男を通した「見る」「見られる」の関係が、監視社会に対する著者なりの皮肉であることは何となく分かった。 一応この後、芥川賞を獲った『壁』を読む予定なんだけど、果たして自分に理解できるのだろうか。不安しかない。
1投稿日: 2023.09.13
powered by ブクログ見ることには愛があるが、見られることには憎悪がある。 前半は手記形式で共感できることも多く読みやすかったが、後半は視点がころころ切り替わり結構読むのが大変だった。匿名SNSのもっと先にはこういうものが待ち受けているのかも。
0投稿日: 2023.08.22
powered by ブクログ前半は設定の面白さと不気味さですらすらいけた。中盤、見ると見られるの関係が明かされていき、深いものを読んでいる感じ。終盤は何だか置いて行かれた感じ。 同じテーマが一貫していたとは思うけど、視点や場面が次々に変わるのでオムニバスを読んでいるよう。 外の世界を、見られずに見るということに執着する時代の話。一方的に見ると言うことに安心感や優越感、時には背徳や征服感を覚えるよう。SNSで承認欲求を満たしたい今の世代には当てはまらないこともありそうだが、中年にはまだわかる。わかるが章によって変わる視点、暗喩が一読では難解。 砂の女と共通したと思うのは、社会の中で自分という存在の脆さや不確かさ。砂の女の主人公はまだ自分という存在に最初は自信を持っていた。箱男はどうだろう。達観しているようでまだ抗いきれない部分があったのだろうか。次回読むときは他の方の感想などなぞって読みたい。
0投稿日: 2023.08.07
powered by ブクログ夢で見たことの断片を繋ぎ合わせたようなシュールでコミカルでちょっとエロい大人の寓話のよう。 箱男は社会に属することを放棄した観察者である。 何者でもないところは、Twitter など匿名性の高いSNSにも似てるかも? 映画化されると知って原作読みましたが、これをどう映画化するのか想像がつきません。薄暗く殺伐とした風景しか見えなかった。 自分も箱の中にいるような閉塞感と不可解な展開に呑まれてじっとり汗をかき、ぐったり疲れてしまった。
8投稿日: 2023.07.14
powered by ブクログ2023.6.28 読了。 ダンボールを頭から被り、都市を徘徊しながら覗き窓から世の中を眺める「箱男」の話。 覗く側と覗かれる側の立場が表裏一体となって話が進んでいったり、夢か現かの判断さえ難しい小説。 図書館で題名に惹かれて初めて安部公房作品を読んでみたがとても不思議な世界が描かれていた。 子供の頃、一度は潜り込んだ経験があるだろうダンボールに入る行為に「懐かしさ」を覚え現実世界から自ら切り離されていく人物も登場するし、穴があったら覗いてみる行為も一度もやらないで生きてきた人は少ないと思う。 けれども多くの人々は現実生活の全てを変化させ、ずっとダンボールを被る生活を選ぶことは少ないと思う。 しかしこの作品には自分の正直な欲求に従い生きることを選ぶことも描かれていて、物語としては紆余曲折しながら進んでいくので一貫性を求めて読もうとすると難しいが、もしかしたら一歩踏み込めば簡単に没頭してしまう「危うい世界」が綴られていた気がした。
1投稿日: 2023.06.28
powered by ブクログ何が言いたいのか全然わかんなかった。 でも分かりたい。 2年前読んだ時の鮮明な気持ち忘れちゃった。 もう1回読みたい。
0投稿日: 2023.06.18
powered by ブクログ迷路という言葉が最後のほうに出てくるけれど、まさにその様な作品でした。魔法陣の様な。この世ならぬものを召喚するための。その接続点である様な。ちょうどローリング ストーンズに親しもうと思い始めた時に読み終えて、シンパシー フォー デビルス、山羊の頭のスープ、という魔術的かつアーシーな呪句めいた文言やグルーヴに囚われました。その囚われが箱男化なのでしょうか。
0投稿日: 2023.05.23
powered by ブクログまた読みたい 見る見られるの構図 演劇入門で、人は皆見られる側よりも見る側に居たいものだ、みたいなことを言ってたけど、記述者(見る側)を手放そうとしなかった感じがあったり、個人で言うと箱男は裸の人間、自分を酷く惨めだと言っていたり Dの話なんかがわかりやすく、誰も物語の登場人物になんかなりたくなくて、記述者でありたい、ただ記述すると言うことは同時に登場人物たちに記述されるかもしれないということでもあるのか、その上で天性の覗き屋が箱男。これは卑怯なのかな、ただ箱男は自信に価値のあるものだけを(Dとは違って)除いているわけではなく、その立場であることに意味があるのだろうから、卑怯とかそういう感覚が市民の感覚というのだろう 見ることと書くこと 段ボールの落書きは箱男の履歴書、自分がどれだけのものを見て記述してきたかということか。 見てないものは書けないのかな、想像だって、どこかで見たことの組み合わせだって可能性もある
0投稿日: 2023.05.20
powered by ブクログ序盤は箱男の手記という形で結構面白くてサクサク読める。 最初から意味はわからない物語だけど、後半になるにつれ人物も入れ替わったり、誰かの話が挿入されたりして、読むのが辛くなってくる。 段ボールを被って生活することで人々から「見られる」ことを捨て、 人々を「見る」ことだけを選んだ人間の話。 「見る」と「のぞく」は似て非なるもので、箱男は後者を選んだ。 描かれた時代は今とは違うけど、捨てアカなんか使って他人を攻撃するようなSNSの使い方をしてる人や、掲示板ROMってるだけの人なんかは、箱男の手記に共感することもあるのではないだろうか。
0投稿日: 2023.04.26
