最終巻で事件の謎やそれぞれの人物の素性が次々と明らかになっていき、状況も二転三転、ずっと湿度の高い昏いストーリーだったのが最後にヒロイックな展開を見せるのは意外でもあり、見事でした。そして、その結末もかなりレアなもの。所属やキャラ造形的に一番ヤバそうな人物がまさか一番真っ当な精神性だったとは……狼の群れに騎士が……。 いや、面白い作品でした。