
総合評価
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powered by ブクログ話題になっていたので、全く内容を知らなかったが、ミステリじゃないか!パッと見、文章かたそうと思ったけど、どんどん読める。 ミステリも様々な設定が流行る中で、なぜこの設定を選んだのか必然性がなくては、と言われるようになったが、この作品はまさにこの時代、この環境でないと成り立たない結末。 終盤、兄保昌の登場が増えるにつれ、忠信が減ってちょっと残念。御以子はどこに。
0投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ大河ドラマ、澤田瞳子をパクる(小説の連載期間は2023年、単行本発刊は2024年2月、大河ドラマは2024年)。袴垂は史実らしいからそれだけなら偶然かもだけど、「星落ちて、なお」というタイトル回があったので、リスペクトを込めてパクってますという意思表示かなと思いました。(『星落ちて、なお』は、澤田瞳子の直木賞受賞作のタイトル) 読んだタイミングが大河ドラマの後だったので、直秀で脳内再生されたのは、個人的には良かったです。
0投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ藤原道長の権勢を転覆させようと、京を暗躍する「袴垂」と言う名の盗賊たち。 道長邸勤めの女房・小紅は、その名前を聞いて、驚く。 「袴垂」の首魁は、20年も前に死んだはずの兄だと言う。 信じられない小紅は、盗賊の正体を追い詰めていく。 「そんなアホな」展開。でも面白い発想だった。 紫宸殿で儀式が行われる際の、検非違使の装束は、 「巻纓の冠に緌を付け、浅緑の闕腋袍に平緒の帯」 聞いたことのない名詞が並ぶので、馴染むまで、時間がかかったけど、後半には、サクサクと読み進められた。
58投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログフォロワーさんのブクログ本棚から見つけて、ご本人が面白そうにレビューされてるので手に取ったら、なんとこれは、まさに大河ドラマ「光る君へ」の時代、舞台ではないの。 しかもミステリー。しかし、それ道長とまひろの子が・・なんて設定がぶっ飛ぶくらい斬新な内容でびっくりした。夢中でほぼ一気読みした。 土御門第に女房として使えている小紅、その兄で、肥後守を任じられている保昌、足利忠信の活躍と、小紅のもう1人の兄、保輔の率いた袴垂一族の盗賊たちが魅力ある人物に描かれているので、読み飽きることがない。 そして最後に明かされる秘密は・・・。 確かに、御以子のその後が気になりますね。
5投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログこんなお話があってもいいかも。 藤原元方と、保昌の関係がしっかりと頭に入りました。 この時代、みんな親戚…?
0投稿日: 2024.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
話しが進むにつれて、先が気になり、最後は一気読みでした。 読後感はそれなりに満足でしたが、個人的には先に読んだ「月ぞ流るる」の方が、より物語が説得的だと感じました。 ここに描かれている保輔の人物像からして、倫子と男女の仲に果たしてなるだろうかと。仮に、そのような関係に至ったのだとすれば、そこまでの過程で葛藤やらドラマがあったはずなので、そこが描かれていたら、より心に沁みる物語になったのではないかと思いました。 いずれにしても、今後も注目の作家さんです。
0投稿日: 2024.08.20
powered by ブクログ藤原道長が栄華を極めんとして、娘の彰子が御子を産むか、という時期のお話。 主人公は小紅といい道長の家の位の低い女房勤めをしている。祖父は大納言までなった公卿だったが、産まれた皇子が女で権力争いに負け悶死。父もその荒々しい血筋を引き、酒におぼれ酒席のいさかいで殺人を起こす。四人姉妹の末の小紅は兄、保昌とともに罪人の子という後ろ指をさされながら生きている。もう一人の兄は強盗となり、その兄の残した人間関係が今の小紅にかかわってくる。兄・保輔はかなり昔にとらえられ殺害されている…はず。 巷で暗躍する強盗団が兄の保輔なのか、兄を検非違使に売ったといわれている足羽忠信の真実は?二人の関係は深まるのか?和泉式部と紫式部は物語にどうかかわってくるのか?御以子の正体は?などなど、気になることが色々あって、ミステリーっぽくお話が進むので、時代物ではあるものの、読みやすかったです(とはいえ、人間関係が頭に入るまでが個人的に辛い)。読後感は結構よいのですが、多くの人が感想に書いているように、このあと小紅や保昌がどうなっていくのか、知りたかったよね。 難しいけど、源氏物語や藤原家の栄華を学習する中学生から一応OK。まあ、大人がしっとり読む本だとは思います。光る君をみていたらもう少しするっと読めたかも。
5投稿日: 2024.08.06
powered by ブクログ秀でた能力などもなく、難しい立場であるところから少しずつ心情が変化していく様子が丁寧に描写されていて面白かった。
1投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ流行りに(自分が)乗っかったというところもあるが、あまり読まないタイプの本ではったが、それなりに楽しめた。大きな秘密を抱えた兄妹はこの後も淡々と生きていくのであろうか。
0投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログいやあ、読ませる読ませる。ページを捲る手が止まらない、夜更かししてまで読んだ本に久しぶりに出合えた。 食わず嫌いでなんとなく手に取ってこなかった古代歴史もの。光る君へにハマったので、面白そうだなと思って読んでみたら面白いのなんの! ミステリ要素あり、アクション要素ありでハラハラドキドキしながら読み進めた。 罪人の家族を持つ主人公とその兄の複雑な思いがよく描かれている。 藤原の一族の関係がすっと頭に入ってこれたのは、ドラマのおかげかな。 この著者の他の作品も読んでみたい。
0投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
わたしの人生はわたしが大切にしなくては。 小紅の父は諍いのうえに流刑となった。兄のひとり保輔は盗みを働き仲間に裏切られて捕らえられ殺された。兄の保昌は汚名をすぐために道長に追従し、小紅自身も父兄の噂をされながらも土御門第で女房として働いている。ある日、小紅は保輔と関係があるという盗賊の一味に出会ってしまって——。 真面目で長いものには巻かれるタイプかと思いきやいざとなったら押しが強い保昌とか、盗賊だけど人間的魅力に溢れる保輔だとか、仕事人でピンチに助けてくれる忠信とか、やけにイケメンが多い。ラスボスかと思いきやヒロインの倫子様や、ウザいおばさんかと思いきや本質をついてきて味わい深い鈴鹿などのキャラクターも印象的。圧倒的な存在感を放つ藤式部も。 イメージしていたcvは、保昌が田丸篤志さん、保輔が岡本信彦さん、忠信が内山昂輝さん。
0投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
わ、コレって謎解きだったんだ。まあ、そもそも主人公・小紅が、兄・藤原保輔の死から20年、今更世間を賑わせる袴垂の正体を追ってた態だったけど。でも道長と結婚する前の倫子が盗賊を匿って実は…ってのは中々なイマジネーションかと。 総白髪のおかっぱでどこまでも保輔を忘れない空蝉に、ケダモノみたいな娘の御以子に、お色気満載の自由人・和泉式部に、上級上臈の紫式部に…とイカしたオンナがてんこ盛り。 割と何処でも忠義者の好人物として描かれる藤原行成が忠義面ぶら下げたやな奴なのが印象的だった…そこかアタシw
0投稿日: 2024.07.12
powered by ブクログ藤原道長は、藤原北家、藤原兼家の五男。 藤原保輔は、藤原南家、藤原不比等の長男、藤原武智麻呂が始祖。NHK大河ドラマでは散楽一座の義賊として登場。藤原保輔をモデルとする直秀。 一条天皇の中宮となった藤原彰子は 果たして誰の胤なのか。 想像を超える設定には驚くが、 人物の関係性を理解するのに時間がかかって、 なかなか読み進めず、集中できなかった。
0投稿日: 2024.06.10
powered by ブクログ歴史物は読み終えたことがなかった。何度かチャレンジしたが、結構早くに挫折してきた。 大河は見てないが、併せて見たかったなとおもう。 当時って、身分の縛りが意外と緩かったのかしら…最後に倫子の部屋に乗り込み、プライベートなことを暴く際どい質問をしてしまえる兄妹にとても驚いた。
0投稿日: 2024.05.30
powered by ブクログ(借.新宿区立図書館) 袴垂保輔の死を巡るミステリー風味の作品。最後の方はやや緩い終わり方。続編でもあるなら別だが、関係者がその後どうなるかがもうちょっとうまくまとめられているとよいのでは。
0投稿日: 2024.05.27
powered by ブクログいいタイミングで読めた! そして私の推量はことごとく外れていった。それでも面白い、平安貴族のロマンの香りプンプンするミステリー作品。
0投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログ今昔物語の盗賊袴垂に題を取った?平安絵巻。 主人公小紅は藤原道長邸である土御門第に暮らす下臈で、物語の大半は土御門第を舞台に進む。 道長四天王である藤原保昌を兄に持ち、袴垂であるとも言われた末兄保輔の死の謎に迫る。 藤原摂関家を嫌う和泉式部など実在の人物と架空の人物を組み合わせ、黒幕が今ひとつだったり、強引な設定があったりもするが、史実の穴もうまく使いながらストーリーを編んでいる。 道長の娘で一条天皇の中宮となった彰子の出産も絡め、宮廷内の日常や勢力争いなど、当時の様子が生きいきと描かれているのは古典に造詣の深い作者ならではか。
1投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログ謎だらけの話でした。 名前などの漢字の読み方が難しくなかなか入り込めませんでしたが読み進めるうちに目が離せなくなりました。抗っても逆らえない出来事が沢山ある中での真実の解明に、拍手を送りたいです。
6投稿日: 2024.05.10
powered by ブクログ平安、藤原道長の時代のミステリー。史実を交えながらの展開に、その手があったかと脱帽。紫式部は数行しか出て来ないのに大河ドラマにあやかってるのかな?全く違う作品です、期待以上です。声を大にして言いたい。
12投稿日: 2024.05.08
powered by ブクログ評価は以前からルーティーンで付けていただけだったので、今回から評価付けを止めようと思います。評価というより単に好きか嫌いか程度ぐらいのものでした。 大河で『光る君へ』を観ていて、俳優さんの顔を思い出しながら読めるので多少助かったが、天皇家と藤原家一族の家系図を首っ引きで読んだ。何とも登場人物が藤原姓だらけ、しかも下の名前は親の一文字を取って似たような名前が並び区別がつかずに覚えられない。 小説は今テレビで放映中よりもっと後で、栄華を欲しいままにしている藤原道長の時代。道長近辺に侍るもう一つの藤原家系の物語だった。先日別な番組で、藤原一族の繁栄は奈良時代が始まりで名高い藤原不比等からだったと知り驚いた。 本作の主人公・小紅は父や兄の罪を背負いつつ、下臈女房として藤原道長邸へ仕える29歳独身。藤原道長の栄華を転覆させようと都を暗躍する盗賊たち。京の街を荒らし回っていた伝説的な盗賊団「袴垂」一党を率いたのは兄・藤原保輔だった。この兄のみではなく父親や他の2人の兄たちも罪人の烙印を押されていた。小紅は「佐渡のおもと」とも揶揄され、生き残っている唯一の長兄・保昌は道長四天王の一人となっているあり様。針の筵のような暮らしの中で、確かに自分たちは咎人の血族だ。しかしだからといって、それでもなお生きていかんとする志まで虐げられていいはずがない。と、小紅は胸の裡で秘かに熱く思っていた。 タイトルが印象深くて手にした。本文にも出て来る『和漢朗詠集』の「菊花」という漢詩からとってあるタイトルだった。 「これ花の中に偏に菊を愛するにはあらず この花開けてのち更に花のなければなり」 (数ある花の内、偏狭に菊ばかりを愛するというのではない。この菊花が咲き終われば、もはや全く花が無いからなのだ。それだけに愛おしい)。今でこそ冬を彩る花々は菊以外にもたくさんあるが、あの頃は菊がその年の最後に咲く花だったのだろう。一年の終わりに、美しく艶やかに咲く菊を特に愛でるのは、その咲きぶりに、人生の最期と一瞬のかけがえのなさを感じさせるからというものだった。この意味深な漢詩は、亡き保輔がある女性に送ったものだった。ある女性とは? 思いがけない女性だった! またしても澤田さんの歴史ミステリーロマンにやられてしまった。それはさて置き、小紅こそが後になりいっそう咲いた花だろうと思った。これからも、『のち更に咲く』は、私の中で好きなフレーズとなるだろう。 個人的には菊を好きではないので、仏前に良く菊が添えられているのは、長持ちする花だからと疑わなかったのだが、もしかすると昔からの言い伝えもあるのかもしれない。 自分の無知と無粋さに苦笑い。
18投稿日: 2024.05.08
powered by ブクログスリルある平安ミステリー小説。 「真と嘘」は明確にされていくのでモヤモヤはなくスッキリ読み終えました。 優しく切なくも美しい終幕♡ 本帯の言うよう「艶やかに魅せる澤田絵巻」 全くそのものでした。 高雄の守りたかった御位子。小紅、忠信、保昌がいるからきっと大丈夫!と私は思っている。
1投稿日: 2024.04.15
powered by ブクログ道長邱で働く女房、父も兄も犯罪者で既に死んでいる。しかし盗賊の親分は死んだはずの兄だと噂が流れる。 すごく面白かった。道長を含む貴族たちの権謀術数と道長を嫌う人達の憎悪を中心に描くミステリー
1投稿日: 2024.04.12
powered by ブクログ平安時代、権力の頂点に登り詰めていく藤原道長の陰で、失意の涙に沈んだ人たちはどう生きたか。 歴史上の人物に大胆な配役が与えられている。 盗賊として捕えられ獄死した、藤原保輔(ふじわらのやすすけ)だが、彼を忘れえぬ人々の想いは密かに咲き続ける。それは、あだ花なのだろうか。 冷や飯食いの藤原たち、高貴な女性の秘めたる恋・・・ アクションありミステリありで、読み進むにつれて引き込まれる。 御以子のその後が気になります。 のち更に続く、ということはないのでしょうか。
8投稿日: 2024.04.09
powered by ブクログ今年の大河ドラマ「光る君へ」を観ている。 その影響を受けて手に取った、この作品だった。 ドラマのおかげで、時代背景など頭にあり楽しく読めた。 いや、面白すぎて時代小説にはまりそうだ。 後半に向かって、物語が盛り上がるのは当たり前だが、それがたまらなく心地よい。 ″人はどんな淵からでも這い上がることができるのだ″(P.317)、というフレーズには心打たれ、最後に冒頭の″この花開けてのち更に花のなければなり″の意味がわかると、生きていくことの何かを感じる手立てがわかった。 美しい情景描写とともに、平安時代から続く空気を吸い込みたくなる、そんな作品だった。
4投稿日: 2024.03.27
powered by ブクログ平安の藤原一族が栄華を極める時代の影に光をあて、同時代に生きた実際の人物を元に作者の創作が加わり、奇想天外な想定にハラハラドキドキ。 寝ても覚めても続きが気になった小説でした。 藤原保輔という貴族の生まれでありながら、呪われた六条の家系に翻弄され、盗賊になった小兄の生き様を知るべく、妹の小紅。忌まわしい家族を持ったことの後ろめたさを抱えながらも亡き兄の事を調べていくにつれ、強くなっていく様も見事。知的な女性像に好感が持てました。 どの登場人物も個性際立っていて、読んでいて楽しい小説でした。直木賞受賞作は、これから読破します。
2投稿日: 2024.03.22
powered by ブクログこの本を読んだ後に「藤原道長」「藤原保昌」「藤原保輔」「藤原彰子」「和泉式部」あたりを調べる(Wikipediaでもいい)と2度おいしい。 史実(と、されている)部分と、この本のストーリーとの差だったり、もしくはこの物語の後日談部分が若干補完される、かもしれない。
3投稿日: 2024.03.05
powered by ブクログ藤原保輔盗賊だった話を題材にした物語でした。本当なんですかね…?まあ、いつの時代もグレる奴っていたのでしょうが。和泉式部は色ボケおばさんみたいだし。 主人公らが盗賊の一味に同情的なのですが、わたしは全然共感できませんでした。いくら恨みがあるからって、盗みをはたらいていいわけじゃなかろ?人を殺めたりもしたろ?なので星3つ。気持ちの良い終わり方ではなかった。
0投稿日: 2024.02.18
