家族の愛を知らないまま死んでしまったことを覚えているヴィルジニア。今回こそは幸せな家庭を。と思っているけれど、皇女になってしまったことでややこしい感じに。父からは間違いなく溺愛されているけれど、何が普通かわからない状況は、見た目と違って意識が大人のヴィルジニアには辛いだろうな…と思った。やっと会うことができた兄たちとも、少しずつ仲良くなっていくヴィルジニア。すれ違いのせいで傷ついたりもするけれど、みんなが大切にしてくれているのが伝わってくるのが嬉しかった。兄の母たちと会うことで今後が変わっていくのか、楽しみになった。「シエル」がどうなっていくのかも。

前世で家族と不仲だった記憶がある第七皇女ヴィルジニアが「幸せな家庭」と「幸せな結婚」を夢見て奮闘するお話。 皇帝に溺愛されながらも、兄弟との距離の遠さに悩んでいたヴィルジニアとその兄６人とフクロウ、シエルとのアレコレ。 シエルが魔国に戻るところまで。 設定としては嫌いじゃない、むしろ好きだと言えるんですが... ヴィルジニアの思考、考察、心の声だらけでお話が遅々として進まない感じ。 何とか読み切りましたがどうしても馴染めなかった。 続きは読まないな。 評価は★2.5ってところ。