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powered by ブクログ三益屋というお店がつぶれ、おばあさまと佐菜は2人で長屋に住んでいる。おばあさまは手習所を始めたが、すでに近くの手習所があって生徒は集まらない。佐菜は近くの煮売り屋で働いている。その店はおかねさんが、正吉を育てながらやっている店だ。佐菜には料理の心得があり、たまに料理を任せてもらえる。売り切れると嬉しい。やがて家に出張して料理を作る、おでかけ料理人をやるようになる。
4投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ日本橋の老舗で、何不自由なく育った娘 佐菜。 父の死去により、店を売り渡し、祖母と一緒に 長屋暮らしに。 料理好きなので、神田の煮売り屋で、働くことになるのだが、内気が、玉に傷! 5話からなるのだが、読みやすくすいすいと読めてしまう。 一話は、「白和え」 二話は、「七色飯」 三話は、「蛸飯」 四話は、「鱚のすし」 五話は、「鮎の味噌焼き」 どれも、家庭料理。 京風に言えば、「おばんざい」 料理で、人との付き合いが、重なり料理の腕も買われ、出張料理人に…… 知恵者で、物知りの祖母のアドバイスが、孫娘の料理を より素敵にさせている。 四話で、お食い初めの料理に、鯛の尾頭付きを…… 「鯛が何故鯛なのか?」と祖母が問う所。 そぼろに、汁物に…鯛の風格を失わないように、鯛の鯛があるから…… そう、鯛の頭近くに、小さい鯛の形の骨がある。 釣り好きの主人から、教わった。 大きな石鯛を吊り上げて来た時、家族で、その「鯛の鯛」を探して皆と、笑いあった事を 思い出した。 しかし、186頁で、佐菜が 鯛が特別なのを専太郎に説明する時、「鯛は美味しくて立派で、魚の王様なんです。」と、…… この時代で、「王様」と言う言葉を使うだろうか?と…… さらっと、読んでしまえば良いのかもしれないけど。 最後の 鮎の味噌焼き。 私は、塩を振った焼き鮎が、好きである。 最後に五穀ご飯に がんもどきの煮物…… 専太郎さんも、その内、佐菜さんの作る料理のレパートリーが 増え、魚や緑黄色野菜も食する事になるだろう。 そんな続編が、読みたい私である。
0投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ内気な少女のこれからの成長が楽しみ。料理も素朴な美味しさが良かった。料理に真摯に向き合っている真面目さが、周りに評価されながら助けられていく気持ちの良い読後感に次回を期待させる。シリーズ化しているようなので、続きを読みたい。
0投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログ三益屋と言う大店で何不自由なく育った佐葉だったが、今は祖母と暮らし。出張料理人の仕事始めた。少しずつ成長していく姿を見て、祖母は目を細める。時々料理に対してのアドバイスする。仕事の依頼も多くなり、自分の看板を上げる佐葉に成る。
0投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログ何かで紹介されてたので読んでみた。江戸の料理もの。初回なので、人物紹介的な話が続く。次も読んでみよう
0投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログ佐菜が少しずつ成長していく姿は、楽しみ。大店のお嬢様として何不自由なく暮らしてきた佐菜が、父の死を機にお店が人手に渡り、おばあさまとともに長屋暮らしに。煮売り屋を手伝いながら、いろいろなことを学んで成長していく物語。 人の幸せとは何かを考えさせられる。
0投稿日: 2024.09.10
powered by ブクログ三益屋という大店の娘として生まれて何不自由なく育ってきた人見知りで内気な佐菜だったが父の死を境に生活が一変する。 自分の境遇を嘆くのではなく受け入れ自分の出来る事で運命を切り開いていこうする素直な佐菜が頼りなくも好ましい。 周りの助けも温かい。 中島久枝さんは丸九シリーズも牡丹堂シリーズも好きだがまた1つ楽しみが増えた。
6投稿日: 2024.05.08
powered by ブクログ白和え は我が家の味/春日局の 七色飯/ 江戸か明石か 蛸飯 対決/お食い初めの 鱚のすし/ 昔の夢追う 鮎の味噌焼き とっても内気な佐菜はおばあさまと二人暮らし。下町のおじさんおばさんに囲まれて少しずつ気持ちが開いていく。 無理はしないでぼちぼちがんばろうね
1投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログ三益屋が倒産して、祖母との暮らしが厳しくなり、周りの助けを得て、佐菜は、出張料理人の仕事を始める。 下町のおせっかいと情の厚さが佐菜を後押しする。 温かく優しい。
1投稿日: 2024.03.17
powered by ブクログ日本橋の老舗に守られていた佐菜は、神田の煮売り屋で 働きだしたものの、客と満足に口もきけずにいた。 そんなある日、「家に来て白和えを作って欲しい」と いう依頼が…。ほっこり美味しい描き下ろし時代小説。
2投稿日: 2024.02.13
powered by ブクログ【呼ばれたお家でお料理!美味しい新シリーズ】教養ある老舗の隠居のおばあさまと、料理好きだが内気な孫娘。誰にも頼れない二人が、人情と料理と度胸で世の荒波を生きていく!
0投稿日: 2024.01.11
